Mリーグ2020レギュラーシーズンは70日目。
今年も8チームが優勝を目指して、心・技・体を競います。
前回は赤坂ドリブンズが勝利。
園田賢選手が終盤戦で連続満貫の猛攻をみせて、トップを獲得しました。
それでは、今回の結果です。
Mリーグ結果 70日目(2月5日)
Mリーグ2020レギュラーシーズン、今回の対戦は次の4チームです。
チーム名 | チームpt | 順位 |
---|---|---|
渋谷アベマズ | +636.3 | 1位 |
EX風林火山 | +103.7 | 2位 |
チーム雷電 | ▲14.6 | 3位 |
ユーネクストパイレーツ | ▲302.6 | 8位 |
そして実況・解説はこちらのおふたり。
スーツを新調した渋川難波プロが解説です。
実況 : 日吉辰哉
解説 : 渋川難波
(青字は”カドカワサクラナイツ推し”の私の感想です)
第1試合 東場
東場は、ユーネクストパイレーツの瑞原明奈選手が出親の連荘でスタートダッシュ。
そこにEX風林火山の滝沢和典選手と渋谷アベマズの松本吉弘選手が跳満をきめて追いかけます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | パイレ | 風林火 | 雷電 | アベマ |
- | 選手名 | 瑞原 明奈 | 滝沢 和典 | 瀬戸熊 直樹 | 松本 吉弘 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ツモ | 7800 | ▲2600 | ▲2600 | ▲2600 |
東1-1 | 流局 リーチ | 3000 ▲1000 | 1000 | 1000 | 1000 |
東1-2 | ツモ 本場 供託 リーチ | 12000 600 2000 ▲1000 | ▲4000 ▲200 | ▲4000 ▲200 | ▲4000 ▲200 |
東1-3 | ツモ 本場 | ▲6000 ▲300 | 12000 900 | ▲3000 ▲300 | ▲3000 ▲300 |
東2 | ツモ 供託 リーチ | ▲3000 | ▲6000 | ▲3000 | 12000 1000 ▲1000 |
東3 | ロン | ▲1000 | 1000 | ||
東4 | ロン 供託 | 8000 1000 ▲1000 | ▲8000 | ||
南入 | 持ち点 | 46100 | 25100 | 10900 | 17900 |
- | 選手名 | 瑞原 明奈 | 滝沢 和典 | 瀬戸熊 直樹 | 松本 吉弘 |
【東1局】
ユーネクストパイレーツの瑞原明奈選手がひとつ鳴いてから終盤にテンパイ。
そこに同巡、EX風林火山の滝沢和典選手がテンパイ、ダマテンで様子をみる。
さらに渋谷アベマズの松本吉弘選手もひとつ鳴いてテンパイ。
この勝負は瑞原選手に軍配、2600オールで軽快なスタートをきめる。
(滝沢選手、チャンス手も親のホンイツ気配に慎重にいった)
【東1局2本場】
流局をはさんで親の連荘の東1局2本場。
滝沢選手が中盤にテンパイ、ダマテンで静かに狙う。そこに終盤、親の瑞原選手がリーチを打つ。
結果は瑞原選手がスッとツモアガリ、4000オールでリードを大きく広げていく。
(瑞原選手、親でいいアガリを2回できたのは大幅有利)
【東1局3本場】
滝沢選手が中盤に先制テンパイ、ダマテンで狙う。そこに終盤、瑞原選手がチーしてテンパイ。
この勝負は滝沢選手に軍配、3000・6000のツモアガリで2着に抜け出しトップを追う。
(滝沢選手、ここまで度々のチャンス手も、ようやくここでツモアガリ)
【東2局】
松本選手が終盤に先制リーチ。そこに親の滝沢選手がチーしてテンパイ。
結果は松本選手がツモアガリ、3000・6000で失点回復して戦線復帰。
(3連続で12000のツモアガリ、ツモられるほうはかなり厳しい)
【東3局】
滝沢選手が5巡目にポンしてテンパイ。
すぐに瑞原選手が放銃、滝沢選手が1000のアガリで親を流す。
(ここは滝沢選手がサッと局を進めにいった)
【東4局】
瑞原選手が6巡目に先手をとってリーチ。そこに7巡目、松本選手がテンパイしてダマテン。
この勝負は松本選手が放銃、瑞原選手が満貫のアガリで追撃を振りはらう。
(親の松本選手も満貫あっただけに、瑞原選手のアガリが大きい)
第1試合 南場
南場は、松本選手が満貫、跳満とアガってトップ逆転。
終盤戦は瑞原選手とチーム雷電の瀬戸熊直樹選手が追い上げて、トップ争いが激しくなります。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | パイレ | 風林火 | 雷電 | アベマ |
- | 選手名 | 瑞原 明奈 | 滝沢 和典 | 瀬戸熊 直樹 | 松本 吉弘 |
- | 持ち点 | 46100 | 25100 | 10900 | 17900 |
南1 | ロン 供託 リーチ | ▲8000 | 8000 1000 ▲1000 | ||
南2 | ロン | ▲12000 | 12000 | ||
南3 | 流局 リーチ | ▲1000 | ▲1000 | 3000 ▲1000 | ▲1000 |
南3-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲4000 ▲100 | ▲4000 ▲100 | 12000 300 2000 ▲1000 | ▲4000 ▲100 |
南3-2 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲4000 ▲200 | ▲4000 ▲200 | 12000 600 1000 ▲1000 | ▲4000 ▲200 |
南3-3 | ロン 本場 供託 リーチ | 6400 900 1000 ▲1000 | ▲6400 ▲900 | ||
南4 | ツモ 供託 リーチ | 8000 1000 ▲1000 | |||
終了 | 持ち点 | 40100 | 5800 | 36800 | 17300 |
- | 選手名 | 瑞原 明奈 | 滝沢 和典 | 瀬戸熊 直樹 | 松本 吉弘 |
【南1局】
松本選手が5巡目にチートイツでリーチにいく。
この手に滝沢選手がリーチ宣言牌で放銃、松本選手が満貫のアガリで2着浮上。
(ここまでアガリがほぼ満貫以上、激しい乱打戦の様相)
【南2局】
2着目の松本選手が7巡目にメンホンチートイのテンパイ、ダマテンで静かに狙う。
すぐにトップ目の瑞原選手が放銃、松本選手が跳満のアガリでトップ逆転。
(瑞原選手、レアなケースのダマテンにあたってしまった。放銃やむなし)
【南3局】
チーム雷電の瀬戸熊直樹選手が3巡目にチートイツのテンパイ、5巡目にリーチにいく。
そこに中盤、瑞原選手がフリテンのテンパイ、ダマテンで様子をみる。
結果はアガリが出ず流局。瑞原選手がオリて、ひとりテンパイで親の連荘。
(瀬戸熊選手、この試合初のチャンス手も流局)
【南3局1本場】
親の瀬戸熊選手が7巡目に先手をとってリーチ。
この手をすぐにツモアガリ、4000オールで3着浮上してトップ争いに参戦。
(ここは瀬戸熊選手がスパッとツモアガリをきめた)
【南3局2本場】
親の瀬戸熊選手が5巡目に先制リーチ。
そして一発で力強くツモアガリ、4000オールでトップ逆転してさらに連荘。
(瀬戸熊選手が親の3連荘でラス目からトップまでひとまくりした)
【南3局3本場】
瑞原選手が中盤に先手のリーチを打つ。
トップ争いの松本選手が押していって放銃、瑞原選手が6400のアガリでトップにせまる。
(瑞原選手、愚形まちながらトップ目指して果敢にリーチが実った)
【南4局】
2着目の瑞原選手が6巡目に逆転のリーチを打つ。
結果は瑞原選手がスパッとツモアガリ、2000・4000でトップ逆転に成功。
瑞原選手が自らのアガリでトップ獲得をきめる。
(瑞原選手、中盤苦しんだが終盤に追い上げてのトップ獲得。これはチームも嬉しい)
第1試合 結果
第1試合は、序盤と終盤でアガリを量産した瑞原選手がトップを獲得。
満貫以上の高打点が8回飛び出す乱打戦でした。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | ユーネクスト パイレーツ | 瑞原明奈 | +60.1 | ▲242.5 |
2着 | チーム雷電 | 瀬戸熊直樹 | +16.8 | +2.2 |
3着 | 渋谷アベマズ | 松本吉弘 | ▲22.7 | +613.6 |
4着 | EX風林火山 | 滝沢和典 | ▲54.2 | +49.5 |
第2試合 東場
東場は、EX風林火山の勝又健志選手が満貫をきめて先行する。
そこにチーム雷電の黒沢咲が負けじと満貫をきめてトップ争いに参戦します。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | 雷電 | アベマ | パイレ | 風林火 |
- | 選手名 | 黒沢 咲 | 多井 隆晴 | 小林 剛 | 勝又 健志 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ツモ | ▲1000 | ▲500 | 2000 | ▲500 |
東2 | 流局 リーチ | 1500 | ▲1500 | ▲1500 | 1500 ▲1000 |
東3-1 | ロン 本場 | ▲8000 ▲300 | 8000 300 | ||
東4 | ツモ 供託 リーチ | 8000 2000 ▲1000 | ▲2000 | ▲2000 | ▲4000 ▲1000 |
南入 | 持ち点 | 34500 | 21000 | 15200 | 29300 |
- | 選手名 | 黒沢 咲 | 多井 隆晴 | 小林 剛 | 勝又 健志 |
【東1局】
ユーネクストパイレーツの小林剛選手が中盤にチーして先手のテンパイ。
そのまま進行して終盤に小林選手がツモアガリ、500・1000で穏やかにスタート。
(小林選手らしい、チーテンからの軽いアガリ)
【東2局】
EX風林火山の勝又健志選手が中盤に先制リーチを打つ。
そこにチーム雷電の黒沢咲選手がフリテンテンパイ、ダマテンで様子見。
そのままアガリが出ず流局、ふたりテンパイで親流れ。
【東3局1本場】
黒沢選手が中盤に先手のテンパイ、ダマテンで確実に狙う。
そこに勝又選手がひとつポンしてからテンパイをいれる。
結果は一向聴の小林選手が放銃、勝又選手が満貫のアガリでトップにたつ。
(勝又選手、ドラのチャンス手をアガリきって好感触か)
【東4局】
黒沢選手が6巡目に先制リーチを打つ。そこに親の勝又選手が追っかけリーチを打つ。
このめくり合いは黒沢選手に軍配、2000・4000のツモアガリで親リーチをはね返す。
(黒沢選手、親リーチにヒヤッとしたところでツモアガリは相当嬉しい)
第2試合 南場
南場は、黒沢選手が親の満貫でリードを広げていく。
そこからは軽いアガリで2着争いが激しくなります。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | 雷電 | アベマ | パイレ | 風林火 |
- | 選手名 | 黒沢 咲 | 多井 隆晴 | 小林 剛 | 勝又 健志 |
- | 持ち点 | 34500 | 21000 | 15200 | 29300 |
南1 | ツモ 供託 リーチ | 12000 2000 ▲1000 | ▲4000 | ▲4000 ▲1000 | ▲4000 |
南1-1 | 流局 リーチ | 3000 ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 |
南1-2 | ロン 本場 供託 | 3900 600 1000 | ▲3900 ▲600 | ||
南2 | ロン 供託 リーチ | ▲5200 | 5200 1000 ▲1000 | ||
南3 | 流局 | 0 | 0 | 0 | 0 |
南4-1 | ロン 本場 | ▲2000 ▲300 | 2000 300 | ||
南4-2 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲12000 ▲600 | 12000 600 1000 ▲1000 | ||
終了 | 持ち点 | 49500 | 3700 | 24700 | 22100 |
- | 選手名 | 黒沢 咲 | 多井 隆晴 | 小林 剛 | 勝又 健志 |
【南1局】
親の黒沢選手が中盤に先手をとってリーチ。
そこに渋谷アベマズの多井隆晴選手がひとつ鳴いてからテンパイ追いつく。
さらに勝又選手がテンパイしてダマテン。小林選手が最後方から追っかけリーチを打つ。
4人テンパイを制したのは黒沢選手、裏2枚の4000オールでリードを広げる。
(黒沢選手、リーチのみがツモウラウラで満貫に、雷電ユニバースは歓喜)
【南1局2本場】
流局をはさんで親の連荘の南1局2本場。
小林選手が5巡目にチーしてテンパイ。そこに多井選手が3つ鳴いてテンパイ追いつく。
結果は勝又選手が放銃、多井選手が3900のアガリで2着浮上。
(多井選手には珍しい3副露の強引なホンイツでアガリきった)
【南2局】
親の多井選手が中盤にチーしてテンパイ。そこに小林選手がリーチを打つ。
この勝負は多井選手が放銃、小林選手が5200のアガリで2着争いに加わる。
(今シーズンも好調の小林選手もラス目のままでは終わらない)
【南3局】
親の小林選手が鳴いてしかける。そこに多井選手が小林選手へ牌の絞りを強める。
他の選手も親を警戒して包囲網を敷く。
結果はアガリが出ず流局、全員ノーテンで親流れ。
(親の小林選手に対する牌の絞りがすごい。特に多井選手はかなり手を崩して絞った)
【南4局1本場】
2着目の勝又選手がふたつポンして3巡目にテンパイ。
そこにラス目の小林選手がふたつ鳴いてテンパイ追いつく。
結果は小林選手が放銃、勝又選手が2000のアガリで親の連荘。
(勝又選手、連荘でトップまで約27000点差を追いかける)
【南4局2本場】
ラス目の小林選手が中盤に2着逆転のリーチを打つ。
そこに多井選手がふたつ鳴いてテンパイ追いつく。
この2着争いは多井選手が放銃、小林選手が跳満のアガリで2着逆転に成功。
このアガリで黒沢選手がトップ獲得をきめる。
(小林選手が裏2枚の跳満で2着逆転にこぎつけた。多井選手はあとがなくて放銃やむなし)
第2試合 結果
第2試合は、高打点が少ない中で満貫2回ツモった黒沢選手がトップ獲得。
オーラスに跳満をきめた小林選手が2着にはいっています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | チーム雷電 | 黒沢咲 | +69.5 | +71.7 |
2着 | ユーネクスト パイレーツ | 小林剛 | +4.7 | ▲237.8 |
3着 | EX風林火山 | 勝又健志 | ▲17.9 | +31.6 |
4着 | 渋谷アベマズ | 多井隆晴 | ▲56.3 | +557.3 |
Mリーグ成績 70日目(2月5日)
今回の試合後のチーム成績です。
順位 | チーム名 | チームpt | 前回比 | 試合数 |
---|---|---|---|---|
1位 | 渋谷アベマズ | +557.3 | ▲79.0 | 70 |
2位 | チーム雷電 | +71.7 | +86.3 | 70 |
3位 | EX風林火山 | +31.6 | ▲72.1 | 70 |
4位 | カドカワ サクラナイツ | ▲41.7 | - | 70 |
5位 | 赤坂ドリブンズ | ▲98.4 | - | 70 |
6位 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | ▲119.2 | - | 70 |
7位 | セガサミー フェニックス | ▲163.5 | - | 70 |
8位 | ユーネクスト パイレーツ | ▲237.8 | +64.8 | 70 |
本日はチーム雷電が勝利。
黒沢咲選手が中盤に抜け出して逃げ切り、トップを獲得しました。
チーム雷電はチーム成績も2位に浮上しています。
次回も熱戦が期待されます。楽しみですね。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。