Mリーグ2020レギュラーシーズンは5日目。
今年も8チームが優勝を目指して、心・技・体を競います。
前回はカドカワサクナイツが勝利。沢崎選手が強さをみせました。
それではMリーグ5日目の結果です。
Mリーグ結果 5日目(10月12日)
Mリーグ5日目の結果です。実況・解説は次のとおり。
チーム雷電の瀬戸熊選手がプレイヤー解説。
的確な状況判断と、実戦的な解説が楽しみです。
実況 : 小林未沙
解説 : 瀬戸熊直樹
第1試合 東場
東場は東1局から3局連続でリーチも流局。そこから3局連続で満貫が飛び出す。
それぞれの選手の勝ちたい気持ちがぶつかりあう展開です。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | ドリブ | 麻雀格 | アベマ | フェニ |
- | 選手名 | 村上 淳 | 藤崎 智 | 白鳥 翔 | 茅森 早香 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | 流局 リーチ | 1500 | ▲1500 | 1500 ▲1000 | ▲1500 |
東1-1 | 流局 リーチ | ▲3000 | 1000 | 1000 | 1000 ▲1000 |
東2-2 | 流局 リーチ | 1000 ▲1000 | 1000 | ▲3000 | 1000 |
東2-3 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲2000 ▲300 | ▲4000 ▲300 ▲1000 | ▲2000 ▲300 | 8000 900 4000 |
東3 | ロン 供託 リーチ | 8000 1000 | ▲1000 | ▲8000 | |
東4 | ツモ | 8000 | ▲2000 | ▲2000 | ▲4000 |
南入 | 持ち点 | 29200 | 27200 | 18200 | 25400 |
開始から3局連続でリーチがかかる。しかしリーチはすべて空振り、3局続けて流局に。
先制リーチに他の3選手もしっかりと反撃。テンパイをいれて先制リーチにラクをさせません。
東2局3本場、コナミ麻雀格闘倶楽部の藤崎選手が親リーチ。
一方、セガサミーフェニックスの茅森選手も手が入ってホンイツで攻める。
茅森選手のフルスイングが実って満貫のツモアガリ。茅森選手が先手をとります。
東3局、まずは渋谷アベマズの白鳥選手が親リーチで先制して牽制。
そこへ藤崎選手がドラポンでテンパイをいれる。
両者に挟まれて守りが苦しくなった茅森選手。やむなく打った親の現物で藤崎選手に放銃。
藤崎選手は親のリーチをつぶして、クリーンヒットの満貫になりました。
東4局、赤坂ドリブンズの村上選手がドラをポンして周囲にプレッシャーをかける。
しかし藤崎選手、白鳥選手も攻め合いに出て3人がテンパイ。
結果は村上選手が満貫のツモアガリ。トップ争いに名乗りをあげます。
第1試合 南場
南場も3局連続で流局のスタート。その後は持ち点が横ならびの展開に。
僅差の争いから抜け出したのはどの選手か。最後まで全員にチャンスがありました。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | ドリブ | 麻雀格 | アベマ | フェニ |
- | 選手名 | 村上 淳 | 藤崎 智 | 白鳥 翔 | 茅森 早香 |
- | 持ち点 | 29200 | 27200 | 18200 | 25400 |
南1 | 流局 | 0 | 0 | 0 | 0 |
南2-1 | 流局 リーチ | ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 | 3000 ▲1000 |
南3-2 | 流局 リーチ | ▲1000 | ▲1000 | 3000 ▲1000 | ▲1000 |
南3-3 | ツモ 本場 供託 | ▲1000 ▲300 | ▲1000 ▲300 | 3000 900 2000 | ▲1000 ▲300 |
南3-4 | 流局 | ▲1000 | ▲1000 | 3000 | ▲1000 |
南3-5 | ロン 本場 供託 リーチ | 2900 1500 1000 | ▲2900 ▲1500 ▲1000 | ||
南3-6 | ロン 本場 供託 リーチ | 3900 1800 2000 ▲1000 | ▲3900 ▲1800 ▲1000 | ||
南4 | ロン 供託 リーチ | ▲7700 | 7700 1000 ▲1000 | ||
南4-1 | 流局 リーチ | ▲1500 | ▲1500 | 1500 ▲1000 | 1500 ▲1000 |
南4-2 | ロン 本場 | 1000 600 | ▲1000 ▲600 | ||
終了 | 持ち点 | 33700 | 21400 | 18000 | 26900 |
南1局、白鳥選手がホンイツを見せる鳴き仕掛けで牽制。
4人それぞれが攻めにいくも、攻め手が入らず、やむなく守って全員ノーテン。
シブい展開で流局となっています。
南3局3本場、流局テンパイで連荘の白鳥選手が鳴き仕掛けでアガリに向かう。
村上選手もテンパイした直後、白鳥選手が1000オールながら、大きなツモアガリ。
これで持ち点はトップからラスまで2000点差の横ならびに。
ここから4選手での短期決戦がスタートです。
南3局5本場、持ち点が横一線の4人それぞれ、フルスイングの攻めにでる。
先制リーチの茅森選手、鳴いてテンパイの白鳥選手、ふたりで激しいめくり合いに。
白鳥選手がアガリをきめてトップへ前進、放銃した茅森選手は一歩後退です。
南3局6本場、親の白鳥選手が先制リーチ。
しかしトップがぶら下がっている状況で、村上選手も果敢に追っかけリーチを打つ。
ここは白鳥選手が当たり牌をつかむ、村上選手がアガってトップ逆転でオーラスへ。
南4局、親の茅森選手が5巡目リーチ。
この早いリーチを受けて、守りに困った白鳥選手が「發」で放銃。
茅森選手は7700のアガリで2位に浮上、さらにトップを狙う位置に。
南4局2本場、とにかくアガリたい村上選手が喰いタンをテンパイ。
藤崎選手も満貫の逆転手をテンパイ。じりじりしたツモり合いが続く。
さいごは村上選手がアガリきって決着。
全16局、流局8局の長丁場の試合を、村上選手が制してトップを獲得しました。
第1試合 結果
第1試合は4選手それぞれがアガり、トップが入れかわるシーソーゲーム。
終盤に抜け出して、自ら決着をつけた村上選手がトップを獲得しています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | 赤坂ドリブンズ | 村上淳 | +53.7 | +137.5 |
2着 | セガサミー フェニックス | 茅森早香 | +6.9 | +37.4 |
3着 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | 藤崎智 | ▲18.6 | ▲75.1 |
4着 | 渋谷アベマズ | 白鳥翔 | ▲42.0 | ▲83.9 |
こちらは3着の藤崎選手、いつもの優しさあふれるコメントです。
第2試合 東場
東場は早い展開で進み、最短の4局で終了。
赤坂ドリブンズの鈴木たろう選手と渋谷アベマズの多井選手が、交互にアガリをきめてます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | アベマ | フェニ | 麻雀格 | ドリブ |
- | 選手名 | 多井 隆晴 | 和久津 晶 | 高宮 まり | 鈴木 たろう |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ツモ 供託 リーチ | ▲6000 | ▲3000 | ▲3000 | 12000 1000 ▲1000 |
東2 | ロン | 5200 | ▲5200 | ||
東3 | ロン | ▲8000 | 8000 | ||
東4 | ロン | 1300 | ▲1300 | ||
南入 | 持ち点 | 25500 | 8800 | 22000 | 43700 |
東1局、たろう選手が「ブンッ」と音がしそうなリーチ。
見た目は3900点のリーチを、一発ツモって裏1のせて、跳満のアガリに。
たろう選手が豪快な先制点をあげます。
東2局、多井選手が、前局の失点を挽回するため動き出す。
ポン、ポンとふた鳴きして、トイトイと中で5200のアガリ。
「ラスはイヤだ」とばかりに、素早い仕掛けですぐに取り返します。
東3局、たろう選手が早速、二の矢を放つ。
テンパイしていたセガサミーフェニックスの和久津選手から満貫のアガリ。
たろう選手が試合を有利に運びます。
東4局、多井選手がサッと發のみ1300で流す。東場は早い展開で進んで南入へ。
第2試合 南場
南場は多井選手が親番で魅せる。怒涛の攻めで30000点以上を加点。
一方、たろう選手も親番で6000オール。高打点のハデなアガリ合いが見られました。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | アベマ | フェニ | 麻雀格 | ドリブ |
- | 選手名 | 多井 隆晴 | 和久津 晶 | 高宮 まり | 鈴木 たろう |
- | 持ち点 | 25500 | 8800 | 22000 | 43700 |
南1 | ツモ 供託 リーチ | 18000 2000 ▲1000 | ▲6000 | ▲6000 ▲1000 | ▲6000 |
南1-1 | 流局 リーチ | 1500 ▲1000 | ▲1500 | ▲1500 | 1500 ▲1000 |
南1-2 | 流局 リーチ | 3000 ▲1000 | 1000 | 1000 | 1000 |
南1-3 | ツモ 本場 供託 リーチ | 12000 900 5000 ▲1000 | ▲4000 ▲300 ▲1000 | ▲4000 ▲300 | ▲4000 ▲300 |
南1-4 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲4000 ▲400 ▲1000 | ▲2000 ▲400 | 8000 1200 2000 ▲1000 | ▲2000 ▲400 |
南2 | ロン | 2600 | ▲2600 | ||
南3 | ツモ 供託 リーチ | ▲2000 | ▲2000 | ▲4000 | 8000 1000 ▲1000 |
南4 | ツモ 供託 リーチ | ▲6000 | ▲6000 ▲1000 | ▲6000 | 18000 2000 ▲1000 |
南4-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | 8000 300 1000 ▲1000 | ▲2000 ▲100 | ▲2000 ▲100 | ▲4000 ▲100 |
終了 | 持ち点 | 61400 | ▲21100 | 6300 | 53400 |
南1局、この局はコナミ麻雀格闘倶楽部の高宮選手が先手をとってリーチ。
しかし多井選手がドラ3赤2の親パネ確定のこわいこわい追っかけリーチ。
このリーチ対決は多井選手がツモって6000オール、これでトップにたちました。
南1局2本場、今度はたろう選手が早すぎる2巡目リーチ。
しかし親の多井選手も5巡目に追っかけリーチ。アガリを重ねるこのふたりの争いに。
結果は引き分けで流局。ここは両者が互角のぶつかり合いをみせました。
南1局3本場、先手をとった和久津選手が3面まちのリーチ。
このリーチに多井選手が攻め手をとめず、5面まちでリーチをかぶせる。
多井選手がハイテイでツモアガリ。持ち点は60000点超えで独走体制に入ります。
南3局、たろう選手が先制リーチからツモアガリ。
親の高宮選手もドラ切りで勝負して全面攻勢にでたが、一歩及ばず。
たろう選手がメンピンツモドラ2の満貫で、オーラスの親にのぞみをつなぎます。
南4局、親のたろう選手が4面まち、ドラ1赤2の強烈なリーチ。
ラス目の和久津選手も負けを少しでも取り返すため、懸命に追っかけリーチを打つ。
しかし、たろう選手がツモアガリ。6000オールの逆転ホームランを放ちます。
南4局1本場、このオーラスも多井選手とたろう選手のぶつかり合い。
多井選手のフリテンリーチVSたろう選手のダマテン。
ふたりのトップ争いは多井選手の満貫ツモで決着。
多井選手がサヨナラホームランでトップを獲得しました。
第2試合 結果
第2試合、多井選手とたろう選手の壮絶なアガリ合い。
逆転につぐ逆転の試合は、多井選手が勝利しています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | 渋谷アベマズ | 多井隆晴 | +81.4 | ▲2.5 |
2着 | 赤坂ドリブンズ | 鈴木たろう | +33.4 | +170.9 |
3着 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | 高宮まり | ▲33.7 | ▲108.8 |
4着 | セガサミー フェニックス | 和久津晶 | ▲81.1 | ▲43.7 |
Mリーグ成績 5日目(10月12日)
Mリーグ5日目、10月12日のチーム成績です。
順位 | チーム名 | チームpt | 前回比 | 試合数 |
---|---|---|---|---|
1位 | 赤坂ドリブンズ | +170.9 | +87.1 | 6 |
2位 | EX風林火山 | +100.1 | - | 4 |
3位 | カドカワ サクラナイツ | +77.8 | - | 4 |
4位 | 渋谷アベマズ | ▲2.5 | +39.4 | 6 |
5位 | セガサミー フェニックス | ▲43.7 | ▲74.2 | 6 |
6位 | チーム雷電 | ▲62.6 | - | 4 |
7位 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | ▲108.8 | ▲52.3 | 6 |
8位 | ユーネクスト パイレーツ | ▲131.2 | - | 4 |
本日は赤坂ドリブンズの勝利。村上選手、たろう選手の活躍が目立ちました。
第1試合は4人全員にチャンスがある僅差の展開。
第2試合は多井選手とたろう選手の一騎打ち。
今日はどちらの試合も見ごたえ十分すぎました。
次回も熱戦が期待されます。楽しみですね。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。