麻雀の符計算はむずかしいと感じることはありますか。そのような場合はだいたいの符計算を覚えることから入る方法がおすすめです。
簡単に覚えられるところから始めて、練習や実戦を通して覚える範囲を少しずつ広げていくことで、無理せず符計算を覚えていくことができます。
麻雀の符計算を覚えたい人におすすめの記事となっています。
麻雀の符計算はなぜ難しいか
麻雀の符計算が難しい理由は、覚えることがたくさんあるような感じがして、複雑に思えるからです。
また麻雀の符計算は難しいとよく言われるので、必要以上に難しく考えてしまっている場合もあります。
最初は符計算をシンプルに覚えることから始めることがおすすめです。少しずつ段階をふんで覚えていくことが符計算の覚え方のコツのひとつです。
最初はよく使う符計算だけ覚える
初心者におすすめの符計算の覚え方は、まずよく使う符計算だけを覚えることです。
よく使う符計算の結果は30符と40符です。そして30符と40符の見分け方は、次の4つパターンに分けられます。
麻雀のアガリで符計算の多くは上にあげたの4つのパターンの30符と40符です。
この4つのパターンに当てはまらないものもありますが、まずは覚えやすくよく使う符計算から覚えます。「門前ロンなら大抵は40符、それ以外は大抵は30符」と覚えておくとよいです。そしてこの4つのパターンの例外になる手役がふたつあります。それがピンフとチートイツです。
次はピンフとチートイツの符計算を覚える
よく使う符計算の4つのパターンの例外になる手役がピンフ(平和)とチートイツ(七対子)です。ピンフとチートイツは符計算が決まっているのでそのまま覚えてしまうのがわかりやすいです。
チートイツはツモでもロンでも必ず25符です。4翻以下の場合はツモのほうが点数が倍になるのでお得です。
ここまでの「よく使う符計算の結果4つのパターン」と「ピンフとチートイツの符計算」を覚えることで、麻雀の符計算のうち多くのケースの符計算をフォローすることができます。
最後に正式な符計算を覚える
「よく使う符計算の結果4つのパターン」と「ピンフとチートイツの符計算」を覚えたら、最後に正式な符計算を覚えます。
符計算は次の4つの要素で決まります。
- 基本点
- 手牌のメンツの種類
- 待ちの種類
- ツモかロンか
基本点
麻雀のアガリには基本点として必ず20符がつきます。ただし門前ロンは基本点が30符になります。以下のとおりです。
アガリの種類 | 基本点 |
門前ツモ | 20符 |
門前ロン | 30符 |
鳴いてツモ | 20符 |
鳴いてロン | 20符 |
麻雀の点数計算表に20符未満がないのは基本点が20符以上つくからです。
手牌のメンツの種類
手牌のメンツの符計算はメンツの種類によって変わります。以下のとおりです。
種類 | 数牌の2~8 | 1・9・字牌 |
雀頭 | 0符 | 0符(役牌は2符) |
明刻(ポン) | 2符 | 4符 |
暗刻 | 4符 | 8符 |
明槓 | 8符 | 16符 |
暗槓 | 16符 | 32符 |
「1・9・字牌」は「数牌の2~8」の2倍の符計算と覚えるとよいです。なお順子はすべて0符です。
待ちの種類
待ちの種類によっても符計算が変わります。以下のとおりです。
待ちの種類 | 符計算 |
リャンメン待ち | 0符 |
カンチャン待ち | 2符 |
ペンチャン待ち | 2符 |
シャンポン待ち | 0符 |
単騎待ち | 2符 |
待ちの種類が複合する場合はアガった待ちの種類で符計算をします。
手牌が「6667」で待ちが「5・7・8」というような5・8のリャンメン待ちと7の単騎待ちというような、変則待ちの場合は「5・8」でアガったらリャンメン待ちの0符で計算、「7」でアガったら単騎待ちの2符で計算します。
「5678」で待ちが「5・8」のノベタン待ちは、待ちとしてはふたつあるのでリャンメン待ちに見えますが、5でも8でも単騎待ちの2符で計算します。
手牌が「34456」の場合は通常「2・5」のリャンメン待ちの0符と考えます。しかし手牌を「345」と「46」で「5」のカンチャン待ちと考え、2符とすることもできます。
ただしピンフの場合はかならずリャンメン待ちが条件なので、2符とすることはできません。
待ちの種類が複合する場合は「アガリ点数が一番高くなる」ように符計算をします。
ツモかロンか
ツモかロンかで符計算が変わります。ツモは2符、ロンは0符です。これは基本点とは別に加えられます。
ツモorロン | 符計算 |
ツモ | 2符 |
ロン | 0符 |
ただし以下のふたつの手役はツモの2符が加えられない「例外」となっています。
順子のみで構成されて必ずリャンメン待ちのピンフは「符がない」役であるため、ツモの2符が加えられないルールになっています。そのためピンフの符計算は必ず基本点のみで、ピンフツモは20符、ピンフロンは30符です。
雀頭が役牌の場合にピンフにならないのは「役牌の雀頭に2符がつくから」という覚え方ができます。
チートイツはツモ・ロンとも符計算のルールに関係なく25符で、ツモの2符が加えられないルールになっています。
符の計算式
符の計算式は以下のとおりです。
この符の計算式と手役の飜数によって点数計算が決まります。
点数計算についてはこちら。
おすすめの符計算の覚え方
おすすめの符計算の覚え方はやはり実戦がおすすめです。麻雀を楽しみながら符計算を覚えていくことができます。方法は2つあります。
ひとつはひとり用の麻雀ゲームや麻雀アプリで麻雀を楽しみながら覚える方法です。
符計算を自動的に行ってくれるので、自分や相手がアガったときの符計算を自然と見るのでよく見かける符計算を覚えやすいです。またひとりできるので練習しやすいです。
もうひとつの方法は符計算がわかる人と卓を囲んで麻雀をすることです。予め符計算に不慣れなことを伝えておけばアガったときに教えてくれることが大半です。
麻雀は4人揃わないとできないゲームなので、麻雀ができる人は多くいた方が嬉しいし、楽しいから丁寧に教えてくれる人が多いです。
符計算を覚えるのは楽しみながら覚えることがおすすすめです。
まとめ
さいごにポイントをまとめます。
最初から完璧に覚えようとせずに、わかりやすいところから少しずつ覚えていくことがおすすめです。
また実際にアプリや人と麻雀をして楽しみながら覚えていくほうが身につきやすいです。符計算を覚えて麻雀を楽しむ人が増えれば嬉しく思います。
麻雀の符計算を覚えたい人の参考になれば幸いです。最後まで見ていただき、ありがとうございました。