Mリーグ2020レギュラーシーズンは85日目。
今年も8チームが優勝を目指して、心・技・体を競います。
前回はカドカワサクラナイツが1日2勝を達成して勝利。
沢崎誠選手がオーラス3軒リーチの包囲網を、攻めの姿勢で突破してトップを獲得。
また岡田紗佳選手がリスクを追った攻めを見事に実らせて、トップを獲得しました。
それでは、今回の結果です。
Mリーグ結果 85日目(3月4日) 近藤誠一選手、オーラス大逆転の倍満でチームを救う
Mリーグ2020レギュラーシーズン、今回の対戦は次の4チームです。
チーム名 | チームpt | 順位 |
---|---|---|
コナミ麻雀格闘倶楽部 | ▲40.0 | 4位 |
ユーネクストパイレーツ | ▲155.4 | 5位 |
赤坂ドリブンズ | ▲181.1 | 7位 |
セガサミーフェニックス | ▲255.2 | 8位 |
そして実況・解説はこちらのおふたりです。
実況 : 日吉辰哉
解説 : 土田浩翔
(青字は”カドカワサクラナイツ推し”の私の感想です)
第1試合 東場
東場は、赤坂ドリブンズの鈴木たろう選手が満貫など3連続アガリで大幅リード。
他3選手がそれを追いかける展開で進んでいきます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | 麻雀格 | フェニ | パイレ | ドリブ |
- | 選手名 | 佐々木 寿人 | 近藤 誠一 | 朝倉 康心 | 鈴木 たろう |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | 流局 リーチ | ▲1500 | ▲1500 | 1500 ▲1000 | 1500 |
東2-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲2000 ▲100 | ▲4000 ▲100 | ▲2000 ▲100 | 8000 300 2000 ▲1000 |
東3 | ロン 供託 リーチ | ▲5200 | 5200 1000 ▲1000 | ||
東4 | ツモ 供託 リーチ | ▲4000 | ▲4000 | ▲4000 | 12000 1000 ▲1000 |
東4-1 | 流局 リーチ | 1500 ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 | 1500 |
東4-2 | ツモ 本場 供託 リーチ | 4000 600 3000 ▲1000 | ▲1000 ▲200 | ▲1000 ▲200 | ▲2000 ▲200 ▲1000 |
南入 | 持ち点 | 24500 | 7500 | 16700 | 51300 |
- | 選手名 | 佐々木 寿人 | 近藤 誠一 | 朝倉 康心 | 鈴木 たろう |
【東1局】
赤坂ドリブンズの鈴木たろう選手が終盤にひとつ鳴いてテンパイ。
そこにユーネクストパイレーツの朝倉康心選手がリーチを打つ。
そのままアガリが出ず流局、ふたりテンパイで親流れ。
(まずはゆっくりとした展開から、穏やかな結果で試合がスタート)
【東2局1本場】
朝倉選手がひとつ鳴いてから中盤にテンパイ。そこにたろう選手がリーチを打つ。
ほどなくたろう選手がツモアガリ、2000・4000で先行争いは一歩リード。
(2局連続のたろう選手vs朝倉選手の対決はたろう選手に軍配)
【東3局】
たろう選手が5巡目に先制リーチにいく。
この手にセガサミーフェニックスの近藤誠一選手が放銃。
たろう選手が裏1枚の5200のアガリでリードを広げる。
(たろう選手、打点が倍になる裏ドラ1枚が嬉しいアガリ)
【東4局】
親のたろう選手が先手をとってリーチ。
これを一発でツモアガリ、たろう選手が4000オールで持ち点が5万点を突破。
(たろう選手、この試合で3連続のアガリは相当うれしい)
【東4局2本場】
流局をはさんで親の連荘の東4局2本場。
近藤選手が6巡目にテンパイ、単騎まちをダマテンで好形変化をまつ。
そこにコナミ麻雀格闘倶楽部の佐々木寿人が3面まちのリーチにいく。
さらに親のたろう選手が跳満確定の追っかけリーチを打つ。
この勝負は寿人選手に軍配、一発ツモの1000・2000で親リーチをはね返す。
(寿人選手らしい即リーチ。そして一発の打点上昇がついてきた)
第1試合 南場
南場は、近藤選手が親の満貫ツモでラス目から2着争いに復帰。
終盤戦はたろう選手が大量リードで試合を有利に進めます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | 麻雀格 | フェニ | パイレ | ドリブ |
- | 選手名 | 佐々木 寿人 | 近藤 誠一 | 朝倉 康心 | 鈴木 たろう |
- | 持ち点 | 24500 | 7500 | 16700 | 51300 |
南1 | ロン 供託 リーチ | ▲1000 | ▲2000 | 2000 1000 | |
南2 | ツモ 供託 リーチ | ▲4000 ▲1000 | 12000 1000 | ▲4000 | ▲4000 |
南2-1 | 流局 リーチ | ▲1500 | 1500 ▲1000 | 1500 ▲1000 | ▲1500 |
南2-2 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲1000 | ▲3900 ▲600 | 3900 600 3000 | |
南3 | ツモ | ▲3000 | ▲3000 | ▲6000 | 12000 |
南4 | ロン 供託 リーチ | ▲7700 | ▲1000 | 7700 2000 ▲1000 | |
南4-1 | 流局 | ▲1500 | ▲1500 | 1500 | 1500 |
南4-2 | ロン 本場 | 12000 600 | ▲12000 ▲600 | ||
終了 | 持ち点 | 11500 | 19400 | 6200 | 62900 |
- | 選手名 | 佐々木 寿人 | 近藤 誠一 | 朝倉 康心 | 鈴木 たろう |
【南1局】
たろう選手が7巡目にテンパイ、役なし愚形まちをダマテンで様子見。
そこに中盤、朝倉選手がポンしてテンパイ。さらに親の寿人選手がリーチを打つ。
結果は近藤選手がリーチの現物で放銃、朝倉選手が2000のアガリで親リーチをかわす。
(朝倉選手、親リーチに困ったところに嬉しいアガリ。近藤選手が持ち点削られて厳しい)
【南2局】
寿人選手が6巡目に先手をとってリーチを打つ。
そこに中盤、ひとつ鳴いた親の近藤選手がテンパイ追いつく。
そして近藤選手が大明槓してリンシャン牌を力強くツモアガリ。4000オールで反撃開始。
(近藤選手のツモアガリの牌をおく力強さに、このアガリへの気持ちを感じる)
【南2局2本場】
流局をはさんで親の連荘の南2局2本場。
寿人選手が6巡目に満貫からのリーチを打つ。そこにたろう選手がテンパイしてダマテン。
結果は押していった朝倉選手が放銃、たろう選手が3900のアガリでリーチをかわす。
(たろう選手、大量リードをいかしてダマテンからのアガリでさらに有利に)
【南3局】
たろう選手が4巡目に3面まちのテンパイ、トップ目なのでダマテンに。
すぐにたろう選手がツモアガリ、3000・6000で6万点超えでオーラスへ。
(たろう選手、ここで早いチャンス手をすんなりアガってトップをほぼ手中に)
【南4局】
親のたろう選手が中盤にテンパイ、ダマテンで単騎まちからの変化をみる。
そこから終盤、たろう選手がリーチを打つ。さらにラス目の朝倉選手が追っかけリーチ。
結果は手詰まった近藤選手が放銃、たろう選手が7700のアガリでダントツからの連荘。
朝倉選手もアガリで頭ハネだったが、4着変わらずのため冷静に見逃す。
(朝倉選手、裏ドラ1枚条件で3着のアガリを見逃し、結果は裏ドラのってなかった)
【南4局2本場】
流局をはさんで親の連荘の南4局2本場。
3着目の近藤選手が中盤にツモリ四暗刻のテンパイ、ダマテンで鋭く狙っていく。
この手にたろう選手が放銃、近藤選手が跳満のアガリで2着逆転。
そしてたろう選手が堂々のトップ獲得をきめる。
(近藤選手、試合の序盤から苦しい展開も、さいごの見せ場でキッチリときめた!)
第1試合 結果
第1試合は、序盤中盤終盤と高打点をきめたたろう選手がトップを獲得。
オーラスにあわや役満のアガリをきめた近藤選手が2着にはいっています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | 赤坂ドリブンズ | 鈴木たろう | +82.9 | ▲98.2 |
2着 | セガサミー フェニックス | 近藤誠一 | ▲0.6 | ▲255.8 |
3着 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | 佐々木寿人 | ▲28.5 | ▲68.5 |
4着 | ユーネクスト パイレーツ | 朝倉康心 | ▲53.8 | ▲209.2 |
第2試合 東場
東場は、赤坂ドリブンズの園田賢選手が6000オールで大きくトップ先行。
しかし他3選手もそれぞれアガリをきめて、持ち点は横並びで南場にむかいます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | フェニ | ドリブ | 麻雀格 | パイレ |
- | 選手名 | 近藤 誠一 | 園田 賢 | 前原 雄大 | 小林 剛 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | 流局 リーチ | 1000 ▲1000 | ▲3000 | 1000 | 1000 |
東1-1 | ロン 本場 児湯宅 リーチ | ▲1300 ▲300 | 1300 300 2000 ▲1000 | ||
東2 | ツモ 供託 リーチ | ▲6000 | 18000 1000 ▲1000 | ▲6000 | ▲6000 |
東2-1 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲8000 ▲300 | 8000 300 1000 ▲1000 | ||
東3 | ロン | ▲2000 | 2000 | ||
東4 | ツモ | ▲2000 | ▲2000 | ▲2000 | 6000 |
東4-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | 5200 300 1000 | ▲1300 ▲100 | ▲1300 ▲100 ▲1000 | ▲2600 ▲100 |
南入 | 持ち点 | 21500 | 26700 | 23900 | 27900 |
- | 選手名 | 近藤 誠一 | 園田 賢 | 前原 雄大 | 小林 剛 |
【東1局】
コナミ麻雀格闘倶楽部の前原雄大選手が終盤に3つ鳴いてテンパイ。
そこにユーネクストパイレーツの小林剛選手がふたつ鳴いてテンパイ追いつく。
さらにセガサミーフェニックスの近藤誠一選手が残りツモ番なしでリーチを打つ。
結果はアガリが出ず流局、3人テンパイで親の連荘。
(近藤選手がツモ番なしで強気のリーチにいったのが印象的)
【東1局1本場】
小林選手が7巡目に先制リーチを打つ。そこに前原選手が形式テンパイ。
結果は赤坂ドリブンズの園田賢選手がリーチ宣言牌で放銃。
小林選手が1300のアガリで親を流す。
(小林選手らしい、自分のアガリで他のアガリを防ぐ進行)
【東2局】
親の園田選手が中盤に先手をとってリーチを打つ。
そこに終盤、近藤選手が満貫テンパイ、ダマテンで様子を伺う。
さらに前原選手がチーしてテンパイ追いつく。
この勝負は園田選手に軍配、6000オールのツモアガリでトップにたちリードを広げる。
(園田選手、ここ最近わかりやすいチャンス手が入って、アガリにつながっている印象)
【東2局1本場】
前原選手が中盤に先手のリーチ。そこに親の園田選手がテンパイしてこっそりダマテン。
この勝負は園田選手が放銃、前原選手が裏1枚の満貫でトップにせまる。
(前原選手、裏ドラ1枚で打点が倍の嬉しい満貫のアガリに)
【東3局】
小林選手がひとつ鳴いて中盤に先制テンパイ。
この手に近藤選手が放銃、小林選手が2000のアガリで淡々と進めていく。
(小林選手らしい、早いしかけの早いアガリ。打点は二の次)
【東4局】
親の小林選手が7巡目にチーしてテンパイ。そこに中盤、近藤選手がチーしてテンパイ。
結果は小林選手がツモアガリ、2000オールでトップにたって親の連荘。
(小林選手、ダブ東の暗槓をせずに他家の警戒を下げる選択が印象的)
【東4局1本場】
近藤選手が中盤にポンしてテンパイ。そこに同巡。前原選手がリーチを打つ。
すぐに近藤選手がツモアガリ、1300・2600で全員持ち点2万点台で南場へ。
(近藤選手、この試合の初アガリで存在感を主張)
第2試合 南場
南場は、園田選手が親番のツモアガリでトップ争いは一歩リード。
終盤戦はひとつでも上の着順を目指す争いが激しさを増します。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | フェニ | ドリブ | 麻雀格 | パイレ |
- | 選手名 | 近藤 誠一 | 園田 賢 | 前原 雄大 | 小林 剛 |
- | 持ち点 | 21500 | 26700 | 23900 | 27900 |
南1 | 流局 | ▲1500 | 1500 | ▲1500 | 1500 |
南2-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲2600 ▲100 | 7800 300 1000 ▲1000 | ▲2600 ▲100 | ▲2600 ▲100 |
南2-2 | ツモ 本場 | ▲300 ▲200 | ▲500 ▲200 | ▲300 ▲200 | 1100 600 |
南3 | 流局 リーチ | 1000 ▲1000 | ▲3000 | 1000 | 1000 ▲1000 |
南3-1 | ロン 本場 供託 | 1000 300 2000 | ▲1000 ▲300 | ||
南4 | ツモ 本場 供託 リーチ | 16000 300 1000 ▲1000 | ▲4000 ▲100 | ▲4000 ▲100 | ▲8000 ▲100 |
終了 | 持ち点 | 30800 | 30500 | 13500 | 25200 |
- | 選手名 | 近藤 誠一 | 園田 賢 | 前原 雄大 | 小林 剛 |
【南1局】
小林選手がひとつ鳴いてから終盤に先制のテンパイ。
そこに園田選手がふたつ鳴いてテンパイ追いつく。
そのままアガリが出ず流局、ふたりテンパイで親流れ。
(小林選手が終盤に危険牌を押していった選択で、園田選手にもテンパイ入った)
【南2局1本場】
親の園田選手が中盤に先制リーチ。その宣言牌を前原選手がポンしてテンパイ。
結果は園田選手がパシッとツモアガリ、2600オールでトップにたって親の連荘。
(園田選手、親番で2回目のいい打点のアガリ、これは嬉しい)
【南2局2本場】
小林選手が6巡目にポンしてテンパイ。
そこに中盤、前原選手がテンパイ、ダマテンで様子をうかがう。
結果は小林選手がツモアガリ、300・500でマイペースに親を流していく。
(小林選手らしい、くる牌に応じて最短でアガリにむかう選択)
【南3局】
2着目の小林選手が中盤に先手をとってリーチ。
そこに終盤、ラス目の近藤選手がドラを切ってリーチを敢行。
さらに最後のツモで前原選手がチートイツのテンパイ。
(前原選手がさいごのツモでテンパイして連荘がものすごく大きい)
【南3局1本場】
トップ目の園田選手がひとつ鳴いて5巡目にテンパイ。
すぐに前原選手が放銃、園田選手が1000のアガリでオーラスへ。
(園田選手らしい、機動力を使った早アガリ)
【南4局】
2着目の小林選手が4巡目に親リーチでプレッシャーをかける。
そこにラス目の近藤選手がテンパイ、役なしカンチャンまちで追っかけリーチを打つ。
このめくり合いは小林選手に軍配、1300オールにツモアガリでトップまであと1300点。
(近藤選手が3着逆転のために、親リーチに愚形のリーのみをぶつける姿が印象的だった)
【南4局1本場】
ラス目の近藤選手が中盤に満貫からのリーチを打つ。
この手を一発で高めツモアガリ、裏ものせて近藤選手が4000・8000でトップ逆転に成功。
誰もが苦しいと感じた状況から、近藤選手がチームを救う大逆転トップをきめる。
(近藤選手、ツモも裏ドラめくるのも牌に力が入っていて、逆転の瞬間はトリハダもの)
第2試合 結果
第2試合は、オーラスで倍満をきめた近藤選手がラスからのトップ獲得。
終盤戦、苦しい状況から最善手を考える近藤選手の姿が印象的でした。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | セガサミー フェニックス | 近藤誠一 | +50.8 | ▲205.0 |
2着 | 赤坂ドリブンズ | 園田賢 | +10.5 | ▲87.7 |
3着 | ユーネクスト パイレーツ | 小林剛 | ▲14.8 | ▲224.0 |
4着 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | 前原雄大 | ▲46.5 | ▲115.0 |
Mリーグ成績 85日目(3月4日)
今回の試合後のチーム成績です。
順位 | チーム名 | チームpt | 前回比 | 試合数 |
---|---|---|---|---|
1位 | 渋谷アベマズ | +518.6 | - | 84 |
2位 | カドカワ サクラナイツ | +317.2 | - | 84 |
3位 | EX風林火山 | ▲25.9 | - | 84 |
4位 | 赤坂ドリブンズ | ▲87.7 | +93.4 | 86 |
5位 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | ▲115.0 | ▲75.0 | 86 |
6位 | チーム雷電 | ▲178.2 | - | 84 |
7位 | セガサミー フェニックス | ▲205.0 | +50.2 | 86 |
8位 | ユーネクスト パイレーツ | ▲224.0 | ▲68.6 | 86 |
本日は赤坂ドリブンズが勝利。
鈴木たろう選手が高打点を次々ときめて、力強い攻勢でトップを獲得しました。
また近藤誠一選手がオーラスにラス目からのトップ逆転でチームを窮地から引き上げています。
次回も熱戦が期待されます。楽しみですね。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。