Mリーグ2020レギュラーシーズンは42日目。
今年も8チームが優勝を目指して、心・技・体を競います。
前回はチーム雷電が勝利。
黒沢咲選手が高打点を連発して半荘最高得点でトップを獲得しました。
それでは、今回の結果です。
Mリーグ結果 42日目(12月15日)
Mリーグ2020レギュラーシーズン、今回の対戦は次の4チームです。
チーム名 | チームpt | 順位 |
---|---|---|
EX風林火山 | +314.7 | 1位 |
渋谷アベマズ | +240.4 | 2位 |
赤坂ドリブンズ | +25.6 | 4位 |
セガサミーフェニックス | ▲376.1 | 8位 |
そして実況・解説はこちらのおふたり。
実況の日吉辰哉プロからは「俺は人間をやめるぞ!」の絶叫(実況)が飛び出します。
実況 : 日吉辰哉
解説 : 渋川難波
(青字は”カドカワサクラナイツ推し”の私の感想です)
第1試合 東場
東場は、EX風林火山の勝又健志選手がアガリを重ねる。
5局すべてアガリで決着、テンポよく局が進みます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | ドリブ | アベマ | 風林火 | フェニ |
- | 選手名 | 丸山 奏子 | 白鳥 翔 | 勝又 健志 | 和久津 晶 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ツモ 供託 リーチ | 6000 1000 | ▲2000 | ▲2000 | ▲2000 ▲1000 |
東1-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲2000 ▲100 | ▲1000 ▲100 | 4000 300 1000 ▲1000 | ▲1000 ▲100 |
東2 | ロン | ▲8000 | 8000 | ||
東3 | ツモ | ▲1000 | ▲1000 | ▲2000 | 4000 |
東4 | ツモ | ▲3000 | ▲3000 | 12000 | ▲6000 |
南入 | 持ち点 | 25900 | 9900 | 45300 | 18900 |
【東1局】赤坂ドリブンズの丸山奏子選手がひとつ鳴いてテンパイ。
そこにセガサミーフェニックスの和久津晶選手がドラ切りリーチを敢行。
この勝負は丸山選手に軍配、2000オールのアガリで幸先よいスタート。
(丸山選手のあとヅケ、和久津選手のドラ切りリーチ、ともに積極的)
【東1局1本場】EX風林火山の勝又健志選手が6巡目にテンパイ、ダマテン様子見。
そこから勝又選手が中盤にリーチにいく。丸山選手が3つ鳴いて満貫テンパイ。
この勝負は勝又選手がツモアガリ、1000・2000で親のチャンス手をかわす。
(勝又選手、役なしのダマテンからリーチのタイミングがぴったりだった)
【東2局】勝又選手が3巡目に満貫テンパイ、ダマテンで確実に狙う。
この手に渋谷アベマズの白鳥翔選手が放銃、勝又選手がしっかり満貫をきめる。
(これは勝又選手の配牌とツモが効きすぎ、白鳥選手の放銃やむなし)
【東3局】白鳥選手が終盤にひとつ鳴いて先制テンパイ。
そこに和久津選手がひとつチーしてテンパイ追いつく。
結果は和久津選手がツモアガリ、1000・2000で親番をむかえる。
(和久津選手が我慢して追いついてアガリきった)
【東4局】丸山選手が7巡目に先手をとってテンパイ、ダマテンで狙っていく。
そこに勝又選手がテンパイ追いつく、こちらもダマテンで静かに狙う。
すぐに勝又選手がツモアガリ、高め三色の3000・6000でリードを広げていく。
(安めなら3900か5200だからラス牌ツモで跳満は大きすぎる)
第1試合 南場
南場は、大きなアガリがでないじりじりした展開。
東場でリードを広げた勝又選手が有利に試合をすすめます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | ドリブ | アベマ | 風林火 | フェニ |
- | 選手名 | 丸山 奏子 | 白鳥 翔 | 勝又 健志 | 和久津 晶 |
- | 持ち点 | 25900 | 9900 | 45300 | 18900 |
南1 | 流局 | 1500 | 1500 | ▲1500 | ▲1500 |
南1-1 | ロン 本場 | ▲1000 ▲300 | 1000 300 | ||
南2 | ロン | ▲3900 | 3900 | ||
南3 | 流局 リーチ | ▲1500 | 1500 ▲1000 | ▲1500 | 1500 |
南4-1 | ロン 本場 供託 | 8000 300 1000 | ▲8000 ▲300 | ||
終了 | 持ち点 | 20700 | 21200 | 42300 | 15800 |
【南1局】親の丸山選手がふたつ鳴いて満貫のテンパイ。
終盤に白鳥選手がチーして形式テンパイ。そのままふたりテンパイで流局に。
(親の見た目満貫に対して、白鳥選手がうまくテンパイとりきった)
【南1局1本場】勝又選手が先手をとって満貫テンパイ、これを静かにダマテン。
そこに和久津選手がひとつポンしてテンパイをいれる。
結果は丸山選手が放銃、和久津選手が1000のアガリで勝又選手をかわす。
(和久津選手が冷静にかわして、勝又選手の独走を防いだ)
【南2局】和久津選手がひとつ鳴いて先制テンパイ。
すぐに丸山選手が放銃、和久津選手が3900のアガリで微差の2着に浮上。
(和久津選手、白鳥選手のチャンス手をつぶす、お値段以上のアガリ)
【南3局】和久津選手が中盤にメンホンの先制テンパイ、ダマテンで変化をみる。
そこにラス目の白鳥選手がリーチを打つ。さらに丸山選手が跳満テンパイ。
結果はアガリは出ず、ふたりテンパイの流局で親流れ。
(和久津選手の鬼ツッパリ、丸山選手の放銃回避と見ごたえある一局!)
【南4局】白鳥選手がふたつ鳴いて先制テンパイ。
勝負にいった和久津選手が放銃、白鳥選手が満貫のアガリで逆転2着。
そして勝又選手がトップ獲得をきめる。
(和久津選手は上を見る必要があるだけに、放銃覚悟の勝負はやむなし)
第1試合 結果
第1試合は、東場で高打点を2回きめた勝又選手が逃げ切りをきめる。
オーラスに逆転のアガリをきめた白鳥選手が2着にはいっています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | EX風林火山 | 勝又健志 | +62.3 | +377.0 |
2着 | 渋谷アベマズ | 白鳥翔 | +1.2 | +241.6 |
3着 | 赤坂ドリブンズ | 丸山奏子 | ▲19.3 | +6.3 |
4着 | セガサミー フェニックス | 和久津晶 | ▲44.2 | ▲420.3 |
第2試合 東場
東場は、中打点のアガリで局が進んでいく展開。
全員が2万点台の持ち点で南場へとむかいます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | フェニ | 風林火 | ドリブ | アベマ |
- | 選手名 | 茅森 早香 | 勝又 健志 | 鈴木 たろう | 日向 藍子 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ロン 供託 リーチ | ▲5200 | 5200 1000 ▲1000 | ||
東2 | ロン 供託 リーチ | 2600 1000 ▲1000 | ▲2600 | ||
東3 | ツモ 供託 リーチ | 5200 2000 ▲1000 | ▲1300 ▲1000 | ▲2600 | ▲1300 |
東4 | ロン | ▲1000 | 1000 | ||
南入 | 持ち点 | 27600 | 20100 | 23400 | 28900 |
【東1局】渋谷アベマズの日向選手が5巡目の先制リーチ。
このリーチにセガサミーフェニックスの茅森早香選手が一発で放銃。
日向選手が5200のアガリで好スタートをきる。
(茅森早香、早いリーチに端牌ワンチャンスは放銃やむなし)
【東2局】茅森選手が3巡目に先制のリーチ。
このリーチにEX風林火山の勝又健志選手がまっすぐ押して放銃。
茅森選手が2600のアガリで失点を取り返す。
(勝又選手、親だし早いリーチで現物少ないしで、まっすぐ勝負いった)
【東3局】勝又選手が先制リーチ。同巡、茅森選手が追っかけリーチを打つ。
この勝負は茅森選手に軍配、1300・2600のツモアガリ。
(茅森選手、連続アガリでペースをつかむか)
【東4局】親の日向選手が3つ鳴いて先制テンパイ。
そこにたろう選手がふたつ鳴いてテンパイ追いつく。
結果は茅森選手がリーチ宣言牌で放銃、たろう選手が1000のアガリでかわす。
(たろう選手がホンイツからかわし手に路線変更、この先につながるか)
第2試合 南場
南場は、東場に続いてアガリが多く出る展開に。
その中で茅森選手が一発長打を放って見せ場をつくります。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | フェニ | 風林火 | ドリブ | アベマ |
- | 選手名 | 茅森 早香 | 勝又 健志 | 鈴木 たろう | 日向 藍子 |
- | 持ち点 | 27600 | 20100 | 23400 | 28900 |
南1 | ロン 供託 リーチ | 8000 1000 ▲1000 | ▲8000 | ||
南2 | ロン | 5800 | ▲5800 | ||
南2-1 | 流局 | ▲3000 | 1000 | 1000 | 1000 |
南2-2 | ロン 本場 供託 リーチ | 8000 600 2000 ▲1000 | ▲1000 | ▲8000 ▲600 | |
南3 | ロン | ▲2900 | 2900 | ||
南3-1 | ロン 本場 | 16000 300 | ▲16000 ▲300 | ||
南4 | ツモ | ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 | 3000 |
南4-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲2000 ▲100 | ▲2000 ▲100 | ▲2000 ▲100 | 6000 300 1000 ▲1000 |
南4-2 | ロン 本場 | 2000 600 | ▲2000 ▲600 | ||
終了 | 持ち点 | 47100 | 28200 | 7900 | 16800 |
【南1局】中盤に勝又選手が先手をとってリーチを打つ。
チャンス手の日向選手が勝負して一発で放銃、勝又選手が満貫のアガリ。
(日向選手、タンピンでドラもある手だから、これは押したくなる)
【南2局】中盤に親の勝又選手がテンパイ、ダマテンで変化をまつ。
そこに茅森選手選手がひとつ鳴いてテンパイをいれる。
結果は日向選手が放銃、勝又選手が5800のアガリで親の連荘。
(ここは勝又選手が丁寧にアガリを拾った形)
【南2局2本場】3人テンパイの流局をはさんで2本場。
親の勝又選手が終盤に先制のリーチ。そこに茅森選手が追っかけリーチにいく。
この勝負は日向選手がリーチ宣言牌で放銃、茅森選手が満貫のアガリをきめる。
(茅森選手、ひょうひょうと微差のトップ目にたった)
【南3局】茅森選手が中盤にチーしてテンパイ。
そこに親のたろう選手がポンしてテンパイ追いつく。
この勝負は茅森選手が放銃、たろう選手が2900のアガリで親の連荘。
(たろう選手、ここは連荘で次のチャンスを待つ一手)
【南3局1本場】茅森選手が中盤にメンチンのテンパイ、ダマテンで気配を消す。
すぐにたろう選手が放銃、茅森選手が見た目も派手な10翻の倍満をきめる。
(茅森選手、テンパイまでほぼ筒子しか引かなかった)
【南4局】親の日向選手がふたつ鳴いて先制テンパイ。
これをスッとツモアガリ、日向選手が1000オールで3着浮上かつ連荘。
(日向選手が粘りを見せる)
【南4局1本場】親の茅森選手がはやいはやい2巡目リーチ。
ほどなく日向選手がツモアガリ、2000オールで4着とのリードを広げる。
(日向選手、これは一本道。ラスが遠のく嬉しいアガリ)
【南4局2本場】トップ目の茅森選手が先制テンパイ。ダマテンでトップをねらう。
この手に勝又選手が放銃、茅森選手が2000のアガリ。
自らのアガリで試合に決着、茅森選手がトップ獲得をきめる。
(茅森選手が選択を間違えずにアガリきった)
第2試合 結果
第2試合は、アガリ合いを制して茅森選手がトップを獲得。
終盤にメンチンの倍満をきめて、一気に形勢を有利にしました。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | セガサミー フェニックス | 茅森早香 | +67.1 | ▲353.2 |
2着 | EX風林火山 | 勝又健志 | +8.2 | +385.2 |
3着 | 渋谷アベマズ | 日向藍子 | ▲23.2 | +218.4 |
4着 | 赤坂ドリブンズ | 鈴木たろう | ▲52.1 | ▲45.8 |
Mリーグ成績 42日目(12月15日)
今回の試合後のチーム成績です。
順位 | チーム名 | チームpt | 前回比 | 試合数 |
---|---|---|---|---|
1位 | EX風林火山 | +385.2 | +70.5 | 42 |
2位 | 渋谷アベマズ | +218.4 | ▲22.0 | 42 |
3位 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | +132.9 | - | 42 |
4位 | 赤坂ドリブンズ | ▲45.8 | ▲71.4 | 42 |
5位 | チーム雷電 | ▲48.9 | - | 42 |
6位 | ユーネクスト パイレーツ | ▲106.1 | - | 42 |
7位 | カドカワ サクラナイツ | ▲182.5 | - | 42 |
8位 | セガサミー フェニックス | ▲353.2 | +22.9 | 42 |
本日はEX風林火山が勝利。
勝又健志選手が前半に高打点で先行、後半は盤石の試合運びでトップを獲得しました。
次回も熱戦が期待されます。楽しみですね。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。