Mリーグ2020レギュラーシーズンは52日目。
今年も8チームが優勝を目指して、心・技・体を競います。
前回は渋谷アベマズが勝利。
松本吉弘選手が先手をとって攻める麻雀でトップを獲得しました。
それでは、今回の結果です。
Mリーグ結果 52日目(1月5日)
Mリーグ2020レギュラーシーズン、今回の対戦は次の4チームです。
チーム名 | チームpt | 順位 |
---|---|---|
EX風林火山 | +339.7 | 1位 |
チーム雷電 | ▲69.7 | 5位 |
ユーネクストパイレーツ | ▲178.4 | 7位 |
セガサミーフェニックス | ▲273.2 | 8位 |
そして実況・解説はこちらのおふたりです。
実況 : 小林未沙
解説 : 渋川難波
(青字は”カドカワサクラナイツ推し”の私の感想です)
第1試合 東場
東場は、EX風林火山の勝又健志選手が開始早々に倍満のツモアガリをきめる。
ユーネクストパイレーツの瑞原明奈選手も親の満貫、倍満とすぐに逆転します。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | フェニ | パイレ | 風林火 | 雷電 |
- | 選手名 | 和久津 晶 | 瑞原 明奈 | 勝又 健志 | 瀬戸熊 直樹 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ツモ 供託 リーチ | ▲8000 | ▲4000 ▲1000 | 16000 2000 ▲1000 | ▲4000 |
東2 | ツモ 供託 リーチ | ▲4000 | 12000 2000 ▲1000 | ▲4000 | ▲4000 ▲1000 |
東2-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲8000 ▲100 | 24000 300 1000 ▲1000 | ▲8000 ▲100 | ▲8000 ▲100 |
東2-2 | 流局 リーチ | ▲1000 | 3000 ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 |
東2-3 | 流局 | ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 | 3000 |
東3-4 | ロン 本場 供託 リーチ | 7700 1200 3000 ▲1000 | ▲7700 ▲1200 ▲1000 | ||
東3-5 | 流局 リーチ | ▲1500 | ▲1500 | 1500 ▲1000 | 1500 |
東3-6 | ツモ 本場 供託 | ▲1300 ▲600 | ▲1300 ▲600 | 3900 1800 1000 | ▲1300 ▲600 |
東3-7 | ロン 本場 | 8000 2100 | ▲8000 ▲2100 | ||
東4 | 流局 | 0 | 0 | 0 | 0 |
南入 | 持ち点 | 9600 | 44800 | 46000 | ▲400 |
【東1局】
EX風林火山の勝又健志選手が4巡目に満貫テンパイ、ダマテンで確実に狙う。
そこにユーネクストパイレーツの瑞原明奈選手が7巡目にリーチを打つ。
当然、勝又選手も追っかけリーチにいく。
結果は勝又選手が一発でツモアガリ、4000・8000でロケットスタートをきめる。
(勝又選手、冷静な判断から高打点のアガリをきめた)
【東2局】
親の瑞原選手が7巡目に先制リーチ。しかも満貫からのチャンス手。
そこに終盤、チーム雷電の瀬戸熊直樹選手が追っかけリーチにいく。
このめくり合いは瑞原選手がツモアガリ、4000オールでトップを追走。
(瑞原選手が安めながら、高打点をきめた)
【東2局1本場】
親の瑞原選手が中盤に先制リーチにいく。
これをスッとツモアガリ。裏2枚で瑞原選手が8000オールの荒波を引き起こす。
(今度は瑞原選手が倍満でしかも親!これは他の選手はたまらない)
【東3局4本場】
流局を2局はさんで親流れの東3局4本場。
親の勝又選手が中盤に先制リーチを打つ。そこに瀬戸熊選手が追っかけリーチにいく。
この勝負は瀬戸熊選手が放銃、勝又選手が7700のアガリで親の連荘。
(瀬戸熊選手が勝負にいったが、ここは勝又選手に軍配)
【東3局6本場】
流局して親の連荘となる東3局6本場。
親の勝又選手がひとつ鳴いてから中盤にテンパイ。
これをスッとツモアガリ、勝又選手が1300オールでトップに迫っていく。
(勝又選手がホンイツ気配で他の選手に警戒させてからのアガリ)
【東3局7本場】
勝又選手がひとつ鳴いてから先制テンパイ。
そこにセガサミーフェニックスに和久津晶選手がテンパイしてダマテンで狙う。
すぐに瑞原選手が放銃、和久津選手が満貫のアガリで失点を回復。
(和久津選手が早い3面まちに甘えず、ダマテンで確実にアガリきった)
【東4局】
4選手ともテンパイが入らず、我慢の展開。
それぞれがキー牌をおさえたまま、全員ノーテンで流局。親が流れて南場へ。
第1試合 南場
南場は、トップ争いと3着争いが接戦に。
瑞原選手がアガれば、勝又選手も負けずにアガリ返します。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | フェニ | パイレ | 風林火 | 雷電 |
- | 選手名 | 和久津 晶 | 瑞原 明奈 | 勝又 健志 | 瀬戸熊 直樹 |
- | 持ち点 | 9600 | 44800 | 46000 | ▲400 |
南1-1 | ツモ 本場 | ▲4000 ▲100 | ▲2000 ▲100 | ▲2000 ▲100 | 8000 300 |
南2 | ツモ 供託 リーチ | ▲4000 | 12000 1000 ▲1000 | ▲4000 | ▲4000 |
南2-1 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲8000 ▲300 | 8000 300 1000 ▲1000 | ||
南3 | ロン 供託 リーチ | 8000 1000 ▲1000 | ▲8000 | ||
南4 | ロン | 8000 | ▲8000 | ||
終了 | 持ち点 | 9200 | 46700 | 40200 | 3900 |
【南1局】
勝又選手が6巡目に先制テンパイ、ダマテンで変化をまつ。
そこに中盤、瀬戸熊選手がテンパイ追いつく、こちらはダマテンで静かに狙う。
さらに瑞原選手がテンパイ、ダマテン様子を伺う。
この勝負は瀬戸熊選手がツモアガリ、2000・4000で3着浮上。
(3人ダマテンの勝負をリーチにいきたい瀬戸熊選手が控えて、制した)
【南2局】
親の瑞原選手が終盤に先制リーチ。そこに勝又選手がテンパイしてダマテン。
結果は瑞原選手がツモアガリ、4000オールでトップ獲得へ前進。
(ここは瑞原選手がアガリをきめてトップ逆転)
【南2局1本場】
和久津選手が3つ鳴いて先制テンパイ。そこに中盤、勝又選手がリーチを打つ。
結果は和久津選手が放銃、勝又選手が満貫のアガリでトップを追走。
(勝又選手もゆずらず、トップの瑞原選手まで至近に迫る)
【南3局】
和久津選手が中盤に先手をとってリーチ。
まっすぐ押した勝又選手が放銃、和久津選手が満貫のアガリでオーラスへ。
(勝又選手、ここはトップ狙いで攻め100%の押し)
【南4局】
ラス目の和久津選手が中盤に3着逆転のテンパイ。
この手に余力がある瑞原選手が放銃、和久津選手が満貫のアガリで3着逆転。
そしてこのアガリで試合に決着、瑞原選手がトップ獲得をきめる。
(和久津選手と瑞原選手の利害が一致。こういう戦術も大切)
第1試合 結果
第1試合は、満貫以上のアガリが7回も飛び出す超乱打戦。
親の倍満をきめた瑞原選手が試合を制してトップを獲得しています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | ユーネクスト パイレーツ | 瑞原明奈 | +66.7 | ▲111.7 |
2着 | EX風林火山 | 勝又健志 | +20.2 | +359.9 |
3着 | セガサミー フェニックス | 和久津晶 | ▲30.8 | ▲304.0 |
4着 | チーム雷電 | 瀬戸熊直樹 | ▲56.1 | ▲125.8 |
第2試合 東場
東場は、ユーネクストパイレーツの小林剛選手が満貫2回で先行。
しかしチーム雷電の黒沢咲選手、EX風林火山の二階堂亜樹選手も反撃します。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | 雷電 | 風林火 | パイレ | フェニ |
- | 選手名 | 黒沢 咲 | 二階堂 亜樹 | 小林 剛 | 茅森 早香 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ツモ 供託 リーチ | 3000 1000 | ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 ▲1000 |
東1-1 | ツモ 本場 | ▲4000 ▲100 | ▲2000 ▲100 | 8000 300 | ▲2000 ▲100 |
東2 | 流局 リーチ | ▲1000 | 3000 ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 |
東2-1 | ロン 本場 供託 リーチ | 8000 300 1000 ▲1000 | ▲8000 ▲300 | ||
東3 | ロン 供託 リーチ | 5200 1000 ▲1000 | ▲5200 | ||
東4 | ロン | 8000 | ▲8000 | ||
南入 | 持ち点 | 29100 | 31900 | 27400 | 11600 |
【東1局】
セガサミーフェニックスの茅森早香選手が中盤に先制リーチ。
そこにチーム雷電で黒沢咲選手がテンパイしてダマテンで様子見。
すぐに黒沢選手がツモアガリ、1000オールでリーチをかわして連荘。
(黒沢選手が高打点を狙いつつ、慎重にリーチをかわした)
【東1局1本場】
ユーネクストパイレーツの小林剛選手が序盤にふたつ鳴いてテンパイ。
終盤に、EX風林火山の二階堂亜樹選手が鳴いて形式テンパイをとる。
結果は小林選手がツモアガリ、2000・4000でまずは一歩リード。
(小林選手らしいしかけ、そして打点も十分)
【東2局1本場】
流局をはさんで、親の連荘の東2局1本場。
小林選手が中盤に先制リーチにいく。
このリーチに勝負手の茅森選手が放銃、小林選手が裏2枚で満貫のアガリ。
(小林選手、裏ドラ2枚で打点4倍の効率がいいアガリ)
【東3局】
黒沢選手が6巡目に先手をとってリーチ。
結果は小林選手がリーチ宣言牌で放銃、黒沢選手がトップ直撃の5200のアガリ。
(黒沢選手、いい感じにアガリやすいリーチになって、好結果に)
【東4局】
小林選手がふたつ鳴いて5巡目に先制テンパイ。
そこに亜樹選手がテンパイ追いつく、ダマテンで静かに狙う。
この勝負は小林選手が放銃、亜樹選手が満貫のアガリでトップで南場へ。
(亜樹選手、ダマテンにすることで小林選手の放銃を引き出した!)
第2試合 南場
南場は、黒沢選手が親の満貫をきめてトップにたつ。
しかし、他の選手も反撃をみせて、混戦模様で終盤戦に入ります。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | 雷電 | 風林火 | パイレ | フェニ |
- | 選手名 | 黒沢 咲 | 二階堂 亜樹 | 小林 剛 | 茅森 早香 |
- | 持ち点 | 29100 | 31900 | 27400 | 11600 |
南1 | 流局 リーチ | 3000 ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 |
南1-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | 12000 300 2000 ▲1000 | ▲4000 ▲100 | ▲4000 ▲100 | ▲4000 ▲100 |
南1-2 | 流局 リーチ | ▲1500 | 1500 ▲1000 | ▲1500 | 1500 |
南2-3 | 流局 リーチ | ▲3000 | 1000 | 1000 | 1000 ▲1000 |
南2-4 | ロン 本場 供託 | 2000 1200 2000 | |||
南2-5 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲2000 ▲500 | ▲4000 ▲500 | ▲2000 ▲500 | 8000 1500 1000 ▲1000 |
南3 | ツモ 供託 リーチ | ▲2000 | ▲2000 | 6000 1000 | ▲2000 ▲1000 |
南3-1 | 流局 リーチ | 1500 | 1500 ▲1000 | ▲1500 | ▲1500 |
南4-2 | ロン 本場 供託 リーチ | 3900 600 2000 | ▲3900 ▲600 ▲1000 | ||
終了 | 持ち点 | 43400 | 21000 | 21600 | 14000 |
【南1局】
親の黒沢選手が中盤に先制リーチでプレッシャーをかける。
他の選手は守りを固める。結果はアガリが出ず流局で親の連荘。
【南1局1本場】
親の黒沢選手が中盤に先手をとってリーチ。
この手を終盤になってツモアガリ、4000オールでリードを広げて連荘。
(黒沢選手らしい、高打点のアガリで2着目とのリードを広げた)
【南2局3本場】
流局の親流れをはさんで南2局3本場。
小林選手がひとつ鳴いて終盤にテンパイ。そこに茅森選手がリーチを打つ。
さらに最後に親の亜樹選手にテンパイが入る。
アガリは出ずに流局、3人テンパイで親の連荘に。
(茅森選手、カンチャンまち4枚ヤマのうち、2枚が王牌か・・)
【南2局4本場】
親の亜樹選手がひとつポンしてから、序盤で先制のテンパイ。
すぐに小林選手が放銃、亜樹選手が2000のアガリで供託を回収。
(亜樹選手が白鳥選手のような、供託回収の早アガリ)
【南2局5本場】
茅森選手が中盤に先制リーチ。そこに亜樹選手がひとつ鳴いてテンパイ。
この勝負は茅森選手に軍配、2000・4000のツモアガリで3着浮上。
(茅森選手、今度は1枚ヤマをツモアガれた)
【南3局】
親の小林選手が中盤に鳴いて先制テンパイ。そこに亜樹選手がリーチを打つ。
すぐに小林選手がツモアガリ、2000オールでラス目脱出、親の連荘。
(小林選手、赤ドラのツモアガリで点数倍は嬉しい)
【南3局1本場】
トップ目の黒沢選手が中盤にテンパイ、ダマテンで変化をみる。
そこに終盤、亜樹選手がリーチを打つ。
結果はアガリが出ず流局、ふたりテンパイで親が流れてオーラスへ。
(小林選手、この親で鳴けず入らずのノーテンは厳しい)
【南4局】
2着目の亜樹選手が終盤に逆転を狙ってリーチを打つ。
そこに黒沢選手が白をポンしてテンパイ追いつく。
結果は亜樹選手が放銃、黒沢選手が3900のアガリでトップをきめる。
(黒沢選手のアガリトップ状況で役牌いち鳴きスルーがらしさ満載だった)
第2試合 結果
第2試合は、高打点狙いのスタイルを貫いて黒沢選手がトップを獲得。
小林選手がオーラスの横移動の結果、2着にすべりこんでいます。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | チーム雷電 | 黒沢咲 | +63.4 | ▲62.4 |
2着 | ユーネクスト パイレーツ | 小林剛 | +1.6 | ▲110.1 |
3着 | EX風林火山 | 二階堂亜樹 | ▲19.0 | +340.9 |
4着 | セガサミー フェニックス | 茅森早香 | ▲46.0 | ▲350.0 |
Mリーグ成績 52日目(1月5日)
今回の試合後のチーム成績です。
順位 | チーム名 | チームpt | 前回比 | 試合数 |
---|---|---|---|---|
1位 | EX風林火山 | +340.9 | +1.2 | 52 |
2位 | 渋谷アベマズ | +270.7 | - | 52 |
3位 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | +75.3 | - | 52 |
4位 | カドカワ サクラナイツ | +9.6 | - | 52 |
5位 | チーム雷電 | ▲62.4 | +7.3 | 52 |
6位 | ユーネクスト パイレーツ | ▲110.1 | +68.3 | 52 |
7位 | 赤坂ドリブンズ | ▲174.0 | - | 52 |
8位 | セガサミー フェニックス | ▲350.0 | ▲76.8 | 52 |
本日はユーネクストパイレーツが勝利。
瑞原明奈選手が親の倍満など高打点を連発、乱打戦を制してトップを獲得しました。
次回も熱戦が期待されます。楽しみですね。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。