Mリーグ2020レギュラーシーズンは26日目。
今年も8チームが優勝を目指して、心・技・体を競います。
前回はカドカワサクラナイツが勝利。
内川幸太郎選手が序盤に先行して、堅実な試合運びでリードを守ってトップを獲得しました。
それでは、今回の結果です。
Mリーグ結果 82日目(2月26日)
Mリーグ2020レギュラーシーズン、今回の対戦は次の4チームです。
チーム名 | チームpt | 順位 |
---|---|---|
渋谷アベマズ | +557.4 | 1位 |
コナミ麻雀格闘倶楽部 | ▲26.0 | 3位 |
チーム雷電 | ▲103.0 | 5位 |
ユーネクストパイレーツ | ▲200.5 | 7位 |
そして実況・解説はこちらのおふたり。
スペシャルゲスト解説のHIRO柴田プロの解説も楽しみのひとつです。
実況 : 日吉辰哉
解説 : HIRO柴田
(青字は”カドカワサクラナイツ推し”の私の感想です)
第1試合 東場
東場は、流局の親流れが2局連続の静かすぎるスタート。
そこからも軽いアガリで大きな点棒の移動がないまま南場に進みます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | アベマ | 麻雀格 | パイレ | 雷電 |
- | 選手名 | 多井 隆晴 | 佐々木 寿人 | 瑞原 明奈 | 黒沢 咲 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | 流局 リーチ | ▲1000 | ▲1000 | 3000 ▲1000 | ▲1000 |
東2-1 | 流局 リーチ | ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 | 3000 ▲1000 |
東3-2 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲2600 ▲600 ▲1000 | 2600 600 3000 | ||
東4 | ロン 供託 リーチ | 3900 1000 | ▲3900 ▲1000 | ||
南入 | 持ち点 | 18800 | 27900 | 26000 | 27300 |
- | 選手名 | 多井 隆晴 | 佐々木 寿人 | 瑞原 明奈 | 黒沢 咲 |
【東1局】
ユーネクストパイレーツの瑞原明奈選手が終盤に残りツモ1回でリーチを打つ。
そのままアガリが出ず流局、瑞原選手のひとりテンパイで親流れ。
(瑞原選手、流局まぎわのテンパイで強くリーチにいった)
【東2局】
チーム雷電の黒沢咲選手が中盤に先手のリーチを打つ。
他3選手は手が入らず守備にまわる。そのまま流局、黒沢選手のひとりテンパイで親流れ。
(黒沢選手、高め三色のリーチにいくも、アガリ牌は他家に流れて実らず)
【東3局】
渋谷アベマズの多井隆晴選手が5巡目に先制リーチ。
そこに黒沢選手がドラを切ってテンパイ、ダマテンで様子をうかがう。
すぐに多井選手が放銃、黒沢選手が2600のアガリでリーチをかわす。
(黒沢選手、強く押してカンチャンまちで討ち取った)
【東4局】
コナミ麻雀格闘倶楽部の佐々木寿人選手がふたつ鳴いて終盤にテンパイ。
そこに黒沢選手がチャンス手のリーチを打つ。
この勝負は黒沢選手が放銃、寿人選手が3900のアガリでリーチをはね返す。
(寿人選手、鳴いたらまっすぐ押していく。そしてしっかりアガリきった)
第1試合 南場
南場は、黒沢選手が満貫をアガって集団から抜け出す。
そこに瑞原選手が親の満貫でかわしてトップ争いはマッチレース模様に。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | アベマ | 麻雀格 | パイレ | 雷電 |
- | 選手名 | 多井 隆晴 | 佐々木 寿人 | 瑞原 明奈 | 黒沢 咲 |
- | 持ち点 | 18800 | 27900 | 26000 | 27300 |
南1 | ロン | 5800 | ▲5800 | ||
南1-1 | 流局 リーチ | ▲1000 | 3000 ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 |
南2-2 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲8000 ▲600 ▲1000 | 8000 600 3000 ▲1000 | ||
南3 | ツモ 供託 リーチ | ▲4000 | ▲4000 | 12000 1000 ▲1000 | ▲4000 |
南3-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲1000 ▲100 | 4000 300 1000 ▲1000 | ▲2000 ▲100 | ▲1000 ▲100 |
南4 | ロン | 1000 | ▲1000 | ||
終了 | 持ち点 | 18500 | 14800 | 35900 | 30800 |
- | 選手名 | 多井 隆晴 | 佐々木 寿人 | 瑞原 明奈 | 黒沢 咲 |
【南1局】
寿人選手が6巡目にポンしてテンパイ。そこに多井選手がひとつ鳴いて中盤にテンパイ。
結果は寿人選手が放銃、多井選手が5800のアガリで親の連荘。
(多井選手、後手で三色が確定しない形からしかけてアガリきった。機敏な動き)
【南2局2本場】
流局の親流れをはさんで南2局2本場。
親の寿人選手が7巡目に先制リーチ。そこに同巡、黒沢選手が追っかけリーチにいく。
このめくり合いは寿人選手が一発で放銃、黒沢選手が満貫のアガリで頭ひとつ抜け出す。
(寿人選手、親の先制リーチでは放銃やむなし。黒沢選手の押しが強い強い)
【南3局】
親の瑞原選手が終盤に先手のリーチを打つ。そこに多井選手がテンパイしてダマテン様子見。
すぐに瑞原選手がスッとツモアガリ、裏1枚の4000オールで瑞原選手がトップにたつ。
(瑞原選手、イーペーコーのペンチャンで苦しい形をツモって大きなアガリに)
(鳴きリャンペーコーは0飜、なので形式テンパイ。でもこの状況なら妥当なチー)
【南3局1本場】
ラス目の寿人選手が終盤に先制リーチにいく。そこに黒沢選手がチーしてテンパイ。
結果は寿人選手がツモアガリ、1000・2000でオーラスの着順アップに望みをつなぐ。
(寿人選手、ここは裏ドラ1枚がほしかったがのらず。次局のチャンスをまつ)
【南4局】
トップ目の瑞原選手がふたつ鳴いて6巡目にテンパイ。
すぐに黒沢選手が放銃、瑞原選手が1000のアガリで試合終了。
瑞原選手が自らのアガリでトップ獲得をきめる。
(瑞原選手、風牌のポンから発進して見事にトップをきめた!)
第1試合 結果
第1試合は、南場の親番で満貫をきめた瑞原選手がトップ獲得。
満貫をきめてトップ争いの黒沢選手が2着にはいっています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | ユーネクスト パイレーツ | 瑞原明奈 | +55.9 | ▲144.6 |
2着 | チーム雷電 | 黒沢咲 | +10.8 | ▲92.2 |
3着 | 渋谷アベマズ | 多井隆晴 | ▲21.5 | +526.9 |
4着 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | 佐々木寿人 | ▲45.2 | ▲71.2 |
第2試合 東場
東場は、渋谷アベマズの松本吉弘選手が先制点でまずは先行。
それをコナミ麻雀格闘倶楽部の高宮まり選手が満貫などのアガリでかわしていきます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | 雷電 | パイレ | アベマ | 麻雀格 |
- | 選手名 | 黒沢 咲 | 小林 剛 | 松本 吉弘 | 高宮 まり |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ロン 供託 リーチ | ▲5200 ▲1000 | 5200 1000 | ||
東2 | ロン | ▲5200 | 5200 | ||
東3 | ロン 供託 リーチ | 3900 2000 ▲1000 | ▲3900 ▲1000 | ||
東3-1 | ツモ 本場 | ▲2000 ▲100 | ▲2000 ▲100 | ▲4000 ▲100 | 8000 300 |
東4 | ロン 供託 リーチ | ▲3900 | 3900 1000 ▲1000 | ||
東4-1 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲8000 ▲300 | 8000 300 1000 | ▲1000 | |
南入 | 持ち点 | 3200 | 28300 | 31000 | 37500 |
- | 選手名 | 黒沢 咲 | 小林 剛 | 松本 吉弘 | 高宮 まり |
【東1局】
チーム雷電の黒沢咲選手が7巡目に親リーチ。
そこに同巡、渋谷アベマズの松本吉弘選手がテンパイ、愚形まちをダマテンで様子をみる。
この勝負は黒沢選手が放銃、松本選手が5200のアガリで親リーチをかわす。
(松本選手、2600→5200打点アップ直後にロンアガリの絶好の展開)
【東2局】
コナミ麻雀格闘倶楽部の高宮まり選手が6巡目にテンパイ、ダマテンで好形変化をまつ。
結果は黒沢選手が放銃、高宮選手が5200のアガリ。
(高宮選手、ダマテンでうまく立ち回ってアガリをつかみとった)
【東3局】
親の松本選手が5巡目に先制リーチでプレッシャーをかける。
終盤に高宮選手がテンパイ追いつく、ダマテンから一巡まわしてリーチにいく。
このめくり合いは高宮選手が放銃、松本選手が3900のアガリで親の連荘。
(松本選手、愚形まちながらアガリきって好調ぶりをみせる)
【南3局1本場】
高宮選手がひとつ鳴いて6巡目に満貫テンパイ。そこに黒沢選手がテンパイ、役なしをダマテン。
さらに親の松本選手がテンパイしてこちらも役なしをダマテンで守備を意識する。
結果は高宮選手がツモアガリ、2000・4000で失点を倍にして取り戻す。
(高宮選手らしい、まっすぐな攻めのアガリ)
【東4局】
ユーネクストパイレーツの小林剛選手がひとつ鳴いて中盤にテンパイ。
そこに終盤、親の高宮選手がリーチにいく。
この勝負は小林選手が放銃、高宮選手が3900のアガリで親の連荘。
(高宮選手、好形変化まちから愚形リーチになったが、結果アガれたのは好感触か)
【東4局1本場】
親の高宮選手が中盤に先手のテンパイ。そこに終盤、松本選手がリーチを打つ。
さらに小林選手がテンパイ追いつく、ダマテンで現物まちを狙っていく。
結果は黒沢選手がリーチ現物で放銃、小林選手が満貫のアガリで上の着順を目指す。
(小林選手、後手からいいタイミングでのダマテンが、すぐにアガれるいい展開に)
第2試合 南場
南場は、小林選手が親の満貫の一閃でトップ逆転に成功。
終盤戦では火花が散るようなトップ争いが繰り広げられます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | 雷電 | パイレ | アベマ | 麻雀格 |
- | 選手名 | 黒沢 咲 | 小林 剛 | 松本 吉弘 | 高宮 まり |
- | 持ち点 | 3200 | 28300 | 31000 | 37500 |
南1 | ツモ 供託 リーチ | ▲2000 | ▲1000 ▲1000 | ▲1000 | 4000 1000 |
南2 | 流局 リーチ | ▲1000 | 3000 ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 |
南2-1 | ロン 本場 供託 | 12000 300 1000 | ▲12000 ▲300 | ||
南2-2 | ツモ 本場 供託 リーチ | 2700 600 1000 ▲1000 | ▲1300 ▲200 | ▲700 ▲200 | ▲700 ▲200 |
南3 | ツモ 供託 リーチ | ▲1000 ▲1000 | ▲1000 | ▲2000 | 4000 2000 ▲1000 |
南4 | 流局 供託 リーチ | 3000 ▲1000 | ▲1000 1000 | ▲1000 | ▲1000 |
終了 | 持ち点 | 3500 | 39100 | 25100 | 32300 |
- | 選手名 | 黒沢 咲 | 小林 剛 | 松本 吉弘 | 高宮 まり |
【南1局】
高宮選手が3つ鳴いて中盤にホンイツのテンパイ。そこに小林選手がリーチにいく。
この勝負は高宮選手に軍配、1000・2000にツモアガリでリーチを打ち返す。
(高宮選手、苦しいペンチャンをツモアガリ。大差のラス目で親が流れた黒沢選手が苦しい)
【南2局1本場】
流局をはさんで親の連荘の南2局1本場。
親の小林選手が終盤に満貫のテンパイ、ダマテンで鋭く狙っていく。
この手に高宮選手が放銃、小林選手が満貫のアガリでトップにたつ。
(高宮選手、親の満貫は痛恨。しかしまだ親番があるのでわからない)
【南2局2本場】
黒沢選手が中盤に先手をとってリーチを打つ。
すぐに黒沢選手がツモアガリ、700・1300で少しでも素点を回復していく。
(黒沢選手、こういう先手のアガリ番で、ドラがないのが苦しい展開)
【南3局】
2着目の高宮選手が5巡目に先制リーチを打つ。そこに黒沢選手が追っかけリーチにいく。
このめくり合いは高宮選手に軍配、1000・2000のツモアガリで親番のオーラスへ。
(高宮選手、裏ドラあれば大きかったが、まずはトップ追走のひとアガリでせまっていく)
【南4局】
ラス目の黒沢選手がリーチ中盤に満貫からのリーチにいく。
2着目の高宮選手が最後のツモ番まで押して勝負にいく。
結果はアガリが出ず流局、黒沢選手のひとりテンパイの親流れで決着。
この流局で小林選手が逃げ切ってトップ獲得をきめる。
(高宮選手、オリが常識的な選択の状況で、さいごまでトップ狙いの気迫がすごかった)
第2試合 結果
第2試合は、南場の親の満貫で逆転した小林選手がトップ獲得。
さいごまで勝負にいった高宮選手が一歩とどかず、2着にはいっています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | ユーネクスト パイレーツ | 小林剛 | +59.1 | ▲85.5 |
2着 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | 高宮まり | +12.3 | ▲58.9 |
3着 | 渋谷アベマズ | 松本吉弘 | ▲14.9 | +512.0 |
4着 | チーム雷電 | 黒沢咲 | ▲56.5 | ▲148.7 |
Mリーグ成績 82日目(2月26日)
今回の試合後のチーム成績です。
順位 | チーム名 | チームpt | 前回比 | 試合数 |
---|---|---|---|---|
1位 | 渋谷アベマズ | +512.0 | ▲36.4 | 82 |
2位 | カドカワ サクラナイツ | +194.3 | - | 82 |
3位 | EX風林火山 | ▲39.5 | - | 82 |
4位 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | ▲58.9 | ▲32.9 | 82 |
5位 | ユーネクスト パイレーツ | ▲85.5 | +115.0 | 82 |
6位 | セガサミー フェニックス | ▲142.9 | - | 82 |
7位 | チーム雷電 | ▲148.7 | ▲45.7 | 82 |
8位 | 赤坂ドリブンズ | ▲230.8 | - | 82 |
本日はユーネクストパイレーツが1日2勝を達成して勝利。
瑞原明奈選手が守備をかためて終盤戦のワンチャンスをものにしてトップ獲得。
小林剛選手は中盤戦で好位置から抜け出しに成功、そのまま逃げ切りトップを獲得しました。
ユーネクストパイレーツはリーグ最終盤での大きな2勝で、順位を5位まであげています。
次回も熱戦が期待されます。楽しみですね。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。