Mリーグ2020レギュラーシーズンは84日目。
今年も8チームが優勝を目指して、心・技・体を競います。
前回は赤坂ドリブンズが勝利。
園田賢選手が親番で猛攻をみせ、チームの下位脱出に勢いをつけるトップを獲得しました。
それでは、今回の結果です。
Mリーグ結果 84日目(3月2日)
Mリーグ2020レギュラーシーズン、今回の対戦は次の4チームです。
チーム名 | チームpt | 順位 |
---|---|---|
カドカワサクラナイツ | +194.3 | 2位 |
コナミ麻雀格闘倶楽部 | ▲58.9 | 4位 |
セガサミーフェニックス | ▲142.9 | 5位 |
チーム雷電 | ▲148.7 | 6位 |
そして実況・解説はこちらのおふたり。
今回は河野直也プロがスペシャルゲスト解説。的確で流暢な解説に注目です。
実況 : 松嶋桃
解説 : 河野直也
(青字は”カドカワサクラナイツ推し”の私の感想です)
第1試合 東場
東場は、チーム雷電の瀬戸熊直樹選手が開始早々に満貫ツモの好スタート。
その後はセガサミーフェニックスの和久津晶選手に国士無双のチャンスがやってきます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | 麻雀格 | フェニ | 雷電 | サクラ |
- | 選手名 | 前原 雄大 | 和久津 晶 | 瀬戸熊 直樹 | 沢崎 誠 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ツモ 供託 リーチ | ▲4000 | ▲2000 | 8000 1000 ▲1000 | ▲2000 |
東2 | ツモ | 2000 | ▲1000 | ▲500 | ▲500 |
東3 | 流局 | 1500 | ▲1500 | 1500 | ▲1500 |
東3-1 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲5200 ▲300 | 5200 300 1000 ▲1000 | ||
東4 | ツモ | ▲300 | ▲300 | 1100 | ▲500 |
南入 | 持ち点 | 24200 | 20200 | 29600 | 26000 |
- | 選手名 | 前原 雄大 | 和久津 晶 | 瀬戸熊 直樹 | 沢崎 誠 |
【東1局】
チーム雷電の瀬戸熊直樹選手が7巡目に先制リーチを打つ。
すぐに瀬戸熊直樹がツモアガリ、2000・4000でスタートダッシュをきめる。
(瀬戸熊直樹、順調に両面まちリーチからツモアガリ。手応えを感じるか)
【東2局】
コナミ麻雀格闘倶楽部の前原雄大選手が7巡目にポンして先手のテンパイ。
ほどなく前原選手がツモアガリ、500・1000で局を進める。
(前原選手、先手をとってスピードで押し切った)
【東3局1本場】
流局をはさんで親の連荘の東3局1本場。
セガサミーフェニックスの和久津晶選手が中盤に国士無双のテンパイ、もちろんダマテン。
そこにカドカワサクラナイツの沢崎誠選手が国士気配を感じながらリーチにいく。
結果は押した瀬戸熊直樹が一発で放銃、沢崎選手が5200のアガリで役満をがっちりと阻止。
(和久津選手、紙一重でアガリに届かず。沢崎選手のリーチは見ているファンはこわいこわい)
【東4局】
瀬戸熊選手が7巡目にテンパイ、役なしをダマテンで様子をみる。
瀬戸熊選手、すぐにひょっこりとツモアガリ、300・500で親を流して南場へ。
(沢崎選手、配牌でドラ3のチャンス手も実らず。瀬戸熊選手がさらりとかわした)
第1試合 南場
南場は、アガった選手がトップへと近づき、入れかわる接戦に。
終盤戦で跳満をきめた沢崎選手が混戦から抜け出すも、オーラスは大接戦となります。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | 麻雀格 | フェニ | 雷電 | サクラ |
- | 選手名 | 前原 雄大 | 和久津 晶 | 瀬戸熊 直樹 | 沢崎 誠 |
- | 持ち点 | 24200 | 20200 | 29600 | 26000 |
南1 | 流局 リーチ | 3000 ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 |
南1-1 | ツモ 本場 供託 | 6000 300 1000 | ▲2000 ▲100 | ▲2000 ▲100 | ▲2000 ▲100 |
南1-2 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲4000 ▲200 | ▲2000 ▲200 | ▲2000 ▲200 | 8000 600 1000 ▲1000 |
南2 | ツモ 供託 リーチ | ▲1300 | ▲2600 | 5200 1000 ▲1000 | ▲1300 |
南3 | ロン 供託 リーチ | ▲12000 | 12000 1000 ▲1000 | ||
南4 | ロン 供託 リーチ | 2600 3000 ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 | ▲2600 |
終了 | 持ち点 | 32600 | ▲700 | 28500 | 39600 |
- | 選手名 | 前原 雄大 | 和久津 晶 | 瀬戸熊 直樹 | 沢崎 誠 |
【南1局1本場】
流局をはさんで親の前原選手が連荘の南1局1本場。
親の前原選手が中盤にポンしてテンパイ。
終盤に前原選手がツモアガリ、2000オールで頭ひとつリードしてトップ目に。
(前原選手、アガる前巡に赤ドラ引いて、点数が倍になって嬉しいアガリ)
【南1局2本場】
沢崎選手が中盤にドラを切って3面まちのリーチを打つ。
この手を一発でツモアガリ、沢崎選手が2000・4000でトップにたつ。
(沢崎選手、堂々のドラ切りリーチに牌が一発ツモで応えてくれた)
【南2局】
瀬戸熊選手が7巡目に先手をとってリーチ。そこに前原選手がテンパイしてダマテン様子見。
結果は瀬戸熊選手が赤ドラでツモアガリ、1300・2600でトップにせまる。
(瀬戸熊選手がメンホン見切ってメンピンリーチで嬉しい赤ドラでツモアガリ)
【南3局】
前原選手が中盤に3つ鳴いて満貫テンパイ。そこに終盤、沢崎選手が勝負手のリーチを打つ。
結果は和久津選手がリーチ宣言牌で一発放銃、沢崎選手が跳満のアガリでリードを広げる。
(4選手とも勝負どころで押し引き、打牌選択のみどころが満載の一局。ため息がでる)
【南4局】
ラス目の和久津選手が素点回復を目指して4巡目に満貫のリーチ。
そこに2着目の瀬戸熊選手が5巡目にトップ逆転を目指す追っかけリーチを打つ。
さらに中盤に入って、3着目の前原選手も追っかけリーチで3軒リーチに。
この壮絶な勝負は沢崎選手がテンパイ打牌で放銃。前原選手が2600のアガリで2着逆転。
この結果、沢崎選手が逃げ切ってトップ獲得をきめる。
(決着時は4人テンパイのものすごい状況に。和久津選手は4巡目リーチもアガリが遠い)
第1試合 結果
第1試合は、満貫と跳満をきめて抜け出した沢崎選手が逃げ切りトップ獲得。
オーラスで果敢にアガリをきめた前原選手が2着逆転に成功しています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | カドカワ サクラナイツ | 沢崎誠 | +59.6 | +253.9 |
2着 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | 前原雄大 | +12.6 | ▲46.3 |
3着 | チーム雷電 | 瀬戸熊直樹 | ▲11.5 | ▲160.2 |
4着 | セガサミー フェニックス | 和久津晶 | ▲60.7 | ▲203.6 |
第2試合 東場
東場は、カドカワサクラナイツの岡田紗佳選手が親の満貫で先取点。
その後も中押しの満貫をきめて、試合を有利に進めていきます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | サクラ | 雷電 | 麻雀格 | フェニ |
- | 選手名 | 岡田 紗佳 | 黒沢 咲 | 高宮 まり | 魚谷 侑未 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | 流局 リーチ | 1500 ▲1000 | 1500 ▲1000 | ▲1500 | ▲1500 |
東1-1 | ロン 本場 供託 リーチ | 12000 300 4000 ▲1000 | ▲12000 ▲300 ▲1000 | ||
東1-2 | 流局 リーチ | ▲1000 | ▲1000 | 3000 ▲1000 | ▲1000 |
東2-3 | 流局 | 0 | 0 | 0 | 0 |
東3-4 | ロン 本場 供託 | ▲1000 ▲1200 | 1000 1200 1000 | ||
東4 | 流局 リーチ | ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 | 3000 ▲1000 |
東4-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | 8000 300 1000 ▲1000 | ▲2000 ▲100 | ▲2000 ▲100 | ▲4000 ▲100 |
南入 | 持ち点 | 45900 | 21400 | 22400 | 10300 |
- | 選手名 | 岡田 紗佳 | 黒沢 咲 | 高宮 まり | 魚谷 侑未 |
【東1局】
チーム雷電の黒沢咲選手が中盤にフリテンテンパイ、ダマテンで様子をみる。
そこにカドカワサクラナイツの岡田紗佳選手が親リーチを打つ。
さらに終盤、黒沢選手がフリテン解消して追っかけリーチにいく。
結果はアガリが出ず流局、ふたりテンパイで親の連荘。
(岡田選手、先制リーチで牌山に4枚も流局で次のチャンスをまつ)
【東1局1本場】
セガサミーフェニックスの魚谷侑未選手が中盤に先制リーチ。
すぐに親の岡田選手が追いついて、追っかけリーチにいく。
このめくり合いは魚谷選手が一発で放銃、岡田選手が満貫のアガリでロケットスタート。
(岡田選手、出親でチャンス手をものにして試合を有利に進められる)
【東1局2本場】
コナミ麻雀格闘倶楽部の高宮まり選手が中盤に先制テンパイ、ダマテンで様子をみる。
そこに終盤、魚谷選手がポンしてテンパイ。そして高宮選手が残り1巡でリーチを打つ。
結果はそのまま流局、魚谷選手がオリて、高宮選手のひとりテンパイで親流れ。
(高宮選手の残り1巡でのリーチが印象的、魚谷選手はドラを掴んでオリにまわった)
【東3局4本場】
流局の親流れをはさんで東3局4本場。
魚谷選手が6巡目にテンパイ、ピンフのみをダマテンで静かにまつ。
すぐに岡田選手が放銃、魚谷選手が1000のアガリで親番をむかえる。
(魚谷選手、ラス目ながら東場の親番があるのでピンフのみをダマテンで確実に加点)
【東4局1本場】
流局をはさんで親の連荘の東4局1本場。
岡田選手が3巡目に先制リーチを打つ。
他の選手が追いつく前に、岡田選手がツモアガリ。裏1枚の2000・4000でリードを広げる。
(岡田選手、愚形まちながら変化を待たず、即リーチでいい展開に。まち選択も正解のほう)
第2試合 南場
南場は、黒沢選手が倍満ツモのアガリでトップをひとまくり。
しかし岡田選手も満貫ですぐにトップを取り戻し、終盤戦にむかいます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | サクラ | 雷電 | 麻雀格 | フェニ |
- | 選手名 | 岡田 紗佳 | 黒沢 咲 | 高宮 まり | 魚谷 侑未 |
- | 持ち点 | 45900 | 21400 | 22400 | 10300 |
南1 | ツモ 供託 リーチ | ▲8000 | 16000 2000 ▲1000 | ▲4000 | ▲4000 ▲1000 |
南2 | ロン 供託 リーチ | 8000 1000 ▲1000 | ▲8000 | ||
南3 | ツモ 供託 リーチ | ▲2000 | ▲2000 ▲1000 | 6000 2000 | ▲2000 ▲1000 |
南3-1 | ロン 本場 | ▲1500 ▲300 | 1500 300 | ||
南3-2 | 流局 | ▲1000 | ▲1000 | 3000 | ▲1000 |
南3-3 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲1300 ▲300 | ▲1300 ▲300 | ▲2600 ▲300 ▲1000 | 5200 900 2000 ▲1000 |
南4 | ロン 供託 リーチ | 1000 1000 | ▲1000 | ▲1000 | |
終了 | 持ち点 | 43300 | 22000 | 26300 | 8400 |
- | 選手名 | 岡田 紗佳 | 黒沢 咲 | 高宮 まり | 魚谷 侑未 |
【南1局】
黒沢選手が7巡目に先制リーチを打つ。同巡、魚谷選手が追っかけリーチにいく。
このめくり合いは黒沢選手に軍配、裏3枚の4000・8000で一気にトップに躍り出る。
(黒沢選手、強烈な裏ドラ3枚がきた。これは周囲はかなわない)
【南2局】
岡田選手が中盤に先手をとってリーチを打つ。
この手にまっすぐ押した親の黒沢選手が放銃、岡田選手が裏2枚の満貫でトップを取り返す。
(岡田選手、トップ目へ満貫直撃の逆転で、かなりトップ獲得に近づいた!)
【南3局】
ラス目の魚谷選手が中盤に先制のリーチにいく。
そこに3着目で親の高宮選手がテンパイ、愚形まちをダマテンで静かに狙っていく。
さらに終盤、2着目の黒沢選手が追っかけリーチを打つ。
この勝負は高宮選手に軍配、2000オールで2着にせまって親の連荘。
(高宮選手、2軒リーチを受け流す打点以上に価値あるアガリ)
【南3局1本場】
親の高宮選手が中盤にポンしてテンパイ。
終盤に黒沢選手が放銃、高宮選手が1500のアガリで2着に浮上。
(高宮選手、ここは打点を見切って連荘狙い。次のチャンスをまって上を目指す)
【南3局3本場】
流局をはさんで親の連荘の南3局3本場。
終盤にラス目の魚谷選手が先手のリーチを打つ。そこに親の高宮選手が追っかけリーチにいく。
この勝負は魚谷選手が海底でツモアガリ、1300・2600でオーラスの親番をむかえる。
(魚谷選手、ピンフのみでやむなくリーチも、海底ツモで打点アップがついてきた)
【南4局】
トップ目の岡田選手が中盤にポンしてテンパイ。そこに3着目の黒沢選手がリーチを打つ。
結果は高宮選手が放銃、岡田選手が1000のアガリで試合に決着をつける。
岡田選手が自らのアガリでトップ獲得をきめる。
(岡田選手、一時はかわされるもすぐに逆転して、いい展開でのトップ獲得になった)
第2試合 結果
第2試合は、先制・中押し・逃げ切りと要所でほしいアガリを掴んだ岡田選手がトップを獲得。
南場の親番のテンパイ連荘での加点が大きかった高宮選手が2着にはいっています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | カドカワ サクラナイツ | 岡田紗佳 | +63.3 | +317.2 |
2着 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | 高宮まり | +6.3 | ▲40.0 |
3着 | チーム雷電 | 黒沢咲 | ▲18.0 | ▲178.2 |
4着 | セガサミー フェニックス | 魚谷侑未 | ▲51.6 | ▲255.2 |
Mリーグ成績 84日目(3月2日)
今回の試合後のチーム成績です。
順位 | チーム名 | チームpt | 前回比 | 試合数 |
---|---|---|---|---|
1位 | 渋谷アベマズ | +518.6 | - | 84 |
2位 | カドカワ サクラナイツ | +317.2 | +122.9 | 84 |
3位 | EX風林火山 | ▲25.9 | - | 84 |
4位 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | ▲40.0 | +18.9 | 84 |
5位 | ユーネクスト パイレーツ | ▲155.4 | - | 84 |
6位 | チーム雷電 | ▲178.2 | ▲29.5 | 84 |
7位 | 赤坂ドリブンズ | ▲181.1 | - | 84 |
8位 | セガサミー フェニックス | ▲255.2 | ▲112.3 | 84 |
本日はカドカワサクラナイツが1日2勝を達成して勝利。
沢崎誠選手が終盤戦の接戦を制して、冬眠から目覚めるトップを獲得。
岡田紗佳選手は中盤戦でトップに抜け出し、リードをキープしてトップを獲得しました。
次回も熱戦が期待されます。楽しみですね。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。