Mリーグ2020レギュラーシーズンは55日目。
今年も8チームが優勝を目指して、心・技・体を競います。
前回は赤坂ドリブンズが1日2勝をあげて勝利。
村上淳選手が終盤戦で競り合いを制してトップを獲得。
鈴木たろう選手は中盤戦で抜け出して逃げ切りトップを獲得しました。
それでは、今回の結果です。
Mリーグ結果 55日目(1月11日)
Mリーグ2020レギュラーシーズン、今回の対戦は次の4チームです。
チーム名 | チームpt | 順位 |
---|---|---|
渋谷アベマズ | +371.4 | 1位 |
EX風林火山 | +305.7 | 2位 |
カドカワサクラナイツ | ▲6.0 | 4位 |
チーム雷電 | ▲91.5 | 6位 |
そして実況・解説はこちらのおふたり。
実況 : 松嶋桃
解説 : 渋川難波
(青字は”カドカワサクラナイツ推し”の私の感想です)
第1試合 東場
東場は、EX風林火山の勝又健志選手が跳満をきめる。
渋谷アベマズの白鳥翔選手が負けずに満貫で勝又選手をかわしていきます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | アベマ | 風林火 | サクラ | 雷電 |
- | 選手名 | 白鳥 翔 | 勝又 健志 | 岡田 紗佳 | 萩原 聖人 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ロン 供託 リーチ | 12000 1000 | ▲12000 ▲1000 | ||
東2 | ロン 供託 リーチ | 8000 2000 ▲1000 | ▲8000 ▲1000 | ||
東3 | ツモ | 5200 | ▲1300 | ▲2600 | ▲1300 |
東4 | ロン | ▲3900 | 3900 | ||
東4-1 | 流局 リーチ | ▲1500 | ▲1500 | 1500 | 1500 ▲1000 |
東4-2 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲8000 ▲600 ▲1000 | 8000 600 2000 | ||
南入 | 持ち点 | 28100 | 26200 | 17600 | 28100 |
【東1局】
試合開始早々に、カドカワサクラナイツの岡田紗佳選手が5巡目の先制リーチ。
そこにEX風林火山の勝又健志選手がひとつ鳴いてからテンパイ追いつく。
この勝負は岡田選手が放銃、勝又選手が跳満のアガリでスタートダッシュ。
(勝又選手、今シーズンは東1局にドラたくさんのチャンス手が入る印象)
【東2局】
親の勝又選手が7巡目に先手をとってリーチ。
そこに渋谷アベマズの白鳥翔選手が追っかけリーチにいく。
このめくり合いは勝又選手が放銃、白鳥選手が満貫のアガリ。
(白鳥選手、親リーチに勝ってしかも裏ドラ2枚は嬉しい)
【東3局】
白鳥選手が序盤に3つ鳴いて3面まちのテンパイ。
これをすぐにツモアガリ、白鳥翔が1300・2600のアガリでリードを広げる。
(白鳥選手、テンポよく鳴けて、しかも高めのアガリは好感触)
【東4局】
チーム雷電の萩原聖人選手が中盤に先制テンパイ、ダマテンで三色変化をみる。
この手に岡田選手が放銃、萩原選手が3900のアガリで親の連荘。
(岡田選手、余剰牌がともにあたり牌で放銃やむなし)
【東4局1本場】
岡田選手が字牌を3つポンして終盤にテンパイ。高打点の雰囲気が漂う。
そこに親の萩原選手が南を切って勝負のリーチにいく。
結果はアガリが出ず流局、ふたりテンパイで親の連荘。
(岡田選手、役満めざして手を崩したけど届かず。ホンイツテンパイは確保)
【東4局2本場】
白鳥選手が中盤に先制リーチを打つ。そこに岡田選手がふたつポンしてテンパイ。
結果は白鳥選手が放銃、岡田選手が満貫のアガリで失点回復して南場へ。
(岡田選手、ここで高打点がきまって南場で勝負できる位置にとどまった!)
第1試合 南場
南場は、岡田選手が満貫をきめて持ち点は横一線に。
勝負は終盤戦での短期決戦へと突入していきます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | アベマ | 風林火 | サクラ | 雷電 |
- | 選手名 | 白鳥 翔 | 勝又 健志 | 岡田 紗佳 | 萩原 聖人 |
- | 持ち点 | 28100 | 26200 | 17600 | 28100 |
南1 | 流局 リーチ | 1500 ▲1000 | 1500 | ▲1500 | ▲1500 |
南1-1 | 流局 リーチ | 3000 ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 |
南1-2 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲4000 ▲200 | ▲2000 ▲200 | 8000 600 3000 ▲1000 | ▲2000 ▲200 |
南2 | ツモ 供託 リーチ | ▲1300 | ▲2600 | ▲1300 | 5200 1000 ▲1000 |
南3 | 流局 リーチ | ▲1000 | ▲1000 | 3000 ▲1000 | ▲1000 |
南3-1 | ロン 本場 | 1000 300 | ▲1000 ▲300 | ||
南4 | ツモ | 5200 | ▲1300 | ▲1300 | ▲2600 |
終了 | 持ち点 | 29300 | 21900 | 23800 | 25000 |
【南1局2本場】
親のテンパイ流局が2局つづいて、南1局2本場。
岡田選手が5巡目に先制リーチ。そこに勝又選手がひとつ鳴いてテンパイ追いつく。
この勝負は岡田選手に軍配、2000・4000のツモアガリで試合をふりだしに戻す。
(岡田選手、赤をツモって裏1枚で嬉しい満貫に!そして持ち点は横一線)
【南2局】
萩原選手が中盤にテンパイ、役なしを赤2の手をダマテンで好形変化をまつ。
そこから萩原選手が両面まちにしてリーチを打つ。
この手をスパッとツモアガリ、萩原選手が1300・2600でトップにたつ。
(萩原選手、両面まち変化をしっかりとらえて貴重な加点)
【南3局】
白鳥選手がひとつポンして5巡目に先制テンパイ。
そこに親の岡田選手が終盤にリーチにたどり着く。
結果はアガリが出ず流局。ひとりテンパイで親の連荘。
(岡田選手、九種十牌からメンツ手テンパイまでいった粘りがすごい)
【南3局1本場】
勝又選手がふたつポンして中盤にテンパイ。そこに親の岡田選手がチーしてテンパイ。
結果は岡田選手が放銃、勝又選手が1300のアガリでオーラスへ。
(勝又選手、この局は見切りをつけてオーラス勝負やむなしアガリ)
【南4局】
白鳥選手がふたつポンして序盤でテンパイ。そこに萩原選手もポンしてテンパイ。
すぐに白鳥選手がツモアガリ、1300・2600のアガリでトップ逆転。
白鳥選手が自らのアガリで大接戦に決着をつけ、トップ獲得をきめる。
(岡田選手、跳満放銃スタートから2万点台3着フィニッシュは力強かった!)
第1試合 結果
第1試合は、終盤戦でも全員2万点半ばで並ぶ大接戦。
オーラスに速攻でアガリをきめた白鳥選手がトップを獲得しています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | 渋谷アベマズ | 白鳥翔 | +49.3 | +420.7 |
2着 | チーム雷電 | 萩原聖人 | +5.0 | ▲86.5 |
3着 | カドカワ サクラナイツ | 岡田紗佳 | ▲16.2 | ▲22.2 |
4着 | EX風林火山 | 勝又健志 | ▲38.1 | +267.6 |
第2試合 東場
東場は、渋谷アベマズの多井隆晴選手が連続アガリで先手をとる。
そこにカドカワサクラナイツ沢崎誠選手が満貫2回で押し返していきます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | 風林火 | アベマ | 雷電 | サクラ |
- | 選手名 | 勝又 健志 | 多井 隆晴 | 瀬戸熊 直樹 | 沢崎 誠 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ロン | 1500 | ▲1500 | ||
東1-1 | ロン 本場 | ▲6400 ▲300 | 6400 300 | ||
東2 | ロン | 3900 | ▲3900 | ||
東2-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲2000 ▲100 | ▲4000 ▲100 | ▲2000 ▲100 ▲1000 | 8000 300 1000 |
東3 | ロン 供託 リーチ | ▲8000 | ▲1000 | 8000 2000 ▲1000 | |
東4 | ツモ 供託 リーチ | ▲2000 | ▲2000 | 8000 1000 ▲1000 | ▲4000 |
南入 | 持ち点 | 7700 | 29500 | 28900 | 33900 |
【東1局】
EX風林火山の勝又健志選手がひとつ鳴いてから中盤にテンパイ。
この手にカドカワサクラナイツの沢崎誠選手が放銃。
勝又選手が1500のアガリで静かに親の連荘。
(勝又選手が次局のチャンスを期待して、まずはひとアガリ)
【東1局2本場】
渋谷アベマズの多井隆晴選手が2巡目にテンパイ、ダマテンで変化をみる。
すぐに勝又選手が放銃、多井選手が6400のアガリで主導権を握る。
(多井選手、2巡目でチートイドラドラは照準を定めるのに十分な早さ)
【東2局】
親の多井選手が中盤に先制テンパイ。ダマテンで好形変化をみる。
すぐに沢崎選手が放銃、多井選手が3900のアガリで親の連荘。
(沢崎選手、多井選手の仮テンにささってしまった)
【東2局1本場】
チーム雷電の瀬戸熊直樹選手が中盤に先制リーチ。
そこに親の多井選手がふたつ鳴いてテンパイ。さらに沢崎選手がテンパイ追いつく。
この勝負は沢崎選手に軍配、2000・4000のツモアガリで失点を取り返す。
(沢崎選手、分が悪そうに見えた満貫がアガれて、これは嬉しい!)
【東3局】
親の瀬戸熊選手が6巡目に先制リーチ。そこに沢崎選手が追っかけリーチにいく。
結果は勝又選手がリーチ宣言牌で放銃、沢崎選手が満貫のアガリ。
(二軒リーチに勝又選手が勝負いった、勝負どころと見た一局か)
【東4局】
瀬戸熊選手が中盤に先手をとってリーチを打つ。
この手をスパッとツモアガリ、瀬戸熊選手が2000・4000でトップ争いに参戦。
(瀬戸熊選手が3回目の両面まちリーチでアガリをきめた)
第2試合 南場
南場は、多井選手がアガって一歩リードの中盤戦。
そこに瀬戸熊選手が親の満貫でひとまくり、トップにたって終盤戦に入ります。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | 風林火 | アベマ | 雷電 | サクラ |
- | 選手名 | 勝又 健志 | 多井 隆晴 | 瀬戸熊 直樹 | 沢崎 誠 |
- | 持ち点 | 7700 | 29500 | 28900 | 33900 |
南1 | ツモ 供託 リーチ | ▲2600 | 5200 1000 ▲1000 | ▲1300 | ▲1300 |
南2 | ツモ 供託 リーチ | 8000 1000 ▲1000 | ▲4000 | ▲2000 | ▲2000 |
南3 | 流局 リーチ | ▲1000 | ▲1000 | 3000 ▲1000 | ▲1000 |
南3-1 | ロン 本場 供託 | ▲12000 ▲300 | 12000 300 1000 | ||
南3-2 | ツモ 本場 | 8000 600 | ▲2000 ▲200 | ▲4000 ▲200 | ▲2000 ▲200 |
南4 | 流局 リーチ | 1500 ▲1000 | ▲1500 | ▲1500 | 1500 |
南4-1 | ロン 本場 供託 リーチ | 8000 300 3000 ▲1000 | ▲8000 ▲300 ▲1000 | ||
終了 | 持ち点 | 19200 | 26000 | 35200 | 19600 |
【南1局】
多井選手が中盤に3面まちの先制リーチを打つ。
これを一発でツモアガリ、多井選手が1300・2600でトップにたつ。
(多井選手、裏はなくとも一発ツモは嬉しいアガリ)
【南2局】
ラス目の勝又選手が中盤に先手をとってリーチにいく。
この手を暗槓で打点アップしてツモアガリ、勝又選手が2000・4000で上位陣を追う。
(勝又選手も苦しい状況から可能性を切り開いていく)
【南3局1本場】
流局して親のテンパイ連荘の南3局1本場。
親の瀬戸熊選手がひとつ鳴いて7巡目にテンパイ。
結果は勝負にいった勝又選手が放銃、瀬戸熊選手が満貫のアガリでトップ逆転。
(勝又選手、持ち点がないだけに勝負して放銃やむなし)
【南3局1本場】
勝又選手が5巡目に先制テンパイ、ダマテンで更なる変化をみる。
そこに沢崎選手がふたつ鳴いてテンパイ追いつく。
結果は勝又選手がツモアガリ、2000・4000で失点回復してオーラスへ。
(勝又選手、ラス目で満貫あってもすぐにリーチしない選択がすごい)
【南4局】
親の沢崎選手がふたつ鳴いて中盤にテンパイ。そこに勝又選手がリーチを打つ。
結果はアガリが出ず流局、ふたりテンパイで親の連荘。
(沢崎選手、苦しい配牌から粘って連荘にもちこんだ)
【南4局1本場】
ラス目の勝又選手が4巡目に先制リーチ。これは他の選手は放銃したくない。
そこに中盤、親の沢崎選手が追っかけリーチにいく。
結果は沢崎選手が放銃、勝又選手が満貫のアガリで着順は変わらず。
このアガリで瀬戸熊選手がトップ獲得をきめる。
(沢崎選手、トップ狙っての放銃やむなし。でも次の勝利に期待する内容!)
第2試合 結果
第2試合は、南場の親の満貫をきめた瀬戸熊選手がトップを獲得。
勝又選手が苦しい展開から、終盤戦に高打点で失点回復をしています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | チーム雷電 | 瀬戸熊直樹 | +55.2 | ▲31.3 |
2着 | 渋谷アベマズ | 多井隆晴 | +6.0 | +426.7 |
3着 | カドカワ サクラナイツ | 沢崎誠 | ▲20.4 | ▲42.6 |
4着 | EX風林火山 | 勝又健志 | ▲40.8 | +226.8 |
Mリーグ成績 55日目(1月11日)
今回の試合後のチーム成績です。
順位 | チーム名 | チームpt | 前回比 | 試合数 |
---|---|---|---|---|
1位 | 渋谷アベマズ | 426.7 | +55.3 | 56 |
2位 | EX風林火山 | 226.8 | ▲78.9 | 56 |
3位 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | +19.1 | - | 54 |
4位 | チーム雷電 | ▲31.3 | +60.2 | 56 |
5位 | カドカワ サクラナイツ | ▲42.6 | ▲36.6 | 56 |
6位 | 赤坂ドリブンズ | ▲53.5 | - | 54 |
7位 | ユーネクスト パイレーツ | ▲203.4 | - | 54 |
8位 | セガサミー フェニックス | ▲341.8 | - | 54 |
本日はチーム雷電が勝利。
瀬戸熊選手が親の満貫を力強くきめて、接戦を制してトップを獲得しました。
次回も熱戦が期待されます。楽しみですね。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。