縁起がよいといわれる日、いわゆる吉日には大安や寅の日など、たくさんあります。
それらの吉日の中で、最上の吉日ともいわれるのが「天赦日」。
天赦日の読み方は「てんしゃにち」または「てんしゃび」です。
2022年の天赦日は合計で6回、1月・3月・6月・8月・10月・11月にあります。
そこで「天赦日はいつなのか?」「天赦日にするとよいとされること」などをお伝えします。
仕事の開業、結婚、財布の購入をはじめ、いろいろな予定を考えるときのご参考にどうぞ。
そして開運やよい結果へとつながる、きっかけになれば幸いです。
天赦日とはどんな日?
縁起がよい吉日といわれる「天赦日」とはどんな日なのか。
Wikipedia(ウィキペディア)によると次のように説明されてます。
てんしゃにち、てんしゃび。暦には「天しや」と書かれ、選日にも書かれる。この日は、百神が天に昇り、天が万物の罪を赦(ゆる)す日とされ、最上の大吉日である。
出典:Wikipedia
また開運を占う専門家が集う、1973年に発足して創立48年の歴史がある日本占術協会。
その日本占星術協会が出版する「九星開運暦 令和4年(2022年)版」には次のように説明されてます。
字の如く、天が許すから何を行ってもよく、暦のうちの大吉日です。ことに結婚や開業などのスタート、発明や研究の発表に最適です。
出典:九星開運暦 令和4年(2022年)版 日本占術協会編
いずれの説明でも天赦日は大吉日と説明されており、トップクラスの吉日との解釈がされてます。
2022年の天赦日カレンダー
天赦日がいつになるのかは「季節」と「日の干支」によって決まります。(詳細は後述)
2022年(令和4年)の天赦日は合計6回。
そのうち、天赦日と一粒万倍日が重なる日が1月、3月、6月の合計3回あります。
2022年(令和4年)の天赦日は次のとおりです。
2022年(令和4年)の天赦日
- 1月11日(火) 一粒万倍日
- 3月26日(土) 一粒万倍日
- 6月10日(金) 一粒万倍日
- 8月23日(火)
- 10月22日(土)
- 11月7日(月)
※1月11日、3月26日、6月10日は天赦日と一粒万倍日が重なる
天赦日はざっくりというと、およそ2か月に1回ペースで1年間で5~6回あることが多いです。
天赦日は「季節」と「日の干支」で決まるので多い年、少ない年とばらつきがあります。
天赦日がどのように決まるのかは、後ほど説明します。
天赦日にするといいこと
天赦日にするとよいとされることはいろいろあります。
特に入籍、開業、財布の新調や研究の発表など、物事のスタートによいとされてます。
天赦日にするとよいとされることは次のとおりです。
天赦日にするとよいとされること
- 入籍・結納・結婚
- 開店・開業・仕事初め
- 財布の新調
- 発明や研究の発表
- その他、何事にもよい大吉日
とくによいといわれているのは結婚、仕事始め、引っ越しなどの契約に関すること
また、開店・開業などのビジネス、お財布や宝くじといったお金に関することなど
恋愛・仕事・金運にかかわることがあげられてます。
天赦日はこれら以外のことでもよいとされており、引用にもあるとおり
「天が万物の罪を赦(ゆる)す」
「天が許すから何を行ってもよい」
とされる、何事にもよい大吉日といわれてます。
しかし、注意することもあります。
天赦日が何事にもよいとはいえ、法律や道徳に反することがいけないのは普段と同じです。
他人から奪ったり、人の体や心を傷つけることなど、悪いことはゆるされません。
天赦日は1年で5、6回、およそ2か月に一度のペースでやってきます。
たまにしかやってこない、貴重なチャンスなので大切にしたいところです。
次に天赦日の有意義な使い方の例をあげてみます。
天赦日の有意義な使い方
天赦日の有意義な使い方は人によってさまざまですが、ここでは例として3つあげてみます。
天赦日の有意義な使い方の例は次のとおりです。
天赦日の有意義な使い方の例
- やる予定があることを天赦日にやる
- 先延ばしにしてたことを天赦日にやる
- 何となく気になることを天赦日にやる
では、それぞれの例について説明します。
やる予定があることを天赦日にやる
自分で予定を決められることを天赦日にやるのが、天赦日の有意義な使い方のひとつ。
開業などの仕事始め、結婚・入籍、引っ越し、旅行など。
自分で予定を決められることを、天赦日に合わせます。
また高額なものを天赦日に購入して、効果バツグンで長持ちして使えることを願うのもいいでしょう。
そして天赦日のご利益を得て、よい結果につながることを期待します。
先延ばしにしていたことを天赦日にやる
先延ばしにしていることを天赦日にやるのが、天赦日の有意義な使い方のひとつ。
いつかやろうと思ってることなら、せっかくなので天赦日にやってしまいます。
天赦日は次のチャンスまで平均2か月くらいあるので、自分を追い込むのにちょうどいいタイミング。
いまやっておかないと「次は2か月後になってしまいますよ」と。
自分の背中を押すために天赦日を活用するのも、おすすめの使い方のひとつです。
何となく気になることを天赦日にやる
気が向いたことを天赦日にやるのが、天赦日の有意義な使い方のひとつ。
神社を参拝する、レジャーや旅行に行く、新しいことを始めてみるなど。
天赦日を理由や口実にして、気になる何かをやってみるのもいいのではないでしょうか。
天赦日が「何事にもよい大吉日」と意識することで、いい気分で行動ができそうです。
天赦日はどのように決まるのか
天赦日が何月何日なのかは、「季節」と「日の干支」で決まります。
「季節」は1年365日を4つの季節にわけるので、およそ90日の4つの季節にわかれます。
「日の干支」は5つの五行と12の干支をかけ合わせて、60日周期のパターンをつくります。
その60日周期のうち、ある1日が天赦日になりますが、どの1日かは季節ごとにかわります。
天赦日を決める「季節」と「日の干支」は、詳しくは次のとおりです。
季節 | 日の干支 | 天赦日 |
---|---|---|
立春から立夏の前日まで (2月4日頃~5月4日頃) | 戊寅の日 (つちのえとら) | 3月26日 |
立夏から立秋の前日まで (5月5日頃~8月6日頃) | 甲午の日 (きのえうま) | 6月10日 |
立秋から立冬の前日まで (8月7日頃~11月6日頃) | 戊申の日 (つちのえさる) | 8月23日 10月22日 |
立冬から立春の前日まで (11月7日頃~2月3日頃) | 甲子の日 (きのえね) | 11月7日 1月11日 |
季節ごとのおよそ90日間に、60日に1回の天赦日があり、季節ごとには1~2日の天赦日があります。
4つの季節をあわせた1年間で、天赦日は5~6回あることが多いです。
2022年(令和4年)の天赦日は、上の表のとおりの6回になります。
天赦日と一粒万倍日どっちがいい?
「天赦日と一粒万倍日どっちがいい?」と聞かれた場合のおすすめは。
どちらかひとつを選べるならば、おすすめなのは天赦日のほうです。
「天が万物の罪を赦(ゆる)す日とされ、最上の大吉日である」
「天が許すから何を行ってもよく、暦のうちの大吉日」
これらの説明のとおり、吉日の中でも「最上」「大吉日」といわれているのがその理由です。
ただしチャンスはおよそ2か月に1回なので、次の天赦日まで1か月以上待つこともあります。
一方で、一粒万倍日は主に「ものを増やす」ことにご利益があるといわれる吉日です。
一粒万倍日はチャンスが多く、平均するとおよそ6日に1回のペースであります。
1週間ほど待てばやってくるので、予定を合わせやすいのが一粒万倍日のいいところです。
「天赦日と一粒万倍日、どっちも選びたい!」という人にも、チャンスはあります。
2022年は天赦日と一粒万倍日が重なるチャンスが3回。
1月11日(火)と3月26日(土)と6月10日(金)が、天赦日と一粒万倍日が重なる日です。
この天赦日と一粒万倍日が重なる激レア日をぜひチェックして、活用してみてください。
さいごに
縁起がよい吉日といわれる「天赦日」についての紹介でした。
2022年の6回の天赦日のうち、一粒万倍日と重なる日が3回。
1月11日(火)と3月26日(土)と6月10日(金)はとくにおすすめの吉日です。
また私個人の経験談としては、入籍日を天赦日に合わせました。
2010年10月25日の天赦日に入籍。
それ以来、まずまずの夫婦円満で、事故や大病などのトラブルもなく生活ができてます。
天赦日を活用して開運やよい結果へと、つながるきっかけになれば幸いです。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。