Mリーグ2020レギュラーシーズンは15日目。
今年も8チームが優勝を目指して、心・技・体を競います。
前回は渋谷アベマズが勝利。
日向藍子選手が攻めと守りしっかりきめて、トップを獲得しました。
それではMリーグ15日目の結果です。
Mリーグ結果 15日目(10月29日)
Mリーグ15日目、本日の対戦は次の4チームです。
チーム名 | チームpt | 順位 |
---|---|---|
EX風林火山 | +133.9 | 2位 |
カドカワサクラナイツ | ▲9.0 | 4位 |
セガサミーフェニックス | ▲35.4 | 5位 |
チーム雷電 | ▲166.3 | 8位 |
そして実況・解説はこちらのおふたり。
安定の実況と安定の解説のおふたりで、わかりやすく説明してくれること、間違いなしです。
実況 : 小林未沙
解説 : 土田浩翔
(青字は”カドカワサクラナイツ推し”の私の感想です)
第1試合 東場
東場は、低打点のアガリが多く、穏やかな展開。
カドカワサクラナイツの岡田選手がアガリの手数で先行します。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | サクラ | フェニ | 雷電 | 風林火 |
- | 選手名 | 岡田 紗佳 | 近藤 誠一 | 瀬戸熊 直樹 | 勝又 健志 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ロン 供託 リーチ | 5800 2000 ▲1000 | ▲5800 ▲1000 | ||
東1-1 | ロン 本場 | ▲1300 ▲300 | 1300 300 | ||
東2 | ツモ 供託 リーチ | ▲500 | ▲1000 | ▲500 | 2000 1000 ▲1000 |
東3 | 流局 | 0 | 0 | 0 | 0 |
東4-1 | ロン 本場 | 3900 300 | ▲3900 ▲300 | ||
南入 | 持ち点 | 33900 | 19800 | 19300 | 27000 |
東1局、チーム雷電の瀬戸熊選手が、開戦の口火を切って先制リーチ。
そこにカドカワサクラナイツの岡田選手が追っかけリーチにいく。
この勝負は瀬戸熊選手があたり牌をつかむ、岡田選手が5800のアガリで先取点です。
(よし!岡田選手がいいスタートきったぞ)
東1局1本場、瀬戸熊選手が先手のテンパイ。好形の変化をまってダマテンに。
そこに岡田選手が放銃、瀬戸熊選手が1300のアガリでサッと流す。
(岡田選手、瀬戸熊選手の手が高くなってから放銃するよりは全然OK)
東2局、4選手が良い手配でぶつかりそうな気配。
まずはEX風林火山の勝又選手が先手をとって、役なし・ドラなしのリーチ。
他の選手にテンパイ入らないうちに、勝又選手がツモって500・1000のアガリに。
東3局、4選手それぞれの事情でテンパイが入らない。
ドラの白をつかんでまわす展開に。結果は全員ノーテンで流局。
(岡田選手、終盤にドラの白をつかんだから、ノーテンもやむなし)
東4局1本場、岡田選手がひとつポンしてテンパイ。
この手にセガサミーフェニックスの近藤選手が放銃。
岡田選手が3900のアガリ、トップで南場の親をむかえます。
(岡田選手がテンポよくアガリを重ねていい感じ)
第1試合 南場
南場は、瀬戸熊選手が親で連荘して、トップに迫る。
そしてオーラスは激しいトップ争いとなりました。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | サクラ | フェニ | 雷電 | 風林火 |
- | 選手名 | 岡田 紗佳 | 近藤 誠一 | 瀬戸熊 直樹 | 勝又 健志 |
- | 持ち点 | 33900 | 19800 | 19300 | 27000 |
南1 | 流局 | 3000 | ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 |
南1-1 | 流局 | 1500 ▲1000 | ▲1500 | ▲1500 | 1500 |
南1-2 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲4000 ▲200 | 8000 600 2000 ▲1000 | ▲2000 ▲200 | ▲2000 ▲200 |
南2 | ロン | 1000 | ▲1000 | ||
南3 | ロン 供託 リーチ | ▲5800 | 5800 1000 ▲1000 | ||
南3-1 | ロン 本場 供託 リーチ | 12000 300 2000 ▲1000 | ▲12000 ▲300 ▲1000 | ||
南3-2 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲8000 ▲600 ▲1000 | 8000 600 2000 ▲1000 | ||
南4 | 流局 リーチ | ▲1500 | ▲1500 | 1500 | 1500 ▲1000 |
南4-1 | ロン 本場 供託 | ▲2000 ▲300 | 2000 300 1000 | ||
終了 | 持ち点 | 30400 | 10000 | 37500 | 22100 |
南1局、親の岡田選手が白をポンのしかけ、そこから先手をとってテンパイをいれる。
他3選手は手が入らず、慎重に守る打ちまわし。その結果、アガリは出ずに流局に。
(岡田選手のひとりテンパイで、親の連荘はまずまずの結果)
南1局1本場、勝又選手がひとつ鳴いて、後ヅケのテンパイ。
そこに親の岡田選手がリーチで攻めていく。
結果はどちらのアガリもでずに流局。岡田選手は親の連荘です。
(岡田選手、チャンス手でアガればトップに近づけたけど、ここは残念)
南1局2本場、近藤選手が3巡目の早さで先制リーチ。
他の選手が攻めてこれない間に、巡目はかかったけどツモアガリ。
満貫のアガリで2着に浮上します。
(岡田選手、親かぶりだけど、あたり牌つかんでいたから悪くはない)
南2局、トップの岡田選手がひとつ鳴いて軽快にテンパイをいれる。
これをサッとアガって、トップ争いをしている近藤選手の親を流す。
(岡田選手、手配の打点をみて、速さを優先したいいアガリ!)
南3局、親の瀬戸熊選手が6巡目の先制リーチ。
他の3選手は受けにまわる。瀬戸熊選手のアガリ牌は他の選手に流れていく。
終盤テンパイの近藤選手が1牌勝負して放銃に。瀬戸熊選手が5800のアガリで連荘します。
(瀬戸熊選手の連荘はこわいこわい)
南3局1本場、勝又選手が先制リーチ、岡田選手が鳴いてテンパイ。
さらに親の瀬戸熊選手もリーチを打って、3人のぶつかり合いに。
結果は勝又選手があたり牌をつかみ、瀬戸熊選手が満貫のアガリで2着に浮上します。
(岡田選手、鳴いて守備が薄くなったけど、横移動の決着でよかった)
南3局2本場、近藤選手が4巡目で高め跳満のチャンス手のリーチ。
そこにラス目の勝又選手が追っかけリーチを打つ。
近藤選手があたり牌をつかみ、勝又選手が満貫のアガリでラス脱出です。
(よし、ここも横移動。岡田選手がトップでオーラスだ)
南4局、親の勝又選手が先手をとってリーチ。ドラ2のチャンス手。
終盤、瀬戸熊選手が粘ってテンパイを入れる。
結果はふたりテンパイで流局、瀬戸熊選手がひとまずトップを逆転します。
(親リーチに勝負は厳しいから、岡田選手は次局に勝負)
南4局1本場、瀬戸熊選手がポンのしかけで、4巡目にテンパイが入る。
トップ争いの岡田選手も鳴いて追いかけ、テンパイを入れる。
この勝負は瀬戸熊選手に軍配、瀬戸熊選手が自らアガって、トップを獲得しています。
(最後は結果がついてこなかったけど、岡田選手いい勝負だった!)
第1試合 結果
第1試合は、岡田選手が細かく手数で稼いで先行。
終盤、瀬戸熊選手が逆転してトップを獲得しました。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | チーム雷電 | 瀬戸熊直樹 | +57.5 | ▲108.8 |
2着 | カドカワ サクラナイツ | 岡田紗佳 | +10.4 | +1.4 |
3着 | EX風林火山 | 勝又健志 | ▲17.9 | +116.0 |
4着 | セガサミー フェニックス | 近藤誠一 | ▲50.0 | ▲85.4 |
第2試合 東場
東場は、セガサミーフェニックスに魚谷選手が出親でロケットスタート。
それをチーム雷電の黒沢選手が追いかけます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | フェニ | 風林火 | サクラ | 雷電 |
- | 選手名 | 魚谷 侑未 | 二階堂 亜樹 | 沢崎 誠 | 黒沢 咲 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ロン 供託 リーチ | 3900 1000 ▲1000 | ▲3900 | ||
東1-1 | 流局 リーチ | 1500 | 1500 ▲1000 | ▲1500 | ▲1500 |
東1-2 | ツモ 本場 供託 リーチ | 12000 600 2000 ▲1000 | ▲4000 ▲200 | ▲4000 ▲200 | ▲4000 ▲200 |
東1-3 | ツモ 本場 | ▲4000 ▲300 | 8000 900 | ▲2000 ▲300 | ▲2000 ▲300 |
東2 | 流局 | 3000 | ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 |
東3-1 | ロン 本場 | 2600 300 | ▲2600 ▲300 | ||
東4 | ロン 供託 リーチ | ▲12000 | 12000 1000 ▲1000 | ||
東4-1 | 流局 リーチ | ▲1500 | 1500 | ▲1500 | 1500 ▲1000 |
東4-2 | ツモ 本場 | 1500 600 | ▲400 ▲200 | ▲400 ▲200 | ▲700 ▲200 |
南入 | 持ち点 | 35200 | 30100 | 13900 | 20800 |
東1局、セガサミーフェニックスの魚谷選手が親の先制リーチ。
チーム雷電の黒沢選手がホンイツの手配で攻めていく。
黒沢選手がまっすぐ押して放銃に。魚谷選手が3900のアガリで先制点をあげます。
(まずは穏やかなスタート)
東1局1本場、EX風林火山の二階堂亜樹が先制リーチ。
亜樹選手のアガリは出ないまま、最後のツモで魚谷選手がテンパイ。
ふたりテンパイの流局で、魚谷選手が連荘します。
(沢崎選手、放銃の危険もあったので流局でよかった)
東1局2本場、親の魚谷選手が先手をとってリーチ。
他の選手に手が入らず、魚谷選手がツモアガリ。
メンピンドラ1に裏1ものって、4000オールでトップに抜け出します。
東1局3本場、亜樹選手が鳴いてしかける。ツモが伸びて、ホンイツのテンパイ。
親の魚谷選手もテンパイ、チートイツドラ2をダマテンに。
亜樹選手がツモアガリ。2000・4000のアガリでトップの魚谷選手を追いかけます。
(沢崎選手、ここまで手が入らないなー)
東3局1本場、テンパイ一番のりは終盤に魚谷選手、タンヤオドラ1をダマテン。
さらにテンパイした黒沢選手のリーチ宣言牌があたり牌。魚谷選手が2600のアガリ。
カドカワサクラナイツの沢崎選手はここまで手が入らず我慢の展開。
(沢崎選手、親でも苦しいなー。南場の親に期待)
東4局、親の黒沢選手が先制リーチ、アガリ牌がヤマに7枚のチャンス。
これに魚谷選手がまっすぐ押して放銃、黒沢選手が満貫のアガリで3着浮上。
(魚谷選手、はやい巡目だったけど、押していったな)
東4局2本場、先手は魚谷選手、ピンフのみをダマテン。
これをサッとツモって、サッと流す。魚谷選手がトップで南入します。
(沢崎選手、東場はまったく手が入らず。一瞬だけチートイテンパイしたくらいか)
第2試合 南場
南場は、4選手それぞれがアガリをみせる。
東場での加点と失点が、そのまま南場の有利と不利に直結する展開に。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | フェニ | 風林火 | サクラ | 雷電 |
- | 選手名 | 魚谷 侑未 | 二階堂 亜樹 | 沢崎 誠 | 黒沢 咲 |
- | 持ち点 | 35200 | 30100 | 13900 | 20800 |
南1 | ロン 供託 リーチ | 3900 2000 ▲1000 | ▲3900 ▲1000 | ||
南1-1 | ロン 本場 供託 リーチ | 8000 300 1000 | ▲8000 ▲300 | ▲1000 | |
南2 | 流局 リーチ | 3000 ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 |
南3-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲2000 ▲100 | ▲2000 ▲100 | 6000 300 1000 ▲1000 | ▲2000 ▲100 |
南3-2 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲12000 ▲600 ▲1000 | 12000 600 2000 ▲1000 | ||
南4 | ツモ 供託 リーチ | ▲3000 | 12000 2000 | ▲3000 ▲1000 | ▲6000 ▲1000 |
終了 | 持ち点 | 37000 | 50300 | ▲5700 | 18400 |
南1局、親の魚谷選手が愚形まちながら、先手をとってリーチ。
沢崎選手がテンパイ追いつく、さらに黒沢選手が追っかけリーチを打つ。
結果は黒沢選手があたり牌をつかみ、魚谷選手が3900のアガリでリードを広げます。
(魚谷選手のガラクタっぽいリーチが意外だった)
南1局1本場、亜樹選手がドラを鳴いて、そこから満貫のテンパイを入れる。
一方、黒沢選手がリーチを打つ。ふたりが激しくぶつかる展開。
さらに跳満がみえるテンパイをした沢崎選手が、押していって放銃に。
亜樹選手が満貫のアガリでトップに迫ります。
(沢崎選手、勝負手入ったからまっすぐ押して、放銃はしかたない)
南3局1本場、親の沢崎選手がこの試合初めての先制リーチ。
黒沢選手がテンパイして追いつく。現物まちをダマテンに。
結果は沢崎選手がツモアガリ。2000オールで連荘します。
(ようやく沢崎選手の初アガリだ!爆連荘に期待)
南3局2本場、親の沢崎選手が先手をとってリーチ。捨て牌に技が効いている。
そこへ黒沢選手が決意の追っかけリーチ。
沢崎選手が一発でつかんで放銃、黒沢選手が跳満のアガリで上を追いかけます。
(これは黒沢選手が強かった。枚数4枚vs2枚で沢崎選手有利だったけど、これが麻雀)
南4局、親の黒沢選手と沢崎選手のリーチがぶつかる。
亜樹選手もチートイツのテンパイで追いつく。
亜樹選手がツモアガリ。跳満の大きなアガリで、逆転トップをきめてます。
(沢崎選手、この試合は手が入らず、難しい選択が多かった。切りかえて次の試合!)
第2試合 結果
第2試合は、亜樹選手がオーラスに逆手でトップを獲得。
東場で先行した魚谷選手が2着になっています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | EX風林火山 | 二階堂亜樹 | +70.3 | +186.3 |
2着 | セガサミー フェニックス | 魚谷侑未 | +17.0 | ▲68.4 |
3着 | チーム雷電 | 黒沢咲 | ▲21.6 | ▲130.4 |
4着 | カドカワ サクラナイツ | 沢崎誠 | ▲65.7 | ▲64.3 |
Mリーグ成績 15日目(10月29日)
Mリーグ15日目、10月29日のチーム成績です。
順位 | チーム名 | チームpt | 前回比 | 試合数 |
---|---|---|---|---|
1位 | 赤坂ドリブンズ | +241.9 | - | 14 |
2位 | EX風林火山 | +186.3 | +52.4 | 16 |
3位 | 渋谷アベマズ | +47.4 | - | 14 |
4位 | ユーネクスト パイレーツ | ▲56.4 | - | 14 |
5位 | カドカワ サクラナイツ | ▲64.3 | ▲55.3 | 16 |
6位 | セガサミー フェニックス | ▲68.4 | ▲33.0 | 16 |
7位 | チーム雷電 | ▲130.4 | +35.9 | 16 |
8位 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | ▲156.1 | - | 14 |
本日はEX風林火山の勝利。
二階堂亜樹選手の攻守の丁寧さと、さいごの鋭い攻めが印象的でした。
次回も熱戦が期待されます。楽しみですね。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。