Mリーグ2020レギュラーシーズンは77日目。
今年も8チームが優勝を目指して、心・技・体を競います。
前回はユーネクストパイレーツが勝利。
石橋伸洋選手が苦しい展開から終盤のワンチャンスをものにしてトップを獲得しました。
それでは、今回の結果です。
Mリーグ結果 77日目(2月18日) 佐々木寿人選手が親の三倍満で半荘最高得点を達成
Mリーグ2020レギュラーシーズン、今回の対戦は次の4チームです。
チーム名 | チームpt | 順位 |
---|---|---|
渋谷アベマズ | +620.9 | 1位 |
カドカワサクラナイツ | +83.8 | 2位 |
赤坂ドリブンズ | ▲103.7 | 5位 |
コナミ麻雀格闘倶楽部 | ▲208.4 | 7位 |
そして実況・解説はこちらのおふたり。
EX風林火山の滝沢和典選手がプレイヤーズ解説です。
実況 : 日吉辰哉
解説 : 滝沢和典
(青字は”カドカワサクラナイツ推し”の私の感想です)
第1試合 東場
東場は、カドカワサクラナイツの内川幸太郎選手が跳満をきめて先行。
そこにコナミ麻雀格闘倶楽部の佐々木寿人選手も跳満をアガって2選手が抜けた展開に。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | サクラ | アベマ | ドリブ | 麻雀格 |
- | 選手名 | 内川 幸太郎 | 白鳥 翔 | 丸山 奏子 | 佐々木 寿人 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ロン 供託 リーチ | ▲2600 | 2600 1000 ▲1000 | ||
東2 | ロン 供託 リーチ | 12000 1000 ▲1000 | ▲12000 | ||
東3 | ツモ 供託 リーチ | ▲3000 | ▲3000 | ▲6000 | 12000 1000 ▲1000 |
東4 | ロン | 1000 | ▲1000 | ||
南入 | 持ち点 | 35000 | 6400 | 19000 | 39600 |
- | 選手名 | 内川 幸太郎 | 白鳥 翔 | 丸山 奏子 | 佐々木 寿人 |
【東1局】
コナミ麻雀格闘倶楽部の佐々木寿人選手が中盤に先制リーチを打つ。
そこに渋谷アベマズの白鳥翔選手が鳴いてテンパイして放銃。
寿人選手が2600のアガリで打点的には穏やかなスタートに。
(寿人選手らしい、まっすぐテンパイに向かっていっての即リーチ)
【東2局】
カドカワサクラナイツの内川幸太郎が1巡目にダブルリーチのテンパイをダマテン。
そこから3巡目、内川選手が好形変化をみてリーチにいく。
結果はまっすぐ押した親の白鳥選手が放銃、内川選手が跳満のアガリで大きく先行。
(内川選手、超好配牌から好形変化、さらに裏ドラ2枚の嬉しすぎるアガリ)
【東3局】
寿人選手が6巡目に先手をとって満貫からのリーチ。
そして終盤、内川選手がテンパイ追いつく、ダマテンで様子見。
結果は寿人選手がスパッとツモアガリ、3000・6000で内川選手をかわしてトップに。
(寿人選手も好配牌から順調に高打点をきめてきた)
【東4局】
内川選手が7巡目にポンしてテンパイ。
すぐに白鳥選手が放銃、内川選手が1000のアガリで親を流して南場へ。
(内川選手、ここは見切りをつけてかわし手にいった。試合の進行が速い速い)
第1試合 南場
南場は、軽いアガリで局消化が進み、先行した2選手が有利な展開に。
終盤戦はオーラスの丸山選手の勝負手に注目が集まります。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | サクラ | アベマ | ドリブ | 麻雀格 |
- | 選手名 | 内川 幸太郎 | 白鳥 翔 | 丸山 奏子 | 佐々木 寿人 |
- | 持ち点 | 35000 | 6400 | 19000 | 39600 |
南1 | ロン 供託 リーチ | ▲2600 | 2600 1000 ▲1000 | ||
南2 | 流局 リーチ | ▲1000 | 3000 ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 |
南2-1 | ロン 本場 供託 リーチ | 3900 300 2000 ▲1000 | ▲3900 ▲300 | ||
南3 | ツモ 供託 リーチ | ▲700 | ▲700 ▲1000 | 2100 1000 | ▲700 |
南3-1 | ロン 本場 | ▲1000 ▲300 | 1000 300 | ||
南4 | ツモ 供託 リーチ | ▲2000 | ▲2000 | 8000 1000 ▲1000 | ▲4000 |
終了 | 持ち点 | 33900 | ▲800 | 31700 | 35200 |
- | 選手名 | 内川 幸太郎 | 白鳥 翔 | 丸山 奏子 | 佐々木 寿人 |
【南1局】
赤坂ドリブンズの丸山奏子選手が6巡目に先制リーチを打つ。
ほどなく親の内川選手が放銃、丸山選手が2600のアガリで弾みをつける。
(丸山選手、ここまで出番がなかったのでまずはひとアガリで親番の準備)
【南2局1本場】
流局をはさんで親の連荘の南2局1本場。
内川選手が2巡目に早い早い先制リーチ。
終盤になってテンパイした親の白鳥選手が放銃、内川選手が3900のアガリでトップにせまる。
(内川選手、2巡目でメンピンのみのリーチは嬉しくもあり、押し返しが怖くもある)
【南3局】
ラス目の白鳥選手が中盤に先手をリーチを打つ。
そこに終盤、親の丸山選手がテンパイ、役なし愚形まちをダマテンで守備をみる。
すぐに丸山選手がツモアガリ、700オールで親の連荘に望みをつなぐ。
(丸山選手、リーチをかわして親の連荘は何より嬉しい)
【南3局1本場】
寿人選手が中盤にふたつ鳴いて先制テンパイ。
ほどなくラス目の白鳥選手が放銃、寿人選手が1000のアガリでトップのままオーラスへ。
(寿人選手が機敏にしかけてトップのままオーラスの親番にもっていった)
【南4局】
3着目の丸山選手が7巡目にツモ裏ドラ条件の逆転リーチにいく。
他3選手は手が伸びず、受けにまわる。
終盤に丸山選手がツモアガリ、裏ドラのらずの2000・4000で3着キープで試合終了。
この結果、寿人選手がトップ獲得をきめる。
(丸山選手、デビュー戦の逆転劇を思わせるアガリも、裏ドラなしであと一歩及ばず)
第1試合 結果
第1試合は、跳満ツモの得失点差が効いた寿人選手がトップ獲得。
同じく跳満ながら、ロンアガリだった内川選手が2着にはいっています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | 佐々木寿人 | +55.2 | ▲153.2 |
2着 | カドカワ サクラナイツ | 内川幸太郎 | +13.9 | +97.7 |
3着 | 赤坂ドリブンズ | 白鳥翔 | ▲8.3 | ▲112.0 |
4着 | 渋谷アベマズ | 丸山奏子 | ▲60.8 | +560.1 |
第2試合 東場
東場は、コナミ麻雀格闘倶楽部の佐々木寿人選手が親番で異次元な麻雀を展開。
超高打点を連発した後は、普通の打点の普通の麻雀に戻ります。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | ドリブ | 麻雀格 | アベマ | サクラ |
- | 選手名 | 園田 賢 | 佐々木 寿人 | 多井 隆晴 | 堀 慎吾 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ツモ 供託 リーチ | ▲4000 | ▲2000 | 8000 1000 ▲1000 | ▲2000 |
東2 | ツモ 供託 リーチ | ▲12000 | 36000 1000 ▲1000 | ▲12000 | ▲12000 |
東2-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲6000 ▲100 | 18000 300 1000 ▲1000 | ▲6000 ▲100 | ▲6000 ▲100 |
東2-2 | ツモ 本場 | ▲3200 ▲200 | 9600 600 | ▲3200 ▲200 | ▲3200 ▲200 |
東2-3 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲4000 ▲300 | 12000 900 1000 ▲1000 | ▲4000 ▲300 | ▲4000 ▲300 |
東2-4 | ツモ 本場 | ▲1000 ▲400 | ▲2000 ▲400 | 4000 1200 | ▲1000 ▲400 |
東3 | ロン 供託 リーチ | ▲3900 | 3900 1000 ▲1000 | ||
東3-1 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲2600 ▲300 | 2600 300 2000 ▲1000 | ||
東4 | ロン 供託 リーチ | 2000 1000 | ▲2000 ▲1000 | ||
南入 | 持ち点 | ▲7100 | 91100 | 16300 | ▲300 |
- | 選手名 | 園田 賢 | 佐々木 寿人 | 多井 隆晴 | 堀 慎吾 |
【東1局】
渋谷アベマズの多井隆晴選手が7巡目に先制リーチ。
これをすぐにツモアガリ、2000・4000でスタートダッシュをきめる。
(多井選手、メンピンのきれいな手できれいなすべり出しをみせた)
【東2局】
コナミ麻雀格闘倶楽部の佐々木寿人が6巡目に親の跳満確定からリーチを打っていく。
この手を寿人選手が暗槓してリンシャンツモ、さらに新ドラものり12000オールのアガリに。
(寿人選手がものすごいリーチからものすごい新ドラのせて13飜のアガリ。もちろん新記録)
【東2局1本場】
親の寿人選手が7巡目にチートイツのテンパイ、ダマテンから次巡リーチにいく。
これを終盤にツモアガリ、裏ドラ2枚の6000オールでさらにリードを広げていく。
(寿人選手が2局続けて破天荒なアガリで点棒をかき集めていく。おそろしい)
【東2局2本場】
親の寿人選手がひとつ鳴いて中盤にテンパイ。
そこに終盤、堀選手がテンパイ追いつく。
しかし寿人選手がツモアガリ、3200オールで持ち点十万点がそろそろ見えてくる。
(寿人選手が止まらない、サクラナイツファンとしては見ているのもしんどい)
【東2局3本場】
親の寿人選手が終盤に先制リーチ。
これを一発でツモアガリ、4000オールで持ち点が100400点に。
(寿人選手、4局連続ツモアガリで合計25200オール。75000点以上かき集めた)
【東2局4本場】
多井選手がふたつ鳴いて6巡目にテンパイ。そこに親の寿人選手が鳴いてテンパイ。
ここは多井選手がツモアガリ、1000・2000で寿人選手の親をようやく流す。
(もうここまでで、ひと試合分の疲労感)
【東3局】
親の多井選手が5巡目に先制リーチを打つ。
結果は押していった寿人選手が放銃、多井選手が3900のアガリで親の連荘。
(親のアガリでもこれが普通のアガリ。36000とか18000がポンポン出るのほうが珍事)
【東3局1本場】
カドカワサクラナイツの堀慎吾選手がこの試合の第一声となるリーチ。
さらに赤坂ドリブンズの園田賢選手も第一声となるリーチにいく。
このめくり合いは園田選手が放銃、堀選手が2600のアガリで親番をむかえる。
(堀選手、ようやくひとアガリ。ちょっとだけ一息つく)
【東4局】
寿人選手が中盤に先手をとってリーチ。そこに園田選手がチーしてテンパイ。
この勝負は寿人選手が放銃、園田選手が2000のアガリで南場へ。
(園田選手もこの試合の初アガリ。でも打点は控えめ)
第2試合 南場
南場は、東場までがウソのように低打点のアガリと流局で進んでいく。
さいごは寿人選手の半荘最高得点の達成に注目が集まります。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | ドリブ | 麻雀格 | アベマ | サクラ |
- | 選手名 | 園田 賢 | 佐々木 寿人 | 多井 隆晴 | 堀 慎吾 |
- | 持ち点 | ▲7100 | 91100 | 16300 | ▲300 |
南1 | ロン | 1300 | ▲1300 | ||
南2 | 流局 リーチ | ▲1000 | ▲1000 | 3000 ▲1000 | ▲1000 |
南3-1 | 流局 | 3000 | ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 |
南4-2 | ロン 本場 供託 | ▲2000 ▲600 | 2000 600 1000 | ||
終了 | 持ち点 | ▲7700 | 94000 | 17300 | ▲3600 |
- | 選手名 | 園田 賢 | 佐々木 寿人 | 多井 隆晴 | 堀 慎吾 |
【南1局】
寿人選手が中盤に先制テンパイ、ダマテンで様子見。そこに多井選手がテンパイしてダマテン。
結果は堀選手がリーチ宣言牌で放銃、寿人選手が1300のアガリで園田選手の親を流す。
(寿人選手、ここはリーチ棒を投げず、確実にアガリにいく)
【南2局】
多井選手が7巡目に先制リーチを打つ。
他3選手は手が入らず、そのまま流局して多井選手のひとりテンパイで親流れ。
(南場に入って、アガリの打点、頻度が急降下した)
【南3局】
園田選手が終盤にチーして先手のテンパイ。
そのままアガリが出ず流局、園田選手のひとりテンパイで親流れ。
(さらにアガリの打点、頻度が急降下。東場の異次元っぷりはどこにいったのか)
【南4局】
寿人選手がふたつ鳴いて中盤にテンパイ。
園田選手が止めるか長考して切った牌で放銃、寿人選手が2000のアガリで試合に決着。
寿人選手が94000点の半荘最高得点を達成してトップ獲得をきめる。
(震撼する佐々木寿人選手の半荘だった。堀選手はハコ下ながら3着にふみとどまった)
第2試合 結果
第2試合は、寿人選手の独壇場の試合となり、トップを獲得。
寿人選手が94000点で半荘最高得点の記録を更新しています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | 佐々木寿人 | +114.0 | ▲39.2 |
2着 | 渋谷アベマズ | 多井隆晴 | ▲2.7 | +557.4 |
3着 | カドカワ サクラナイツ | 堀慎吾 | ▲43.6 | +54.1 |
4着 | 赤坂ドリブンズ | 園田賢 | ▲67.7 | ▲179.7 |
Mリーグ成績 77日目(2月18日)
今回の試合後のチーム成績です。
順位 | チーム名 | チームpt | 前回比 | 試合数 |
---|---|---|---|---|
1位 | 渋谷アベマズ | +557.4 | ▲63.5 | 78 |
2位 | チーム雷電 | +76.3 | - | 76 |
3位 | カドカワ サクラナイツ | +54.1 | ▲29.7 | 78 |
4位 | EX風林火山 | ▲9.6 | - | 76 |
5位 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | ▲39.2 | +169.2 | 78 |
6位 | 赤坂ドリブンズ | ▲179.7 | ▲76.0 | 78 |
7位 | セガサミー フェニックス | ▲199.4 | - | 76 |
8位 | ユーネクスト パイレーツ | ▲259.9 | - | 76 |
本日はコナミ麻雀格闘倶楽部が1日2勝を達成して勝利。
佐々木寿人選手が個人1日2連勝を達成で寿人選手デーでした。
特に第2試合では親の三倍満を含む高打点の連発で半荘最高得点を達成しました。
次回も熱戦が期待されます。楽しみですね。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。