
Mリーグ2020レギュラーシーズンは67日目。
今年も8チームが優勝を目指して、心・技・体を競います。
前回はチーム雷電が勝利。
黒沢咲選手が東場のおわりに満貫、南場のおわりにも満貫をきめて、トップを獲得しました。
それでは、今回の結果です。
Mリーグ結果 67日目(2月1日)
Mリーグ2020レギュラーシーズン、今回の対戦は次の4チームです。
チーム名 | チームpt | 順位 |
---|---|---|
渋谷アベマズ | +576.0 | 1位 |
コナミ麻雀格闘倶楽部 | +71.7 | 3位 |
カドカワサクラナイツ | +16.7 | 4位 |
ユーネクストパイレーツ | ▲376.2 | 8位 |
そして実況・解説はこちらのおふたりです。
実況 : 松嶋桃
解説 : 土田浩翔
(青字は”カドカワサクラナイツ推し”の私の感想です)
第1試合 東場
東場は、流局2回とアガリ2回でテンポよく進んでいく。
持ち点の動きが少なく、点差があまりつかないまま南場にむかいます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | サクラ | アベマ | 麻雀格 | パイレ |
- | 選手名 | 沢崎 誠 | 日向 藍子 | 前原 雄大 | 小林 剛 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | 流局 リーチ | ▲1500 | 1500 | 1500 ▲1000 | ▲1500 |
東2-1 | 流局 リーチ | 1500 | ▲1500 | 1500 ▲1000 | ▲1500 |
東3-2 | ロン 本場 供託 | 2000 600 2000 | ▲2000 ▲600 | ||
東4 | ロン | 2000 | ▲2000 | ||
南入 | 持ち点 | 25000 | 29600 | 28000 | 17400 |
- | 選手名 | 沢崎 誠 | 日向 藍子 | 前原 雄大 | 小林 剛 |
【東1局】
コナミ麻雀格闘倶楽部の前原雄大選手が4巡目に先制リーチにいく。
その後は動きが少なく、終盤に渋谷アベマズの日向藍子選手がポンしてテンパイ追いつく。
結果はアガリが出ず流局、ふたりテンパイで親流れ。
【東2局】
前原選手が中盤に先手をとってリーチを打つ。
そこにカドカワサクラナイツの沢崎誠選手がひとつ鳴いてからテンパイ追いつく。
そのままアガリが出ず流局、ふたりテンパイで親流れ。
(試合開始から2局連続の流局で親流れ。重ためのすべりだしになった)
【東3局】
日向選手が5巡目にひとつポンしてテンパイ。すぐに前原選手もチーしてテンパイが入る。
この勝負はユーネクストパイレーツの小林剛選手が放銃。
日向選手が2000のアガリで親のチャンス手を流す。
(日向選手、先手をとって親のチャンス手をうまくかわせた)
【東4局】
前原選手が中盤にチーして先制テンパイ。
そこにユーネクストパイレーツの小林剛選手がチーしてテンパイ追いつく。
結果は小林選手が放銃、前原選手が2000のアガリで南場へ。
(東場は流局2回と2000のアガリ2回で終了。小場の展開で進んでいくか)
第1試合 南場
南場は、東場に続いて軽いアガリと流局で進んでいく。
3万点を超える選手がいないまま、オーラスにむかいます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | サクラ | アベマ | 麻雀格 | パイレ |
- | 選手名 | 沢崎 誠 | 日向 藍子 | 前原 雄大 | 小林 剛 |
- | 持ち点 | 25000 | 29600 | 28000 | 17400 |
南1 | 流局 | 1000 | 1000 | 1000 | ▲3000 |
南1-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲2600 ▲100 ▲1000 | ▲1300 ▲100 ▲1000 | ▲1300 ▲100 | 5200 300 3000 ▲1000 |
南2 | 流局 リーチ | ▲1000 | ▲1000 | 3000 ▲1000 | ▲1000 |
南3-1 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲2000 ▲300 | 2000 300 2000 ▲1000 | ||
南4 | ロン | ▲2900 | 2900 | ||
南4-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲4000 ▲100 | ▲4000 ▲100 | ▲4000 ▲100 | 12000 300 1000 ▲1000 |
南4-2 | 流局 供託 リーチ | 3000 ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 1000 |
終了 | 持ち点 | 14000 | 22100 | 24500 | 39400 |
- | 選手名 | 沢崎 誠 | 日向 藍子 | 前原 雄大 | 小林 剛 |
【南1局】
日向選手が終盤にテンパイ、ダマテンで様子をうかがう。
そこに前原選手がチーして形式テンパイ。さいごに沢崎選手がテンパイをいれる。
結果はそのまま流局、3人テンパイで親の連荘。
(終盤までテンパイ気配がまったくなく、形式テンパイ合戦になった)
【南1局1本場】
親の沢崎選手が終盤に先制リーチ。同巡に日向選手が追っかけリーチにいく。
さらに小林選手が追っかけリーチを打つ。
このめくり合いは小林選手が一発でツモアガリ、1300・2600で4選手が横並び。
(小林選手が二軒リーチにドラを切り追っかけで一発ツモ。珍しい光景)
【南2局】
前原選手が4巡目に先制リーチを打つ。そこに小林選手がひとつポンからテンパイ追いつく。
結果はアガリが出ず流局。前原選手のひとりテンパイで親流れ。
(ここまでどの選手も決め手に欠ける展開。ノーテン親流れも3局目)
【南3局】
微差のラス目の小林選手が6巡目に先制リーチを打つ。
結果は沢崎選手が終盤にテンパイして放銃、小林選手が2000のアガリでオーラスへ。
(沢崎選手、ここは手痛い放銃の選択となった)
【南4局】
親の小林選手が5巡目に先制テンパイ。
この手に沢崎選手が放銃、小林選手が2900のアガリで親の連荘。
(この試合初めての親のアガリで、小林選手がじわりとトップにせまる)
【南4局1本場】
トップ目の前原選手がふたつ鳴いて6巡目にテンパイ。そこに親の小林選手がリーチにいく。
結果は小林選手がツモアガリ、4000オールでトップ逆転して親の連荘。
(小林選手がオーラスにしてこの試合はじめての高打点)
【南4局2本場】
ラス目の沢崎選手が終盤にリーチを打つ。
結果はアガリが出ず流局、沢崎選手のひとりテンパイで試合終了。
この流局で小林選手がトップ獲得をきめる。
(赤入りルールで高打点がほぼ出ない珍しい試合展開だった)
第1試合 結果
第1試合は、オーラスに親の満貫をアガった小林選手がトップを獲得。
流局と軽いアガリがほとんどを占める、終盤までじりじりした試合展開でした。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | ユーネクスト パイレーツ | 小林剛 | +59.4 | ▲316.8 |
2着 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | 前原雄大 | +4.5 | +76.2 |
3着 | 渋谷アベマズ | 日向藍子 | ▲17.9 | +558.1 |
4着 | カドカワ サクラナイツ | 沢崎誠 | ▲46.0 | ▲29.3 |
第2試合 東場
東場は、カドカワサクラナイツの堀慎吾選手が跳満のアガリでスタートダッシュ。
一方、ユーネクストパイレーツの石橋伸洋選手も満貫などで反撃します。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | パイレ | サクラ | アベマ | 麻雀格 |
- | 選手名 | 石橋 伸洋 | 堀 慎吾 | 多井 隆晴 | 佐々木 寿人 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ツモ 供託 リーチ | ▲6000 | 12000 1000 ▲1000 | ▲3000 | ▲3000 |
東2 | ツモ 供託 リーチ | 5200 1000 ▲1000 | ▲2600 | ▲1300 | ▲1300 |
東3 | ロン 供託 リーチ | ▲2900 ▲1000 | 2900 1000 | ||
東3-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | 8000 300 2000 ▲1000 | ▲2000 ▲100 | ▲4000 ▲100 ▲1000 | ▲2000 ▲100 |
東4 | ロン | 2000 | ▲2000 | ||
南入 | 持ち点 | 31600 | 32300 | 19500 | 16600 |
- | 選手名 | 石橋 伸洋 | 堀 慎吾 | 多井 隆晴 | 佐々木 寿人 |
【東1局】
カドカワサクラナイツの堀慎吾選手が中盤に先手のリーチを打つ。
この手をスッとツモアガリ、堀選手が3000・6000で好スタートをきる。
(堀選手がまずは高打点。第1試合の挽回なるか)
【東2局】
ユーネクストパイレーツの石橋伸洋選手が中盤に先制リーチ。
ほどなくこの手をツモアガリ、石橋選手が1300・2600で前局の失点を回復。
(石橋選手、メンピンの手をスムーズにツモアガった)
【東3局】
渋谷アベマズの多井隆晴選手がひとつ鳴いてから終盤にテンパイ。
そこに石橋選手がリーチに打って出る。
結果は石橋選手が放銃、多井選手が2900のアガリで親の連荘。
(多井選手、安定の多井ブランドで他の選手の進行を止めてアガリきった)
【東3局1本場】
親の多井選手が中盤に先手をとってリーチ。同巡に石橋選手が追っかけリーチにいく。
このめくり合いは石橋選手に軍配、2000・4000のアガリで親リーチをはね返す。
(石橋選手、チートイツで親リーチに勝負して、結果がついてきた)
【東4局】
石橋選手が終盤にポンして先制テンパイ。そこに多井選手がチーしてテンパイ。
結果はコナミ麻雀格闘倶楽部の佐々木寿人選手が放銃。
石橋選手が2000のアガリでトップにせまって南場へむかう。
(この局、終盤まで全員がテンパイ入らない中、早めに動いた石橋選手のアガリに)
第2試合 南場
南場は、石橋選手と堀選手が親の満貫で激しくトップを争う。
そこに多井選手が親番で一気の追い上げをみせます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | パイレ | サクラ | アベマ | 麻雀格 |
- | 選手名 | 石橋 伸洋 | 堀 慎吾 | 多井 隆晴 | 佐々木 寿人 |
- | 持ち点 | 31600 | 32300 | 19500 | 16600 |
南1 | ツモ 供託 リーチ | 12000 1000 ▲1000 | ▲4000 | ▲4000 | ▲4000 |
南1-1 | ロン 本場 | 8000 300 | ▲8000 ▲300 | ||
南2 | ツモ 供託 リーチ | ▲4000 | 12000 1000 ▲1000 | ▲4000 | ▲4000 |
南2-1 | 流局 リーチ | ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 | 3000 ▲1000 |
南3-2 | ロン 本場 | 5800 600 | ▲5800 ▲600 | ||
南3-3 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲4000 ▲300 | ▲4000 ▲300 | 12000 900 1000 | ▲4000 ▲300 ▲1000 |
南3-4 | ツモ 本場 供託 リーチ | 18000 1200 1000 ▲1000 | |||
南3-5 | ロン 本場 供託 リーチ | 2000 1500 2000 ▲1000 | ▲2000 ▲1500 ▲1000 | ||
南4 | ツモ | ▲500 | ▲500 | ▲500 | 1500 |
南4-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | 2000 300 1000 ▲1000 | ▲500 ▲100 | ▲500 ▲100 | ▲1000 ▲100 |
終了 | 持ち点 | 34200 | 27500 | 58200 | ▲19900 |
- | 選手名 | 石橋 伸洋 | 堀 慎吾 | 多井 隆晴 | 佐々木 寿人 |
【南1局】
親の石橋選手が中盤に先制リーチでプレッシャーをかける。他3選手は守備にまわる。
終盤になって石橋選手がツモアガリ、裏1枚の4000オールでトップにたつ。
(石橋選手、ペンチャンをツモアガリでしかもラス牌。これは好感触)
【南1局1本場】
寿人選手がひとつチーして中盤にテンパイ。そこに多井選手がポンしてテンパイ。
さらに石橋選手がふたつ鳴いてテンパイ追いつく。
この勝負は寿人選手が放銃、多井選手が満貫のアガリで2着を追う。
(3選手が鳴いて、テンパイぶつかる激しい局面を多井選手が制した)
【南2局】
2着目の堀選手が7巡目に先手をとって親リーチ。
これを一発でツモアガリ、堀選手が4000オールで微差ながらトップにたつ。
(堀選手、即リーチにいかずシャンテン戻しが最高の結果に)
【南3局2本場】
流局をはさんで親流れの南3局2本場。
親の多井選手がひとつポンしてテンパイ。
すぐに寿人選手が放銃、多井選手が5800のアガリで親の連荘。
(多井選手がじわりと上位に迫ってきた)
【南3局3本場】
ラス目の寿人選手が中盤にリーチにいく。そこに多井選手がドラポンしてテンパイ。
この勝負は多井選手に軍配、4000オールでトップ逆転してさらに連荘。
(多井選手、まち牌の選択をピタリと当てて高打点)
【南3局4本場】
親の多井選手が中盤に先制リーチでたたみかける。
これをビシッとツモアガリ、6000オールで一気につきぬけ独走体制に。
(多井選手が5800、満貫、跳満と強さをみせつける)
【南3局5本場】
石橋選手が3巡目に先手をとってリーチ。6巡目には寿人選手が追っかけリーチにいく。
このめくり合いは寿人選手が放銃、石橋選手が2000のアガリで2着逆転。
(寿人選手、リーチ棒を投げるもこの試合アガリが遠い)
【南4局】
親の寿人選手がひとつ鳴いてから中盤にテンパイ。
この手をすぐにツモアガリ、500オールで親の連荘。
(寿人選手、ようやく初アガリ。しかし寿人選手の親は怖い)
【南4局1本場】
2着目の石橋選手が6巡目に3面まちの先制リーチ。
この手をすぐにツモアガリ、500・1000で2着をキープ。
このアガリで多井選手がトップ獲得をきめる。
(第1試合から一転して、第2試合は激しい高打点のたたき合いになった)
第2試合 結果
第2試合は、多井選手が南場の親で爆発してトップを獲得。
オーラスの2着争いを制した選手が2着にはいっています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | 渋谷アベマズ | 多井隆晴 | +78.2 | +636.3 |
2着 | ユーネクスト パイレーツ | 石橋伸洋 | +14.2 | ▲302.6 |
3着 | カドカワ サクラナイツ | 堀慎吾 | ▲12.5 | ▲41.8 |
4着 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | 佐々木寿人 | ▲79.9 | ▲3.7 |
Mリーグ成績 67日目(2月1日)
今回の試合後のチーム成績です。
順位 | チーム名 | チームpt | 前回比 | 試合数 |
---|---|---|---|---|
1位 | 渋谷アベマズ | +636.3 | +60.3 | 68 |
2位 | EX風林火山 | +171.3 | - | 66 |
3位 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | ▲3.7 | ▲75.4 | 68 |
4位 | チーム雷電 | ▲31.8 | - | 66 |
5位 | カドカワ サクラナイツ | ▲41.8 | ▲58.5 | 68 |
6位 | セガサミー フェニックス | ▲212.8 | - | 66 |
7位 | 赤坂ドリブンズ | ▲214.9 | - | 66 |
8位 | ユーネクスト パイレーツ | ▲302.6 | +73.6 | 68 |
本日はユーネクストパイレーツが勝利。
小林選手が前半戦を耐えて、終盤戦を制してトップを獲得しました。
次回も熱戦が期待されます。楽しみですね。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。