Mリーグ2020レギュラーシーズンは6日目。
今年も8チームが優勝を目指して、心・技・体を競います。
前回は赤坂ドリブンズが勝利。村上選手と鈴木たろう選手、両選手の力強い麻雀でした。
それではMリーグ6日目の結果です。
Mリーグ結果 6日目(10月13日)
Mリーグ6日目の結果です。実況・解説は次のとおり。
渋谷アベマズの多井選手がプレイヤー解説。
最速最強の解説と、おもしろトークに期待です。
実況 : 松嶋桃
解説 : 多井隆晴
第1試合 東場
東場はEX風林火山の勝又選手が「技」と「強引さ」でアガリを重ねる。
一方、カドカワサクラナイツの堀選手は「高打点」で主導権を握ります。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | 雷電 | 風林火 | サクラ | パイレ |
- | 選手名 | 黒沢 咲 | 勝又 健志 | 堀 慎吾 | 瑞原 明奈 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ロン 供託 リーチ | ▲6400 | 6400 1000 ▲1000 | ||
東2 | 流局 リーチ | ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 | 3000 ▲1000 |
東3-1 | ツモ 本場 | ▲6000 ▲100 | ▲6000 ▲100 | 18000 300 | ▲6000 ▲100 |
東3-2 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲1000 ▲200 | 4000 600 1000 ▲1000 | ▲2000 ▲200 | ▲1000 ▲200 |
東4 | ロン 供託 リーチ | 8000 1000 | ▲8000 ▲1000 | ||
南入 | 持ち点 | 10300 | 37900 | 41100 | 10700 |
東1局、勝又選手が先手をとる。捨て牌すべて中張牌の珍しいリーチを打つ。
ここはチーム雷電の黒沢選手が親なので、まっすぐ攻めて放銃に。
勝又選手が6400のアガリで先取点です。
東3局1本場、カドカワサクラナイツの堀選手に大チャンス。
圧倒的に早い5巡目テンパイ、しかも高め跳満。これをリーチせず、静かに打ちとりにいく。
すぐに堀選手から「ツモ」の声。声は小さく、打点は大きく、6000オールでトップにたつ。
東4局、ユーネクストパイレーツの瑞原選手が親リーチで先手をとる。
そこへ勝又選手がふたつめの鳴きをいれて、後手にまわったが勝負にいく。
アガリ牌は瑞原選手が多かったものの、結果は勝又選手の満貫のアガリ。
放銃の瑞原選手には厳しい結果。そして勝又選手はトップに近づき、南場に入ります。
第1試合 南場
南場は南2局の攻防が迫力満点。ここが大きなヤマ場でした。
4人の選手それぞれのアガリと、勝負への執念がみられました。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | 雷電 | 風林火 | サクラ | パイレ |
- | 選手名 | 黒沢 咲 | 勝又 健志 | 堀 慎吾 | 瑞原 明奈 |
- | 持ち点 | 10300 | 37900 | 41100 | 10700 |
南1 | ツモ | 12000 | ▲4000 | ▲4000 | ▲4000 |
南1-1 | ロン 本場 | ▲1300 ▲300 | 1300 300 | ||
南2 | ロン 供託 リーチ | ▲8000 | 8000 1000 | ▲1000 | |
南3 | ツモ 供託 リーチ | ▲4000 | ▲4000 | 12000 1000 ▲1000 | ▲4000 |
南3-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | 2700 300 2000 ▲1000 | ▲700 ▲100 | ▲1300 ▲100 | ▲700 ▲100 ▲1000 |
南4 | ツモ 供託 リーチ | ▲1300 | ▲1300 | ▲1300 | 3900 1000 ▲1000 |
南4-1 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲2900 ▲300 ▲1000 | 2900 300 1000 | ||
南4-2 | ロン 本場 供託 リーチ | 3900 600 1000 | ▲3900 ▲600 | ▲1000 | |
終了 | 持ち点 | 16900 | 24900 | 51200 | 7000 |
南1局、親の黒沢選手から「ポン」の声。
長距離ヒッターで知られる黒沢選手のひと鳴きで、他の選手に緊張が走る。
黒沢選手がホンイツをテンパイ、そして当然のようにツモアガリ。満貫で息を吹き返します。
南2局、親の勝又選手がドラの中をポンして、いち鳴きテンパイ。
そこへラス目の瑞原選手、親満放銃のプレッシャーに耐えてリーチに打って出る。
さらに後方から堀選手も勝負にでる、ふたつチーして満貫テンパイ。
3方向から包囲された黒沢選手、守り駒がなくなり堀選手に放銃。
この局が大きな分かれ目か?堀選手がトップへ大きく前進します。
南3局、堀選手の勢いが止まらないような、6巡目の親リーチ。
このメンピンドラ2の手を、さらっとツモって4000オール。
堀選手が大きなリードを積み上げます。
南3局1本場、3着争いの瑞原選手と黒沢選手がリーチのぶつけ合い。
勝又選手もチーで介入、しかし結果は黒沢選手のツモアガリ。
打点は低くても、ラスを避けて3着確保に大きく近づくアガリです。
南4局、親の瑞原選手がラス脱出にむけて連荘をみせる。
3900、2900と積み上げて、南4局2本場もリーチで攻めいく。
しかし黒沢選手が立ちはだかって、ロンアガリ。試合に終止符をうちました。
中盤から抜け出した堀選手がトップを獲得しています。
第1試合 結果
攻守ともに鋭い麻雀をみせた堀選手がトップを獲得。
南2局の難しい手をアガリにつなげた、力強さがとくに光りました。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | カドカワ サクラナイツ | 堀慎吾 | +71.2 | +149.0 |
2着 | EX風林火山 | 勝又健志 | +4.9 | +105.0 |
3着 | チーム雷電 | 黒沢咲 | ▲23.1 | ▲85.7 |
4着 | ユーネクスト パイレーツ | 瑞原明奈 | ▲53.0 | ▲184.2 |
第2試合 東場
東場はチーム雷電の瀬戸熊選手とユーネクストパイレーツの小林選手が先行。
この2選手のトップ争いで進んでいきます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | サクラ | パイレ | 風林火 | 雷電 |
- | 選手名 | 岡田 紗佳 | 小林 剛 | 勝又 健志 | 瀬戸熊 直樹 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ツモ 供託 リーチ | ▲6000 | ▲3000 | ▲3000 | 12000 1000 ▲1000 |
東2 | ロン 供託 リーチ | 12000 1000 ▲1000 | ▲12000 | ||
東2-1 | 流局 | 0 | 0 | 0 | 0 |
東2-2 | ロン 本場 供託 リーチ | 2600 600 2000 ▲1000 | ▲2600 ▲600 | ||
東3 | ツモ 供託 リーチ | 2000 1000 | ▲500 | ▲1000 | ▲500 ▲1000 |
東4 | ツモ | ▲300 | 1100 | ▲300 | ▲500 |
南入 | 持ち点 | 25900 | 34600 | 5500 | 34000 |
東1局、チーム雷電の瀬戸熊選手がドラの単騎まちで力強いリーチを打つ。
カドカワサクラナイツの岡田選手も粘ってテンパイをキープする。
しかし瀬戸熊選手がバシッとドラをツモアガリ。跳満でロケットスタートをきめます。
東2局、EX風林火山の勝又選手がテンパイ、カン三筒まちはダマテンに。
そこへユーネクストパイレーツの小林選手が親リーチを打つ。
勝又選手が攻めた結果、放銃に。小林選手は一発と裏1で大きなアガリ。
東2局2本場、東3局は岡田選手がアガリを重ねる。
打点は低くても、地味に供託も回収し、トップを狙える位置をキープします。
南4局、リーチがかからない静かな展開。
終盤、小林選手がツモのみ300・500のアガリ。
これで小林選手が600点差のトップにたって南入します。
第2試合 南場
南場は最後のオーラスまでトップ争いが激しい展開。
先行する小林選手を瀬戸熊選手、岡田選手が追いかけます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | サクラ | パイレ | 風林火 | 雷電 |
- | 選手名 | 岡田 紗佳 | 小林 剛 | 勝又 健志 | 瀬戸熊 直樹 |
- | 持ち点 | 25900 | 34600 | 5500 | 34000 |
南1 | ロン 供託 リーチ | ▲1300 ▲1000 | 1300 1000 | ||
南2 | ロン | 5800 | ▲5800 | ||
南2-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲1000 ▲100 | 3000 300 1000 ▲1000 | ▲1000 ▲100 | ▲1000 ▲100 |
南2-2 | ツモ 本場 供託 リーチ | 5200 600 1000 ▲1000 | ▲2600 ▲200 | ▲1300 ▲200 | ▲1300 ▲200 |
南3 | ロン 供託 リーチ | ▲2000 ▲1000 | 2000 2000 ▲1000 | ||
南4 | ロン 供託 リーチ | 8000 1000 | ▲1000 | ▲8000 | |
終了 | 持ち点 | 30600 | 47600 | ▲1100 | 22900 |
南1局、2着の瀬戸熊選手とトップの小林選手がリーチ勝負。
小林選手が当たり牌をつかみ、瀬戸熊選手のアガリ。
リーチのみの1300点ながら、瀬戸熊選手がトップを奪取します。
南2局、南2局1本場と、親の小林選手が連続のアガリ。
連荘で加点してトップに返り咲き、少しずつリードを広げていきます。
南2局2本場、親の小林選手のテンパイに岡田選手がリーチで待ったをかける。
岡田選手がメンピンツモドラ1300・2600のアガリをきめて2着に浮上。
南3局、瀬戸熊選手が先手をとってリーチ。
最後の親で後がない勝又選手、苦しいカン七索まちで追っかけリーチ。
めくり合いは瀬戸熊選手に軍配。勝又選手は勝負にでて当たり牌をつかむ、苦しい展開です。
南4局、3選手が3万点台のトップ争い、まずは小林選手がテンパイをいれる。
しかしラス目の勝又選手が満貫のテンパイでリーチを打つ。
さらに瀬戸熊選手もテンパイして、アガればトップの追っかけリーチ。
そのリーチ宣言牌が当たり牌。激しい攻め合いのオーラスは、小林選手のアガリで決着。
小林選手が今シーズン、チーム初となるトップを獲得しました。
第2試合 結果
小林選手が得意の手数で攻める麻雀でトップを獲得。
そして岡田選手がしっかり守って2着に入っています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | ユーネクスト パイレーツ | 小林剛 | +67.6 | ▲116.6 |
2着 | カドカワ サクラナイツ | 岡田紗佳 | +10.6 | +159.6 |
3着 | チーム雷電 | 瀬戸熊直樹 | ▲17.1 | ▲102.8 |
4着 | EX風林火山 | 勝又健志 | ▲61.1 | +43.9 |
Mリーグ成績 6日目(10月13日)
Mリーグ6日目、10月13日のチーム成績です。
順位 | チーム名 | チームpt | 前回比 | 試合数 |
---|---|---|---|---|
1位 | 赤坂ドリブンズ | +170.9 | - | 6 |
2位 | カドカワ サクラナイツ | +159.6 | +81.8 | 6 |
3位 | EX風林火山 | +43.9 | ▲56.2 | 6 |
4位 | 渋谷アベマズ | ▲2.5 | - | 6 |
5位 | セガサミー フェニックス | ▲43.7 | - | 6 |
6位 | チーム雷電 | ▲102.8 | ▲40.2 | 6 |
7位 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | ▲108.8 | - | 6 |
8位 | ユーネクスト パイレーツ | ▲116.6 | +14.6 | 6 |
本日はカドカワサクラナイツの勝利。
Mリーグデビュー2戦目の堀選手が、早くもその強さを多くの視聴者にみせつけました。
またユーネクストパイレーツが初のトップ獲得でこれから反撃開始です。
次回も熱戦が期待されます。楽しみですね。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。