
Mリーグ2020レギュラーシーズンは16日目。
今年も8チームが優勝を目指して、心・技・体を競います。
前回はEX風林火山が勝利。
二階堂亜樹選手が切れ味するどい麻雀でトップを獲得しました。
それではMリーグ16日目の結果です。
Mリーグ結果 16日目(10月30日)
Mリーグ16日目、本日の対戦は次の4チームです。
チーム名 | チームpt | 順位 |
---|---|---|
赤坂ドリブンズ | +241.9 | 1位 |
渋谷アベマズ | +47.4 | 3位 |
ユーネクストパイレーツ | ▲56.4 | 4位 |
コナミ麻雀格闘倶楽部 | ▲156.1 | 8位 |
そして実況・解説はこちらのおふたり。
渋川難波プロはMリーグ解説に、すっかり定着しつつあります。
実況 : 松嶋桃
解説 : 渋川難波
(青字は”カドカワサクラナイツ推し”の私の感想です)
第1試合 東場
東場は、コナミ麻雀格闘倶楽部の高宮選手が満貫のアガリで先行。
その後は勝負リーチを軽い手がかわすシーンが続く、珍しい展開に。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | パイレ | 麻雀格 | ドリブ | アベマ |
- | 選手名 | 瑞原 明奈 | 高宮 まり | 鈴木 たろう | 白鳥 翔 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ツモ 供託 リーチ | ▲4000 | 8000 2000 ▲1000 | ▲2000 | ▲2000 ▲1000 |
東2 | ロン 供託 リーチ | ▲2000 ▲1000 | 2000 1000 | ||
東3 | ロン 供託 リーチ | ▲1000 ▲1000 | 1000 1000 | ||
東4 | ロン 供託 リーチ | 1600 1000 | ▲1600 ▲1000 | ||
南入 | 持ち点 | 18000 | 34600 | 23000 | 24400 |
東1局、ユーネクストパイレーツの瑞原選手、赤坂ドリブンズの鈴木たろう選手がテンパイ。
そこへコナミ麻雀格闘倶楽部の高宮選手と渋谷アベマズの白鳥選手がリーチを打つ。
激しいぶつかり合いは、高宮選手がツモアガリ、裏がのって満貫のアガリで好スタート。
(開幕から4人テンパイのぶつかり合いは見ごたえがある)
東2局、白鳥選手が鳴いてテンパイをいれる。そこへ瑞原選手がリーチを打つ。
すぐに瑞原選手があたり牌をつかんで、白鳥選手が2000のアガリでリーチをかわします。
(白鳥選手らしい、サラッとしたアガリ。供託1本もついてきた)
東3局、高宮選手が赤2枚のチャンス手で先制リーチ。
そこに白鳥選手が鳴いてテンパイ、ドラを切って勝負していく。
結果は高宮選手があたり牌をつかみ、白鳥選手が1000のアガリでまたもリーチをかわす。
(白鳥選手、リーチにドラ切りで勝負が実った)
東4局、親の白鳥選手が5巡目にカンチャンまちで先制リーチ。
そこへ高宮選手がチートイツをテンパイして追いつく。
白鳥選手があたり牌をつかみ、高宮選手が1600で親リーチをつぶします。
(軽いアガリでテンポよく進む東場だな)
第1試合 南場
南場は、トップ目の高宮選手が試合を有利に進める。
後半、瑞原選手が追い上げて、オーラスをむかえます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | パイレ | 麻雀格 | ドリブ | アベマ |
- | 選手名 | 瑞原 明奈 | 高宮 まり | 鈴木 たろう | 白鳥 翔 |
- | 持ち点 | 18000 | 34600 | 23000 | 24400 |
南1 | ロン 供託 リーチ | ▲3900 ▲1000 | 3900 2000 ▲1000 | ||
南2 | ロン 供託 リーチ | 8000 2000 ▲1000 | ▲8000 ▲1000 | ||
南3 | 流局 リーチ | ▲1500 | ▲1500 | 1500 | 1500 ▲1000 |
南3-1 | ロン 本場 供託 リーチ | 5200 300 3000 ▲1000 | ▲1000 | ▲5200 ▲300 | |
南4 | ロン | 2000 | ▲2000 | ||
終了 | 持ち点 | 28100 | 35100 | 21500 | 15300 |
南1局、白鳥選手が高め三色で先手をとってリーチ。
しかし瑞原選手もすぐに追いつく、カンチャンまちで親リーチを打つ。
めくり合いは瑞原選手があたり牌をつかみ放銃、白鳥選手がメンピン赤で3900のアガリ。
(瑞原選手、1枚ヤマの赤五萬をつかんで放銃は厳しいな)
南2局、白鳥選手が先手をとって、6巡目リーチ。
ラス目の瑞原選手がドラ2の手で追っかけリーチを打つ。
白鳥選手が一発であたり牌をつかむ、瑞原選手が電光石火の満貫のアガリ。
このアガリで高宮選手はトップをキープ、2着争いは他の3選手が横一線に。
(瑞原選手がテンパイへの選択を間違えなかった、強い)
南3局、親のたろう選手、瑞原選手が鳴いてしかけてテンパイを入れる。
さらに白鳥選手がテンパイ追いつく、当然リーチを打つ。
3人の激突はアガリに至らず。さいごに瑞原選手がオリて、流局に。
(たろう選手と瑞原選手のあたり牌ビタ止めがすごい!この状況なら放銃でおかしくない)
南3局1本場、親のたろう選手が先制リーチ、カンチャンまちでもプレッシャーをかける。
やや手詰まり気味の瑞原選手、慎重に押してテンパイして、追っかけリーチを打つ。
二軒リーチで苦しくなった白鳥選手が放銃。瑞原選手が5200のアガリでオーラスへ。
(瑞原選手が難しい選択を気力で攻めて実らせた!)
南4局、トップの高宮選手がひとつ鳴いてタンヤオをテンパイ。
たろう選手はトップを狙ってテンパイ外す、しかし当たり牌をつかみ放銃に。
高宮選手が自らのアガリで決着をつけ、トップを獲得しています。
(高宮選手がスキを見せず、キッチリきめた)
第1試合 結果
第1試合は、東場で先行した高宮選手が有利を生かしてトップを獲得。
南場で追い上げた瑞原選手が2着になっています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | 高宮まり | +55.1 | ▲101.0 |
2着 | ユーネクスト パイレーツ | 瑞原明奈 | +8.1 | ▲48.3 |
3着 | 赤坂ドリブンズ | 鈴木たろう | ▲18.5 | +223.4 |
4着 | 渋谷アベマズ | 白鳥翔 | ▲44.7 | +2.7 |
第2試合 東場
東場は、渋谷アベマズの多井選手と赤坂ドリブンズの園田選手のふたりが先行。
コナミ麻雀格闘倶楽部の前原選手は放銃にまわる苦しい展開です。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | 麻雀格 | アベマ | パイレ | ドリブ |
- | 選手名 | 前原 雄大 | 多井 隆晴 | 朝倉 康心 | 園田 賢 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ロン 供託 リーチ | ▲3200 ▲1000 | 3200 1000 | ||
東2 | ロン 供託 リーチ | ▲12000 ▲1000 | 12000 2000 ▲1000 | ||
東2-1 | ロン 本場 | ▲2600 ▲300 | 2600 300 | ||
東3 | ツモ | ▲500 | 2000 | ▲1000 | ▲500 |
東4 | ツモ 供託 リーチ | ▲6000 | ▲6000 | ▲6000 | 18000 1000 ▲1000 |
東4-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | 8000 300 2000 | ▲2000 ▲100 | ▲2000 ▲100 ▲1000 | ▲4000 ▲100 ▲1000 |
南入 | 持ち点 | 8700 | 31900 | 14900 | 44500 |
東1局、この試合の第一声はコナミ麻雀格闘倶楽部の前原選手、先制のリーチ打つ。
赤坂ドリブンズの園田選手が、無理なくテンパイ追いついてダマテンに。
前原選手があたり牌をつかみ放銃、園田選手がアガって親リーチをかわします。
(園田選手、自然なまわし打ちでテンパイ入ったな)
東2局、前原選手が先手をとって6巡目にリーチを打つ。
そこへ渋谷アベマズの多井選手がテンパイ入って、追っかけリーチ。
前原選手が一発であたり牌をつかむ、多井選手が満貫のアガリで
(前原選手、2連続で先制リーチから放銃はつらい)
東3局、先手は多井選手、中をポンして軽い手のテンパイをいれる。
これをサッと赤ドラでツモアガリ。500・1000のアガリで局を進めます。
(多井選手がいいリズムでアガってるな)
東4局、親の園田選手がドラ2のチャンス手でリーチ。
他3選手は手が入らず、守りにまわる。
その間に園田選手がツモアガリ。ピンフに裏1ものって、6000オールの大きなアガリに。
(園田選手、このアガリと裏ドラ1枚は嬉しい)
東4局1本場、親の園田選手が先制リーチで他の選手を威圧する。
ここまで沈黙していたユーネクストパイレーツの朝倉選手が追っかけリーチ。
さらに前原選手が鳴いてホンイツのテンパイをいれる。
このめくり合いは前原選手がツモアガリで軍配。2000・4000でハコ下から復活します。
(前原選手がリーチにむかっていって見事にきめた!)
第2試合 南場
南場は、園田選手と多井選手のトップ争いに注目が集まる。
前原選手も放銃が先行した東場から、巻き返しをはかります。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | 麻雀格 | アベマ | パイレ | ドリブ |
- | 選手名 | 前原 雄大 | 多井 隆晴 | 朝倉 康心 | 園田 賢 |
- | 持ち点 | 8700 | 31900 | 14900 | 44500 |
南1 | ツモ 供託 リーチ | 12000 1000 | ▲4000 | ▲4000 ▲1000 | ▲4000 |
南1-1 | 流局 リーチ | 1500 ▲1000 | 1500 ▲1000 | ▲1500 | ▲1500 |
南1-2 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲4000 ▲200 | 8000 600 4000 ▲1000 | ▲2000 ▲200 | ▲2000 ▲200 ▲1000 |
南2 | ロン 供託 リーチ | ▲2900 | 2900 1000 ▲1000 | ||
南2-1 | 流局 リーチ | ▲1500 | ▲1500 | 1500 ▲1000 | 1500 |
南3-2 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲1000 ▲200 | ▲1000 ▲200 | 3000 600 2000 ▲1000 | ▲1000 ▲200 |
南3-3 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲3900 ▲900 ▲1000 | 3900 900 1000 | ||
南4 | ツモ 供託 リーチ | 8000 2000 ▲1000 | ▲2000 ▲1000 | ▲2000 | ▲4000 |
終了 | 持ち点 | 21400 | 31400 | 9300 | 37900 |
南1局、多井選手、朝倉選手とテンパイが入る。朝倉選手はリーチを打つ。
さらに親の前原選手が鳴いてテンパイ追いつく。
3選手の勝負は前原選手がツモアガリ。4000オールで3着に浮上します。
(多井選手のあたり牌ビタ止めがすごい、前原選手は2局でハコ下から完全に復活した)
南1局1本場、多井選手が6巡目に先制リーチ。
多井選手がアガれない間に、親の前原選手がテンパイして追っかけリーチを打つ。
めくり合いは決着つかず、ふたりテンパイで流局に。
(多井選手、前原選手のアガリ牌4枚が王牌か、アツいな)
南1局2本場、園田選手がドラ1赤1のダブルリーチでカン八索まち。
しかし多井選手が追いついてリーチにいく。さらに終盤、前原選手もテンパイが入る。
この勝負は多井選手がツモアガリ、満貫でトップにたち、親番をむかえます。
(前原選手がテンパイ追いついて見ごたえあった)
南2局、前原選手がふたつポンしてトイトイにむかう。
そこに親の多井選手がリーチをかけてプレッシャーをかける。
前原選手がまっすぐ押して放銃に。多井選手が2900のアガリで親の連荘。
南2局1本場、前原選手が先手でテンパイするも、捨て牌3段目でダマテンに。
そこへ朝倉選手が勝負手でリーチを打つ。さらに園田選手がドラを鳴いてテンパイする。
この激戦に、多井選手と前原選手はあたり牌をつかむが、慎重にオリる。
結果はアガリは出ず、ふたりテンパイで流局に。
(多井選手、前原選手の的確なオリがすごい、朝倉選手はこの手はアガリたかった)
南3局2本場、親の朝倉選手がこの試合、初めて先手をとってリーチ。
これをスッとツモって、裏ドラがのらず1000オール。
(朝倉選手、ここは裏ドラ1枚が欲しかった)
南3局3本場、多井選手が4巡目の先制リーチ。
トップ争いの園田選手はダブ南をポンしてテンパイで追いつく。
このトップ争いは園田選手が勝利、3900のアガリでトップ逆転してオーラスへ。
(園田選手の攻めの判断が結果につながった)
南4局、トップ争いの園田選手が先手をとってテンパイをいれる。
そこに3着争いの前原選手、トップ争いの多井選手が次々とリーチを打つ。
結果は前原選手が一発ツモで、3着を守りきる満貫のアガリをきめる。
このアガリで園田選手がトップを獲得しています。
(この半荘、3人テンパイが多くてドキドキする局面が多かった)
第2試合 結果
第2試合は、園田選手と多井選手の激しいトップ争いに。
終盤に競り勝った園田選手がトップを獲得しました。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | 赤坂ドリブンズ | 園田賢 | +57.9 | +281.3 |
2着 | 渋谷アベマズ | 多井隆晴 | +11.4 | +14.1 |
3着 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | 前原雄大 | ▲18.6 | ▲119.6 |
4着 | ユーネクスト パイレーツ | 朝倉康心 | ▲50.7 | ▲99.0 |
Mリーグ成績 16日目(10月30日)
Mリーグ16日目、10月30日のチーム成績です。
順位 | チーム名 | チームpt | 前回比 | 試合数 |
---|---|---|---|---|
1位 | 赤坂ドリブンズ | +281.3 | +39.4 | 16 |
2位 | EX風林火山 | +186.3 | - | 16 |
3位 | 渋谷アベマズ | +14.1 | ▲33.3 | 16 |
4位 | カドカワ サクラナイツ | ▲64.3 | - | 16 |
5位 | セガサミー フェニックス | ▲68.4 | - | 16 |
6位 | ユーネクスト パイレーツ | ▲99.0 | ▲42.6 | 16 |
7位 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | ▲119.6 | +36.5 | 16 |
8位 | チーム雷電 | ▲130.4 | - | 16 |
本日は赤坂ドリブンズが勝利。
園田選手が的確な判断で攻めをとおして、トップ獲得に成功しました。
次回も熱戦が期待されます。楽しみですね。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。