Mリーグ2020レギュラーシーズンは81日目。
今年も8チームが優勝を目指して、心・技・体を競います。
前回はコナミ麻雀格闘倶楽部が勝利。
佐々木寿人選手が東場、南場と親番でのチャンスをものにして、トップを獲得しました。
それでは、今回の結果です。
Mリーグ結果 81日目(2月25日)
Mリーグ2020レギュラーシーズン、今回の対戦は次の4チームです。
チーム名 | チームpt | 順位 |
---|---|---|
カドカワサクラナイツ | +133.0 | 2位 |
EX風林火山 | +35.1 | 3位 |
セガサミーフェニックス | ▲133.6 | 6位 |
赤坂ドリブンズ | ▲253.4 | 8位 |
そして実況・解説はこちらのおふたり。
いま絶好調のコナミ麻雀格闘倶楽部の佐々木選手がプレイヤーズ解説です。
実況 : 日吉辰哉
解説 : 佐々木選手
(青字は”カドカワサクラナイツ推し”の私の感想です)
第1試合 東場
東場は、カドカワサクラナイツの堀慎吾選手が満貫をアガって一歩リード。
他3選手は横並びの状態で南場へと進んでいきます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | 風林火 | サクラ | フェニ | ドリブ |
- | 選手名 | 二階堂 亜樹 | 堀 慎吾 | 茅森 早香 | 園田 賢 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ロン 供託 リーチ | ▲5200 | 5200 1000 ▲1000 | ||
東2 | 流局 | 1500 | ▲1500 | 1500 | ▲1500 |
東3-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲2000 ▲100 | 8000 300 1000 ▲1000 | ▲4000 ▲100 | ▲2000 ▲100 |
東4 | ロン | 5200 | ▲5200 | ||
南入 | 持ち点 | 19200 | 37000 | 22400 | 21400 |
- | 選手名 | 二階堂 亜樹 | 堀 慎吾 | 茅森 早香 | 園田 賢 |
【東1局】
セガサミーフェニックスの茅森早香選手が中盤に先制リーチを打つ。
結果はテンパイしたEX風林火山の二階堂亜樹選手が放銃。
茅森選手が5200のアガリで好スタートをきる。
(亜樹選手、ダブ東ポンから停滞したのが響いた展開に)
【東2局】
茅森選手が中盤にポンして満貫のテンパイ。
そこにカドカワサクラナイツの堀慎吾選手がテンパイ、ダマテンで静かにまつ。
さらにEX風林火山の二階堂亜樹選手がテンパイ、こちらもダマテンに。
結果はアガリが出ず流局、堀選手がオリてふたりテンパイの親流れ。
(堀選手、親番ながらしかけを警戒しての、慎重な打ちまわしが印象的)
【東3局1本場】
堀選手が中盤に先手をとってリーチを打つ。
親の茅森選手が攻めていく中、堀選手がスッとツモアガリ。2000・4000でトップにたつ。
(堀選手、ここはスパッときめて気持ちよくトップにたった!)
【東4局】
茅森選手が中盤にポンして先制テンパイ。そこに亜樹選手がテンパイ、ダマテンで様子をみる。
さらにひとつ鳴いた堀選手がテンパイ追いつく。
結果は茅森選手が放銃、堀選手が5200のアガリでリードを広げて南場へ。
(堀選手、打点を下げて気配を消しての打ちまわしが印象的)
第1試合 南場
南場は、赤坂ドリブンズの園田賢選手がアガリを重ねてトップにたつ。
終盤戦でも園田選手が主導権を握り、2着争いが焦点になります。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | 風林火 | サクラ | フェニ | ドリブ |
- | 選手名 | 二階堂 亜樹 | 堀 慎吾 | 茅森 早香 | 園田 賢 |
- | 持ち点 | 19200 | 37000 | 22400 | 21400 |
南1 | ツモ | ▲4000 | ▲2000 | ▲2000 | 8000 |
南2 | 流局 | ▲1000 | 3000 | ▲1000 | ▲1000 |
南2-1 | ロン 本場 | ▲8000 ▲300 | 8000 300 | ||
南3 | ロン 供託 リーチ | ▲3900 ▲1000 | 3900 1000 | ||
南4 | ロン | ▲12000 | 12000 | ||
南4-1 | ツモ 本場 | ▲300 ▲100 | 1100 300 | ▲300 ▲100 | ▲500 ▲100 |
終了 | 持ち点 | 1800 | 26200 | 19000 | 53000 |
- | 選手名 | 二階堂 亜樹 | 堀 慎吾 | 茅森 早香 | 園田 賢 |
【南1局】
親の亜樹選手がひとつポンして中盤にテンパイ。
そこに終盤、赤坂ドリブンズの園田賢選手がチーしてテンパイ。
ここは園田選手がツモアガリ、2000・4000でトップ争いに名乗りをあげる。
(園田選手、ここまでの我慢が実って、嬉しい赤ドラでのツモアガリ)
【南2局1本場】
流局をはさんで親の連荘の南2局1本場。
園田選手がふたつ鳴いて終盤にテンパイ。
すぐに堀選手が放銃、その選手が満貫直撃のアガリでトップにたつ。
(堀選手、親でテンパイ入っては放銃やむなし)
【南3局】
園田選手がふたつ鳴いて6巡目にテンパイ。そこに堀選手がドラを切ってリーチにいく。
さらに亜樹選手がふたつ鳴いてテンパイ追いつく。
この勝負は堀選手が放銃、園田選手が3900のアガリでリードを広げてオーラスへ。
(園田選手、ここで連続アガリは大きい。堀選手は厳しい展開ながら2着キープ)
【南4局】
親の園田選手がふたつ鳴いて5巡目にチンイツのテンパイ。
この手にラス目の亜樹選手がリーチ宣言牌で放銃、園田選手が満貫のアガリで親の連荘。
(園田選手、このアガリでトップをほぼ手中にしてあとは素点を稼ぐ)
【南4局1本場】
堀選手が5巡目にポンして2着キープのテンパイ。
ほどなく堀選手がそっとツモアガリ、300・500で2着キープ。
このアガリで園田選手がトップ獲得をきめる。
(堀選手、親番でトップを狙っての放銃か2着なら十分の結果)
第1試合 結果
第1試合は、東場は沈黙の園田選手が南場だけで4回アガってトップ獲得。
東場で先行した堀選手が2着にはいっています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | 赤坂ドリブンズ | 園田賢 | +73.0 | ▲180.4 |
2着 | カドカワ サクラナイツ | 堀慎吾 | +6.2 | +139.2 |
3着 | セガサミー フェニックス | 茅森早香 | ▲21.0 | ▲154.6 |
4着 | EX風林火山 | 二階堂亜樹 | ▲58.2 | ▲23.1 |
第2試合 東場
東場は、軽いアガリで局がテンポよく進んでいく展開。
そこにカドカワサクラナイツの内川幸太郎選手が満貫をきめて優位にたちます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | フェニ | ドリブ | サクラ | 風林火 |
- | 選手名 | 近藤 誠一 | 村上 淳 | 内川 幸太郎 | 滝沢 和典 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ツモ 供託 リーチ | ▲2600 | ▲1300 | 5200 1000 ▲1000 | ▲1300 |
東2 | 流局 | ▲1000 | 3000 | ▲1000 | ▲1000 |
東2-1 | ロン 本場 | ▲1300 ▲300 | 1300 300 | ||
東3 | ロン 供託 リーチ | 3900 1000 | ▲3900 ▲1000 | ||
東4 | ロン 供託 リーチ | ▲8000 ▲1000 | 8000 2000 ▲1000 | ||
南入 | 持ち点 | 24400 | 17700 | 38200 | 19700 |
- | 選手名 | 近藤 誠一 | 村上 淳 | 内川 幸太郎 | 滝沢 和典 |
【東1局】
カドカワサクラナイツの内川幸太郎選手が中盤に先制リーチ。
そこにセガサミーフェニックスの近藤誠一選手がテンパイ、役なし愚形をダマテンに。
さらに赤坂ドリブンズの村上淳選手がひとつ鳴いてホンイツのテンパイ。
この勝負は内川選手に軍配、1300・2600のアガリで先行争いは一歩リード。
(内川選手、開始直後に素直な展開でのひとアガリは嬉しいスタート)
【東2局1本場】
流局をはさんで親の連荘の東2局1本場。
EX風林火山の滝沢和典選手が3巡目にテンパイ、ダマテンで打点とまちの変化をみる。
すぐに近藤選手が放銃、滝沢選手が1600のアガリで親を流す。
(滝沢選手、早めのツモリ三暗刻の変化を見たかったが、素直にアガリをとった)
【東3局】
近藤選手がふたつ鳴いて6巡目に先制テンパイ。そこに滝沢選手がリーチを打つ。
この勝負は滝沢選手が放銃、近藤選手が3900のアガリでリーチをかわす。
(アガリ牌が近藤選手2枚vs滝沢選手7枚の勝負でも、2枚が勝つことがあるのが麻雀)
【東4局】
内川選手が終盤に先手のリーチを打つ。そこに村上選手が追っかけリーチにいく。
このめくり合いは村上選手が放銃、内川選手が裏3枚の満貫でリードを広げる。
(内川選手、2600が8000にジャンプアップ。いつかの裏2裏3の放銃分を取り返すアガリ)
第2試合 南場
南場は、
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | フェニ | ドリブ | サクラ | 風林火 |
- | 選手名 | 近藤 誠一 | 村上 淳 | 内川 幸太郎 | 滝沢 和典 |
- | 持ち点 | 24400 | 17700 | 38200 | 19700 |
南1 | ロン | ▲1000 | 1000 | ||
南2 | ロン | ▲8000 | 8000 | ||
南3 | 流局 | ▲1000 | 3000 | ▲1000 | ▲1000 |
南4-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | 8000 300 1000 ▲1000 | ▲2000 ▲100 | ▲2000 ▲100 | ▲4000 ▲100 |
終了 | 持ち点 | 31700 | 9600 | 35100 | 23600 |
- | 選手名 | 近藤 誠一 | 村上 淳 | 内川 幸太郎 | 滝沢 和典 |
【南1局】
滝沢選手が中盤に先手のテンパイ、ダマテンで静かに狙う。
すぐに村上選手が放銃、滝沢選手が1000のアガリで局を進める。
(滝沢選手らしい、一気通貫の打点上昇と場況の両方をみる、ダマテンからのアガリ)
【南2局】
滝沢選手が中盤にチャンス手のテンパイ、カンチャンまちをダマテンで確実に狙う。
この手に親の村上選手が放銃、滝沢選手が満貫のアガリで2着浮上してトップを狙う。
(村上選手、ラス目の親番ではまっすぐいく一手で、放銃やむなし)
【南3局】
ラス目の村上選手が終盤にチーしてテンパイ。そこにふたつ鳴いた近藤選手もテンパイが入る。
そのままアガリが出ず流局、近藤選手がオリて、村上選手ひとりテンパイで親流れ。
(ラス目の村上選手がぐいぐい押して、他の選手が圧を感じたようにみえた)
【南4局】
3着目の近藤選手が上の着順を目指すリーチを打つ。
そこ滝沢選手が3つ鳴いてテンパイ追いつく。
この勝負は近藤選手に軍配、2000・4000のツモアガリで2着逆転に成功。
このアガリで内川選手が逃げ切りトップ獲得をきめる。
(滝沢選手の3つ鳴いて赤五萬単騎まちの迫力。近藤選手のツモの力の入り方と見ごたえ十分)
第2試合 結果
第2試合は、攻守のメリハリがかみ合った内川選手が安定した展開でトップ獲得。
オーラスに逆転の満貫をきめた近藤選手が2着にはいっています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | カドカワ サクラナイツ | 内川幸太郎 | +55.1 | +194.3 |
2着 | セガサミー フェニックス | 近藤誠一 | +11.7 | ▲142.9 |
3着 | EX風林火山 | 滝沢和典 | ▲16.4 | ▲39.5 |
4着 | 赤坂ドリブンズ | 村上淳 | ▲50.4 | ▲230.8 |
Mリーグ成績 81日目(2月25日)
今回の試合後のチーム成績です。
順位 | チーム名 | チームpt | 前回比 | 試合数 |
---|---|---|---|---|
1位 | 渋谷アベマズ | +548.4 | - | 80 |
2位 | カドカワ サクラナイツ | +194.3 | +61.3 | 82 |
3位 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | ▲26.0 | - | 80 |
4位 | EX風林火山 | ▲39.5 | ▲74.6 | 82 |
5位 | チーム雷電 | ▲103.0 | - | 80 |
6位 | セガサミー フェニックス | ▲142.9 | ▲9.3 | 82 |
7位 | ユーネクスト パイレーツ | ▲200.5 | - | 80 |
8位 | 赤坂ドリブンズ | ▲230.8 | +22.6 | 82 |
本日はカドカワサクラナイツが勝利。
内川幸太郎選手が守りを意識した選択の中で、アガリをしっかり掴んでトップを獲得しました。
次回も熱戦が期待されます。楽しみですね。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。