Mリーグ2020レギュラーシーズンは80日目。
今年も8チームが優勝を目指して、心・技・体を競います。
前回はカドカワサクラナイツが勝利。
堀慎吾選手が「要所でアガリをきめて放銃はゼロ」の会心の麻雀でトップを獲得しました。
それでは、今回の結果です。
Mリーグ結果 80日目(2月23日)
Mリーグ2020レギュラーシーズン、今回の対戦は次の4チームです。
チーム名 | チームpt | 順位 |
---|---|---|
渋谷アベマズ | +557.4 | 1位 |
EX風林火山 | +43.0 | 3位 |
コナミ麻雀格闘倶楽部 | ▲39.2 | 4位 |
セガサミーフェニックス | ▲137.3 | 6位 |
そして実況・解説はこちらのおふたり。
スペシャルゲスト解説の金太賢プロがみどころのひとつです。
実況 : 松嶋桃
解説 : 金太賢
(青字は”カドカワサクラナイツ推し”の私の感想です)
第1試合 東場
東場は、セガサミーフェニックスの和久津晶選手が跳満をきめてトップ争い。
一方、EX風林火山の勝又健志選手が満貫を含む連続のアガリで反撃します。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | 麻雀格 | 風林火 | フェニ | アベマ |
- | 選手名 | 佐々木 寿人 | 勝又 健志 | 和久津 晶 | 松本 吉弘 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ツモ 供託 リーチ | 7800 1000 ▲1000 | ▲2800 | ▲2800 | ▲2800 |
東1-1 | 流局 リーチ | ▲1000 | 3000 ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 |
東2-2 | ロン 本場 供託 リーチ | 2900 600 2000 | ▲2900 ▲600 ▲1000 | ||
東2-3 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲3000 ▲300 | ▲6000 ▲300 | 12000 900 1000 ▲1000 | ▲3000 ▲300 |
東3 | ツモ 供託 リーチ | ▲1300 | 5200 1000 ▲1000 | ▲2600 | ▲1300 |
東4 | ツモ 供託 リーチ | ▲2000 | 8000 1000 ▲1000 | ▲2000 | ▲4000 |
南入 | 持ち点 | 25200 | 36800 | 25200 | 12800 |
- | 選手名 | 佐々木 寿人 | 勝又 健志 | 和久津 晶 | 松本 吉弘 |
【東1局】
コナミ麻雀格闘倶楽部の佐々木寿人選手が4巡目に早速の親リーチ。
同巡にEX風林火山の勝又健志選手がテンパイ、愚形で役なしをダマテンで様子をうかがう。
ほどなく寿人選手がツモアガリ、2600オールで先制点をあげる。
(寿人選手、一本道の選択で先手をとって、アガリをゲットの好スタート)
【東2局2本場】
流局の親流れをはさんで東2局2本場。
セガサミーフェニックスの和久津晶選手が4巡目に先制リーチを打つ。
そこに親の勝又選手が5巡目にチーしてテンパイ追いつく。
この勝負は和久津選手が放銃、勝又選手が2900のアガリで親の連荘。
(勝又選手、リーチを受けて機敏にしかけて、追いつき追い越した)
【東2局3本場】
渋谷アベマズの松本吉弘選手が6巡目にテンパイ、ダマテンで好形変化をまつ。
そこに中盤、和久津選手がリーチを打つ。さらに親の勝又選手が満貫テンパイをダマテン。
このぶつかり合いは和久津選手に軍配、裏2枚の3000・6000のツモアガリでトップにたつ。
(和久津選手が高めツモと裏2枚の跳満で、下がり目から一気に復活)
【東3局】
勝又選手が7巡目にドラを切って先制リーチにいく。
そこに親の和久津選手がテンパイ、高め跳満をダマテンで静かに狙う。
結果は勝又選手がツモアガリ、1300・2600で親のチャンス手をつぶす。
(勝又選手、ここは和久津選手に競り勝ってゆずらず、トップ争いに参戦)
【東4局】
和久津選手がひとつポンして7巡目にテンパイ。そこに勝又選手がテンパイしてダマテンに。
そして終盤に勝又選手がツモ切りリーチにうって出る。
ほどなく勝又選手がツモアガリ、2000・4000でリードを広げて南場へ。
(勝又選手、ツモ切りリーチで疑心暗鬼を誘ってからのツモアガリ)
第1試合 南場
南場は、寿人選手が親の跳満で試合を一気にひっくり返す。
他の3選手も高打点の反撃をみせて、打撃戦となって終盤戦にむかいます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | 麻雀格 | 風林火 | フェニ | アベマ |
- | 選手名 | 佐々木 寿人 | 勝又 健志 | 和久津 晶 | 松本 吉弘 |
- | 持ち点 | 25200 | 36800 | 25200 | 12800 |
南1 | ツモ 供託 リーチ | 18000 2000 ▲1000 | ▲6000 | ▲6000 ▲1000 | ▲6000 |
南1-1 | 流局 | 0 | 0 | 0 | 0 |
南2-2 | ロン 本場 供託 リーチ | 4800 600 2000 ▲1000 | ▲4800 ▲600 ▲1000 | ||
南2-3 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲1300 ▲300 | ▲2600 ▲300 ▲1000 | ▲1300 ▲300 | 5200 900 2000 ▲1000 |
南3 | ツモ 供託 リーチ | ▲4000 | ▲4000 | 12000 1000 ▲1000 | ▲4000 |
南3-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲2000 | ▲2000 | ▲4000 | 8000 300 1000 ▲1000 |
南4 | ロン 供託 リーチ | ▲12000 ▲1000 | 12000 2000 ▲1000 | ||
南4-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲2000 ▲100 | ▲2000 ▲100 | ▲2000 ▲100 | 6000 300 1000 ▲1000 |
南4-2 | ツモ 本場 | 1100 600 | ▲300 ▲200 | ▲300 ▲200 | ▲500 ▲200 |
終了 | 持ち点 | 36100 | 24600 | 8900 | 30400 |
- | 選手名 | 佐々木 寿人 | 勝又 健志 | 和久津 晶 | 松本 吉弘 |
【南1局】
勝又選手がひとつ鳴いて6巡目に先制のテンパイ。7巡目に和久津選手がリーチ打つ。
さらに親の寿人選手が追っかけリーチにいく。
このめくり合いは寿人選手が一発でツモアガリ、6000オールの一撃で逆転に成功。
(寿人選手が後方から猛スピードで差し切る一発ツモアガリ)
【南2局2本場】
流局の親流れをはさんで南2局2本場。
松本選手が7巡目に先制リーチ。
そこに終盤、親の勝又選手が赤のダブドラを切って追っかけリーチにいく。
このめくり合いは松本選手が放銃、勝又選手が4800のアガリで親の連荘。
(勝又選手、リーチ宣言牌のダブドラ切りの迫力がすごい。煙が出そうなくらい)
【南2局3本場】
親の勝又選手が終盤に先手のリーチを打つ。そこに寿人選手がポンしてテンパイ。
さらに松本選手が追っかけリーチにいく。
この勝負は松本選手が一発でツモアガリ、1300・2600で親リーチをはね返す。
(松本選手、ようやくこの試合の初アガリ。ラス親につなげることができるか)
【南3局】
ラス目の松本選手が暗槓とふたつ鳴いて6巡目に先制テンパイ。
そこに終盤、親の和久津選手がリーチを打つ。
結果は和久津選手がツモアガリ、4000オールで2着は目前でトップを狙う。
(和久津選手、後手から押していって、追いついてアガリきった)
【南3局1本場】
ラス目の松本選手が7巡目に先手をとってリーチ。
これを一発でツモアガリ、松本選手が2000・4000でオーラスの親にのぞみをつなぐ。
(松本選手、南場から発進で苦しい展開だが親番でどうなるか)
【南4局】
ラス目の松本選手が終盤に腕を振り上げて先制の親リーチを打つ。
同巡に3着目の和久津選手が上の着順を目指す追っかけリーチにいく。
このめくり合いは和久津選手が放銃、松本選手が満貫のアガリで3着浮上。
(和久津選手、2着からトップまでみえる勝負手だけに放銃やむなし)
【南4局1本場】
親の松本選手が中盤に高く腕を振り上げ先制リーチ。
他の3選手は手が入らず守備を固める。
さいごのツモ番で松本選手がツモアガリ、2000オールで2着逆転してさらに連荘。
(松本選手が最後方から一気のまくりにかかる)
【南4局2本場】
トップ目の寿人選手が7巡目にチーして先手のテンパイ。
しばらくかかったものの、寿人選手がツモアガリ。300・500で試合に決着。
寿人選手が自らのアガリでトップ獲得をきめる。
(さいごは寿人選手が自ら前に出て、打撃戦に決着をつけた)
第1試合 結果
第1試合は、親番でスムーズなチャンス手をものにした寿人選手がトップを獲得。
ハコ下直前からオーラスでトップにせまった松本選手が2着にはいっています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | 佐々木寿人 | +56.1 | +16.9 |
2着 | 渋谷アベマズ | 松本吉弘 | +10.4 | +567.8 |
3着 | EX風林火山 | 勝又健志 | ▲15.4 | +27.6 |
4着 | セガサミー フェニックス | 和久津晶 | ▲51.1 | ▲188.4 |
第2試合 東場
東場は、セガサミーフェニックスの近藤誠一選手が連続アガリでロケットスタート。
そこに渋谷アベマズの松本吉弘選手が満貫をツモって追走していきます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | アベマ | フェニ | 麻雀格 | 風林火 |
- | 選手名 | 松本 吉弘 | 近藤 誠一 | 藤崎 智 | 二階堂 亜樹 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ツモ 供託 リーチ | ▲4000 | 8000 1000 ▲1000 | ▲2000 | ▲2000 |
東2 | ロン | 7700 | ▲7700 | ||
東2-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | 8000 300 1000 | ▲4000 ▲100 ▲1000 | ▲2000 ▲100 | ▲2000 ▲100 |
東3 | 流局 リーチ | ▲1000 | 3000 ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 |
東4-1 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲8000 ▲300 | 8000 300 2000 ▲1000 | ||
南入 | 持ち点 | 21000 | 46900 | 12200 | 19900 |
- | 選手名 | 松本 吉弘 | 近藤 誠一 | 藤崎 智 | 二階堂 亜樹 |
【東1局】
セガサミーフェニックスの近藤誠一選手が中盤に4面まちの先制リーチにいく。
すぐに近藤選手がツモアガリ、2000・4000で先取点はフェニックス。
(近藤選手、ドラの發を切ったのが実って、絶好のまちから満貫のアガリ)
【東2局】
親の近藤選手が5巡目にダブ東ポンして先手のテンパイ。
この手にコナミ麻雀格闘倶楽部の藤崎智選手が放銃。
近藤選手が7700のアガリで持ち点を伸ばして親の連荘。
(近藤選手、試合開始から連続で8000点級のアガリでいい展開に)
【東2局1本場】
渋谷アベマズの松本吉弘選手がふたつ鳴いて中盤に赤3枚のテンパイ。
そこに終盤、親の近藤選手がリーチを打つ。
結果は松本選手がツモアガリ、2000・4000で2番手に名乗りをあげる。
(松本選手、赤3枚のチャンス手を動いてしっかりアガリきった)
【東4局1本場】
流局の親ながれをはさんで東4局1本場。
近藤選手が中盤に先制リーチを打つ。
まっすぐ押した松本選手が一発で放銃、近藤選手が満貫のアガリでリードを広げる。
(近藤選手、この試合はリーチリーチの押せ押せムード)
第2試合 南場
南場は、軽い打点のアガリで局が進んでいく。
そこに藤崎選手が親の満貫をきめて、2着争いが混戦になります。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | アベマ | フェニ | 麻雀格 | 風林火 |
- | 選手名 | 松本 吉弘 | 近藤 誠一 | 藤崎 智 | 二階堂 亜樹 |
- | 持ち点 | 21000 | 46900 | 12200 | 19900 |
南1 | ロン 供託 リーチ | ▲2000 | ▲1000 | 2000 1000 | |
南2 | ロン 供託 リーチ | 3900 2000 ▲1000 | ▲3900 ▲1000 | ||
南3 | ツモ 供託 リーチ | ▲4000 | ▲4000 | 12000 1000 ▲1000 | ▲4000 |
南3-1 | 流局 リーチ | ▲1000 | ▲1000 | 3000 ▲1000 | ▲1000 |
南3-2 | ツモ 本場 供託 | ▲2000 ▲200 | ▲2000 ▲200 | ▲4000 ▲200 | 8000 600 1000 |
南4 | |||||
終了 | 持ち点 | 00 | 00 | 00 | 00 |
- | 選手名 | 松本 吉弘 | 近藤 誠一 | 藤崎 智 | 二階堂 亜樹 |
【南1局】
近藤選手が中盤に先手をとってチャンス手のリーチ。
同巡にEX風林火山の二階堂亜樹選手がテンパイ、ダマテンで現物まちを静かに狙う。
この勝負は松本選手が放銃、亜樹選手が2000のアガリでリーチをかわす。
(亜樹選手、ダマテンで近藤選手のリーチ攻勢をしっかりとめた)
【南2局】
松本選手が6巡目に3面まちの先制リーチ。そこに終盤、藤崎選手が追っかけリーチにいく。
結果は藤崎選手が放銃、松本選手が3900のアガリで2着浮上。
(藤崎選手、なかなか手が入らず、入っても苦しいリーチで厳しい展開)
【南3局】
親の藤崎選手が5巡目に先制リーチでプレッシャーをかける。
これを一発でツモアガリ、4000オールでラス目から一気に2着に並びかける。
(藤崎選手、苦しい展開からようやく自分のアガリ番がきた!)
【南3局2本場】
流局をはさんで親の連荘の南3局2本場。
亜樹選手がドラをポンして7巡目にテンパイ。同巡にふたつ鳴いた松本選手もテンパイ。
この勝負は亜樹選手に軍配、2000・4000のツモアガリで2着でオーラスの親をむかえる。
(亜樹選手、難しい選択を切り抜けてチャンス手をものにした)
【南4局】
ラス目の松本選手がひとつポンして6巡目に3着逆転のテンパイ。
すぐに近藤選手が放銃、松本選手が3900のアガリで3着浮上。
この結果、近藤選手がトップ獲得をきめる。
(近藤選手、放銃も盤石のトップ獲得。松本選手が動いてラス抜けをきめた)
第2試合 結果
第2試合は、東場に高打点を3回アガった近藤選手がトップを獲得。
終盤戦で満貫をきめた亜樹選手が2着をキープしています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | セガサミー フェニックス | 近藤誠一 | +54.8 | ▲133.6 |
2着 | EX風林火山 | 二階堂亜樹 | +7.5 | +35.1 |
3着 | 渋谷アベマズ | 松本吉弘 | ▲19.4 | +548.4 |
4着 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | 藤崎智 | ▲42.9 | ▲26.0 |
Mリーグ成績 80日目(2月23日)
今回の試合後のチーム成績です。
順位 | チーム名 | チームpt | 前回比 | 試合数 |
---|---|---|---|---|
1位 | 渋谷アベマズ | +557.4 | ▲9.0 | 80 |
2位 | カドカワ サクラナイツ | +133.0 | - | 80 |
3位 | EX風林火山 | +35.1 | ▲7.9 | 80 |
4位 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | ▲26.0 | +13.2 | 80 |
5位 | チーム雷電 | ▲103.0 | - | 80 |
6位 | セガサミー フェニックス | ▲133.6 | +3.7 | 80 |
7位 | ユーネクスト パイレーツ | ▲200.5 | - | 80 |
8位 | 赤坂ドリブンズ | ▲253.4 | - | 80 |
本日はコナミ麻雀格闘倶楽部が勝利。
佐々木寿人選手が前回の連続トップの余勢を駆って、3連続となるトップを獲得しました。
次回も熱戦が期待されます。楽しみですね。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。