Mリーグ2020レギュラーシーズンは71日目。
今年も8チームが優勝を目指して、心・技・体を競います。
前回はチーム雷電が勝利。
黒沢咲選手が中盤に積み上げたリードを最後まで守りきって、トップを獲得しました。
それでは、今回の結果です。
Mリーグ結果 71日目(2月8日)
Mリーグ2020レギュラーシーズン、今回の対戦は次の4チームです。
チーム名 | チームpt | 順位 |
---|---|---|
チーム雷電 | +71.7 | 2位 |
カドカワサクラナイツ | ▲41.7 | 4位 |
セガサミーフェニックス | ▲163.5 | 7位 |
ユーネクストパイレーツ | ▲237.8 | 8位 |
そして実況・解説はこちらのおふたり。
渋谷アベマズの多井隆晴選手がプレイヤーズ解説です。
実況 : 松嶋桃
解説 : 多井隆晴
(青字は”カドカワサクラナイツ推し”の私の感想です)
第1試合 東場
東場は、1000点や2000点の軽いアガリで穏やかに局が進んでいく。
そこにカドカワサクラナイツの岡田紗佳選手が跳満をきめて一歩リードします。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | サクラ | パイレ | フェニ | 雷電 |
- | 選手名 | 岡田 紗佳 | 小林 剛 | 魚谷 侑未 | 瀬戸熊 直樹 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ロン 供託 リーチ | 2000 1000 ▲1000 | ▲2000 | ||
東2 | ロン | 2000 | ▲2000 | ||
東3 | ロン | 1000 | ▲1000 | ||
東4 | ロン 供託 リーチ | 12000 2000 ▲1000 | ▲1000 | ▲12000 | |
南入 | 持ち点 | 40000 | 28000 | 21000 | 11000 |
- | 選手名 | 岡田 紗佳 | 小林 剛 | 魚谷 侑未 | 瀬戸熊 直樹 |
【東1局】
ユーネクストパイレーツの小林剛選手が6巡目に先制リーチ。
ほどなくチーム雷電の瀬戸熊直樹選手が放銃。
小林選手が2000の軽いアガリで試合がスタート。
(小林選手らしい、先手と手数がえらいということでメンピンのみでリーチ)
【東2局】
カドカワサクラナイツの岡田紗佳選手が7巡目にポンしてテンパイ。
すぐにセガサミーフェニックスの魚谷侑未選手が放銃。
岡田選手が2000の軽いアガリで親を流す。
(岡田選手、見逃して手がわりすれば高打点も、確実にアガっておく方を選択)
【東3局】
小林選手が中盤にひとつポンして先制テンパイ。
この手に魚谷選手が放銃、小林選手が1000のアガリで局を進めていく。
(小林選手が早い局まわしでテンポよく試合を進める)
【東4局】
魚谷選手が中盤に先制リーチを打つ。そこに親の瀬戸熊選手がチーしてテンパイ追いつく。
さらには岡田選手が追っかけリーチにいく。
この勝負は瀬戸熊選手が一発で放銃、岡田選手が跳満のアガリで先行争いから抜け出す。
(岡田選手、放銃回避からの一発でアガリでファインプレーに点棒がついてきた)
第1試合 南場
南場は、岡田選手が親の連荘でリードを広げる。
終盤戦は魚谷選手が親の満貫をきめて、2着争いが焦点になります。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | サクラ | パイレ | フェニ | 雷電 |
- | 選手名 | 岡田 紗佳 | 小林 剛 | 魚谷 侑未 | 瀬戸熊 直樹 |
- | 持ち点 | 40000 | 28000 | 21000 | 11000 |
南1 | ツモ 供託 リーチ | 12000 2000 ▲1000 | ▲4000 | ▲4000 | ▲4000 ▲1000 |
南1-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | 3900 300 1000 ▲1000 | ▲1300 ▲100 | ▲1300 ▲100 | ▲1300 ▲100 |
南1-2 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲4000 ▲200 ▲1000 | ▲2000 ▲200 | ▲2000 ▲200 | 8000 600 2000 ▲1000 |
南2 | ツモ 供託 リーチ | ▲1000 | 3000 1000 ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 |
南2-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | 4000 300 1000 ▲1000 | ▲2000 ▲100 | ▲1000 ▲100 | ▲1000 ▲100 |
南3 | ロン 供託 リーチ | 12000 1000 ▲1000 | ▲12000 | ||
南3-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲700 ▲100 | 2700 300 1000 ▲1000 | ▲1300 ▲100 | ▲700 ▲100 |
南4 | ツモ 供託 リーチ | ▲500 | ▲500 | 2000 1000 | ▲1000 ▲1000 |
終了 | 持ち点 | 54000 | 23800 | 24900 | ▲2700 |
- | 選手名 | 岡田 紗佳 | 小林 剛 | 魚谷 侑未 | 瀬戸熊 直樹 |
【南1局】
親の岡田選手が7巡目に先制リーチ。同巡に瀬戸熊選手も追っかけリーチにいく。
このめくり合いは岡田選手が一発でツモアガリ、4000オールでリードを大きく広げる。
(岡田選手、2連続のリーチ一発&12000点でノリノリモードに)
【南1局1本場】
親の岡田選手が中盤に先手をとってリーチ。
他の選手に反撃させずにツモアガリ、1300オールで親の連荘。
(岡田選手、3連続アガリでおかぴー無双状態か)
【南1局2本場】
親の岡田選手が5巡目に先制リーチでたたみかける。そこに瀬戸熊選手が追っかけリーチを打つ。
この勝負は瀬戸熊選手に軍配、一発ツモの2000・4000で親の連荘をとめる。
(瀬戸熊選手、しなるような手つきでの一発ツモのモーションがでた!)
【南2局】
親の小林選手が中盤に先手をとってリーチ。
終盤になって小林選手がツモアガリ、1000オールで親の連荘。
(小林選手らしい、好形テンパイは親リーチから押し切ってのツモアガリ)
【南2局1本場】
トップ目の岡田選手が中盤に先制リーチ。
他3選手に追撃の手が入らず、終盤まで進んでいく。
そこで岡田選手がツモアガリ、1000・2000で局消化を進めていく。
(岡田選手、打点以上に当面のライバルの親を流す大きなアガリ)
【南3局】
親の魚谷選手が中盤に先手のリーチを打つ。そこに瀬戸熊選手がチーしてテンパイ追いつく。
結果は瀬戸熊選手が放銃、魚谷選手が満貫のアガリで2着浮上。
(瀬戸熊選手、親にツモられてもラス目になるのでテンパイなら放銃やむなし)
【南3局1本場】
小林選手が7巡目に先制リーチにいく。
すぐに小林選手がツモアガリ、700・1300で3着目から2着にカムバック。
(小林選手、軽い手でもリーチで打点を上げて、しかもしっかりアガきる)
【南4局】
3着目の魚谷選手がひとつ鳴いて中盤にテンパイ。
そこに岡田選手もテンパイ、役なしをダマテンで静かに構える。
さらに親の瀬戸熊選手がリーチを打つ。その宣言牌でアガリの魚谷選手は打点が足りずスルー。
すぐに魚谷選手が力強くツモアガリ、執念の500・1000をきめて2着逆転に成功。
そしてこのアガリで岡田選手がトップ獲得をきめる。
(魚谷選手、期待値は別として親リーチの宣言牌でのアガリを見逃す胆力がすごい)
第1試合 結果
第1試合は、中盤に高打点のラッシュをきめた岡田選手がトップ獲得。
オーラスにアガリをスルーして、逆転のアガリを実らせた魚谷選手が2着にはいっています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | カドカワ サクラナイツ | 岡田紗佳 | +74.0 | +32.3 |
2着 | セガサミー フェニックス | 魚谷侑未 | +4.9 | ▲158.6 |
3着 | ユーネクスト パイレーツ | 小林剛 | ▲16.2 | ▲254.0 |
4着 | チーム雷電 | 瀬戸熊直樹 | ▲62.7 | +9.0 |
第2試合 東場
東場は、1000点のアガリで2局を消化、テンポよく進んでいく。
そこにセガサミーフェニックスの茅森早香選手が満貫をきめて一歩リードします。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | フェニ | 雷電 | サクラ | パイレ |
- | 選手名 | 茅森 早香 | 萩原 聖人 | 内川 幸太郎 | 朝倉 康心 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ロン | ▲1000 | 1000 | ||
東2 | ロン | 1000 | ▲1000 | ||
東3 | ロン 供託 リーチ | 8000 2000 ▲1000 | ▲8000 ▲1000 | ||
東4 | ツモ 供託 リーチ | ▲1000 | ▲1000 ▲1000 | 4000 1000 | ▲2000 |
南入 | 持ち点 | 34000 | 22000 | 21000 | 23000 |
- | 選手名 | 茅森 早香 | 萩原 聖人 | 内川 幸太郎 | 朝倉 康心 |
【東1局】
ユーネクストパイレーツの朝倉康心選手がひとつ鳴いてから中盤にテンパイ。
そこにチーム雷電の萩原聖人選手がテンパイ、愚形まちをダマテンでまつ。
結果は萩原選手が放銃、朝倉選手が1000のアガリでサッと流す。
(朝倉選手らしい、手を見切ってスピードと守りを重視したあとづけのアガリ)
【東2局】
セガサミーフェニックスの茅森早香選手が中盤にテンパイ、ダマテンで静かに
すぐに朝倉選手が放銃、茅森選手が1000のアガリで親を流す。
(茅森選手、ピンフのみをリーチにいかずダマテンでしとめた)
【東3局】
茅森選手が5巡目にテンパイ、単騎の仮テンをダマテンで変化をみる。
そこから中盤に茅森選手がまちごろの北単騎でリーチにいく。
さらにカドカワサクラナイツの内川幸太郎選手が追っかけリーチ。
結果は内川選手が放銃、茅森選手が裏2枚の満貫で先行する。
(内川選手、2600放銃が8000放銃に化けて、向かい風が厳しい)
【東4局】
萩原選手が4巡目に跳満の先制リーチ。そこに中盤、内川選手がチーしてテンパイ。
この勝負は内川選手に軍配、1000・2000のツモアガリでリーチをはね返す。
(内川選手、チャンス手をつぶす大きなアガリ。打点もそこそこで嬉しい)
第2試合 南場
南場は、萩原選手が満貫をきめてトップにせまる。
終盤には内川選手が親の満貫をきめて、混戦へと突入していきます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | フェニ | 雷電 | サクラ | パイレ |
- | 選手名 | 茅森 早香 | 萩原 聖人 | 内川 幸太郎 | 朝倉 康心 |
- | 持ち点 | 34000 | 22000 | 21000 | 23000 |
南1 | ロン 供託 リーチ | 8000 1000 ▲1000 | ▲8000 | ||
南2 | ツモ | ▲1300 | ▲2600 | ▲1300 | 5200 |
南3 | ツモ 供託 リーチ | ▲4000 | ▲4000 | 12000 2000 ▲1000 | ▲4000 ▲1000 |
南3-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | 12000 300 1000 ▲1000 | |||
南3-2 | 流局 リーチ | ▲1500 | 1500 ▲1000 | ▲1500 | 1500 |
南4-3 | 流局 リーチ | ▲1500 | 1500 ▲1000 | ▲1500 | 1500 ▲1000 |
南4-4 | ロン 本場 供託 | ▲2000 ▲1200 | 2000 1200 3000 | ||
終了 | 持ち点 | 21600 | 17100 | 40200 | 21100 |
- | 選手名 | 茅森 早香 | 萩原 聖人 | 内川 幸太郎 | 朝倉 康心 |
【南1局】
親の茅森選手が中盤にポンして先手のテンパイ。そこに終盤、萩原選手がリーチにいく。
結果は内川選手が放銃、萩原選手が裏3枚で満貫のアガリ。
(内川選手、2600放銃がまた8000放銃に化けて、向かい風が厳しすぎる)
【南2局】
朝倉選手が3つ鳴いて5巡目にテンパイ。
ほどなく朝倉選手がツモアガリ、1300・2600で微差の2着に浮上。
(朝倉選手が3つ鳴いてプレッシャーをかけてからのアガリきり)
【南3局】
茅森選手が6巡目にテンパイ、役なし愚形まちをダマテンで様子見。
そこに中盤、朝倉選手がリーチを打つ。さらに親の内川選手が追っかけリーチにいく。
萩原選手もテンパイ、ダマテンでリーチ現物まちを狙っていく。
このぶつかり合いは内川選手が力強くツモアガリ、4000オールで逆風をはね返す。
(内川選手、世が世なら30000点位のトップ。しかし現世では原点付近の2着目)
【南3局1本場】
親の内川選手が終盤に先手のリーチにいく。
これを一発でツモアガリ、連続の4000オールでトップにつき抜ける。
(内川選手、ここまで放銃した裏ドラ5枚分をこのアガリで返してもらった!)
【南4局3本場】
流局のノーテン親流れをはさんで南4局3本場。
ラス目の萩原選手が終盤にリーチを打つ。そこに親の朝倉選手が追っかけリーチにいく。
結果はアガリが出ず流局、ふたりテンパイで親の連荘。
(最終盤のアツい二軒リーチの対決は決着つかず、次局へ)
【南4局4本場】
親の朝倉選手が中盤にふたつ鳴いてテンパイ。そこに内川選手がチーしてテンパイ。
結果は萩原選手がリーチ宣言牌で放銃、内川選手が渾身の2000のアガリ。
内川選手が自らのアガリでトップ獲得をきめる。
(内川選手、裏ドラ2枚と3枚をかぶるも終盤に追い上げて歓喜のトップ!)
第2試合 結果
第2試合は、南場の親で満貫2連発をきめた内川選手がトップを獲得。
東場で先行した茅森選手が500点差で2着にすべりこんでいます。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | カドカワ サクラナイツ | 内川幸太郎 | +60.2 | +92.5 |
2着 | セガサミー フェニックス | 茅森早香 | +1.6 | ▲157.0 |
3着 | ユーネクスト パイレーツ | 朝倉康心 | ▲18.9 | ▲272.9 |
4着 | チーム雷電 | 萩原聖人 | ▲42.9 | ▲33.9 |
Mリーグ成績 71日目(2月8日)
今回の試合後のチーム成績です。
順位 | チーム名 | チームpt | 前回比 | 試合数 |
---|---|---|---|---|
1位 | 渋谷アベマズ | +557.3 | - | 70 |
2位 | カドカワ サクラナイツ | +92.5 | +134.2 | 72 |
3位 | EX風林火山 | +31.6 | - | 70 |
4位 | チーム雷電 | ▲33.9 | ▲105.6 | 72 |
5位 | 赤坂ドリブンズ | ▲98.4 | - | 70 |
6位 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | ▲119.2 | - | 70 |
7位 | セガサミー フェニックス | ▲157.0 | +6.5 | 72 |
8位 | ユーネクスト パイレーツ | ▲272.9 | ▲35.1 | 72 |
本日はカドカワサクラナイツが1日2勝を達成して勝利。
岡田選手が5回のリーチで4回アガリをきめる、会心の内容でトップを獲得。
内川選手は裏ドラ2枚と3枚の満貫放銃をはね返す、親の満貫2回でトップを獲得しました。
次回も熱戦が期待されます。楽しみですね。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。