Mリーグ2020レギュラーシーズンは57日目。
今年も8チームが優勝を目指して、心・技・体を競います。
前回はセガサミーフェニックスが1日2勝を達成して勝利。
近藤誠一選手が親で満貫・倍満・跳満をアガって、相手を圧倒してトップを獲得。
茅森早香選手は試合後半に満貫2連発で華麗に逆転して、トップを獲得しました。
それでは、今回の結果です。
Mリーグ結果 57日目(1月14日) 村上淳選手の国士無双はどうなった?
Mリーグ2020レギュラーシーズン、今回の対戦は次の4チームです。
チーム名 | チームpt | 順位 |
---|---|---|
EX風林火山 | +226.8 | 2位 |
コナミ麻雀格闘倶楽部 | +42.7 | 3位 |
赤坂ドリブンズ | ▲111.4 | 6位 |
ユーネクストパイレーツ | ▲302.3 | 8位 |
そして実況・解説はこちらのおふたり。
渋谷アベマズの白鳥翔選手がプレイヤーズ解説です。
実況 : 松嶋桃
解説 : 白鳥翔
(青字は”カドカワサクラナイツ推し”の私の感想です)
第1試合 東場
東場は、ユーネクストパイレーツの朝倉康心選手が親の満貫でスタートダッシュ。
一方、EX風林火山の勝又健志選手がアガリを重ねてトップに並びます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | パイレ | 風林火 | 麻雀格 | ドリブ |
- | 選手名 | 朝倉 康心 | 勝又 健志 | 前原 雄大 | 村上 淳 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ロン 供託 リーチ | 12000 1000 | ▲12000 | ▲1000 | |
東1-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | 3900 300 1000 | ▲1300 ▲100 ▲1000 | ▲1300 ▲100 | ▲1300 ▲100 |
東1-2 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲1300 ▲600 | 1300 600 1000 ▲1000 | ||
東2 | ロン | ▲2400 | 2400 | ||
東2-1 | 流局 リーチ | ▲1500 | 1500 | ▲1500 | 1500 ▲1000 |
東2-2 | ロン 本場 供託 | 5800 600 1000 | ▲5800 ▲600 | ||
東2-3 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲2000 ▲300 | ▲4000 ▲300 | ▲2000 ▲300 | 8000 900 1000 ▲1000 |
東3 | 流局 | 1500 ▲1000 | ▲1500 | ▲1500 | 1500 |
東4-1 | ツモ 本場 供託 | ▲2000 ▲100 | 8000 300 1000 | ▲2000 ▲100 | ▲4000 ▲100 |
南入 | 持ち点 | 35400 | 35500 | 6100 | 23000 |
- | 選手名 | 朝倉 康心 | 勝又 健志 | 前原 雄大 | 村上 淳 |
【東1局】
コナミ麻雀格闘倶楽部の前原雄大選手が中盤にポンしてテンパイ。
そこに終盤、赤坂ドリブンズの村上淳選手がリーチを打つ。
EX風林火山の勝又健志選手もテンパイしてダマテン。
さらにユーネクストパイレーツの朝倉康心選手がテンパイして、全員テンパイ。
この勝負は前原選手が放銃、朝倉選手が満貫のアガリで先制点をきめる。
(捨て牌3段目の終盤に一気に全員テンパイ。開始早々に勝負どころか)
【東1局1本場】
親の朝倉選手がふたつ鳴いて中盤にテンパイ。
そこに勝又選手がテンパイ、1巡まわしてツモ切りリーチにいく。
この勝負は朝倉選手に軍配、1300オールのツモアガリでさらに連荘。
(朝倉選手、先手からリーチを受けてのツモアガリは好感触)
【東1局2本場】
前原選手が7巡目に先手をとってリーチ。
結果は勝又選手がリーチ宣言牌で放銃、前原選手が1300のアガリで親を流す。
(前原選手、裏ドラはのらなかったものの、まずはひとアガリ)
【東2局】
親の勝又選手が中盤に先制テンパイ、ダマテンでまち牌の変化をみる。
すぐに朝倉選手が放銃、勝又選手が2400のアガリで親の連荘。
(勝又選手がきれいにチートイツテンパイからアガリきった)
【東2局2本場】
流局をはさんで親の連荘の東2局2本場。
親の勝又選手が7巡目にチーして先制テンパイ。
すぐに村上選手が放銃、勝又選手が5800のアガリでトップとの差を縮める。
(勝又選手、3面まちの箇所をチーして打点よりアガリをとりにいった)
【東2局3本場】
前原選手がふたつ鳴いて中盤にテンパイ。そこに終盤、村上選手がリーチを打つ。
この勝負は村上選手がツモアガリ、2000・4000でまずは2着に迫る。
(村上選手、カンチャンまちを力強くツモアガった)
【東4局1本場】
親流れの流局をはさんで東4局1本場。
勝又選手が中盤に満貫テンパイ、ダマテンで静かに狙う。
この手をスッとツモアガリ、勝又選手が2000・4000で南場にむかう。
(勝又選手、この試合は打点よりもアガリを優先している印象)
第1試合 南場
南場は、勝又選手が親番で猛攻。跳満、満貫とツモアガリでダントツトップに。
そこに終盤戦で村上選手が一発逆転が見える局面を生み出します。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | パイレ | 風林火 | 麻雀格 | ドリブ |
- | 選手名 | 朝倉 康心 | 勝又 健志 | 前原 雄大 | 村上 淳 |
- | 持ち点 | 35400 | 35500 | 6100 | 23000 |
南1 | 流局 | 1000 | 1000 | 1000 | ▲3000 |
南1-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲2000 ▲100 | ▲1000 ▲100 | ▲1000 ▲100 | 4000 300 1000 ▲1000 |
南2 | ロン | 5800 | ▲5800 | ||
南2-1 | ツモ 本場 | ▲6000 ▲100 | 18000 300 | ▲6000 ▲100 | ▲6000 ▲100 |
南2-2 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲4000 ▲200 | 12000 600 1000 ▲1000 | ▲4000 ▲200 | ▲4000 ▲200 |
南2-3 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲2600 ▲900 | 2600 900 1000 ▲1000 | ||
南3 | ツモ 供託 リーチ | ▲1000 | ▲1000 | 3000 1000 ▲1000 | ▲1000 |
南3-1 | ロン 本場 | 1500 300 | ▲1500 ▲300 | ||
南3-2 | ツモ 本場 | 1500 600 | ▲400 ▲200 | ▲700 ▲200 | ▲400 ▲200 |
南4 | ロン 供託 リーチ | 8000 1000 | ▲8000 ▲1000 | ||
終了 | 持ち点 | 25100 | 76000 | ▲5900 | 4800 |
- | 選手名 | 朝倉 康心 | 勝又 健志 | 前原 雄大 | 村上 淳 |
【南1局1本場】
流局をはさんで親の連荘の南1局1本場。
前原選手が6巡目にポンしてテンパイ。同巡、村上選手がリーチを打つ。
この勝負は村上選手に軍配、1000・2000のツモアガリで上位陣を追う。
(前原選手、この試合テンパイ入るも、なかなかアガリが遠い)
【南2局】
勝又選手がふたつ鳴いて7巡目にテンパイ。
そこに前原選手もひとつ鳴いてからテンパイ追いつく。
結果は村上選手が放銃、勝又選手が5800のアガリでリードを広げる。
(勝又選手、中押しのアガリでひとまず優勢に)
【南2局1本場】
親の勝又選手が終盤に満貫テンパイ。ダマテンで確実に狙う。
これをスパッとツモアガリ、勝又選手が6000オールで独走体制に入る。
(ダマテンで親の跳満、勝又選手これは決め手になりそう)
【南2局2本場】
親の勝又選手が6巡目に先制リーチ。
これを一発でツモアガリ、勝又選手が4000オールで持ち点は7万点超えに。
(勝又選手、ペンチャンまちを一発ツモ。もう止められなくなってきた)
【南2局3本場】
ラス目の前原選手が中盤に先手のリーチを打つ。
結果は攻めた勝又選手が放銃、前原選手が2600のアガリで親の連荘をとめる。
(前原選手、裏ドラのらずも次の親番にかける)
【南3局】
親の前原選手が中盤に先制リーチでプレッシャーをかける。
すぐに前原選手がツモアガリ、1000オールで親の連荘。
(前原選手、この試合はここまで3回、裏ドラに恵まれなくて厳しい)
【南3局1本場】
親の前原選手が中盤にひとつ鳴いてテンパイ。
そこに村上選手が国士無双のテンパイで追いつく。
結果は村上選手が放銃、前原選手が1500のアガリでさらに連荘。
(朝倉選手が国士無双のあたり牌の九萬をしっかりとめた!)
【南3局2本場】
朝倉選手が終盤に先手のテンパイ、ダマテンで安全に狙う。
これをすぐにツモアガリ、朝倉選手が400・700でオーラスへ。
(朝倉選手、2着確保へ大きく前進のアガリ)
【南4局】
勝又選手が7巡目に先制テンパイ。そこにラス目の前原選手がリーチを打つ。
結果は前原選手が放銃、勝又選手が満貫のアガリで試合に決着。
自らのアガリで勝又選手がトップ獲得を決める。
(勝又選手が力強かった。前原選手は3着が見えてただけに、厳しい結果に)
第1試合 結果
第1試合は、勝又選手が親番の猛攻で大トップを獲得。
村上選手は国士無双のテンパイで大きな見せ場を作りました。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | EX風林火山 | 勝又健志 | +96.0 | +322.8 |
2着 | ユーネクスト パイレーツ | 朝倉康心 | +5.1 | ▲297.2 |
3着 | 赤坂ドリブンズ | 村上淳 | ▲35.2 | ▲146.6 |
4着 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | 前原雄大 | ▲65.9 | ▲23.2 |
第2試合 東場
東場は、赤坂ドリブンズの園田賢選手が親の満貫でまずは先行。
そこにEX風林火山の二階堂亜樹選手が満貫をきめて追走します。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | 風林火 | ドリブ | パイレ | 麻雀格 |
- | 選手名 | 二階堂 亜樹 | 園田 賢 | 石橋 伸洋 | 高宮 まり |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ツモ | ▲500 | 1100 | ▲300 | ▲300 |
東2 | ロン 供託 リーチ | 12000 1000 | ▲12000 | ▲1000 | |
東2-1 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲2000 ▲300 ▲1000 | 2000 300 2000 ▲1000 | ||
東3 | 流局 リーチ | ▲3000 | 1000 ▲1000 | 1000 | 1000 ▲1000 |
東3-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | 1100 300 3000 | ▲300 ▲100 | ▲500 ▲100 ▲1000 | ▲300 ▲100 |
東4 | ロン | 8000 | ▲8000 | ||
南入 | 持ち点 | 30600 | 38700 | 7400 | 23300 |
- | 選手名 | 二階堂 亜樹 | 園田 賢 | 石橋 伸洋 | 高宮 まり |
【東1局】
赤坂ドリブンズの園田賢選手が6巡目にテンパイ、ダマテンで様子をみる。
これをすぐにツモアガリ、園田選手が300・500で静かなスタート。
(園田選手、様子見のところにひょっこりツモアガリ)
【東2局】
コナミ麻雀格闘倶楽部の高宮まり選手が6巡目に先制リーチ。
そこにユーネクストパイレーツの石橋伸洋選手がふたつ鳴いてからテンパイ。
さらに親の園田選手もドラをポンしてからテンパイ追いつく。
結果は石橋選手が放銃、園田選手が満貫のアガリで大きく加点。
(園田選手、先制リーチに押していって、しっかりアガリきった)
【東2局1本場】
EX風林火山の二階堂亜樹選手が6巡目に先制リーチ。
そこに石橋選手が追っかけリーチにいく。
このめくり合いは亜樹選手が放銃、石橋選手が2000のアガリで失点回復。
(石橋選手、打点は低くても強く戦う姿勢が見える)
【東3局1本場】
流局をはさんで親の連荘の東3局1本場。
亜樹選手がふたつ鳴いて中盤にテンパイ。そこに親の石橋選手がリーチを打つ。
この勝負は亜樹選手がツモアガリ、300・500で供託3本を回収。
(亜樹選手が親リーチに押していってアガリきった)
【東4局】
亜樹選手が中盤に満貫テンパイ、ダマテンで静かに狙う。
この手に石橋選手が放銃、亜樹選手が満貫のアガリでトップを追いかける。
(亜樹選手のメンホンの河が地味だったので、石橋選手の放銃やむなし)
第2試合 南場
南場は、高宮選手が中打点のアガリを重ねて追い上げる。
さいごのオーラスにはバチバチのトップ争いが繰り広げられます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | 風林火 | ドリブ | パイレ | 麻雀格 |
- | 選手名 | 二階堂 亜樹 | 園田 賢 | 石橋 伸洋 | 高宮 まり |
- | 持ち点 | 30600 | 38700 | 7400 | 23300 |
南1 | 流局 | ▲1500 | 1500 | 1500 | ▲1500 |
南2-1 | 流局 リーチ | ▲1000 | 3000 ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 |
南2-2 | ロン 本場 供託 | ▲3900 ▲600 | 3900 600 1000 | ||
南3 | 流局 | ▲1000 | ▲1000 | 3000 | ▲1000 |
南3-1 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲3200 ▲300 | ▲1000 | 3200 300 1000 | |
南4 | ツモ 供託 リーチ | ▲1000 | 4000 1000 ▲1000 | ▲1000 | ▲2000 ▲1000 |
終了 | 持ち点 | 26100 | 38200 | 8900 | 26800 |
- | 選手名 | 二階堂 亜樹 | 園田 賢 | 石橋 伸洋 | 高宮 まり |
【南1局】
園田選手が中盤に先制テンパイ、ダマテンで静かに狙う。
そこに石橋選手がテンパイ追いつく、役なしをダマテンで変化をまつ。
結果はアガリが出ず流局。ふたりテンパイで親流れ。
(園田選手の地獄まちを高宮選手が海底でしっかりと止めた)
【南2局2本場】
流局をはさんで親の連荘の南2局2本場。
親の園田選手がひとつ鳴いてから終盤にテンパイ。高宮選手もチーしてテンパイ。
結果は園田選手が放銃、高宮選手が3900のアガリで2着は目前。
(高宮選手、終盤にあとづけのテンパイでも、しっかりとアガリきった)
【南3局1本場】
流局をはさんで親の連荘の南3局1本場。
親の石橋選手が中盤に先制リーチ。同巡、高宮選手がテンパイしてダマテン。
結果は園田選手が放銃、高宮選手が3200のアガリで2着浮上してオーラスへ。
(失点の園田選手よりも親リーチをかわされた石橋選手が痛い展開)
【南4局】
2着目で親の高宮選手が7巡目に先制リーチ。トップ逆転を狙う。
そこにトップ目の園田選手がチーしてテンパイ追いつく。
この勝負は園田選手が軍配、1000・2000のツモアガリで試合をきめる。
自らのアガリで園田選手がトップ獲得をきめる。
(園田選手、親リーチに押し返したのが実ったトップ獲得。すごい!)
第2試合 結果
第2試合は、終始先行した園田選手がオーラスの争いを制して、トップ獲得。
後半戦で追い上げた、高宮選手が2着にはいっています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | 赤坂ドリブンズ | 園田賢 | +58.2 | ▲88.4 |
2着 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | 高宮まり | +6.8 | ▲16.4 |
3着 | EX風林火山 | 二階堂亜樹 | ▲13.9 | +308.9 |
4着 | ユーネクスト パイレーツ | 石橋伸洋 | ▲51.1 | ▲348.3 |
Mリーグ成績 57日目(1月14日)
今回の試合後のチーム成績です。
順位 | チーム名 | チームpt | 前回比 | 試合数 |
---|---|---|---|---|
1位 | 渋谷アベマズ | +426.7 | - | 56 |
2位 | EX風林火山 | +308.9 | +82.1 | 58 |
3位 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | ▲16.4 | ▲59.1 | 58 |
4位 | チーム雷電 | ▲31.3 | - | 56 |
5位 | カドカワ サクラナイツ | ▲42.6 | - | 56 |
6位 | 赤坂ドリブンズ | ▲88.4 | +23.0 | 58 |
7位 | セガサミー フェニックス | ▲208.6 | - | 56 |
8位 | ユーネクスト パイレーツ | ▲348.3 | ▲46.0 | 58 |
本日はEX風林火山が勝利。
勝又健志選手がダマテンと鳴きを駆使して加点を重ねて、大トップを獲得しました。
次回も熱戦が期待されます。楽しみですね。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。