
Mリーグ2020レギュラーシーズンは24日目。
今年も8チームが優勝を目指して、心・技・体を競います。
前回は赤坂ドリブンズが勝利。
村上淳選手が長い長い試合を、競り合いを制して勝利しました。
それではMリーグ24日目の結果です。
Mリーグ結果 24日目(11月13日)
Mリーグ24日目、本日の対戦は次の4チームです。
チーム名 | チームpt | 順位 |
---|---|---|
EX風林火山 | +359.6 | 1位 |
コナミ麻雀格闘倶楽部 | +49.6 | 3位 |
渋谷アベマズ | ▲55.1 | 4位 |
ユーネクストパイレーツ | ▲156.1 | 5位 |
そして実況・解説はこちらのおふたり。
「南3局のトップ目は、もうトップ取らなきゃだめだ」の渋川難波プロが解説です。
実況 : 小林未沙
解説 : 渋川難波
(青字は”カドカワサクラナイツ推し”の私の感想です)
第1試合 東場
東場は、EX風林火山の勝又健志選手が親の満貫で先行。
それをユーネクストパイレーツの小林剛選手がアガリの手数で追いかける。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | アベマ | 風林火 | 麻雀格 | パイレ |
- | 選手名 | 松本 吉弘 | 勝又 健志 | 前原 雄大 | 小林 剛 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ロン | ▲1000 | 1000 | ||
東2 | ロン 供託 リーチ | 12000 2000 ▲1000 | ▲12000 ▲1000 | ||
東2-1 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲2600 ▲300 | 2600 300 1000 ▲1000 | ||
東3 | ロン | ▲3900 | 3900 | ||
東4 | ロン | 8000 | ▲8000 | ||
南入 | 持ち点 | 26200 | 37000 | 4000 | 32800 |
東1局、ユーネクストパイレーツの小林剛選手がふたつ鳴いて早々にテンパイ。
これをサッとアガって、役牌のみの1000で親を流す。
(小林選手、今日も摸打がサウスポー!)
東2局、EX風林火山の勝又健志選手がドラ2赤1の先制リーチ。
コナミ麻雀格闘倶楽部の前原雄大選手がチャンス手で追っかけリーチにいく。
結果は前原選手が放銃、勝又選手が親の満貫で大きく前進。
(ここは両選手が勝負手のぶつかり合いだった)
東2局1本場、小林選手が5巡目の先制リーチ。
そこに渋谷アベマズの松本吉弘選手がふたつポンしてテンパイで追いつく。
この勝負は松本選手が放銃、小林選手が2600のアガリで細かく加点。
(小林選手のテンパイとアガリがはやいはやい)
東3局、松本選手がふたつ鳴いてテンパイを入れる。
そこに小林選手がタンピンのテンパイ。松本選手の現物ねらいでダマテンに。
ここは小林選手に軍配。松本選手が放銃、小林選手が3900のアガリ。
(小林選手、今日も左手で好調だ)
東4局、前原選手と松本選手にダブリーチャンス。しかし、ともにテンパイはせず。
松本選手が南を暗槓、さらにひとつポンしてホンイツのテンパイ。
この手に前原選手が放銃。松本選手は3翻の符ハネで満貫、持ち点を回復して南場へ。
(ふたりダブリーチャンスは、他のふたりには厳しいな)
第1試合 南場
南場は、勝又選手が跳満のアガリで2着との差を広げる。
そこへ小林選手がトップとの差をつめて、迫っていきます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | アベマ | 風林火 | 麻雀格 | パイレ |
- | 選手名 | 松本 吉弘 | 勝又 健志 | 前原 雄大 | 小林 剛 |
- | 持ち点 | 26200 | 37000 | 4000 | 32800 |
南1 | ロン | 12000 | ▲12000 | ||
南2 | ロン 供託 リーチ | 3900 2000 ▲1000 | ▲3900 ▲1000 | ||
南2-1 | ツモ 本場 | ▲500 ▲100 | ▲1000 ▲100 | ▲500 ▲100 | 2000 300 |
南3 | ロン | 2000 | ▲2000 | ||
南4 | ロン 供託 リーチ | ▲12000 ▲1000 | 12000 2000 ▲1000 | ||
南4-1 | ロン 本場 供託 リーチ | 3900 300 1000 | ▲3900 ▲300 ▲1000 | ||
終了 | 持ち点 | 14600 | 58000 | ▲10600 | 38000 |
南1局、勝又選手がふたつポンしてホンイツドラ3のテンパイ。
この手に前原選手が放銃、勝又選手が跳満のアガリで2着との差を広げる。
(勝又選手、いいところで勝負手が入ってる)
南2局、小林選手が先制リーチ。そこに親の勝又選手が追っかけリーチを打つ。
めくり合いは小林選手が放銃、勝又選手が3900のアガリでさらにリードを広げる。
(勝又選手、先制リーチに押していったのがきっちり実った)
南2局1本場、前原選手がドラをポン。そこに小林選手がひとつポンしてテンパイ。
さらに勝又選手がテンパイしてダマテンで様子を伺う。
結果は小林選手がツモアガリ、500・1000でドラポンと親のテンパイをかわす。
(小林選手らしい、低打点のドライなアガリ)
南3局、小林選手が先制テンパイ。愚形まちをダマテンで様子見。
前原選手がふたつ鳴いてテンパイ追いつく。さらに松本選手もチーしてテンパイ。
結果は松本選手のアガリ、2000の加点でオーラスへ。
(前原選手が逆境の展開で苦しい)
南4局、2着で親の小林選手が先制リーチ。そこに3着の松本選手も追っかけリーチ。
結果は松本選手が放銃、小林選手が満貫のアガリでトップとの差をつめる。
(松本選手、河底撈魚で放銃はアツすぎる)
南4局1本場、勝又選手がひとつチーしてテンパイ。そこに小林選手の親リーチ。
このトップ争いは勝又選手が勝利。3900のアガリで試合に決着をつける。
(勝又選手が欲しいところで、欲しいアガリがきっちりときまる)
第1試合 結果
第1試合は、勝又選手が先制、中押しと盤石の展開でトップを獲得。
オーラスでトップに迫った小林選手が2着に入っています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | EX風林火山 | 勝又健志 | +78.0 | +437.6 |
2着 | ユーネクスト パイレーツ | 小林剛 | +18.0 | ▲138.1 |
3着 | 渋谷アベマズ | 松本吉弘 | ▲25.4 | ▲80.5 |
4着 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | 前原雄大 | ▲70.6 | ▲21.0 |
第2試合 東場
東場は、それぞれの選手のアガリが交錯する、たたき合い。
3選手が400点差のトップ争いで、南場に向かいます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | 麻雀格 | パイレ | アベマ | 風林火 |
- | 選手名 | 高宮 まり | 瑞原 明奈 | 日向 藍子 | 二階堂 亜樹 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ロン 供託 リーチ | 3900 1000 ▲1000 | ▲3900 | ||
東1-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲1000 ▲100 | 2000 300 1000 ▲1000 | ▲500 ▲100 | ▲500 ▲100 |
東2 | ロン 供託 リーチ | ▲6400 ▲1000 | 6400 2000 ▲1000 | ||
東3 | ロン 供託 リーチ | ▲8000 | 8000 1000 ▲1000 | ||
東4 | ツモ 供託 リーチ | ▲4000 | ▲4000 | ▲4000 | 12000 1000 ▲1000 |
東4-1 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲5800 ▲300 ▲1000 | 5800 300 1000 | ||
東4-2 | ロン 本場 | 8000 600 | ▲8000 ▲600 | ||
南入 | 持ち点 | 17300 | 27400 | 27800 | 27500 |
東1局、コナミ麻雀格闘倶楽部の高宮まり選手が、先手をとって親リーチ。
このリーチにユーネクストパイレーツの瑞原明奈選手が手詰まって放銃。
高宮選手が3900のアガリで試合が動き出す。
(東パツは裏ドラのらず、静かなスタートだ)
東1局1本場、瑞原選手が先制リーチを打つ。
これをサッとツモアガリ。裏ドラはのらず500・1000で失点を半分取り返す。
(リーチしてわりとすぐにアガれたのは好感触)
東2局、渋谷アベマズの日向藍子選手が5巡目リーチ。
そこにEX風林火山の二階堂亜樹選手が追っかけリーチにいく。
めくり合いは亜樹選手が放銃して日向選手に軍配、6400のアガリで親番をむかえる。
(リーチの両選手に暗槓が入ってハデな局面だった)
東3局、瑞原選手がメンタンピンで先制リーチ。
勝負にいった高宮選手が放銃、瑞原選手が満貫のアガリでトップ争いに参戦。
(瑞原選手がきれいな手をきれいにきめた)
東4局、日向選手がふたつポンしてホンイツトイトイのテンパイ。
そこに親の亜樹選手がリーチのいく。
この勝負は亜樹選手に軍配。4000オールのアガリで一気にトップを伺う。
(亜樹選手、裏ドラ1枚が大きい、やはり今シーズンはノッてる)
東4局1本場、親の亜樹選手がふたつポンしてホンイツのテンパイ。
そこに高宮選手がチートイツドラ2のリーチを打つ。
結果は亜樹選手のアガリ、5800でリーチをかわし、しかも親の連荘。
(亜樹選手の選択がピタリとあたってる)
東4局2本場、親の亜樹選手が満貫テンパイ。ペンチャンまちをダマテンに。
そこに高宮選手が鳴いて、満貫テンパイで追いつく。
結果は亜樹選手が放銃、高宮選手が満貫のアガリで先頭集団を追いかける。
(高宮選手らしい、攻め麻雀からのアガリ)
第2試合 南場
南場は、瑞原選手がアガってトップに抜け出す。
終盤戦は激しいトップ争いと3着争いの展開に。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | 麻雀格 | パイレ | アベマ | 風林火 |
- | 選手名 | 高宮 まり | 瑞原 明奈 | 日向 藍子 | 二階堂 亜樹 |
- | 持ち点 | 17300 | 27400 | 27800 | 27500 |
南1 | ロン 供託 リーチ | ▲8000 | 8000 1000 ▲1000 | ||
南2 | 流局 | ▲1500 | 1500 | 1500 | ▲1500 |
南2-1 | ロン 本場 供託 リーチ | 8000 300 1000 ▲1000 | ▲8000 ▲300 | ||
南3 | ロン 供託 リーチ | 2600 2000 ▲1000 | ▲2600 | ||
南4 | ロン 供託 リーチ | 8000 1000 | ▲1000 | ▲8000 | |
終了 | 持ち点 | 16800 | 40500 | 34000 | 8700 |
南1局、瑞原選手がドラのカンチャンまちで先制リーチを打つ。
そこに親の高宮選手がリーチ宣言牌で放銃、瑞原選手が満貫でトップにたつ。
(高宮選手、3面まちを見切ってドラ単騎はないので、やむなし)
流局をはさんで南2局1本場、日向選手が先手をとってリーチ。
そこに亜樹選手もテンパイ、役なし愚形まちでダマテンに。
結果はまっすぐ押した亜樹選手が放銃、日向選手は満貫でトップ逆転。
(亜樹選手の押し引きが難しい局面だった)
南3局、瑞原選手が7巡目の先制リーチ。終盤に亜樹選手が追っかけリーチにいく。
二軒リーチに手詰まった日向選手が放銃、瑞原選手がトップ直撃の2600で逆転に成功。
(日向選手は亜樹選手の追っかけリーチで苦しくなったか)
南4局、高宮選手がふたつポンして3着逆転へのテンパイをいれる。
さらに日向選手がトップ逆転へのリーチを打つ。瑞原選手もテンパイが入る。
結果は高宮選手がアガリきって3着逆転。瑞原選手がトップを獲得しています。
(4選手それぞれの主張がみられる、見ごたえある一局だった)
第2試合 結果
第2試合は、終盤の混戦を制して瑞原選手がトップを獲得。
オーラスにアガった高宮選手が逆転で3着に入っています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | ユーネクスト パイレーツ | 瑞原明奈 | +60.5 | ▲77.6 |
2着 | 渋谷アベマズ | 日向藍子 | +14.0 | ▲66.5 |
3着 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | 高宮まり | ▲23.2 | ▲44.2 |
4着 | EX風林火山 | 二階堂亜樹 | ▲51.3 | +386.3 |
Mリーグ成績 24日目(11月13日)
Mリーグ24日目、11月13日のチーム成績です。
順位 | チーム名 | チームpt | 前回比 | 試合数 |
---|---|---|---|---|
1位 | EX風林火山 | +386.3 | +26.7 | 24 |
2位 | 赤坂ドリブンズ | +355.1 | - | 24 |
3位 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | ▲44.2 | ▲93.8 | 24 |
4位 | 渋谷アベマズ | ▲66.5 | ▲11.4 | 24 |
5位 | ユーネクスト パイレーツ | ▲77.6 | +78.5 | 24 |
6位 | セガサミー フェニックス | ▲177.6 | - | 24 |
7位 | カドカワ サクラナイツ | ▲177.8 | - | 24 |
8位 | チーム雷電 | ▲197.7 | - | 24 |
本日はユーネクストパイレーツが勝利。
瑞原明奈選手が混戦から抜け出し、逃げ切ってトップを獲得。
長考に沈む表情を、何度も見せたのが印象的でした。
次回も熱戦が期待されます。楽しみですね。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。