Mリーグ2020レギュラーシーズンは14日目。
今年も8チームが優勝を目指して、心・技・体を競います。
前回はEX風林火山が勝利。
滝沢和典選手が連闘で跳満、倍満と大物手をアガって勝利を手にしました。
それではMリーグ14日目の結果です。
Mリーグ結果 14日目(10月27日)
Mリーグ14日目の結果です。実況・解説は次のとおり。
ユーネクストパイレーツの石橋伸洋選手がプレイヤー解説。
多彩な技を持つ石橋選手の、他の選手の思考や判断の解説に期待です。
実況 : 松嶋桃
解説 : 石橋伸洋
(青字は”カドカワサクラナイツ推し”の私の感想です)
第1試合 東場
東場は、赤坂ドリブンズの村上選手が倍満のアガリで主導権をにぎる。
渋谷アベマズの松本選手、カドカワサクラナイツの堀選手もアガって追いかけます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | ドリブ | サクラ | アベマ | フェニ |
- | 選手名 | 村上 淳 | 堀 慎吾 | 松本 吉弘 | 和久津 晶 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ロン 供託 リーチ | 5800 1000 ▲1000 | ▲5800 | ||
東1-1 | ロン 本場 供託 リーチ | 8000 300 1000 ▲1000 | ▲8000 ▲300 | ||
東2 | ツモ 供託 リーチ | ▲2000 | ▲4000 | 8000 1000 ▲1000 | ▲2000 |
東3 | ツモ 供託 リーチ | 16000 1000 ▲1000 | ▲4000 | ▲8000 | ▲4000 |
東4 | ロン | 1300 | ▲1300 | ||
南入 | 持ち点 | 46100 | 19500 | 23700 | 10700 |
東1局、渋谷アベマズの松本選手が鳴いてテンパイ。
そこに赤坂ドリブンズの村上選手が親のリーチをぶつける。
さらにカドカワサクラナイツの堀選手がドラをポンして押していく。
しかし堀選手が村上選手のリーチに放銃。村上選手は5800のアガリで好スタートをきる。
(堀選手、ドラをポンできたら押す一手だからこれはOK、勝負はこれから)
東1局1本場、堀選手がドラ3のチャンス手で先手をとってリーチ。
セガサミーフェニックスの和久津選手が追いついてテンパイをダマテン。
結果はテンパイで押した和久津選手が放銃。堀選手は満貫のアガリで失点を取り返します。
(堀選手、失点をすぐ取り返せた!いい感触で親をむかえられる!)
東2局、松本選手がペン三筒まちを場況よしとみて、先制リーチ。
これを一発ツモでドラ1裏1の満貫に仕上げる。
(うーん、堀選手が親かぶりだけど、まだ先はある)
東3局、村上選手、堀選手、松本選手と3人が同巡にテンパイ。
そこから村上選手がタンピン三色ドラ1のフリテンリーチを打つ。
これをハイテイでツモって4000・8000のアガリに。村上選手が一気にトップへ突き抜けます。
(すごい!村上選手がリーチ超人すぎる)
東4局、村上選手が先手をとってテンパイ、これをダマテン。
そこに松本選手がリーチにいくが、リーチ宣言牌が村上選手のあたり牌。
村上選手が1300のアガリで松本選手の攻めをサッとかわす。村上選手がトップで南場へ。
(村上選手が自由自在な展開になってきた)
第1試合 南場
南場は、先行した村上選手が有利を生かしてトップへ突き進む。
他の選手はチャンス手のテンパイが入るものの、アガリが遠い展開です。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | ドリブ | サクラ | アベマ | フェニ |
- | 選手名 | 村上 淳 | 堀 慎吾 | 松本 吉弘 | 和久津 晶 |
- | 持ち点 | 46100 | 19500 | 23700 | 10700 |
南1 | ツモ 供託 リーチ | 7800 2000 ▲1000 | ▲2600 ▲1000 | ▲2600 | ▲2600 |
南1-1 | 流局 | ▲1500 | ▲1500 | 1500 | 1500 |
南2-2 | ロン 本場 | ▲3900 ▲600 | 3900 600 | ||
南3 | ロン | 1000 | ▲1000 | ||
南4 | ツモ | 5200 | ▲1300 | ▲1300 | ▲2600 |
終了 | 持ち点 | 59600 | 7600 | 25800 | 7000 |
南1局、親の村上選手が先制リーチ。同巡に堀選手も勝負手で追っかけリーチを打つ。
結果は村上選手のツモアガリで2600オール。
このアガリで村上選手の持ち点は、2着と3万点以上のダントツトップに。
(堀選手、勝負手が実らず残念・・・。村上選手が絶好調だ)
南1局1本場、和久津選手がふたつ鳴いて、高め跳満のホンイツをテンパイ。
他の3選手は和久津選手の気配を察して、受けにまわる。
終盤、松本選手がテンパイして、和久津選手のアガリは出ず、ふたりテンパイで流局に。
(和久津選手にツモられたら堀選手が痛いところだった・・・冷や汗)
南2局、親の堀選手がツモれば倍満まであるテンパイで先手をとる。
一方、村上選手がタンピン赤2のテンパイをダマテン。高打点がぶつかる展開に。
さらに、松本選手がふたつ鳴いて、テンパイで追いつく。
結果は堀選手があたり牌をつかみ、松本選手の3900のアガリに。
(堀選手、チャンス手が流れるのも、親が流れるのも痛い)
南3局、堀選手がひとつ鳴いてテンパイ。村上選手もテンパイで追いつく。
すぐに堀選手があたり牌をつかむ。村上選手が1000で流してオーラスへ。
(堀選手、ドラたくさんのチャンス手からあたり牌つかみの展開、あと1枚が遠い!)
南4局、オーラスも村上選手が先手をとってテンパイ。
これをすぐに1300・2600のツモアガリ、村上選手が自らトップを獲得をきめました。
このアガリで和久津選手が親かぶり、3着と4着が入れかわっています。
(やった、このアガリで堀選手がラス脱出できた!)
第1試合 結果
第1試合は村上選手が無双の強さをみせてトップを獲得。
リーチでアガって点差を広げて、ダマでアガって局を進める、盤石の試合運びでした。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | 赤坂ドリブンズ | 村上淳 | +79.6 | +285.2 |
2着 | 渋谷アベマズ | 松本吉弘 | +5.8 | ▲13.3 |
3着 | カドカワ サクラナイツ | 堀慎吾 | ▲32.4 | ▲11.1 |
4着 | セガサミー フェニックス | 和久津晶 | ▲53.0 | ▲15.9 |
第2試合 東場
東場は赤坂ドリブンズの園田選手が先行する展開。
それを渋谷アベマズの日向選手が追いかけます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | アベマ | ドリブ | フェニ | サクラ |
- | 選手名 | 日向 藍子 | 園田 賢 | 和久津 晶 | 堀 慎吾 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ロン | 5800 | ▲5800 | ||
東1-1 | ツモ 本場 | ▲6000 ▲100 | 12000 300 | ▲3000 ▲100 | ▲3000 ▲100 |
東2 | 流局 | ▲1000 | ▲1000 | 3000 | ▲1000 |
東3-1 | ツモ 本場 | ▲500 ▲100 | ▲500 ▲100 | 1500 300 | ▲500 ▲100 |
東3-2 | ロン 本場 | 8000 600 | ▲8000 ▲600 | ||
東4 | ロン | 2600 | ▲2600 | ||
南入 | 持ち点 | 31700 | 35700 | 24500 | 8100 |
東1局、渋谷アベマズの日向選手が先制の親リーチ。
和久津選手がまっすぐ押して放銃に。日向選手が5800のアガリで連荘します。
東1局1本場、赤坂ドリブンズの園田選手が鳴いてテンパイ、跳満のチャンス手。
親の日向選手がテンパイするも、愚形役なしでダマテンに。和久津選手も鳴いてテンパイ。
結果は園田選手のツモアガリ。3000・6000の大きなアガリに。
(園田選手、ラス牌ツモアガリ。ドリブンズが好調だ)
東2局、親の園田選手がオタ風ポンからホンイツの捨て牌を演出。
終盤、チャンス手が入った和久津選手がテンパイ。しかしアガリは出ずに流局に。
(園田選手のホンイツブラフがかなり効果があった感じ)
東3局1本場、セガサミーフェニックスの和久津選手がひとつ鳴いてテンパイ。
これをツモって500オール。親の連荘でチャンスを伺います。
東3局2本場、日向選手がドラをポンして手を進めてテンパイ。
堀選手もテンパイして、打ち出した牌があたり牌。
日向選手が満貫のアガリでトップを追いかけます。
(うーん、堀選手のこの放銃は痛い・・・)
東4局、親の堀選手が6巡目に先手をとってリーチ。
そして和久津選手がテンパイで追いついてダマテン。
堀選手があたり牌をつかみ放銃に。和久津選手が2600のアガリで親リーチを流します。
(堀選手、今日は2試合とも、アガリまであと1牌がホント遠い・・・)
第2試合 南場
南場は、堀選手がラス目から一発長打の反撃をみせる。
持ち点横並びの混戦の中、日向選手が抜け出して終盤戦を迎えます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | アベマ | ドリブ | フェニ | サクラ |
- | 選手名 | 日向 藍子 | 園田 賢 | 和久津 晶 | 堀 慎吾 |
- | 持ち点 | 31700 | 35700 | 24500 | 8100 |
南1 | ロン | ▲2000 | 2000 | ||
南2 | ロン 供託 リーチ | ▲16000 | 16000 1000 ▲1000 | ||
南3 | ツモ 供託 リーチ | 8000 1000 | ▲2000 ▲1000 | ▲4000 | ▲2000 |
南4 | ロン | 2000 | ▲2000 | ||
終了 | 持ち点 | 40700 | 16700 | 20500 | 22100 |
南2局、和久津選手が鳴いてテンパイ。そこへ堀選手が勝負手のリーチを打つ。
同巡にテンパイの園田選手もリーチを打つが、そのリーチ宣言牌があたり牌。
堀選手が一発に裏ドラもついて、倍満のアガリで復活します。
(堀選手、倍満のアガリで一気に点数が平たくなった。トップ狙える!)
南3局、日向選手がドラポンでテンパイ。そこへドラを鳴かせた園田選手がリーチを打つ。
この勝負は日向選手がツモアガリ。満貫でリードを広げ、トップでオーラスをむかえます。
(お、堀選手が3着から2着に上がったぞ)
南4局、和久津選手がチートイツドラ2をテンパイ、ダマテンにして2着を狙う。
そこへ日向選手がテンパイで追いつく。アガればトップ。
そして日向選手がアガって決着、さいごも自分できめて、日向選手がトップを獲得しています。
(堀選手、2着残った!この展開で2着ならいい結果)
第2試合 結果
第2試合は、日向選手がリーチと鳴きでリズムをつかんでトップを獲得。
2着には倍満のひとアガリで浮上した堀選手がすべりこみました。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | 渋谷アベマズ | 日向藍子 | +60.7 | +47.4 |
2着 | カドカワ サクラナイツ | 堀慎吾 | +2.1 | ▲9.0 |
3着 | セガサミー フェニックス | 和久津晶 | ▲19.5 | ▲35.4 |
4着 | 赤坂ドリブンズ | 園田賢 | ▲43.3 | +241.9 |
Mリーグ成績 14日目(10月27日)
Mリーグ14日目、10月27日のチーム成績です。
順位 | チーム名 | チームpt | 前回比 | 試合数 |
---|---|---|---|---|
1位 | 赤坂ドリブンズ | +241.9 | +36.3 | 14 |
2位 | EX風林火山 | +133.9 | - | 14 |
3位 | 渋谷アベマズ | +47.4 | +66.5 | 14 |
4位 | カドカワ サクラナイツ | ▲9.0 | ▲30.3 | 14 |
5位 | セガサミー フェニックス | ▲35.4 | ▲72.5 | 14 |
6位 | ユーネクスト パイレーツ | ▲56.4 | - | 14 |
7位 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | ▲156.1 | - | 14 |
8位 | チーム雷電 | ▲166.3 | - | 14 |
本日は渋谷アベマズの勝利。
日向選手が攻守に軽快な試合運びをみせてトップを獲得しました。
次回も熱戦が期待されます。楽しみですね。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。