Mリーグ2020レギュラーシーズンは18日目。
今年も8チームが優勝を目指して、心・技・体を競います。
前回はEX風林火山が勝利。
滝沢和典選手が攻めと守りのバランス、そしてテンポよい麻雀でトップを獲りました。
それではMリーグ18日目の結果です。
Mリーグ結果 18日目(11月3日)
Mリーグ18日目、本日の対戦は次の4チームです。
チーム名 | チームpt | 順位 |
---|---|---|
赤坂ドリブンズ | +281.3 | 1位 |
セガサミーフェニックス | ▲68.4 | 5位 |
コナミ麻雀格闘倶楽部 | ▲119.6 | 6位 |
チーム雷電 | ▲130.4 | 7位 |
そして実況・解説はこちらのおふたり。
渋谷アベマズの松本吉弘選手がプレイヤーズ解説。
ベストバランスな視点での解説に期待です。
実況 : 松嶋桃
解説 : 松本吉弘
(青字は”カドカワサクラナイツ推し”の私の感想です)
第1試合 東場
東場は、チーム雷電の萩原聖人選手、赤坂ドリブンズの丸山選手がアガっていく。
そこにコナミ麻雀格闘倶楽部の佐々木寿人選手が大きな一発でひとまくりをきめます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | フェニ | 雷電 | ドリブ | 麻雀格 |
- | 選手名 | 魚谷 侑未 | 萩原 聖人 | 丸山 奏子 | 佐々木 寿人 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ツモ 供託 リーチ | ▲6000 | ▲3000 | ▲3000 | 12000 1000 ▲1000 |
東2 | ロン 供託 リーチ | 5800 2000 ▲1000 | ▲5800 ▲1000 | ||
東2-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲4000 ▲100 ▲1000 | 12000 300 1000 | ▲4000 ▲100 | ▲4000 ▲100 |
東2-2 | 流局 | 3000 | ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 |
東3-3 | ロン 本場 | ▲5800 ▲900 | 5800 900 | ||
東3-4 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲1000 | ▲3900 ▲1200 | 3900 1200 2000 ▲1000 | |
東3-5 | 流局 | ▲1000 | ▲1000 | 3000 | ▲1000 |
東3-6 | 流局 リーチ | ▲1000 | ▲1000 | 3000 ▲1000 | ▲1000 |
東3-7 | 流局 | ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 | 3000 |
東4-8 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲8000 ▲800 | ▲8000 ▲800 | ▲8000 ▲800 | 24000 2400 2000 ▲1000 |
東4-9 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲3900 ▲2700 | 3900 2700 1000 ▲1000 | ||
南入 | 持ち点 | ▲2600 | 17600 | 31500 | 53500 |
東1局、セガサミーフェニックスフェニックスの魚谷侑未選手がダブ東ポンしてテンパイ。
そこにコナミ麻雀格闘倶楽部の佐々木寿人選手が勝負手でリーチを打つ。
このリーチを寿人選手がツモアガリ。ピンフドラ1赤1裏1で跳満の大きなアガリ。
(これはいい感触のアガリ、裏ドラ1枚も大きい)
東2局、チーム雷電の萩原聖人選手が親の先制リーチ。
すぐに寿人選手もテンパイして、ノータイムで追っかけリーチを打つ。
めくり合いは寿人選手があたり牌をつかみ、萩原選手が5800のアガリで親の連荘。
(いままでの試合は萩原選手が序盤苦しかったから、この試合は期待できそうだ)
東2局1本場、親の萩原選手がダブ東を鳴いてテンパイをいれる。
そこに魚谷選手がテンパイ、即リーチを打つ。
しかしすぐに萩原選手がツモアガリ。4000オールで萩原選手が抜け出します。
(序盤に萩原選手が抜け出す展開で、試合が盛り上がりそう)
東3局3本場、赤坂ドリブンズの丸山奏子選手がダブ東、發とポンしてテンパイ。
そこに魚谷選手がテンパイして切った牌があたり牌、丸山選手が5800のアガリで連荘。
(丸山選手がいいタイミングでポンしてのアガリ、後につながりそう)
東3局4本場、親の丸山選手が7巡目に先制リーチ。さらに魚谷選手も追っかけリーチ。
二軒リーチにはさまれた萩原選手がスジ牌で放銃、丸山選手が3900のアガリで2着浮上。
(萩原選手、7巡目で二軒リーチは厳しかった)
東3局7本場、寿人選手が3つ鳴いて先手をとってテンパイをいれる。
他の3選手は手が入らず、受けにまわる。
寿人選手のアガリも実らずで流局に。寿人選手のひとりテンパイで親が流れます。
(1人が攻め、3人が守りで流局、の展開が続くな)
東4局8本場、親の寿人選手がテンパイ一番のりで即リーチ。
これを一発でツモアガリ。三色、ドラ1赤1裏2で8000オールのホームラン。
このアガリで寿人選手が一気にトップに突き抜けます。
(ダブ東と三色の選択をノータイムで正解えらんだ、寿人選手すごいし、こわい)
東4局9本場、萩原選手がひとつ鳴いて満貫のテンパイ。
そこに丸山選手がリーチで参戦していく。
この勝負は萩原選手があたり牌をつかみ、丸山選手が3900のアガリで南入へ。
(これは萩原選手しかたない、丸山選手はトップ挑戦権をキープ)
第1試合 南場
南場は、寿人選手がトップ目から、さらにたたみかける展開。
丸山選手、魚谷選手が懸命なアガリで少しでも上を目指します。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | フェニ | 雷電 | ドリブ | 麻雀格 |
- | 選手名 | 魚谷 侑未 | 萩原 聖人 | 丸山 奏子 | 佐々木 寿人 |
- | 持ち点 | ▲2600 | 17600 | 31500 | 53500 |
南1 | ロン 供託 リーチ | ▲1000 | ▲1000 | ▲3900 | 3900 2000 |
南2 | ツモ 供託 リーチ | ▲2000 | ▲4000 | ▲2000 | 8000 1000 ▲1000 |
南3 | ロン 供託 リーチ | ▲12000 | 12000 1000 ▲1000 | ||
南3-1 | ロン 本場 供託 リーチ | 8000 300 1000 ▲1000 | ▲8000 ▲300 | ||
南4 | 流局 リーチ | 1000 ▲1000 | 1000 | ▲3000 | 1000 ▲1000 |
南4-1 | ロン 本場 供託 リーチ | 8000 300 3000 ▲1000 | ▲8000 ▲300 | ||
終了 | 持ち点 | 1000 | 13600 | 26300 | 59100 |
南1局、萩原選手が先手をとってリーチを打つ。
寿人選手がひとつチーしてテンパイ追いつく。丸山選手もひとつ鳴いて追いついた。
親の魚谷選手もテンパイして追っかけリーチ。4人テンパイが激突する。
丸山選手がまっすぐ押して放銃に。寿人選手が3900のアガリで4人対決を制します。
(寿人選手の打牌選択にまったく迷いがなくてすごい!)
南2局、寿人選手が6巡目に先制リーチ。
これをすぐに一発ツモ。満貫のアガリで持ち点は6万点を超えます。
(寿人選手の魔王降臨っぷりがすごすぎる)
南3局、親の丸山選手が6巡目の先制リーチ。
このリーチに勝負手の魚谷選手が放銃。丸山選手が満貫のアガリで寿人選手を追います。
(この試合、丸山選手も力強さをみせてるな)
南3局1本場、寿人選手が3つポンして先制テンパイ。
そこにラス目の魚谷選手が満貫手のリーチを打つ。
トップを狙う親の丸山選手が放銃に。魚谷選手が満貫のアガリで素点を回復します。
(魚谷選手、ここまで厳しかったけど、ようやくアガる番がきた)
南4局、萩原選手が白、中とポンして満貫のテンパイ。
そこへ魚谷選手、親の寿人選手が次々にリーチを打つ。
アガリは出ずに流局の結果、寿人選手が連荘します。
(寿人選手がノーテンで終了と思ったら、まだまだ終わらないな)
南4局1本場、丸山選手がテンパイ。逆転の目がないのでダマテンに。
終盤に寿人選手が形式テンパイをとる。そして魚谷選手がリーチにいく。
寿人選手がまっすぐ押して放銃、魚谷選手が満貫のアガリでゲームセット。
このアガリで寿人選手がトップを獲得しています。
(寿人選手、オリる気がまったくなくて、連荘する気が満々だったな)
第1試合 結果
第1試合は、寿人選手が親の倍満をはじめとして、圧巻の攻めでトップを獲得。
丸山選手が東場、南場での攻めを実らせて2着に入っています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | 佐々木寿人 | +79.1 | ▲40.5 |
2着 | 赤坂ドリブンズ | 丸山奏子 | +6.3 | +287.6 |
3着 | チーム雷電 | 萩原聖人 | ▲26.4 | ▲156.8 |
4着 | セガサミー フェニックス | 魚谷侑未 | ▲59.0 | ▲127.4 |
第2試合 東場
東場は、チーム雷電の瀬戸熊選手が軽快にアガリをきめる。
それを赤坂ドリブンズの村上選手がリーチをかけておいかけます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | ドリブ | 麻雀格 | 雷電 | フェニ |
- | 選手名 | 村上 淳 | 前原 雄大 | 瀬戸熊 直樹 | 近藤 誠一 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | 流局 | 1000 | 1000 | ▲3000 | 1000 |
東1-1 | ロン 本場 | ▲5200 ▲300 | 5200 300 | ||
東2 | ロン | ▲8000 | 8000 | ||
東3 | ツモ 供託 リーチ | 2700 3000 ▲1000 | ▲700 ▲1000 | ▲1300 ▲1000 | ▲700 |
東4 | ロン 供託 リーチ | 3200 1000 ▲1000 | ▲3200 | ||
南入 | 持ち点 | 28400 | 13100 | 33200 | 25300 |
東1局、先手はコナミ麻雀格闘倶楽部の前原雄大選手、ひとつチーしてテンパイ。
終盤に赤坂ドリブンズの村上選手がテンパイ追いつく。
さいごのツモでセガサミーフェニックスの近藤誠一選手もテンパイする。
アガリは出ず、流局の結果に。3人テンパイの静かなスタートです。
(この出場メンバーにしては穏やかなすべりだしになった)
東1局1本場、チーム雷電の瀬戸熊直樹選手が先制テンパイ、カン七萬まちをダマテンに。
親の村上選手がひとつ鳴いてテンパイで追いつく。
村上選手があたり牌をつかんで放銃、瀬戸熊選手がタンヤオ赤2で5200のアガリ。
(瀬戸熊選手が慎重にアガリをきめた)
東2局、瀬戸熊選手がホンイツをテンパイ、気配を消してダマテンに。
このテンパイに前原選手が放銃、瀬戸熊選手は満貫で2連続のアガリをきめる。
(はやいメンホンのチャンス手がきまって、瀬戸熊選手が好調だな)
東3局、村上選手が7巡目の先制リーチを打つ。
そこへ前原選手、親の瀬戸熊選手と追っかけリーチで三軒リーチに。
めくり合いは村上選手に軍配。メンピンツモの700・1300のお値段以上に価値あるアガリ。
(村上選手のリーチ超人ぶりが発揮された!)
東4局、村上選手が5巡目にチートイツでリーチ、捨て牌から安全そうな一筒まち。
前原選手がこのあたり牌を掴んで放銃、3200のアガリで南場に折り返します。
(村上選手の捨て牌に四筒、二筒があって、一筒まちは止めようがない)
第2試合 南場
南場は、前原選手がチャンス手をものにして追い上げる。
終盤戦は近藤選手、瀬戸熊選手、村上選手の3選手の争いに。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | ドリブ | 麻雀格 | 雷電 | フェニ |
- | 選手名 | 村上 淳 | 前原 雄大 | 瀬戸熊 直樹 | 近藤 誠一 |
- | 持ち点 | 28400 | 13100 | 33200 | 25300 |
南1 | ツモ | ▲4000 | 8000 | ▲2000 | ▲2000 |
南2 | ロン 供託 リーチ | 8000 1000 ▲1000 | ▲8000 | ||
南3 | ロン 供託 リーチ | ▲8000 | ▲1000 | 8000 2000 ▲1000 | |
南4 | 流局 | 1000 | ▲3000 | 1000 | 1000 |
南4-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | 8000 300 2000 ▲1000 | ▲2000 | ▲2000 | ▲4000 ▲1000 |
終了 | 持ち点 | 34700 | 8000 | 29100 | 28200 |
南1局、前原選手がひとつ鳴いてタンヤオドラ3のテンパイ。
そこに瀬戸熊選手がテンパイ、役なしドラなし愚形まちでダマテンにかまえる。
ほどなく前原選手がツモアガリ。2000・4000でトップラスの差が一気に縮まります。
(前原選手、相変わらず逆境からの巻き返しがすごい)
南2局、めいいっぱい手を広げた村上選手、先手をとってリーチを打つ。
終盤、手詰まった親の前原選手が長考に沈む。選んだ牌があたり牌。
村上選手がリーチドラ1赤1裏1の満貫で、トップにたちます。
(前原選手は状況から一番とおりそうな選択をしたから、放銃もやむなし)
南3局、親の瀬戸熊選手が先制リーチ。すぐに近藤選手が追っかけリーチを打つ。
さらに村上選手は高め満貫のテンパイをダマテン。一瞬で3選手のぶつかり合いに。
結果は村上選手があたり牌をつかみ、近藤選手が満貫のアガリでトップにたちます。
(一瞬で場が沸騰する瞬間がすごい、して近藤選手も力強いアガリ)
南4局、親の近藤選手がドラの發をポンしてテンパイをいれる。
村上選手、瀬戸熊選手、前原選手もそれぞれ鳴いて、テンパイ追いつく。
さいごに前原選手があたり牌をしっかりおさえて、3人テンパイの流局に。
(それぞれが攻めと受けをきっちりした、見ごたえある勝負どころの一局だった)
南4局1本場、トップの近藤選手が先手をとってリーチを打つ。
そこに村上選手が逆転トップへの追っかけリーチ。
この激戦を村上選手が一発ツモで制する。満貫のアガリで逆転トップをきめています。
(今シーズンの村上選手が神がかってる。この試合のリーチ4回、全部アガった)
第2試合 結果
第2試合は、近藤選手、瀬戸熊選手、村上選手の接戦に。
オーラスで満貫のアガリをきめた、村上選手が逆転でトップを獲得しています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | 赤坂ドリブンズ | 村上淳 | +54.7 | +342.3 |
2着 | チーム雷電 | 瀬戸熊直樹 | +9.1 | ▲147.7 |
3着 | セガサミー フェニックス | 近藤誠一 | ▲11.8 | ▲139.2 |
4着 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | 前原雄大 | ▲52.0 | ▲92.5 |
Mリーグ成績 18日目(11月3日)
Mリーグ18日目、11月3日のチーム成績です。
順位 | チーム名 | チームpt | 前回比 | 試合数 |
---|---|---|---|---|
1位 | 赤坂ドリブンズ | +342.3 | +61.0 | 18 |
2位 | EX風林火山 | +250.6 | - | 18 |
3位 | 渋谷アベマズ | ▲16.8 | - | 18 |
4位 | カドカワ サクラナイツ | ▲56.5 | - | 18 |
5位 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | ▲92.5 | +27.1 | 18 |
6位 | セガサミー フェニックス | ▲139.2 | ▲70.8 | 18 |
7位 | ユーネクスト パイレーツ | ▲140.2 | - | 18 |
8位 | チーム雷電 | ▲147.7 | ▲17.3 | 18 |
本日は赤坂ドリブンズが勝利。
村上選手がリーチ超人の異名どおり、リーチのアガリを量産しました。
次回も熱戦が期待されます。楽しみですね。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。