麻雀プロの松本吉弘プロは20代の若さでメジャータイトルを獲得した、若きトッププロのひとり。
その印象や実績などをお伝えします。
麻雀のメジャータイトルを20代で獲得することは難しいと言われる中、25歳で「發王位」のタイトルを獲得。
さらに所属する自団体の日本プロ麻雀協会リーグ戦では最高峰のA1リーグに昇級、「雀王」のタイトル挑戦を狙います。
麻雀プロリーグ「Mリーグ」では渋谷アベマスに所属。
2019年のシーズンでは序盤から苦戦が続きましたが、後半戦では本来の調子を取り戻しつつあります。
実力もルックスも一流の若きヒーロー。メディア出演も多数の麻雀プロです。
松本プロの印象は
容姿
松本プロの見た目は180cm超えのずば抜けた長身と細すぎない体格、大勢の人に混ざっても目立つ容姿です。
精悍さや鋭さを感じさせる面立ちで、その容姿から「卓上のヒットマン」のキャッチフレーズで呼ばれてます。
20代でタイトル獲得の実績、目立つ容姿と人気になる条件が揃いすぎています。
イベントなどではハードボイルドな表情を見せることもあります。
しかしそれも視聴者に楽しんでもらうため、常にファンのことを第一に考えてのいる裏返しです。
麻雀の対局をはなれると、笑顔が素敵な好男子。人の注目を集める華があります。
対局中には腕にパワーストーンのブレスレットをしていることがあり、摸打の際にチラ見えすることがあります。
このブレスレットについて、松本プロのツイッターに以下のツイートが。ゲンをかつぐ性格のようです。
ずっと愛用していた勝負事に強いと言われたタイガーアイの数珠が引きちぎれてボロボロに!かなしい!
長年愛用してたものが次々と…
メガネは随時新しいの仕入れよう
若い・かっこいい・身長高い。とにかく目立って、注目を集める容姿です。
雀風
松本プロの雀風は状況に合わせてメンゼンも鳴きも使うバランス型。
その場その場の状況判断でメンゼンとポンやチーの鳴きをベストバランスで使い分けます。
その雀風をわかりやすく示しているのが、松本プロの著書のタイトル。
その名も「初代Mリーガー松本のベストバランス麻雀」です。
攻めと守りの比重もベストバランス。状況と効率を考えてクレバーな選択をします。
麻雀は経験の比重が大きいと言われる競技、そして男性トッププロの中でダントツの若さ。
しかし経験の差を感じさせない、トッププロ同士でも互角に渡り合う強さを持ってます。
自団体のリーグ戦では昇級を重ねて、ついに最高峰のA1リーグに昇級。
そして自団体のリーグ戦では年間成績でトータルマイナスがないという記録の持ち主。 (2020年2月時点)
好不調の波が起こりやすい麻雀で、プラスの成績を保ち続けるのは実力の裏付けがあればこそです。
麻雀のトッププロを招待して行うRTDリーグ2018では、ただひとり20代の出場者に抜擢。
大きな結果こそ残せませんでしたが、最後に底力を見せて残留をきめてます。
松本プロの「俺はまだ、この場所(RTD)で麻雀を打っていたい」という言葉がとても印象的です。
魅力
若さと強さを兼備するのが魅力の希少なトッププロ。
さらに180cm超えの長身と注目を集めるルックス。才色兼備で華も持ち合わせてます。
麻雀プロとしてエンターテイナーとして、今後どれだけ成長するのか、まだまだ底が見えません。
「次世代の旗手」といっても過言ではなく、20代の男性麻雀プロの中でも中心となりそうな存在感があります。
麻雀以外のメディア出演も多数の多井隆晴プロは、松本プロを「麻雀界の宝」と言ってます。
松本プロ自身、麻雀界を発展させて麻雀を普及する役割を自覚していることが、コメントなどから伺えます。
それゆえ、対局の結果が振るわないと責任を感じている様子も感じられることも。
そのような姿を見ると、ますます応援したくなります。
麻雀の実力や見た目の華やかさから一転、対局時のコメントは謙虚で控えめな内容が多く、そのギャップがまた魅力です。
松本プロは麻雀プロになることについて長い間、父親から理解を得られないでいました。
そのことで悩んでいた様子が「熱闘!Mリーグ」の放送や、著書で紹介されてます。
しかし麻雀プロとして実績を重ねることで本気の意思を見せ、ついには麻雀プロになることを父親に認められるまでになりました。
感動的で素敵なエピソードです。
麻雀の対局中、勝負どころで気持ちが表情に出たり、打牌が強くなったりすることもあります。
対局中のカッコいい表情、解説時やイベント時の優しい表情など、どの表情も魅力的。
それらの表情の中でもイチオシは対局中に深く考える表情。麻雀に没頭する姿が一番魅力的に感じます。
解説者
松本プロは解説もベストバランス。
麻雀の解説から冗談を交えたエピソードまで、多彩な解説を見せてくれます。
タイトル獲得後から解説者としての登場が徐々に増え、いまでは定番の解説者のひとりに。
解説者としての登場が増えるのに伴って、解説力にも磨きがかかってます。
対局中の状況分析、出場者の思考の理解は十分で、わかりやすく解説してくれます。
解説者としての登場が少なかった頃は「初々しい解説が見られるのは今だけ」と感じていました。
いまでは正にそのとおりになり、解説者と経験を重ねて実力派となってます。
解説の内容ももちろんですが、声も美声で聞いていて心地よく、松本プロの解説はおすすめです。
松本吉弘プロの実績は
獲得タイトル
- 第25期發王位
経験が結果に影響しやすいトッププロの麻雀で、20代では異例となるビッグタイトル獲得。
松本プロに大きな注目が集まりました。
この發王位のタイトル獲得が松本プロをスポットライトが当たる檜舞台へと引き上げました。
RTD抜擢、麻雀プロリーグ「Mリーグ」のドラフト指名と、次々と大きなステージへ駆け上がってます。
Mリーグを始めとして、今後の活躍に期待です。
Mリーグ
松本プロは渋谷アベマスから第3巡指名を受けて、Mリーガーとして活躍中。
Mリーグ2019レギュラーシーズンでは中盤までは苦しい展開が続き、個人成績も低調が続く。
試合では勝負どころのめくり合いで一歩及ばないシーンが多くありました。
しかしシーズン終盤戦には復調の兆しをみせ、個人成績も挽回しつつあります。
Mリーグ2019の渋谷アベマスは、昨シーズンのチームメイトに加えて、女流プロの日向藍子選手が加入。
渋谷アベマスの松本吉弘プロ、多井隆晴プロ、白鳥翔プロ、日向藍子プロを見ると、エンターテイナーが集合したチームだと感じます。
渋谷アベマスは「麻雀ラブ!」の合言葉もチームの雰囲気によく合ってます。
そして松本プロの今後の活躍にも期待がかかります。
シーズン | 所属チーム | チーム成績 | 個人成績 |
2018 | 渋谷アベマス | 3位 | 22.1pt(10位/21人) |
2019 | 渋谷アベマス | - | - |
RTDトーナメント
RTD初出場の松本プロ、RTD2018はBLACK DIVISION6位。
リーグ戦の序盤では東場に先行して南場に追い抜かれる展開が多く、トッププロの戦いの洗礼を受ける形に。
リーグ戦の終盤では残留争いになるも底力を見せて残留をきめ、RTDトーナメント出場権を獲得しました。
松本プロはRTDトーナメントでは予選グループCに出場。
佐々木寿人プロ、鈴木たろうプロ、藤崎智プロの強豪が集うグループでの対戦。
3回戦まで厳しい展開の中、最後の4回戦でトップ獲得してクォーターファイナルBへの進出をきめました。
クォーターファイナルBは2半荘でトップのみセミファイナル勝ち抜けの厳しい条件。
2戦目のオーラスまで4人全員に勝ち抜け条件がある接戦でした。
最後は及ばず、クォーターファイナルで敗退となりました。
トップ条件の対局の激しい戦いぶりが印象的でした。
さいごに
トッププロの強さ。強いのに若い。若いのに謙虚。圧倒的な実力とルックス。まだまだ底が見えません。
松本プロは20代麻雀プロの中でも筆頭格。
将来の麻雀界を背負って立つ柱となりえる、大きな可能性を秘めてます。
今後の活躍や、タイトル獲得に期待がふくらみます。
そして麻雀の普及活動にも大きな期待がかかります。
松本プロ自身、その役目を自覚している姿を見ると、ますます応援したくなります。
これからどのような活動を見せてくれるのか、期待を込めて応援したい麻雀プロです。
おまけ
松本プロの容姿は女性向け大人気のゲーム「刀剣乱舞」に登場する明石国行にちょっと似ています。
女性向けゲームのキャラに似ているのは、やはり見た目もカッコいい、ということですね。
麻雀のことをさらに知っていただくことができれば幸いです。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。