Mリーグ2020レギュラーシーズンは90日目。
本日がレギュラーシーズン最終日です。
いよいよセミファイナル進出の6チームが決します。
前回は赤坂ドリブンズが勝利。
園田賢選手が2着2回でセミファイナル進出の当確をきめています。
そしてコナミ麻雀格闘倶楽部の佐々木寿人選手が驚くような倍満でトップを獲得。
またチーム雷電の黒沢咲選手がオーラスの難しい展開を乗り越えてトップを獲得しました。
チーム雷電は6位で今日の下位2チームの試合の結果にセミファイナル進出をかけます。
それでは、今回の結果です。
Mリーグ結果 90日目(3月12日)セミファイナル進出6チームが決定
Mリーグ2020レギュラーシーズン、今回の対戦は次の4チームです。
7位のユーネクストパイレーツ、8位のセガサミーフェニックスは今日が正念場。
6位のチーム雷電の▲210.5ptを超えて終えると、セミファイナル進出になります。
チーム名 | チームpt | 順位 |
---|---|---|
渋谷アベマズ | +626.3 | 1位 |
カドカワサクラナイツ | +457.9 | 2位 |
ユーネクストパイレーツ | ▲281.1 | 7位 |
セガサミーフェニックス | ▲312.1 | 8位 |
そして実況・解説はこちらのおふたり。
昨日に続いて連投の、渋川難波プロがレギュラーシーズン最終日も解説です。
実況 : 松嶋桃
解説 : 渋川難波
(青字は”カドカワサクラナイツ推し”の私の感想です)
第1試合 東場
東場は、ユーネクストパイレーツの石橋伸洋選手が親の7700で先行する。
そこに渋谷アベマズの白鳥選手が跳満2回をきめて大量リードを築きます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | パイレ | サクラ | フェニ | アベマ |
- | 選手名 | 石橋 伸洋 | 内川 幸太郎 | 魚谷 侑未 | 白鳥 翔 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ロン 供託 リーチ | 7700 1000 ▲1000 | ▲7700 | ||
東1-1 | 流局 リーチ | ▲1000 | ▲1000 | 3000 ▲1000 | ▲1000 |
東2-2 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲3000 ▲200 | ▲6000 ▲200 | ▲3000 ▲200 ▲1000 | 12000 600 2000 ▲1000 |
東3 | ロン 供託 リーチ | ▲5200 | 5200 1000 ▲1000 | ||
東4 | ツモ 供託 リーチ | ▲6000 | ▲6000 | ▲6000 | 18000 1000 ▲1000 |
東4-1 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲1300 ▲300 | 1300 300 1000 ▲1000 | ||
南入 | 持ち点 | 22500 | 10200 | 5500 | 61800 |
- | 選手名 | 石橋 伸洋 | 内川 幸太郎 | 魚谷 侑未 | 白鳥 翔 |
【東1局】
ユーネクストパイレーツの石橋伸洋選手が6巡目に先制の親リーチを打つ。
結果はセガサミーフェニックスの魚谷侑未選手がリーチ宣言牌の赤ドラで放銃。
石橋選手が裏1枚の7700で先取点の好スタート。
(石橋選手、親につきリーチが、裏1枚と望外の赤ドラで打点がついてきた)
【東2局2本場】
流局の親流れをはさんで東2局2本場。
魚谷選手が中盤にフリテンで先制リーチに打ってでる。
そこに渋谷アベマズの白鳥翔選手が追っかけリーチにいく。
この勝負は白鳥選手に軍配、裏1枚の3000・6000のアガリでトップにたつ。
(白鳥選手、ラス牌ツモと裏1枚。他3選手に比べて条件がない軽快さで、跳満をきめる)
【東3局】
白鳥選手が中盤に先手をとってリーチを打つ。
この手に押していった親の魚谷選手が放銃、白鳥選手が裏2枚で5200のアガリ。
(魚谷選手、トップが必須条件のところで親番が落ちるのは激痛)
【東4局】
親の白鳥選手が中盤にドラ4独占の先制リーチを打つ。
そこに終盤、石橋選手がテンパイ追いつく、役なしをダマテンで様子見。
結果は白鳥選手がツモアガリ、6000オールで独走体制に入る。
(白鳥選手、配牌でドラ4の強烈な手をしっかりアガって、他の選手の心を折りにいく)
【東4局1本場】
カドカワサクラナイツの内川幸太郎選手が中盤にふたつポンしてテンパイ。
そこに魚谷選手がリーチを打つ。
この勝負は内川選手が放銃、魚谷選手が1300のアガリで南場へ。
(魚谷選手、打点のなさに悩むも、リーチからのアガリで親番に望みをかける)
第1試合 南場
南場は、石橋選手が親の跳満でトップにせまる勢いをみせる。
そこからは流局が続くじりじりした展開で、白鳥選手の有利で終盤戦に入ります。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | パイレ | サクラ | フェニ | アベマ |
- | 選手名 | 石橋 伸洋 | 内川 幸太郎 | 魚谷 侑未 | 白鳥 翔 |
- | 持ち点 | 22500 | 10200 | 5500 | 61800 |
南1 | ツモ 供託 リーチ | 18000 1000 ▲1000 | ▲6000 | ▲6000 | ▲6000 |
南1-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲2000 ▲100 | 4000 300 1000 ▲1000 | ▲1000 ▲100 | ▲1000 ▲100 |
南2 | 流局 リーチ | ▲1500 | 1500 | 1500 ▲1000 | ▲1500 |
南2-1 | 流局 リーチ | ▲1500 | 1500 ▲1000 | ▲1500 | 1500 |
南2-2 | 流局 | 1500 | ▲1500 | ▲1500 | 1500 |
南3-3 | ロン 本場 供託 | 2600 900 2000 | ▲2600 ▲900 | ||
南4 | ツモ | ▲2000 | ▲2000 | ▲2000 | 6000 |
南4-1 | ロン 本場 | 2000 300 | ▲2000 ▲300 | ||
終了 | 持ち点 | 34900 | 14800 | ▲6100 | 56400 |
- | 選手名 | 石橋 伸洋 | 内川 幸太郎 | 魚谷 侑未 | 白鳥 翔 |
【南1局】
親の石橋選手が7巡目に先制リーチでプレッシャーをかける。
そこに魚谷選手がテンパイ、役なしをダマテンで守りを固める。
終盤に石橋選手が力を込めてツモアガリ、裏2枚の6000オールでトップを追う。
(石橋選手、チームの浮沈がかかるこの試合で、ほしい高打点をものにした!)
【南1局1本場】
内川選手が7巡目に先手をとってリーチを打つ。
しばらくして、この手を静かにツモアガリ、内川選手が1000・2000で親番をむかえる。
(内川選手、チーム成績と個人賞を見て、攻めを多めにしてアガリをとる)
【南2局】
魚谷選手が中盤に3面まちを捨ててドラ単騎まちのリーチを打つ。
そこに終盤、親の内川選手がさいごのツモでテンパイ。
そのままアガリが出ず流局、ふたりテンパイで親の連荘。
(魚谷選手、安めタンヤオのみ3面まちを捨てて三暗刻確定のドラ単リーチは勝負手だった)
【南2局1本場】
親の内川選手が終盤に先手のリーチを打つ。同巡、白鳥選手がテンパイしてダマテンで静かに狙う。
さらに同巡、ひとつ鳴いた石橋選手もテンパイ追いつく。
この勝負はアガリが出ず流局、石橋選手がオリて、ふたりテンパイで親の連荘。
(内川選手、渾身の親リーチも愚形でアガリ牌が薄かった。しかし連荘は確保で次にかける)
【南2局2本場】
石橋選手がふたつ鳴いて終盤にテンパイ。そこに白鳥選手がチーしてテンパイ追いつく。
そのままアガリが出ず流局、ふたりテンパイで親流れ。
(内川選手、終盤にテンパイのキー牌が喰い流れて、テンパイかなわず)
【南3局3本場】
3着目の内川選手が7巡目にテンパイ、仮テンをダマテンで変化をまつ。
そこに白鳥選手が放銃、内川選手が2600のアガリの3着キープでオーラスへ。
(魚谷選手、親番が落ちてチームのセミファイナル進出が99%閉ざされた)
【南4局】
トップ目で親の白鳥選手が中盤にチーしてテンパイ。
そこに終盤、内川選手がテンパイ、ダマテンで様子をうかがう。
結果は白鳥選手がスッとツモアガリ、2000オールでリードを広げてさらに連荘。
(白鳥選手、ここでリードを広げて、さらに加点の王様モードを目指していく)
【南4局1本場】
内川選手が6巡目にテンパイ、ダマテンで試合に決着をつけにいく。
さいごは白鳥選手が放銃、内川選手が2000のアガリで試合に決着。
このアガリで白鳥選手がトップ獲得をきめる。
(白鳥選手、2着目が押しているのを見て、差し込み気味に放銃した)
第1試合 結果
第1試合は、東場の高打点2回などで6万点を超えた白鳥選手がトップを獲得。
石橋選手が2着に入り、セミファイナル進出に望みを残しています。
4着のセガサミーフェニックスはセミファイナル進出がかなり難しい状況に。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | 渋谷アベマズ | 白鳥翔 | +76.4 | +702.7 |
2着 | ユーネクスト パイレーツ | 石橋伸洋 | +14.9 | ▲266.2 |
3着 | カドカワ サクラナイツ | 内川幸太郎 | ▲25.2 | +432.7 |
4着 | セガサミー フェニックス | 魚谷侑未 | ▲66.1 | ▲378.2 |
第2試合 東場
東場は、4選手それぞれのアガリが交錯して、拮抗する展開に。
全員持ち点が2万点台で、セミファイナル進出が決する南場へとむかいます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | サクラ | アベマ | パイレ | フェニ |
- | 選手名 | 内川 幸太郎 | 多井 隆晴 | 小林 剛 | 近藤 誠一 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ロン | ▲1000 | 1000 | ||
東2 | ロン | 3900 | ▲3900 | ||
東3 | ロン | 8000 | ▲8000 | ||
東4 | ロン 供託 リーチ | ▲1000 | ▲5800 | 5800 1000 | |
東4-1 | ツモ 本場 | ▲2000 ▲100 | ▲2000 ▲100 | 8000 300 | ▲4000 ▲100 |
南入 | 持ち点 | 25800 | 26000 | 20500 | 27700 |
- | 選手名 | 内川 幸太郎 | 多井 隆晴 | 小林 剛 | 近藤 誠一 |
【東1局】
ユーネクストパイレーツの小林剛選手が中盤にふたつ鳴いて先制テンパイ。
この手にカドカワサクラナイツの内川幸太郎選手が放銃。
小林選手が1000のアガリで静かな立ち上がり。
(小林選手、セミファイナルへトップ条件もいつものスタイルで試合開始)
【東2局】
内川選手がひとつ鳴いて6巡目にテンパイ。
すぐに渋谷アベマズの多井隆晴選手が放銃。
内川選手が3900のアガリで失点をカバーする。
(内川選手、個人賞の条件7万点にむけて、積極的に攻めていく)
【東3局】
多井選手が5巡目にふたつ鳴いて先制テンパイ。
この手に小林選手が放銃、多井選手が満貫のアガリで微差ながらトップにたつ。
(小林選手、この満貫放銃は痛い。しかし自身が親のチャンス手すぎて、放銃やむなし)
【東4局】
セガサミーフェニックスの近藤誠一選手が中盤にポンしてテンパイ。
そこに小林選手がチーしてテンパイ追いつく。さらに多井選手が3面まちの満貫リーチを打つ。
この勝負は小林選手が放銃、近藤選手が5800のアガリで親の連荘。
(小林選手、トップ条件あるゆえに、やや攻め気味にいったか)
【南4局1本場】
小林選手が中盤に3つ鳴いてホンイツのテンパイ。他3選手は守備にまわる。
そして小林選手がツモアガリ、2000・4000で失点を回復して南場へ。
(小林選手、字牌3つポンの圧でまわりをオリさせて、しっかりツモアガリ)
第2試合 南場
南場は、小林選手が満貫ツモでトップにたってセミファイナルをたぐりよせる。
そこに内川選手が満貫をアガって、小林選手のトップに待ったをかけて終盤戦へ。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | サクラ | アベマ | パイレ | フェニ |
- | 選手名 | 内川 幸太郎 | 多井 隆晴 | 小林 剛 | 近藤 誠一 |
- | 持ち点 | 25800 | 26000 | 20500 | 27700 |
南1 | ツモ 供託 リーチ | ▲4000 | ▲2000 ▲1000 | 8000 1000 | ▲2000 |
南2 | ツモ 供託 流局 | 8000 1000 ▲1000 | ▲4000 | ▲2000 | ▲2000 |
南3 | 流局 リーチ | ▲1000 | ▲1000 | 3000 ▲1000 | ▲1000 |
南3-1 | ロン 本場 | 5200 300 | ▲5200 ▲300 | ||
南4 | ロン 供託 リーチ | ▲3900 | 3900 1000 ▲1000 | ||
南4-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | 8000 300 2000 ▲1000 | ▲2000 ▲100 | ▲2000 ▲100 | ▲4000 ▲100 |
終了 | 持ち点 | 44600 | 12000 | 21900 | 21500 |
- | 選手名 | 内川 幸太郎 | 多井 隆晴 | 小林 剛 | 近藤 誠一 |
【南1局】
小林選手が中盤に先制テンパイ、一盃口のカンチャンまちをダマテンで静かに狙う。
そこに多井選手がリーチを打つ。さらに親の内川選手がテンパイしてダマテンでこっそり狙う。
この勝負は小林選手に軍配、2000・4000のツモアガリでまずはトップにたつ。
(このアガリで内川選手の個人賞の目が99.99%なくなった。でもそれもまた麻雀)
【南2局】
内川選手が中盤に先制リーチを打つ。そこに終盤、多井選手がふたつ鳴いて形式テンパイ。
そして流局直前、内川選手が海底でピタッとツモアガリ、2000・4000で微差のトップにたつ。
(内川選手、チームの先を見据えてトップを目指す。そして小林選手の前に立ちはだかる)
【南3局】
親の小林選手が中盤に先制リーチでプレッシャーをかける。
近藤選手が国士無双で押していくも、イーシャンテンで望みがきえる。
そしてアガリが出ないまま流局、小林選手のひとりテンパイで親の連荘。
(内川選手、親リーと国士に囲まれて、終盤まで苦しい選択が続くセーフ)
【南3局1本場】
小林選手が苦しい配牌から終盤に先制の形式テンパイ。
そこに役牌をポンした内川選手がテンパイを入れる。さらに近藤選手もテンパイしてダマテンに。
さいごに多井選手が鳴いて形式テンパイ。その鳴きで小林選手があたり牌を掴んで放銃。
内川選手が5200のアガリでトップ逆転してオーラスにむかう。
(小林選手、苦しい手牌からテンパイするも、最後の最後に放銃の展開に。でも跳満条件は残る)
【南4局】
親の近藤選手が中盤に先手をとってリーチを打つ。
そこにひとつ鳴いた多井選手がテンパイ追いつく。
この勝負は多井選手が放銃、近藤選手が3900のアガリで試合が続く。
(小林選手、苦しい状況を切り抜けて、次局に跳満でトップを目指す)
【南4局1本場】
トップ目の内川選手が5巡目に先制リーチを打つ。
そこに中盤、親の近藤選手が追っかけリーチにいく。
この勝負は内川選手に軍配、レギュラーシーズンの終了を告げるツモの宣告。
内川選手が2000・4000にアガリでトップ獲得をきめる。
(内川選手の安堵したような、ツモアガリのモーションが印象的だった)
第2試合 結果
第2試合は、終盤戦の要所でアガリをきめた内川選手がトップを獲得。
予選通過がかかる熱戦の中、内川選手がオーラスにアガって終止符を打ちました。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | カドカワ サクラナイツ | 内川幸太郎 | +64.6 | +497.3 |
2着 | ユーネクスト パイレーツ | 小林剛 | +1.9 | ▲264.3 |
3着 | セガサミー フェニックス | 近藤誠一 | ▲18.5 | ▲396.7 |
4着 | 渋谷アベマズ | 多井隆晴 | ▲48.0 | +654.7 |
Mリーグ成績 90日目(3月12日)
今回の試合後のチーム成績です。
6位以上がセミファイナル進出、下位2チームはレギュラーシーズン敗退となりました。
順位 | チーム名 | チームpt | 前回比 | 試合数 |
---|---|---|---|---|
1位 | 渋谷アベマズ | +654.7 | +28.4 | 90 |
2位 | カドカワ サクラナイツ | +497.3 | +39.4 | 90 |
3位 | 赤坂ドリブンズ | ▲3.2 | - | 90 |
4位 | EX風林火山 | ▲108.8 | - | 90 |
5位 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | ▲168.5 | - | 90 |
6位 | チーム雷電 | ▲210.5 | - | 90 |
7位 | ユーネクスト パイレーツ | ▲264.3 | +16.8 | 90 |
8位 | セガサミー フェニックス | ▲396.7 | ▲84.6 | 90 |
本日はカドカワサクラナイツが勝利。
内川幸太郎選手が最終試合で、予選通過を目指すチームを相手に、トップを獲得をきめました。
次回も熱戦が期待されます。楽しみですね。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。