Mリーグ2020レギュラーシーズンは21日目。
今年も8チームが優勝を目指して、心・技・体を競います。
前回はEX風林火山が勝利。
二階堂亜樹選手が今シーズンの好調ぶりを発揮して勝利を獲得しました。
それではMリーグ21日目の結果です。
Mリーグ結果 21日目(11月9日)
Mリーグ21日目、本日の対戦は次の4チームです。
チーム名 | チームpt | 順位 |
---|---|---|
コナミ麻雀格闘倶楽部 | ▲37.3 | 3位 |
セガサミーフェニックス | ▲74.1 | 5位 |
ユーネクストパイレーツ | ▲117.4 | 6位 |
チーム雷電 | ▲190.3 | 8位 |
そして実況・解説はこちらのおふたり。
赤坂ドリブンズの園田賢選手がプレイヤー解説。
発想力が豊かな雀風からみた、選手の思考・選択の解説に期待です。
実況 : 小林未沙
解説 : 園田賢
(青字は”カドカワサクラナイツ推し”の私の感想です)
第1試合 東場
東場は、チーム雷電の瀬戸熊選手が親の満貫でリードを奪う。
流局がなく、小さなアガリでテンポよく試合が進みます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | パイレ | 雷電 | フェニ | 麻雀格 |
- | 選手名 | 朝倉 康心 | 瀬戸熊 直樹 | 茅森 早香 | 前原 雄大 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ツモ 供託 リーチ | ▲500 ▲1000 | ▲300 | 1100 1000 | ▲300 |
東2 | ツモ 供託 リーチ | ▲4000 | 12000 1000 ▲1000 | ▲4000 | ▲4000 |
東2-1 | ロン 本場 | ▲2000 ▲300 | 2000 300 | ||
東3 | ロン | ▲2600 | 2600 | ||
東4 | ロン | 8000 | ▲8000 | ||
南入 | 持ち点 | 25200 | 36700 | 22800 | 15300 |
東1局、セガサミーフェニックスの茅森早香選手が先手のテンパイ。
そしてコナミ麻雀格闘倶楽部の前原雄大選手もテンパイ。ふたりともダマテンで様子見。
そこにユーネクストパイレーツ朝倉康心選手がリーチを打つ。
結果は茅森選手がツモアガリ。300・500でリーチをかわして静かなスタート。
(点数は静かだけど、3人テンパイでそこそこアツい局面だった)
東2局、前原選手がふたつポンして先制テンパイ。
そこにチーム雷電の瀬戸熊直樹選手が3面まちのリーチにいく。
ほどなく、瀬戸熊選手がツモアガリ。裏ドラ1枚で嬉しい4000オール。
(瀬戸熊選手、好形変化をまってリーチからの、ツモと裏で満貫は好感触)
東2局1本場、茅森選手がひとつポンしてテンパイ。
これをサッとアガって2000点。茅森選手が自分のアガリで親番をもってきます。
東3局、前原選手が先制テンパイ。愚形まちなのでダマテンに。
そこに親の茅森選手がリーチにいくが、宣言牌で放銃。前原選手が2600のアガリ。
(前原選手がリーチでも茅森選手がまっすぐいってたかも?)
東4局、朝倉選手が6巡目の先制リーチ。跳満まで見えるチャンス手。
そこに瀬戸熊選手がふたつ鳴いて満貫テンパイ。リーチにぐいぐい押していく。
さらにテンパイした親の前原選手がリーチ宣言牌で放銃。朝倉選手が満貫のアガリ。
(ここまで、全員に結構テンパイが入って、見ていて面白い)
第1試合 南場
南場は、前原選手が満貫などアガリを重ねて追い上げる。
そして東場で先行した瀬戸熊選手に、有利な展開で試合が進んでいきます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | パイレ | 雷電 | フェニ | 麻雀格 |
- | 選手名 | 朝倉 康心 | 瀬戸熊 直樹 | 茅森 早香 | 前原 雄大 |
- | 持ち点 | 25200 | 36700 | 22800 | 15300 |
南1 | ツモ 供託 リーチ | ▲4000 | ▲2000 | ▲2000 | 8000 1000 ▲1000 |
南2 | ツモ | ▲500 | ▲1000 | 2000 | ▲500 |
南3 | ロン 供託 リーチ | ▲5200 | 5200 1000 ▲1000 | ||
南4 | ロン | ▲2000 | 2000 | ||
終了 | 持ち点 | 18700 | 35700 | 17600 | 28000 |
南1局、茅森選手がひとつチーしてテンパイ。そこに前原選手がリーチにいく。
これを一発でツモアガリ。前原選手が2000・4000でラス目から脱出に成功。
(全員が最短距離でテンパイに向かってアガってる印象、力強さを感じる)
南2局、茅森選手が3つ鳴いてテンパイいれる。
これを速さで押し切ってツモアガリ。南場もアガって親をもってくる展開。
(茅森選手の手牌の見切りがはやい)
南3局、前原選手が先制リーチ。これに親の茅森選手が一発で放銃。
前原選手が5200のアガリをきめてオーラスにむかいます。
(ここまで流局なし、連荘1回だけのスピード展開)
南4局、トップの瀬戸熊選手が開始早々にピンフのテンパイ。
これをすぐにアガって試合に決着をつける。瀬戸熊選手がトップを獲得しています。
(瀬戸熊選手、南場は逃げ切るのに絶好の試合展開だった)
第1試合 結果
第1試合は、瀬戸熊選手が親の満貫1回でトップを獲得。
その他は中・低打点のアガリが多く、47分でスピード決着の試合でした。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | チーム雷電 | 瀬戸熊直樹 | +55.7 | ▲134.6 |
2着 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | 前原雄大 | +8.0 | ▲29.3 |
3着 | ユーネクスト パイレーツ | 朝倉康心 | ▲21.3 | ▲138.7 |
4着 | セガサミー フェニックス | 茅森早香 | ▲42.4 | ▲116.5 |
第2試合 東場
東場は、コナミ麻雀格闘倶楽部の藤崎智選手が跳満の高打点。
一方、チーム雷電の黒沢選手も負けずに親の満貫の高打点をくり出します。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | フェニ | 麻雀格 | パイレ | 雷電 |
- | 選手名 | 近藤 誠一 | 藤崎 智 | 石橋 伸洋 | 黒沢 咲 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ロン 供託 リーチ | 2600 1000 ▲1000 | ▲2600 | ||
東2 | 流局 リーチ | ▲1500 | 1500 ▲1000 | ▲1500 | 1500 ▲1000 |
東2-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲1600 ▲100 | ▲3200 ▲100 | 6400 300 3000 ▲1000 | ▲1600 ▲100 |
東3 | 流局 リーチ | 1500 ▲1000 | ▲1500 | 1500 | ▲1500 |
東3-1 | 流局 | ▲1500 | ▲1500 | 1500 | 1500 |
東3-2 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲3000 ▲200 | 12000 600 2000 | ▲6000 ▲200 ▲1000 | ▲3000 ▲200 |
東4 | ロン 供託 リーチ | ▲12000 | 12000 1000 ▲1000 | ||
東4-1 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲2000 ▲300 | 2000 300 1000 ▲1000 | ||
東4-2 | ロン 本場 | ▲300 ▲200 | ▲300 ▲200 | 1100 600 | ▲500 ▲200 |
南入 | 持ち点 | 5100 | 31000 | 32300 | 31600 |
東1局、ユーネクストパイレーツの石橋伸洋選手が先手をとってリーチ。
そこにコナミ麻雀格闘倶楽部の藤崎智選手がひとつポンしてドラ3のテンパイ。
結果はチーム雷電の黒沢咲選手がまっすぐ押して放銃、石橋選手が2600のアガリ。
(黒沢選手がしれっと押しっていった。黒沢選手らしさが出てる)
東2局、黒沢選手が満貫確定の手をリーチにいって跳満ねらう。
そこに親の藤崎選手が満貫の追っかけリーチを打っていく。
満貫手のぶつかり合いは決着つかず、流局に。
(黒沢選手の金棒ふりまわすような攻めっぷりがすごい)
東2局1本場、石橋選手が5巡目の先制リーチ。
これをすぐにツモアガリ、チートイツの1600・3200はツモアガリが嬉しい。
(1枚切れの中単騎は絶好のまちだった)
東3局、近藤選手が一気通貫のリーチ。親の石橋選手はドラポンのテンパイ。
まっすぐぶつかり合った結果、アガリは出ずに流局に。
(2選手のアガリ牌3枚が王牌かー)
東3局2本場、親の石橋選手が暗槓をいれての先制リーチ。
そこに藤崎選手がチートイツの満貫手をダマテンで忍ぶ。
この勝負はハイテイで藤崎選手がツモアガリ。3000・6000の大きなアガリ。
(藤崎選手が忍んで本領を発揮した!)
東4局、石橋選手が満貫テンパイ、一手かわりでツモリ四暗刻まである形。
そこに親の黒沢選手がリーチを打って押していく。
テンパイした近藤選手のリーチ宣言牌が放銃に。黒沢選手が満貫でトップ争いに参戦。
(3選手に勝負手が入った。近藤選手の放銃は状況的にやむなし)
第2試合 南場
南場は、藤崎選手がリーチにダマテンにと、順調に加点する展開。
しかし他の選手も勝負手を作って対抗していきます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | フェニ | 麻雀格 | パイレ | 雷電 |
- | 選手名 | 近藤 誠一 | 藤崎 智 | 石橋 伸洋 | 黒沢 咲 |
- | 持ち点 | 5100 | 31000 | 32300 | 31600 |
南1 | ロン 供託 リーチ | ▲8000 | 8000 1000 ▲1000 | ||
南2 | 流局 リーチ | ▲1000 | ▲1000 | 3000 ▲1000 | ▲1000 |
南3 | 流局 リーチ | 1000 | 1000 | 1000 ▲1000 | ▲3000 |
南3-1 | ロン 本場 供託 リーチ | 8000 600 3000 | ▲8000 ▲600 ▲1000 | ||
南4 | ロン 供託 リーチ | ▲5800 ▲1000 | 5800 2000 ▲1000 | ||
南4-1 | ツモ 本場 | ▲2000 ▲100 | 8000 300 | ▲2000 ▲100 | ▲4000 ▲100 |
終了 | 持ち点 | ▲11800 | 58900 | 22600 | 30300 |
南1局、藤崎選手が6巡目に先制リーチで高め三色。
ラス目であとがない親の近藤選手が放銃。藤崎選手は高めで満貫のアガリ。
(近藤選手、状況的にさいごの親で押すしかないから、しかたない)
南2局、石橋選手が5巡目に先制リーチ、3面まちもヤマに残り2枚。
他3選手は勝負手がはいらず、そのまま流局。
(近藤選手がさいごにテンパイするも、放銃回避したのが守り固い)
南3局、藤崎選手がひとつ鳴いてテンパイ。そこに親の石橋選手はリーチを打つ。
さらに黒沢選手、近藤選手も鳴いてテンパイ追いついた。
それぞれの事情での勝負手は、結果アガリが出ず、流局に。
(近藤選手が倍満の勝負手実らず、残念)
南3局1本場、親の石橋選手が5巡目に先制リーチ。
藤崎選手がテンパイ追いついてダマテンで様子見。
この勝負は藤崎選手に軍配。満貫のアガリでトップを引き寄せる。
(藤崎選手のダマテンがまた炸裂した)
南4局、親の黒沢選手が先手をとってリーチを打つ。
そこに近藤選手がテンパイして躊躇なくリーチ。石橋選手も鳴いてテンパイ。
結果は近藤選手が放銃、黒沢選手が5800のアガリで親の連荘。
(オーラスのぶつかり合いは見ごたえがあるな)
南4局1本場、藤崎選手が先制テンパイ、トップ目なのでダマテン。
これを危なげなくツモアガリ。藤崎選手が自らアガってトップをきめています。
(藤崎選手がさいごもダマテンで忍んできめた!)
第2試合 結果
第2試合は、藤崎選手が満貫以上のアガリを4回きめてトップ獲得。
そのうち3回はダマテンのアガリで「忍ぶ」雀風を発揮しました。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | 藤崎智 | +78.9 | +49.6 |
2着 | チーム雷電 | 黒沢咲 | +10.3 | ▲124.3 |
3着 | ユーネクスト パイレーツ | 石橋伸洋 | ▲17.4 | ▲156.1 |
4着 | セガサミー フェニックス | 近藤誠一 | ▲71.8 | ▲188.3 |
Mリーグ成績 21日目(11月9日)
Mリーグ21日目、11月9日のチーム成績です。
順位 | チーム名 | チームpt | 前回比 | 試合数 |
---|---|---|---|---|
1位 | EX風林火山 | +334.6 | - | 20 |
2位 | 赤坂ドリブンズ | +326.8 | - | 20 |
3位 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | +49.6 | +86.9 | 22 |
4位 | 渋谷アベマズ | ▲62.1 | - | 20 |
5位 | チーム雷電 | ▲124.3 | +66.0 | 22 |
6位 | ユーネクスト パイレーツ | ▲156.1 | ▲38.7 | 22 |
7位 | カドカワ サクラナイツ | ▲180.2 | - | 20 |
8位 | セガサミー フェニックス | ▲188.3 | ▲114.2 | 22 |
本日はコナミ麻雀格闘倶楽部が勝利。
藤崎選手がダマテンの高打点で加点を重ねてトップを獲得。
また守備もしっかりで安定感がある試合運びでした。
次回も熱戦が期待されます。楽しみですね。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。