Mリーグ2020レギュラーシーズンは83日目。
今年も8チームが優勝を目指して、心・技・体を競います。
前回はユーネクストパイレーツが1日2勝を達成して勝利。
瑞原明奈選手が粘り強い攻めの姿勢でチャンスをものにしてトップを獲得。
小林剛選手は自然なチャンス手を確実にものにしてトップを獲得しました。
それでは、今回の結果です。
Mリーグ結果 83日目(3月1日)
Mリーグ2020レギュラーシーズン、今回の対戦は次の4チームです。
チーム名 | チームpt | 順位 |
---|---|---|
渋谷アベマズ | +512.0 | 1位 |
EX風林火山 | ▲39.5 | 3位 |
ユーネクストパイレーツ | ▲85.5 | 5位 |
赤坂ドリブンズ | ▲230.8 | 8位 |
そして実況・解説はこちらのおふたり。
最高位のタイトルを獲得した醍醐大プロがスペシャルゲスト解説です。
実況 : 小林未沙
解説 : 醍醐大
(青字は”カドカワサクラナイツ推し”の私の感想です)
第1試合 東場
東場は、赤坂ドリブンズの村上選手が満貫のアガリで主導権をつかむ。
そこにEX風林火山の勝又健志選手が跳満ツモで主導権を奪います。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | ドリブ | アベマ | 風林火 | パイレ |
- | 選手名 | 村上 淳 | 松本 吉弘 | 勝又 健志 | 石橋 伸洋 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ロン | ▲3900 | 3900 | ||
東2 | ロン 供託 リーチ | 8000 2000 ▲1000 | ▲1000 | ▲8000 | |
東3 | ツモ | ▲300 | ▲300 | ▲500 | 1100 |
東4 | 流局 リーチ | 1000 ▲1000 | ▲3000 | 1000 | 1000 |
東4-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲3000 ▲100 | ▲3000 ▲100 | 12000 300 2000 ▲1000 | ▲6000 ▲100 |
南入 | 持ち点 | 30600 | 14700 | 41700 | 13000 |
- | 選手名 | 村上 淳 | 松本 吉弘 | 勝又 健志 | 石橋 伸洋 |
【東1局】
EX風林火山の勝又健志選手がひとつ鳴いてから中盤にテンパイ。
そこに渋谷アベマズの松本吉弘選手がポンしてテンパイ打牌で放銃。
勝又選手が3900のアガリでサラリとスタートをきめる。
(勝又選手、ホンイツ満貫見える手を、早さ重視の3900でアガリきった)
【東2局】
勝又選手が中盤に先制リーチを打つ。
そこに赤坂ドリブンズの村上淳選手が追っかけリーチにいく。
結果は手詰まったユーネクストパイレーツの石橋伸洋選手が放銃。
村上選手が満貫のアガリで先行争いを一歩リード。
(ここ2試合、アガリが遠い村上選手に嬉しい満貫のアガリ。底打ち宣言になるか)
【東3局】
松本選手がひとつ鳴いてから中盤にテンパイ。そこに終盤、ひとつ鳴いた石橋選手がテンパイ。
さらに勝又選手がチートイツのテンパイ、ドラ単騎をダマテンで狙う。
この勝負は石橋選手に軍配、300・500のツモアガリで親番をむかえる。
(勝又選手、前巡にでたドラの白まちが絶好も、ヤマに深くて届かず)
【東4局】
村上選手が6巡目に勢いよく「リーチ」の声。
そこに中盤、親の石橋選手がテンパイ、アガリ牌の少ないまちをダマテンにとる。
さらに勝又選手がふたつ鳴いてテンパイ追いつく。
結果はアガリが出ず流局、3人テンパイで親の連荘。
(先制リーチも他2選手が追いついて、先制リーチにラクをさせない展開に)
【東4局1本場】
勝又選手が中盤に先手をとってリーチ。そこに松本選手がチーしてテンパイ追いつく。
この勝負は勝又選手に軍配、3000・6000のツモアガリでトップにたって南場へ。
(勝又選手、チャンス手を嬉しいツモアガリ。裏1枚と槓ウラ1枚で跳満に)
第1試合 南場
南場は、先行した勝又選手が有利に試合を進めていく。
そこに松本選手がアガリを重ねて、追い上げをみせていきます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | ドリブ | アベマ | 風林火 | パイレ |
- | 選手名 | 村上 淳 | 松本 吉弘 | 勝又 健志 | 石橋 伸洋 |
- | 持ち点 | 30600 | 14700 | 41700 | 13000 |
南1 | ロン 供託 リーチ | ▲1600 | 1600 1000 ▲1000 | ||
南2 | ロン | 6800 | ▲6800 | ||
南2-1 | ツモ 本場 | ▲1600 ▲100 | ▲3200 ▲100 | 6400 300 | ▲1600 ▲100 |
南3 | ツモ 供託 リーチ | ▲2000 | 8000 1000 ▲1000 | ▲4000 | ▲2000 |
南4 | ロン | ▲1000 | 1000 | ||
終了 | 持ち点 | 24300 | 26200 | 38600 | 10900 |
- | 選手名 | 村上 淳 | 松本 吉弘 | 勝又 健志 | 石橋 伸洋 |
【南1局】
石橋選手が中盤に4面まちの先制リーチを打つ。そこに親の村上選手がチーしてテンパイ。
この勝負は村上選手が放銃、石橋選手が1600のアガリで親を流す。
(石橋選手、まちの広さとともに裏ドラがほしかったが、ここではのらず)
【南2局】
勝又選手が中盤にチーして先手のテンパイ。そこに親の松本選手がポンしてテンパイ。
結果は勝又選手が放銃、松本選手が6800のアガリで親の連荘。
(松本選手、暗槓と加槓で70符2翻のレアなアガリ。槓ふたつの打点上昇が嬉しい)
【南2局1本場】
勝又選手が終盤にチートイツのテンパイ、ダマテンで静かに狙う。
そこに親の松本選手がテンパイ追いつく、こちらもダマテン。
結果は勝又選手が海底でツモアガリ、1600・3200で失点を即回復。
(松本選手、テンパイ連荘と思ったところで親流れ。勝又選手の攻めが実った)
【南3局】
3着目の松本選手が6巡目に先制リーチにいく。
この手を終盤になってツモアガリ、2000・4000のアガリで2着浮上してオーラスへ。
(トップ目の勝又選手は松本選手アガリ容認の立ち回り。親被りOK)
【南4局】
トップ目の勝又選手が5巡目にテンパイ、役なしをダマテンでピンフ手がわりをまつ。
結果は村上選手が放銃、ピンフ手がわりした勝又選手が1000のアガリでゲームセット。
勝又選手が自らのアガリでトップ獲得をきめる。
(2着争いのスキをぬって、勝又選手がオリの退路も確保しながらアガリをきめた)
第1試合 結果
第1試合は、東場の跳満ツモで優位を築いた勝又選手がトップを獲得。
南場に2回のチャンス手をアガった松本選手が2着にはいっています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | EX風林火山 | 勝又健志 | +58.6 | +19.1 |
2着 | 渋谷アベマズ | 松本吉弘 | +6.2 | +518.2 |
3着 | 赤坂ドリブンズ | 村上淳 | ▲15.7 | ▲246.5 |
4着 | ユーネクスト パイレーツ | 石橋伸洋 | ▲49.1 | ▲134.6 |
第2試合 東場
東場は、松本選手が満貫をきめて、序盤の争いで先手をとる。
そこに赤坂ドリブンズが親の満貫、跳満とアガって大量リードのトップにたちます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | パイレ | 風林火 | ドリブ | アベマ |
- | 選手名 | 小林 剛 | 勝又 健志 | 園田 賢 | 松本 吉弘 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ロン 供託 リーチ | 5800 1000 ▲1000 | ▲5800 | ||
東1-1 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲8000 ▲300 | 8000 300 1000 ▲1000 | ||
東2 | ロン | ▲1500 | 1500 | ||
東2-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲1300 ▲100 ▲1000 | ▲2600 ▲100 | 5200 300 2000 ▲1000 | ▲1300 ▲100 |
東3 | ツモ 供託 リーチ | ▲4000 | ▲4000 | 12000 1000 ▲1000 | ▲4000 |
東3-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲6000 ▲100 | ▲6000 ▲100 | 18000 300 1000 ▲1000 | ▲6000 ▲100 |
東3-2 | ロン 本場 供託 リーチ | 2000 600 2000 ▲1000 | ▲2000 ▲600 ▲1000 | ||
東4 | 流局 | 1500 | 1500 | ▲1500 | ▲1500 |
南入 | 持ち点 | 21900 | 1100 | 56700 | 20300 |
- | 選手名 | 小林 剛 | 勝又 健志 | 園田 賢 | 松本 吉弘 |
【東1局】
ユーネクストパイレーツの小林剛選手が7巡目に先制の親リーチ。
結果は勝負にいったEX風林火山の勝又健志選手が放銃。
小林選手が5800のアガリで好スタートをきめつつ親の連荘。
(小林選手、展開よく先手からスッとアガリがでて、第1試合のマイナスを挽回できるか)
【東1局1本場】
渋谷アベマズの松本吉弘選手が終盤に先制リーチを打つ。
そこに勝又選手がテンパイ追いつく。フリテンをダマテンで様子見。
結果は勝又選手がまっすぐ押して放銃、松本選手が満貫のアガリ。
(勝又選手の攻めの姿勢が印象的。第1試合のトップがあるので大きく連勝を狙っているか)
【東2局】
親の勝又選手がふたつ鳴いてテンパイ。そこに小林選手がチーしてテンパイ打牌で放銃。
勝又選手が1500のアガリで親の連荘、次のチャンスを狙う。
(勝又選手、打点を見切って早いしかけでスピード優先した)
【東2局1本場】
小林選手が中盤に先手をとってリーチにいく。
そこに終盤、赤坂ドリブンズの園田賢選手が追っかけリーチを打つ。
このめくり合いは園田選手に軍配、1300・2600のアガリで先行争いに加わっていく。
(園田選手、小林選手のアガリ牌でもある六筒を嬉しいツモアガリ、好感触があるか)
【東3局】
親の園田選手が6巡目に先制リーチ。
これをスパッとツモアガリ、4000オールでトップにたってリードを広げる。
(この先制リーチからスムーズに高めツモって満貫は、裏ドラなくても手応えありそう)
【東3局1本場】
勝又選手が6巡目にドラを含むふたつのポンで満貫テンパイ。
そこに親の園田選手がチートイツでリーチを打つ。さらに松本選手がふたつ鳴いてテンパイ。
3人テンパイの勝負は園田選手に軍配、6000オールで独走体制に入る。
(園田選手、ドラポンに単騎まちで向かってツモ&裏2枚。ゾーンに入った感ある)
【東3局2本場】
小林選手が中盤に先手をとってリーチ。そこに親の園田選手がテンパイ、ダマテンで変化をみる。
終盤、園田選手が好形変化をみて追っかけリーチにいく。
この勝負は園田選手が放銃、小林選手が2000のアガリで親リーチをかわす。
(小林選手、打点は低くても親の追っかけリーチを叩く嬉しいアガリ)
【東4局】
勝又選手が中盤にふたつ鳴いて満貫テンパイ。そこに終盤、小林選手がテンパイ追いつく。
そのままアガリが出ず流局、ふたりテンパイで親が流れて南場へ。
(勝又選手、チャンス手も少ないアガリ牌が脇にながれてアガリに届かず)
第2試合 南場
南場は、大量リードの園田選手が有利に試合を進めていく。
勝又選手が執念の4連続リーチで親の満貫をアガって、2着争いが混戦の終盤戦へ。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | パイレ | 風林火 | ドリブ | アベマ |
- | 選手名 | 小林 剛 | 勝又 健志 | 園田 賢 | 松本 吉弘 |
- | 持ち点 | 21900 | 1100 | 56700 | 20300 |
南1 | ロン 供託 リーチ | ▲8000 | 8000 1000 ▲1000 | ||
南2 | 流局 リーチ | 1500 | 1500 ▲1000 | ▲1500 | ▲1500 |
南2-1 | 流局 リーチ | ▲1000 | 3000 ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 |
南2-2 | 流局 リーチ | ▲1000 | 3000 ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 |
南2-3 | ロン 本場 供託 リーチ | 12000 900 4000 ▲1000 | ▲12000 ▲900 | ||
南2-4 | ツモ 本場 供託 リーチ | 8000 1200 2000 ▲1000 | ▲4000 ▲400 | ▲2000 ▲400 | ▲2000 ▲400 ▲1000 |
南3 | ツモ 供託 リーチ | ▲2000 | ▲2000 | ▲4000 | 8000 1000 ▲1000 |
南4 | ロン 供託 リーチ | ▲1000 | ▲2000 | 2000 1000 | |
南4-1 | 流局 | ▲1500 | 1500 | ▲1500 | 1500 |
南4-2 | ツモ 本場 | ▲400 ▲200 | ▲400 ▲200 | 1500 600 | ▲700 ▲200 |
終了 | 持ち点 | 19200 | 15000 | 45400 | 20400 |
- | 選手名 | 小林 剛 | 勝又 健志 | 園田 賢 | 松本 吉弘 |
【南1局】
松本選手が5巡目にドラ2赤1の先制リーチ。
まっすぐ押した親の小林選手が放銃、松本選手が満貫のアガリで2着浮上。
(小林選手、親につき座してツモられは形勢不利なので、放銃やむなし)
【南2局3本場】
南2局から流局3回で勝又選手が3連続テンパイ連荘の南2局3本場。
親の勝又選手が中盤に4連続となる先制リーチ。そこに松本選手がテンパイしてダマテン。
この勝負は松本選手が放銃、勝又選手が満貫のアガリでラス目から一気に2着へ。
(勝又選手、4度目の正直でようやくアガリに結びついた)
【南2局4本場】
松本選手が中盤にチートイツのテンパイ、ドラ単騎をダマテンに。
そこに小林選手がリーチを打つ。そして松本選手が追っかけリーチにいく。
この勝負は小林選手が一発でツモアガリ、2000・4000で2着浮上。
(小林選手、手役より手広さを選択してしっかりアガリきった)
【南3局】
ラス目の松本選手が中盤に先手をとってリーチにいく。
この手をパシッとツモアガリ、松本選手が2000・4000で3着浮上してオーラスの親番へ。
(松本選手、嬉しい高めドラのツモアガリ。好調の今シーズン、ラス親逆転あるか)
【南4局】
2着目の小林選手が5巡目にふたつ鳴いて片アガリのテンパイ。
そこに中盤、園田選手がふたつ鳴いてテンパイ追いつく。
さらも松本選手がふたつ鳴いてテンパイ。そして勝又選手が放銃回避してリーチを打つ。
4人テンパイの勝負は園田選手が放銃、松本選手が2000のアガリで親の連荘。
(勝又選手、テンパイして小考から打点を落として放銃回避したリーチがすごい。)
【南4局1本場】
親の松本選手が終盤にポンして先制テンパイ。そこに勝又選手がフリテンのテンパイをダマテンに。
そのままアガリが出ず流局、ふたりテンパイで親の連荘。
(3着目の松本選手、ラス目の勝又選手がテンパイで粘りをみせる)
【南4局2本場】
小林選手がふたつ鳴いてから中盤にテンパイ。そこに終盤、園田選手がふたつ鳴いてテンパイ。
熱がこもる中、園田選手がツモアガリ、400・700で長い試合に決着をつける。
園田選手が自らアガってトップ獲得をきめる。
(園田選手、オーラスでも鳴きを多用して、全力で親流しいったのがここで実った)
第2試合 結果
第2試合は、東場の親で3万点以上稼いだ園田選手がトップを獲得。
終盤戦で追い上げた松本選手が激戦の2着争いを制しています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | 赤坂ドリブンズ | 園田賢 | +65.4 | ▲181.1 |
2着 | 渋谷アベマズ | 松本吉弘 | +0.4 | +518.6 |
3着 | ユーネクスト パイレーツ | 小林剛 | ▲20.8 | ▲155.4 |
4着 | EX風林火山 | 勝又健志 | ▲45.0 | ▲25.9 |
Mリーグ成績 83日目(3月1日)
今回の試合後のチーム成績です。
順位 | チーム名 | チームpt | 前回比 | 試合数 |
---|---|---|---|---|
1位 | 渋谷アベマズ | +518.6 | +6.6 | 84 |
2位 | カドカワ サクラナイツ | +194.3 | - | 82 |
3位 | EX風林火山 | ▲25.9 | +13.6 | 84 |
4位 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | ▲58.9 | - | 82 |
5位 | セガサミー フェニックス | ▲142.9 | - | 82 |
6位 | チーム雷電 | ▲148.7 | - | 82 |
7位 | ユーネクスト パイレーツ | ▲155.4 | ▲69.9 | 84 |
8位 | 赤坂ドリブンズ | ▲181.1 | +49.7 | 84 |
本日は赤坂ドリブンズが勝利。
園田賢選手が東場の連続ツモアガリで圧倒、南場は攻守に機敏な動きでトップを獲得しました。
次回も熱戦が期待されます。楽しみですね。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。