
Mリーグ2020レギュラーシーズンは78日目。
今年も8チームが優勝を目指して、心・技・体を競います。
前回はコナミ麻雀格闘倶楽部が1日2勝を達成して勝利。
佐々木寿人選手が親の三倍満など高打点のアガリを量産してトップを獲得。
個人1日2連勝、半荘最高得点記録と寿人選手の独壇場の1日となりました。
それでは、今回の結果です。
Mリーグ結果 78日目(2月19日)
Mリーグ2020レギュラーシーズン、今回の対戦は次の4チームです。
チーム名 | チームpt | 順位 |
---|---|---|
チーム雷電 | +76.3 | 2位 |
EX風林火山 | ▲9.6 | 4位 |
セガサミーフェニックス | ▲199.4 | 7位 |
ユーネクストパイレーツ | ▲259.9 | 8位 |
そして実況・解説はこちらのおふたり。
「なんでドラこっち3つあるのに、そっち4つあるねん」の渋川難波プロが解説です。
実況 : 松嶋桃
解説 : 渋川難波
(青字は”カドカワサクラナイツ推し”の私の感想です)
第1試合 東場
東場は、4選手がそれぞれ1回ずつアガリ、互いに譲らない展開。
持ち点も4選手が原点前後の横並びのまま南場へ突入します。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | フェニ | パイレ | 風林火 | 雷電 |
- | 選手名 | 近藤 誠一 | 朝倉 康心 | 滝沢 和典 | 萩原 聖人 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ツモ 供託 リーチ | ▲4000 | ▲2000 ▲1000 | ▲2000 | 8000 2000 ▲1000 |
東2 | ツモ 供託 リーチ | ▲2000 | ▲4000 | 8000 1000 ▲1000 | ▲2000 |
東3 | ロン 供託 リーチ | 8000 1000 ▲1000 | ▲8000 | ||
東4 | ロン 供託 リーチ | 5200 1000 ▲1000 | ▲5200 | ||
南入 | 持ち点 | 24200 | 26000 | 23000 | 26800 |
- | 選手名 | 近藤 誠一 | 朝倉 康心 | 滝沢 和典 | 萩原 聖人 |
【東1局】
ユーネクストパイレーツの朝倉康心選手が6巡目にテンパイ、ダマテンで変化をみる。
同巡にチーム雷電の萩原聖人選手が先制リーチを打つ。
すぐに朝倉選手が好形変化をみて追っかけリーチにいく。
さらにEX風林火山の滝沢和典選手がふたつ鳴いてテンパイ追いつく。
この勝負は萩原選手に軍配、2000・4000のツモアガリで好スタートをきる。
(萩原選手、3軒テンパイを制したのは復調&復活の証になるか)
【東2局】
滝沢選手が7巡目に満貫確定の先制リーチを打つ。
結果は滝沢選手がツモアガリ、2000・4000でこちらも好スタート。
(滝沢選手、このアガリからチーム浮上のきっかけをつかめるか)
【東3局】
萩原選手が中盤にチートイツのテンパイ、ダマテンで様子を見る。
そこにユーネクストパイレーツの朝倉康心選手がリーチにいく。
結果は滝沢選手がリーチ宣言牌で放銃、朝倉選手が満貫のアガリでトップ争いに参戦。
(滝沢選手、打点を落とせば放銃回避もあったが、強気の放銃もやむなし)
【東4局】
セガサミーフェニックスの近藤誠一選手が中盤に先手をとってリーチにいく。
この手にまっすぐ押した萩原選手が放銃、近藤選手が5200のアガリで4選手が横並びに。
(近藤選手、他の3選手に負けずにアガって存在感をみせる)
第1試合 南場
南場は、滝沢選手が満貫、親の跳満と連続できめて大きくリードを広げる。
終盤戦は2着3着争いが激しさを増していきます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | フェニ | パイレ | 風林火 | 雷電 |
- | 選手名 | 近藤 誠一 | 朝倉 康心 | 滝沢 和典 | 萩原 聖人 |
- | 持ち点 | 24200 | 26000 | 23000 | 26800 |
南1 | ツモ | ▲2600 | 5200 | ▲1300 | ▲1300 |
南2 | ツモ 供託 リーチ | ▲2000 | ▲4000 | 8000 1000 ▲1000 | ▲2000 |
南3 | ロン 供託 リーチ | ▲18000 ▲1000 | 18000 2000 | ▲1000 | |
南3-1 | ロン 本場 | 5200 300 | ▲5200 ▲300 | ||
南4 | ロン 供託 リーチ | 5200 1000 ▲1000 | ▲5200 | ||
終了 | 持ち点 | 25100 | 13400 | 49700 | 11800 |
- | 選手名 | 近藤 誠一 | 朝倉 康心 | 滝沢 和典 | 萩原 聖人 |
【南1局】
親の近藤選手が3つ鳴いて7巡目に先制テンパイ。そこに朝倉選手がひとつ鳴いてテンパイ追いつく。
結果は朝倉選手がひょっこりとツモアガリ、1300・2600でひとり持ち点を3万点台にのせる。
(朝倉選手、受け気味からのツモアガリ。点パネも嬉しい)
【南2局】
親の朝倉選手が中盤にポンしてテンパイ。そこに終盤、滝沢選手がリーチを打つ。
すぐに滝沢選手がツモアガリ、2000・4000で微差ながらトップにたつ。
(滝沢選手、テンパイまでが長かったが、リーチからアガリまではすぐだった)
【南3局】
2着目の朝倉選手が4巡目の早い先制リーチ。そこに6巡目、萩原選手が追っかけリーチにいく。
さらに中盤に滝沢選手がテンパイして静かに無スジのドラを切リ出すダマテンに。
この勝負は朝倉選手が放銃、滝沢選手が跳満のアガリで一気に独走体制に。
(朝倉選手、字牌シャンポンの4巡目リーチから親に追いつかれ跳満放銃は致し方なし)
【南3局1本場】
萩原選手が7巡目にフリテンのテンパイ、ダマテンで様子をみる。
同巡に近藤選手もテンパイ、ダマテンで静かに狙う。
ほどなく萩原選手が放銃、近藤選手が5200のアガリで2着逆転してオーラスへ。
(近藤選手、守りを固めて少ないチャンスをアガって2着。シブい!)
【南4局】
ラス目の朝倉選手が中盤に3着逆転を狙ってリーチを打つ。
終盤に勝負にいった親の萩原選手が放銃、朝倉選手が5200のアガリで3着逆転。
(萩原選手、オーラス親の3着目は連荘もみて勝負の放銃はやむなし。東3局の逆パターン)
第1試合 結果
第1試合は、親の跳満など高打点をきめた滝沢選手がトップ獲得。
オーラスの逆転の直撃をきめた朝倉選手が3着にはいっています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | EX風林火山 | 滝沢和典 | +69.7 | +60.1 |
2着 | セガサミー フェニックス | 近藤誠一 | +5.1 | ▲194.3 |
3着 | ユーネクスト パイレーツ | 朝倉康心 | ▲26.6 | ▲286.5 |
4着 | チーム雷電 | 萩原聖人 | ▲48.2 | +28.1 |
第2試合 東場
東場は、セガサミーフェニックスの魚谷侑未選手が開始直後に満貫をきめる。
それをEX風林火山の滝沢和典選手が連続アガリでかわしてトップにたちます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | 風林火 | 雷電 | パイレ | フェニ |
- | 選手名 | 滝沢 和典 | 黒沢 咲 | 小林 剛 | 魚谷 侑未 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ロン 供託 リーチ | ▲8000 | ▲1000 | 8000 1000 | |
東2 | ロン | 8000 | ▲8000 | ||
東3 | ツモ 供託 リーチ | 5200 1000 ▲1000 | ▲1300 | ▲2600 | ▲1300 |
東4 | ロン | 3900 | ▲3900 | ||
南入 | 持ち点 | 38200 | 11600 | 17500 | 32700 |
- | 選手名 | 滝沢 和典 | 黒沢 咲 | 小林 剛 | 魚谷 侑未 |
【東1局】
ユーネクストパイレーツの小林剛選手が中盤に先制リーチを打つ。
そこにセガサミーフェニックスの魚谷侑未選手がふたつ鳴いて満貫テンパイで追いつく。
結果は押したチーム雷電の黒沢咲選手が放銃。魚谷選手が満貫のアガリでスタートダッシュ。
(黒沢選手がドラ3の手で押したが、魚谷選手がドラ1赤3を持っているハードラック)
【東2局】
小林選手がふたつ鳴いて中盤に先手のテンパイ。
そこに終盤、EX風林火山の滝沢和典選手がテンパイしてダマテン。
結果は安牌がない黒沢選手が河底で放銃、滝沢選手が河底ドラ3で満貫のアガリ。
(黒沢選手、前巡にとおったドラで、役なし河底に放銃は厳しい展開)
【東3局】
滝沢選手が中盤に先手をとってリーチ。そこに終盤、小林選手がテンパイしてダマテン。
この勝負は滝沢選手がツモアガリ、1300・2600でトップになって2連勝を目指す。
(滝沢選手、第1試合に続いていい形の手が入る展開)
【東4局】
黒沢選手がふたつ鳴いて中盤にテンパイ。
他の選手が警戒する中、押していった小林選手が放銃、黒沢選手が3900のアガリで南場へ。
(黒沢選手のふたつ鳴いて3900のアガリはレア度高め。Mリーグではなかなか見られない)
第2試合 南場
南場は、小林選手が親の満貫をきめてトップ争いに参戦。
そこに魚谷選手が跳満ツモをきめて立ちはだかってオーラスにむかいます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | 風林火 | 雷電 | パイレ | フェニ |
- | 選手名 | 滝沢 和典 | 黒沢 咲 | 小林 剛 | 魚谷 侑未 |
- | 持ち点 | 38200 | 11600 | 17500 | 32700 |
南1 | ロン 供託 リーチ | 5200 1000 ▲1000 | ▲5200 | ||
南2 | 流局 | 1000 | ▲3000 | 1000 | 1000 |
南3-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲4000 ▲100 | ▲4000 ▲100 | 12000 300 1000 ▲1000 | ▲4000 ▲100 |
南3-2 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲3000 ▲200 | ▲3000 ▲200 | ▲6000 ▲200 | 12000 600 1000 ▲1000 |
南4 | ロン 供託 リーチ | ▲8000 ▲1000 | 8000 2000 ▲1000 | ||
終了 | 持ち点 | 22900 | 6500 | 33600 | 37000 |
- | 選手名 | 滝沢 和典 | 黒沢 咲 | 小林 剛 | 魚谷 侑未 |
【南1局】
黒沢選手が5巡目に役なしドラなしの先制リーチ。
安牌に悩んだ魚谷選手が一発で放銃、黒沢選手が5200のアガリで失点回復して3着目前。
(黒沢選手、一発と裏1枚で5200の嬉しいアガリに)
【南2局】
滝沢選手が中盤に先制テンパイ、トップ目のゆとりでダマテンに。
そこに終盤、魚谷選手がひとつ鳴いてからテンパイ。さらに小林選手がテンパイ追いつく。
結果はアガリが出ず流局、3人テンパイで親流れ。
(黒沢選手、ラス目で親流れは厳しいが放銃回避には成功した)
【南3局1本場】
親の小林選手が中盤に3面まちの先制リーチを打つ。
そこに滝沢選手が3面まちでテンパイ、無スジをそっと切ってダマテン。
この勝負は小林選手に軍配、4000オールのツモアガリで2着浮上してさらに連荘。
(小林選手、高めドラツモと裏1枚の「嬉しい偶然」で4000オールに)
【南3局2本場】
3着目の魚谷選手が中盤に先手のリーチを打つ。そこに小林選手がふたつ鳴いてテンパイ。
すぐに魚谷選手がツモアガリ、3000・6000でひとまくりして一気にトップ目に。
(魚谷選手、ここでチャンス手をツモアガリできたのは大きい)
【南4局】
親の魚谷選手が中盤にテンパイ、トップ目なのでダマテンで様子をみる。
そこに3着目の小林選手がトップ逆転にツモ裏条件のリーチを打つ。
すぐに2着目の滝沢選手が逆転狙いの追っかけリーチにいく。
この勝負は滝沢選手が放銃、小林選手が満貫のアガリで2着逆転まで。
このアガリで魚谷選手が逃げ切ってトップ獲得をきめる。
(3選手にトップ獲得がみえる、激アツの一局。魚谷選手の放銃回避が効いた)
第2試合 結果
第2試合は、南場で跳満ツモから逃げ切った魚谷選手がトップ獲得。
オーラスのトップ争いでロンアガリの小林選手が2着に入っています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | セガサミー フェニックス | 魚谷侑未 | +57.0 | ▲137.3 |
2着 | ユーネクスト パイレーツ | 小林剛 | +13.6 | ▲272.9 |
3着 | EX風林火山 | 滝沢和典 | ▲17.1 | +43.0 |
4着 | チーム雷電 | 黒沢咲 | ▲53.5 | ▲25.4 |
Mリーグ成績 78日目(2月19日)
今回の試合後のチーム成績です。
順位 | チーム名 | チームpt | 前回比 | 試合数 |
---|---|---|---|---|
1位 | 渋谷アベマズ | +557.4 | - | 78 |
2位 | カドカワ サクラナイツ | +54.1 | - | 78 |
3位 | EX風林火山 | +43.0 | +52.6 | 78 |
4位 | チーム雷電 | ▲25.4 | ▲101.7 | 78 |
5位 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | ▲39.2 | - | 78 |
6位 | セガサミー フェニックス | ▲137.3 | +62.1 | 78 |
7位 | 赤坂ドリブンズ | ▲179.7 | - | 78 |
8位 | ユーネクスト パイレーツ | ▲272.9 | ▲13.0 | 78 |
本日はセガサミーフェニックスが勝利。
魚谷侑未選手がオーラスの激戦を紙一重でかわして逃げ切り、トップを獲得しました。
次回も熱戦が期待されます。楽しみですね。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。