2019秋アニメもいよいよ大詰めの時期。「警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課-トクナナ-」は今クールのアニメで特に楽しみにしてきたひとつです。
「警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課-トクナナ-」はストーリー・キャラクターとも秀逸、そして回を追うごと明らかになる謎が面白さを引き立てます。
2019秋アニメの中でもおすすめのアニメのひとつ。
今回はその第10話から第12話の感想をまとめました。
ここから先はネタバレも含まれるので、大丈夫な人は進んでください。
それではどうぞ!
警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課 10話感想
ストーリーもいよいよ佳境。二条さんと三潴ルカの兄弟対面シーンの続きから。
この兄弟関係はどうなるのか?と興味津津です。
二条さんが銃で打たれ負傷しつつも、三潴ルカに「兄さん」としての記憶の断片を呼び起こして撃退に成功。
「もしかして兄さん元に戻るかも?」と少し期待が生まれます。兄弟関係は復活するのか?
そして話はがらりと変わって、ウォーロックの裁判へ。
突然、話が変わったので「??」となって「あれれ?話を1話分飛ばしたっけ?」と第9話を見直してしまいました。
そして本物のウォーロックと七月が対決する中で、七月が持つ不思議な力の正体が明らかに。
9年前のエアポートテロ事件の時、ウォーロックに継承されるはずの「ドラゴンの力」がドサクサ紛れで七月に継承されたのでした。
これで序盤からの謎のひとつだった、七月の不思議な力の理由がわかってスッキリしました。
また三潴ルカがウォーロックの下にいる経緯もわかり、トクナナ序盤からの謎がだいぶ明らかになって、モヤモヤがかなり晴れました。
警察内でもトクナナ微妙な距離感だった公安がここにきてトクナナと明確に対立することに。
公安がトクナナメンバーを捕らえようとする理由は次回の楽しみのひとつです。
最後に二条さんが三潴ルカと再度対決、今度は銃を向けての打ち合いに。
二条さん、行動が直線的すぎない?と思ってしまいます。
この兄弟関係の結末も含め、どのような結末になるのか、残りの話が楽しみです。
警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課 11話感想
第11話も二条さんと三潴ルカの兄弟対面でスタート。
二条さんが三潴ルカに銃を突きつけ、銃声が鳴り響く。しかしその銃声は空砲。
この兄弟対決は二条さんの熱意と説得が勝利。
そして三潴ルカがウォーロックの呪縛から解き放たれ、正気と記憶を取り戻す。
三潴ルカの記憶が元に戻ってよかったよかった。
見ていて少しあっさりと戻った感じだったので、もう少し話の深堀りがあっても良かったかもという印象もあります。
一方で最終決戦に臨もうとする七月と一ノ瀬さんはふたりで屋上でたそがれモード。
それぞれが自分の信念を再確認。ちょっとラブラブな感じにも受け取れるシーンです。
ここでの一ノ瀬さんの「俺は七月清司という人間を信じている」というセリフはトクナナでも名シーンになりそう。津田健次郎さんの声にしびれます。
ウォーロックと零衛門が向かい合うシーンも見せ場のひとつ。
零衛門が実はドラゴンでした、というのは明かされると、なるほど納得。
ショッピングモール事件で七月に不思議な力を与えたりと、何かと謎が多かった零衛門が「ドラゴンでした」は理由として十分な説得力です。
ドラゴンの力を持ちつつ、力より他のものに価値を見出す零衛門、かっこいいですね。こういう大人にあこがれます。
零衛門とは逆に「力が全て」とばかりに自由奔放なウォーロック。
ふたりの対比が零衛門の個性をさらに引き立てます。
そしていよいよトクナナメンバーが零衛門の応援に到着。
七月が零衛門のもとに着いて、いよいよウォーロックとの殴り合い最終決戦に。
おそらくハッピーエンドは前提ですが、どのように決着の仕方をするのか。最終話が楽しみです。
それと今回特徴的だったのが、トクナナでは事件へ出動のときに零衛門が言う「トクナナ、出動だ」の決めセリフ。
今回はこれを一ノ瀬さんが言うのが新鮮でした。
お決まりの定番シーンは見ていて気持ちいいし、それにちょっと変化がつくのもまたいいですね。
警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課 12話感想
いよいよ最終話の最終決戦、ウォーロックとドラゴンに七月とトクナナメンバーが立ち向かいます。
ここで一ノ瀬さんと二条さんのコンビが復活。
ドラゴン退治に電話で画策を巡らせて、ドラゴンを公園に誘い出すことに。
そしてドラゴンをビルの屋上から公園に移動させるために七月がとった方法が極めて雑。
ウォーロックに「ぶつかり」「抱えて」「飛び降りる」。七月らしいといえば七月らしい。(笑)
移動先の公園には正気と記憶が戻った三潴ルカが登場。
トクナナメンバーも追いついて、役者が全員勢揃い。さすが最終話、魅せてくれます。
七月とメンバー全員でウォーロックとドラゴンに総攻撃、そして歌い出すOLDCODEX。クライマックスが盛り上がります。
ついにドラゴンは倒され、ウォーロックは逮捕されることに。
三潴ルカが立ち直ったことを二条さんが「心が壊れても人は立ち上がることができる」と言うのが名言ですね。
そして話は後日談へ。
七月がエアポートテロ事件で三潴ルカに伝えたかった「助けてくれてありがとうございました。」も9年越しで直接伝えることができて、最終話でフラグを回収。
一ノ瀬さんと三潴ルカの元コンビも少しの時間ながら再会して言葉をかわしてファンもひと安心。
このふたりの話でもご飯がたくさん食べれそうです。
話の最後はいつもの平穏な日常風景から、事件発生の定番パターン。
零衛門の「トクナナ、出動だ」の言葉とともにメンバーが出動するシーンで締めくくり。
サンクのセリフで、ウォーロックとナインが壊滅しても「まだお仕事あるんですね」の言葉に続きがあるかも?とちょっと期待がふくらみます。
三潴ルカは黒真珠の手引きで海外へ。
新しい自分の名前に数字の7をつけて「俺はこの数字があればどこでも生きていけるんだ」とつぶやくのも再登場が見てみたいです。
2020年3月のイベントで何か発表がないかな?と期待。
なお今回のサブタイトルの数字は「12」ではなく「ゼロからナナへ」でゼロでした。
七月に渡ったドラゴンの力のその後も気になるところです。
警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課を見るには
地上波の放送日のスケジュールは以下のとおりです。
また以下の主な配信サイトでも地上波より視聴可能です。
配信時期は地上波より1週間後ろにずれますが、dアニメストアは地上波と同日に配信となっています。
地上波を見逃した場合でも配信サイトで見ることができるのがうれしいですね。
さいごに
「警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課-トクナナ-」の第10話~12話の感想でした。
1話から気になっていた謎がいろいろと明らかになって、スッキリしたところがよかったです。
三潴ルカの記憶が戻るシーンはもう少し時間をかけて説明してもよかったかな、と。
せっかくの個性あるキャラクターや世界観があるので、1クールで終わるのはもったいない、というのが正直なところ。続編を待っていたい作品です。
トクナナ全体をとおして感じたのはそれぞれのキャラクターの話を掘り下げるとさらに面白くなりそう、ということ。
ストーリーもキャラクターの背景もかけ足で進んだ印象なので、じっくりと話を進めると面白いところがたくさんありそうです。
とはいえアニメ制作は人もお金もかかるので、それを考えると「このトクナナが最高だった」と思います。
たくさん楽しませてもらいました!
アニメ好きの人に楽しんでもらえれば幸いです。
最後まで見ていただき、ありがとうございました。
「警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課-トクナナ-」の1話~9話の感想はこちらから。
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