Mリーグ2020レギュラーシーズンは19日目。
今年も8チームが優勝を目指して、心・技・体を競います。
前回は赤坂ドリブンズが勝利。
村上淳選手が接戦のオーラスで、逆転の一発ツモをきめてトップを獲得しました。
それではMリーグ19日目の結果です。
Mリーグ結果 19日目(11月5日)
Mリーグ19日目、本日の対戦は次の4チームです。
チーム名 | チームpt | 順位 |
---|---|---|
渋谷アベマズ | ▲16.8 | 3位 |
セガサミーフェニックス | ▲139.2 | 6位 |
ユーネクストパイレーツ | ▲140.2 | 7位 |
チーム雷電 | ▲147.7 | 8位 |
そして実況・解説はこちらのおふたり。
EX風林火山の滝沢和典選手がプレイヤー解説。
麻雀のお手本ともいわれる技術をもつ、滝沢選手の解説に期待です。
実況 : 日吉辰哉
解説 : 滝沢和典
(青字は”カドカワサクラナイツ推し”の私の感想です)
第1試合 東場
東場は、アガリ点のMAXが3900点で、小さな点数の動き。
持ち点はほぼ横一線のまま、南場に向かいます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | パイレ | アベマ | フェニ | 雷電 |
- | 選手名 | 瑞原 明奈 | 白鳥 翔 | 魚谷 侑未 | 黒沢 咲 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ロン 供託 リーチ | ▲3900 | ▲1000 | 3900 1000 | |
東2 | ロン | ▲2000 | 2000 | ||
東3 | 流局 | 3000 | ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 |
東4 | ロン 本場 | ▲3900 ▲300 | 3900 300 | ||
南入 | 持ち点 | 21800 | 24300 | 25000 | 28900 |
東1局、セガサミーフェニックスの魚谷侑未選手がこの試合の最初のリーチを打つ。
そこへチーム雷電の黒沢咲選手がピンフのテンパイをダマテンでアガリを狙う。
結果は渋谷アベマズの白鳥翔選手がテンパイして放銃、黒沢選手が3900のアガリ。
(黒沢選手がリーチにダマテンでぐいぐい攻めたのが実った)
東2局、魚谷選手が中、白とポンをする。
これをあっという間にロンアガリ。2000のアガリでサッと流します。
(自動卓が牌山を準備する前にアガってる。まるで疾風)
東3局、ユーネクストパイレーツの瑞原明奈選手が白をポンしてドラ3のチャンス手。
他の3選手は手が入らず受けた結果、流局に。
(瑞原選手、満貫のチャンスを逃して残念)
東4局、白鳥選手がひとつチーしてテンパイをいれる。
このテンパイに瑞原選手が放銃。中、赤2の3900で失点を取り戻します。
(白鳥選手、メンゼン志向も終盤にさしかかって、しっかりアガリきった)
第1試合 南場
南場は、横並びの展開から魚谷選手が一気に抜け出す。
終盤は白鳥選手が攻勢をかけて追い上げまず。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | パイレ | アベマ | フェニ | 雷電 |
- | 選手名 | 瑞原 明奈 | 白鳥 翔 | 魚谷 侑未 | 黒沢 咲 |
- | 持ち点 | 21800 | 24300 | 25000 | 28900 |
南1 | 流局 | 0 | 0 | 0 | 0 |
南2-1 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲1300 ▲300 ▲1000 | 1300 300 2000 ▲1000 | ||
南3 | ツモ 供託 リーチ | ▲4000 ▲1000 | ▲4000 | 12000 | ▲4000 |
南3-1 | 流局 | ▲1000 | ▲1000 | 3000 | ▲1000 |
南3-2 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲8000 ▲600 | 8000 600 1000 | ▲1000 | |
南4 | ツモ 供託 リーチ | ▲2000 | 8000 1000 ▲1000 | ▲2000 | ▲4000 |
終了 | 持ち点 | 5200 | 35300 | 41600 | 17900 |
南1局、親の瑞原選手が四索を暗槓、これが新ドラになって大チャンス。
しかし4選手とも手が入らず、瑞原選手もノーテンで、全員ノーテンの流局に。
(この試合、満貫以上が出ない。小場の展開なのか・・・)
南2局、魚谷選手が先制リーチ。そこへ親の白鳥選手が追っかけリーチを打つ。
この勝負は白鳥選手があたり牌をつかみ、魚谷選手に軍配。
リーチのみの手ながら、親リーチを流す貴重なアガリ。
(ほんとに低打点のアガリしか出ない展開だ)
南3局、親の魚谷選手が満貫のテンパイ、これを静かにダマテンで狙う。
そこへ瑞原選手も高め倍満まである勝負リーチを打つ。
この勝負は魚谷選手に軍配、4000オールのアガリで魚谷選手が混戦から抜け出す。
(ついに高打点が出た、というか今までが出なさすぎた)
南3局2本場、親の魚谷選手がテンパイするも、テンパイとらず。
その間に、黒沢選手が先制リーチを打つ。白鳥選手は鳴いてテンパイ。
瑞原選手がテンパイして切った牌があたり牌、白鳥選手が満貫で2着に浮上。
(白鳥選手が後方からの追い込みを見事にきめた!)
南4局、親の黒沢選手が満貫のリーチ。そして白鳥選手は鳴きチンイツのテンパイ。
この勝負は白鳥選手が勝利、2000・4000のツモアガリで2着を確保。
そして魚谷選手がトップを獲得しています。
(白鳥選手が無理にメンゼンでトップを狙わず、冷静に2着確保した)
第1試合 結果
第1試合は、終盤まで低打点のアガリのみの展開。
そこへ親の満貫をきめた魚谷選手がトップ獲得しています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | セガサミー フェニックス | 魚谷侑未 | +61.6 | ▲77.6 |
2着 | 渋谷アベマズ | 白鳥翔 | +15.3 | ▲1.5 |
3着 | チーム雷電 | 黒沢咲 | ▲22.1 | ▲169.8 |
4着 | ユーネクスト パイレーツ | 瑞原明奈 | ▲54.8 | ▲195.0 |
第2試合 東場
東場は、ユーネクストパイレーツの小林剛選手がスタートダッシュをきめる。
その後もアガリを支配して、一方的な展開で試合を進めます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | 雷電 | フェニ | アベマ | パイレ |
- | 選手名 | 萩原 聖人 | 魚谷 侑未 | 日向 藍子 | 小林 剛 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ロン 供託 リーチ | ▲8000 | 8000 1000 ▲1000 | ||
東2 | ツモ | ▲2000 | ▲4000 | ▲2000 | 8000 |
東3 | 流局 | ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 | 3000 |
東4-1 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲7700 ▲300 | 7700 300 1000 ▲1000 | ||
東4-2 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲1500 ▲600 | ▲1000 | 1500 600 1000 | |
東4-3 | ロン 本場 供託 リーチ | 3900 900 2000 ▲1000 | ▲3900 ▲900 ▲1000 | ||
南入 | 持ち点 | 17700 | 11000 | 16200 | 55100 |
開始早々、ユーネクストパイレーツの小林剛選手が左手の打牌で解説席がざわめく。
どうやら右手の調子がいまひとつの模様で、流れを変えるわけではない様子。
東1局、小林選手が左手で先制リーチ。赤五筒を切ってのカン八筒まち。
チーム雷電の萩原聖人選手、渋谷アベマズの日向藍子選手もテンパイで追いつく。
しかし小林選手が三索の暗槓で、他の2選手のアガリ目が一挙になくなり大幅有利。
結果は萩原選手があたり牌をつかみ放銃、小林選手が満貫のアガリで好スタート。
(最初から左手や3人テンパイで見どころが多すぎる)
東2局、小林選手がドラの發をポン。そこへ日向選手がテンパイしてダマテン。
小林選手もテンパイで追いつき、ツモアガリで追い抜いた。2局連続、満貫のアガリ。
(麻雀が強い人は右手でも左手でも強いらしい)
東4局1本場、魚谷選手がひとつポンしてテンパイを入れる。
そこに親の小林選手がドラ切りリーチでプレッシャーをかける。
魚谷選手が一発であたり牌をつかみ放銃に。小林選手が7700のアガリで独走体制に。
(東場はこばごう無双な展開だ、左手はすごいな!)
東4局2本場、日向選手が鳴いてテンパイ、魚谷選手はリーチを打つ。
さらに萩原選手が鳴いてテンパイ追いつく。小林選手もテンパイ入って4人テンパイ。
この勝負も小林選手に軍配。タンヤオのみ1500のアガリで連荘です。
(ここまで小林選手の持ち点が増える一方だ)
東4局3本場、萩原選手がテンパイをまわしにまわして、打点を上げてリーチ。
そこに日向選手が追っかけリーチを打つ。
結果は日向選手があたり牌をつかみ、萩原選手が3900のアガリで2着に浮上。
(萩原選手が低打点を拒否するこだわりがすごい)
第2試合 南場
南場は、東場に続いて小林選手が先行する。
魚谷選手、萩原選手も高打点をきめて2着争いは激戦に。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | 雷電 | フェニ | アベマ | パイレ |
- | 選手名 | 萩原 聖人 | 魚谷 侑未 | 日向 藍子 | 小林 剛 |
- | 持ち点 | 17700 | 11000 | 16200 | 55100 |
南1 | ツモ 供託 リーチ | ▲4000 | ▲2000 | ▲2000 | 8000 1000 ▲1000 |
南2 | ツモ 供託 リーチ | ▲4000 ▲1000 | 12000 1000 | ▲4000 | ▲4000 |
南2-1 | ロン 本場 供託 リーチ | 8000 300 3000 ▲1000 | ▲1000 | ▲8000 ▲300 ▲1000 | |
南3 | ツモ | ▲1000 | 4000 | ▲2000 | ▲1000 |
南4 | 流局 供託 リーチ | 1500 | ▲1500 | 1500 ▲1000 | ▲1500 1000 |
終了 | 持ち点 | 19500 | 23500 | ▲600 | 57600 |
南1局、トップ目の小林選手が三面まちで先制リーチを打つ。
結果は小林選手がハイテイでツモアガリで、さらにダントツトップに。
(小林選手、もうとまらなくなってるな)
南2局、小林選手がまたも先制テンパイ。ピンフのみをダマテンに。
次に魚谷選手が鳴いてホンイツをテンパイする。さらに萩原選手はリーチを打つ。
結果は魚谷選手がツモアガリ、4000オールでラスから2着に浮上します。
(魚谷選手が第1試合に続いて力強い4000オール)
南2局1本場、親の魚谷選手が先手をとってリーチ。日向選手も追っかけリーチ。
さらに萩原選手が最後方からリーチを打つ。
結果は日向選手が一発で放銃、萩原選手が満貫のアガリで2着まで僅差に。
(三軒リーチの沸騰した局面を、闘将の萩原選手が制した)
南4局、萩原選手はふたつポンして2着逆転の満貫をテンパイ。
ラス目の日向選手もリーチにいく。しかしアガリは出ず、流局の親流れで決着。
この結果、小林選手がトップを獲得しています。
(小林選手の強さが際立った試合だった。レフトハンドはすごい)
第2試合 結果
第2試合は、小林選手が圧巻のアガリラッシュでトップを獲得。
左手から繰り出されるアガリは解説席と視聴者を圧倒しました。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | ユーネクスト パイレーツ | 小林剛 | +77.6 | ▲117.4 |
2着 | セガサミー フェニックス | 魚谷侑未 | +3.5 | ▲74.1 |
3着 | チーム雷電 | 萩原聖人 | ▲20.5 | ▲190.3 |
4着 | 渋谷アベマズ | 日向藍子 | ▲60.6 | ▲62.1 |
Mリーグ成績 19日目(11月5日)
Mリーグ19日目、11月5日のチーム成績です。
順位 | チーム名 | チームpt | 前回比 | 試合数 |
---|---|---|---|---|
1位 | 赤坂ドリブンズ | +342.3 | - | 18 |
2位 | EX風林火山 | +250.6 | - | 18 |
3位 | カドカワ サクラナイツ | ▲56.5 | - | 18 |
4位 | 渋谷アベマズ | ▲62.1 | ▲45.3 | 20 |
5位 | セガサミー フェニックス | ▲74.1 | +65.1 | 20 |
6位 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | ▲92.5 | - | 18 |
7位 | ユーネクスト パイレーツ | ▲117.4 | +22.8 | 20 |
8位 | チーム雷電 | ▲190.3 | ▲42.6 | 20 |
本日はセガサミーフェニックスが勝利。
魚谷選手が混戦から力強いアガリで抜け出して、トップを獲得しました。
次回も熱戦が期待されます。楽しみですね。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。