Mリーグ2020レギュラーシーズンは86日目。
今年も8チームが優勝を目指して、心・技・体を競います。
前回は赤坂ドリブンズが勝利。
鈴木たろう選手が高打点を次々ときめて他の選手を圧倒、チーム浮上のトップを獲得しました。
またセガサミーフェニックスの近藤誠一選手がオーラス大逆転の倍満をきめてチームを救いました。
それでは、今回の結果です。
Mリーグ結果 86日目(3月5日)
Mリーグ2020レギュラーシーズン、今回の対戦は次の4チームです。
チーム名 | チームpt | 順位 |
---|---|---|
渋谷アベマズ | +518.6 | 1位 |
カドカワサクラナイツ | +317.2 | 2位 |
EX風林火山 | ▲25.9 | 3位 |
チーム雷電 | ▲178.2 | 6位 |
そして実況・解説はこちらのおふたり。
将棋棋士のような落ち着いた声質と語り口が魅力の、杉浦勘介プロがスペシャルゲスト解説です。
実況 : 小林未沙
解説 : 杉浦勘介
(青字は”カドカワサクラナイツ推し”の私の感想です)
第1試合 東場
東場は、渋谷アベマズの多井隆晴選手が跳満のアガリをきめて先行する。
そこにカドカワサクラナイツの堀慎吾選手が親の満貫ツモでかわしていきます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | アベマ | 雷電 | 風林火 | サクラ |
- | 選手名 | 多井 隆晴 | 萩原 聖人 | 滝沢 和典 | 堀 慎吾 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ロン 供託 リーチ | ▲8000 ▲1000 | 8000 3000 ▲1000 | ▲1000 | |
東2 | ツモ 供託 リーチ | 12000 1000 ▲1000 | ▲6000 | ▲3000 | ▲3000 |
東3 | ロン 供託 リーチ | ▲5200 | 5200 1000 ▲1000 | ||
東4 | ツモ 供託 リーチ | ▲4000 | ▲4000 | ▲4000 | 12000 1000 ▲1000 |
東4-1 | ロン 本場 | 1000 300 | ▲1000 ▲300 | ||
南入 | 持ち点 | 25300 | 23700 | 12800 | 38200 |
- | 選手名 | 多井 隆晴 | 萩原 聖人 | 滝沢 和典 | 堀 慎吾 |
【東1局】
渋谷アベマズの多井隆晴選手が5巡目に赤ドラを切って先制リーチを打つ。
そこに中盤、カドカワサクラナイツの堀慎吾選手が敢然と追っかけリーチにいく。
さらに終盤、チーム雷電の萩原聖人選手が追いついてリーチにうってでる。
このめくり合いは多井選手が一発で放銃、萩原選手が満貫のアガリでスタートダッシュに成功。
(萩原選手、後手から丁寧にまわって、しっかりアガリまで結びつけた)
【東2局】
多井選手が中盤に先制リーチを打つ。
すぐに多井選手がツモアガリ、裏2枚の3000・6000で失点をすぐに取り返す。
(多井選手、2翻アップの高めツモに、裏ドラ2枚で打点大幅アップ↑↑)
【東3局】
堀慎吾選手が終盤のこりツモ2回でリーチにいく。
この手にEX風林火山の滝沢和典選手がテンパイ打牌で一発放銃。
堀選手が5200のアガリで
(滝沢選手、親番で手をめいっぱい広げた結果の放銃は厳しい展開)
【東4局】
親の堀慎吾選手が中盤に先制リーチでプレッシャーをかける。
ほどなく静かにツモアガリ、堀選手が4000オールでまずはトップにたつ。
(堀選手、きれいなメンタンピンの手をスムーズにツモアガリは好感触か)
【東4局1本場】
多井選手が中盤にふたつ鳴いてテンパイ。
すぐに萩原選手が放銃、多井選手が1000のアガリで親を流して南場へ。
(多井選手、ここは軽く流して親番でチャンスをうかがう)
第1試合 南場
南場は、多井選手が親の6000オールを2連続きめて大量リードを築く。
そこからも多井選手が軽快にアガリを重ねて、ダントツ状態で終盤戦に入ります。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | アベマ | 雷電 | 風林火 | サクラ |
- | 選手名 | 多井 隆晴 | 萩原 聖人 | 滝沢 和典 | 堀 慎吾 |
- | 持ち点 | 25300 | 23700 | 12800 | 38200 |
南1 | ツモ 供託 リーチ | 18000 2000 ▲1000 | ▲6000 ▲1000 | ▲6000 | ▲6000 |
南1-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | 18000 300 1000 | ▲6000 ▲100 | ▲6000 ▲100 | ▲6000 ▲100 ▲1000 |
南1-2 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲5200 ▲600 | 5200 600 1000 ▲1000 | ||
南2 | ロン 供託 リーチ | 1000 1000 | ▲1000 | ▲1000 | |
南3 | ロン | 8000 | ▲8000 | ||
南4 | ロン 供託 リーチ | ▲8000 ▲1000 | 8000 1000 | ||
終了 | 持ち点 | 67800 | ▲6400 | 13500 | 25100 |
- | 選手名 | 多井 隆晴 | 萩原 聖人 | 滝沢 和典 | 堀 慎吾 |
【南1局】
親の多井選手が中盤に満貫テンパイ、ダマテンで確実に狙っていく。
そこに萩原選手がリーチを打つ。すぐに多井選手が追っかけリーチにいく。
このめくり合いは多井選手に軍配、一発ツモの6000オールで一気に他とのリードを広げる。
(多井選手、ダマテン高打点からリーチしてさらに高打点に)
【南1局1本場】
多井選手が終盤にメンチンのテンパイ、ダマテンでひっそりと狙う。
そこに終盤、堀選手がリーチを打つ。
この勝負は多井選手に軍配、6000オールで独走体制に入る。
(多井選手、連続6000オールはなかなかお目にかかれないレアな展開)
【南1局2本場】
滝沢選手が中盤に先制リーチを打つ。そこに多井選手がふたつ鳴いてテンパイ。
結果は多井選手が放銃、滝沢選手が5200のアガリで親の連荘をとめる。
(滝沢選手、役牌ポンをスルーからのリーチで打点アップに成功)
【南2局】
多井選手が中盤にピンフのみのテンパイ。トップ目なのでダマテンで静かにまつ。
そこに滝沢選手がリーチを打つ。
結果は萩原選手が放銃、多井選手がリーチをかわして親を流す。
(多井選手、好形かつダマテンでアガれる手が入って盤石の展開でアガリきった)
【南3局】
多井選手が6巡目に3面まちの満貫テンパイ、ダマテンでこっそりと待ち構える。
この手に萩原選手が放銃、多井選手が満貫のアガリでオーラスへ。
(萩原選手、ここで満貫放銃のラス落ちは痛恨。しかし早い3面まちで放銃はやむなし)
【南4局】
ラス目の萩原選手が中盤に条件付きの逆転リーチにいく。
そこに3着目の滝沢選手がテンパイ、ダマテンで好形変化をまつ。
結果は萩原選手が放銃、滝沢選手が満貫のアガリで3着をキープ。
このアガリで多井選手がトップ獲得をきめる。
(萩原選手、終盤戦で2局続けて回避が難しい満貫放銃。厳しい展開になった)
第1試合 結果
第1試合は、南場の親で連続跳満の多井選手が盤石の展開でトップ獲得。
放銃なしで高打点をきめた堀選手が2着にはいっています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | 渋谷アベマズ | 多井隆晴 | +87.8 | +606.4 |
2着 | カドカワ サクラナイツ | 堀慎吾 | +5.1 | +322.3 |
3着 | EX風林火山 | 滝沢和典 | ▲26.5 | ▲52.4 |
4着 | チーム雷電 | 萩原聖人 | ▲66.4 | ▲244.6 |
第2試合 東場
東場は、軽めのアガリで局が進んでいく展開に。
そこからEX風林火山の滝沢和典選手が親の跳満をきめて抜け出します。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | 雷電 | サクラ | アベマ | 風林火 |
- | 選手名 | 瀬戸熊 直樹 | 内川 幸太郎 | 松本 吉弘 | 滝沢 和典 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ロン 供託 リーチ | 1000 1000 | ▲1000 ▲1000 | ||
東2 | ロン | 5200 | ▲5200 | ||
東3 | 流局 リーチ | 1500 | 1500 ▲1000 | ▲1500 | ▲1500 |
東4-1 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲18000 ▲300 ▲1000 | 18000 300 3000 ▲1000 | ||
東4-2 | ツモ 本場 供託 リーチ | 12000 600 1000 ▲1000 | ▲3000 ▲200 | ▲3000 ▲200 | ▲6000 ▲200 |
南入 | 持ち点 | 25000 | 24300 | 18300 | 32400 |
- | 選手名 | 瀬戸熊 直樹 | 内川 幸太郎 | 松本 吉弘 | 滝沢 和典 |
【東1局】
渋谷アベマズの松本吉弘選手が中盤に先手をとってリーチを打つ。
そこに終盤、カドカワサクラナイツの内川幸太郎選手がチーして形式テンパイ。
結果は松本選手が河底で放銃、内川選手が河底のみ1000のアガリで思わぬ展開のスタートに。
(内川選手、テンパイ料ゲットと思いきや、ちょっとおまけがついてきた)
【東2局】
チーム雷電の瀬戸熊直樹選手がひとつポンして3巡目の早いテンパイ。
そこに中盤、松本選手が倍満のテンパイ、ダマテンで照準を定める。
さらにEX風林火山の滝沢和典選手がテンパイ、ダマテンで守りにも備える。
この勝負は滝沢選手が放銃、瀬戸熊選手が5200のアガリで一歩先行する展開に。
(松本選手、ドラ単騎メンホンチートイのド級の手が入っていて、ドキドキした)
【東3局】
内川選手が中盤に先制リーチを打つ。
そして終盤、瀬戸熊選手がさいごのツモでテンパイ。
そのままアガリが出ず流局、ふたりテンパイで親流れ。
(瀬戸熊選手、粘ってさいごにテンパイ料をゲット、地味に加点)
【東4局】
瀬戸熊選手が中盤に先手をとってリーチ。そこに終盤、親の滝沢選手が追っかけリーチ。
このめくり合いは瀬戸熊選手が一発で放銃、滝沢選手が跳満のアガリでラスからトップ目へ。
(滝沢選手、リーチに対応からテンパイして、最高の形でアガリきった)
【東4局2本場】
瀬戸熊選手がドラ、赤ドラと切り出して中盤に先制リーチを打つ。
終盤に入って瀬戸熊選手がツモアガリ、3000・6000で独走を許さずトップを追う。
(瀬戸熊選手、ドラ2枚切ってもごっつい跳満のアガリ)
第2試合 南場
南場は、内川選手が満貫をアガってトップにせまる。
終盤戦はトップ争い、2着争いが激しさを増していきます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | 雷電 | サクラ | アベマ | 風林火 |
- | 選手名 | 瀬戸熊 直樹 | 内川 幸太郎 | 松本 吉弘 | 滝沢 和典 |
- | 持ち点 | 25000 | 24300 | 18300 | 32400 |
南1 | ロン | 8000 | ▲8000 | ||
南2 | ロン 供託 リーチ | ▲3200 | 3200 1000 | ▲1000 | |
南3 | ツモ | ▲300 | 1100 | ▲500 | ▲300 |
南4 | ロン | 12000 | ▲12000 | ||
終了 | 持ち点 | 21500 | 45400 | 2000 | 31100 |
- | 選手名 | 瀬戸熊 直樹 | 内川 幸太郎 | 松本 吉弘 | 滝沢 和典 |
【南1局】
内川選手が6巡目にふたつ鳴いて満貫テンパイ。
すぐに松本選手が放銃、内川選手が満貫のアガリでトップに100点差までせまる。
(内川選手、ダブ南鳴いて赤とドラで満貫の嬉しいアガリ)
【南2局】
松本選手が7巡目にテンパイ、役なし愚形まちをダマテンで様子をみる。
次巡、松本選手がひょっこりツモアガリも、アガらず打点を上げにいく。
そこに中盤、滝沢選手がリーチを打つ。
結果は瀬戸熊選手がリーチのスジ牌で放銃、手がわりした松本選手が3200のアガリ。
(松本選手、ツモのみを拒否して三暗刻のアガリに。リーチがなければ四暗刻を狙ったか)
【南3局】
内川選手が中盤にポンしてテンパイ。
すぐに内川選手がツモアガリ、300・500で微差ながらトップ目でオーラスをむかえる。
(内川選手、軽快にしかけていってツモアガリ。トップ目でオーラスの嬉しいアガリ)
【南4局】
トップ目の内川選手が中盤にチーしてテンパイ。
結果は終盤、勝負手が入った松本選手が力強いリーチ宣言牌で放銃。
内川選手が跳満のアガリで試合に決着、自らのアガリでトップ獲得をきめる。
(内川選手、この試合はスキのない手順でチャンスをものにしてトップを獲得!)
第2試合 結果
第2試合は、南場4局で3回アガった内川選手がトップを獲得。
親番で跳満きめた滝沢選手が2着にはいっています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | カドカワ サクラナイツ | 内川幸太郎 | +65.4 | +387.7 |
2着 | EX風林火山 | 滝沢和典 | +11.1 | ▲41.3 |
3着 | チーム雷電 | 瀬戸熊直樹 | ▲18.5 | ▲263.1 |
4着 | 渋谷アベマズ | 松本吉弘 | ▲58.0 | +548.4 |
Mリーグ成績 86日目(3月5日)
今回の試合後のチーム成績です。
順位 | チーム名 | チームpt | 前回比 | 試合数 |
---|---|---|---|---|
1位 | 渋谷アベマズ | +548.4 | +29.8 | 86 |
2位 | カドカワ サクラナイツ | +387.7 | +70.5 | 86 |
3位 | EX風林火山 | ▲41.3 | ▲15.4 | 86 |
4位 | 赤坂ドリブンズ | ▲87.7 | - | 86 |
5位 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | ▲115.0 | - | 86 |
6位 | セガサミー フェニックス | ▲205.0 | - | 86 |
7位 | ユーネクスト パイレーツ | ▲224.0 | - | 86 |
8位 | チーム雷電 | ▲263.1 | ▲84.9 | 86 |
本日はカドカワサクラナイツが勝利。
内川選手が守りを固めて中盤にトップに並び、終盤には二の足を使ってトップを獲得しました。
次回も熱戦が期待されます。楽しみですね。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。