Mリーグ2020レギュラーシーズンは88日目。
今年も8チームが優勝を目指して、心・技・体を競います。
前回はカドカワサクラナイツが勝利。
内川幸太郎選手が取られたら取り返す、たたき合いの麻雀でトップを獲得。
失点が約▲30000点、加点が約+45000点と、出入りが激しい試合を制しました。
それでは、今回の結果です。
Mリーグ結果 88日目(3月9日)
Mリーグ2020レギュラーシーズン、今回の対戦は次の4チームです。
チーム名 | チームpt | 順位 |
---|---|---|
渋谷アベマズ | +548.4 | 1位 |
EX風林火山 | ▲41.3 | 3位 |
赤坂ドリブンズ | ▲87.7 | 4位 |
セガサミーフェニックス | ▲205.0 | 6位 |
そして実況・解説はこちらのおふたり。
テンポのいい軽快な解説の矢島亨プロが今回のスペシャルゲスト解説です。
実況 : 松嶋桃
解説 : 矢島亨
(青字は”カドカワサクラナイツ推し”の私の感想です)
第1試合 東場
東場は、渋谷アベマズの多井隆晴選手が親のアガリで序盤は一歩リード。
そこからは流局と軽いアガリで、持ち点は大きな差がなく南場にむかいます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | 風林火 | アベマ | ドリブ | フェニ |
- | 選手名 | 滝沢 和典 | 多井 隆晴 | 鈴木 たろう | 近藤 誠一 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | 流局 | ▲1000 | 3000 | ▲1000 | ▲1000 |
東2-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲2600 ▲100 | 7800 300 1000 ▲1000 | ▲2600 ▲100 | ▲2600 ▲100 |
東2-2 | 流局 リーチ | ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 | 3000 ▲1000 |
東3-3 | ロン 本場 供託 リーチ | 5200 900 2000 ▲1000 | ▲5200 ▲900 | ||
東4 | 流局 リーチ | ▲1500 | ▲1500 | 1500 | 1500 ▲1000 |
東4-1 | ロン 本場 供託 | 2000 300 1000 | ▲2000 ▲300 | ||
南入 | 持ち点 | 25900 | 30800 | 21800 | 21500 |
- | 選手名 | 滝沢 和典 | 多井 隆晴 | 鈴木 たろう | 近藤 誠一 |
【東1局】
渋谷アベマズの多井隆晴選手が7巡目にポンして満貫テンパイ。
そのままアガリが出ず流局の静かなスタート。多井選手のひとりテンパイで親流れ。
【東2局1本場】
親の多井選手が終盤に先制のリーチを打つ。
そこに赤坂ドリブンズの鈴木たろう選手がひとつ鳴いてテンパイ追いつく。
この勝負は多井選手に軍配、2600オールのツモアガリで先行争いは一歩リード。
(多井選手、きれいなメンタンピンの手を安めながらまずまずのツモアガリ)
【東2局2本場】
たろう選手がひとつポンして中盤にテンパイ。
そこにセガサミーフェニックスの近藤誠一選手がリーチを打つ。
結果はアガリが出ず流局、たろう選手がオリて、近藤選手のひとりテンパイで親流れ。
【東3局3本場】
EX風林火山の滝沢和典選手が6巡目に先手をとってリーチ。
そこに多井選手がテンパイして一発で放銃、滝沢選手が積極的なリーチで5200のアガリ。
(多井選手、テンパイしただけに、早いリーチへの放銃はやむなし)
【東4局】
親の近藤選手が中盤に先制リーチでプレッシャーをかける。
そこに終盤、滝沢選手がテンパイ追いつく、守りを意識してダマテンに。
さらにたろう選手もテンパイ、こちらもダマテンにとる。
そのままアガリが出ず流局、滝沢選手がオリて、ふたりテンパイで親の連荘。
(この試合ですでに3回目の流局、重たい展開が続く)
【東4局1本場】
多井選手が中盤にチーしてテンパイ。
すぐに近藤選手が放銃、多井選手が2000のアガリで親を流して南場へ。
(多井選手、純チャンの片アガリを積極的にチーしてのアガリ。チーム首位の有利を生かす)
第1試合 南場
南場は、多井選手が親の2600オールでじわりとリードを広げていく。
その後は軽いアガリで局が消化していき、終盤戦に入ります。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | 風林火 | アベマ | ドリブ | フェニ |
- | 選手名 | 滝沢 和典 | 多井 隆晴 | 鈴木 たろう | 近藤 誠一 |
- | 持ち点 | 25900 | 30800 | 21800 | 21500 |
南1 | 流局 | ▲1500 | 1500 | 1500 | ▲1500 |
南2-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲2600 ▲100 | 7800 300 1000 ▲1000 | ▲2600 ▲100 | ▲2600 ▲100 |
南2-2 | 流局 リーチ | ▲3000 | 1000 | 1000 ▲1000 | 1000 |
南2-3 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲1300 ▲300 | ▲2600 ▲300 | 5200 900 2000 ▲1000 | ▲1300 ▲300 |
南3 | ツモ 供託 リーチ | ▲700 | 2700 1000 ▲1000 | ▲1300 | ▲700 |
南4 | ロン 供託 リーチ | 2000 1000 | ▲2000 ▲1000 | ||
終了 | 持ち点 | 16400 | 44200 | 26400 | 13000 |
- | 選手名 | 滝沢 和典 | 多井 隆晴 | 鈴木 たろう | 近藤 誠一 |
【南1局】
たろう選手が終盤にポンしてテンパイ一番のり。そこに多井選手がチーしてテンパイ追いつく。
結果はアガリが出ず流局、ふたりテンパイで親流れ。
(終盤にはいってようやくふたりにテンパイが入る重たい展開)
【南2局1本場】
多井選手が6巡目にテンパイ、役なしをダマテンで手役変化をみる。
そこから中盤、多井選手が手がわりしてリーチを打つ。
ほどなくこの手をツモアガリ、多井選手が裏1枚の2600オールでリードを広げる。
(多井選手、ここでのアガリと裏1枚で少しずつ有利を広げていく)
【南2局2本場】
たろう選手が中盤に先制リーチを打つ。そこに終盤、多井選手がテンパイ、役なしをダマテンに。
さらにひとつ鳴いた近藤選手が形式テンパイをいれる。
そのままアガリが出ず流局、3人テンパイで親の連荘。
(多井選手、近藤選手が先制リーチに粘ってテンパイ。この粘りがこわい)
【南2局3本場】
たろう選手が6巡目に3面まちの先制リーチを打つ。
この手をスッとツモアガリ、たろう選手が1300・2600で親番をむかえる。
(たろう選手、3面まちの安めをやや物足りなさそうにツモアガリ。でもまだ親番がある)
【南3局】
トップ目の多井選手が6巡目に先手をとってリーチ。
すぐにこの手をツモアガリ、多井選手が700・1300でトップをキープしてオーラスへ。
(多井選手、リーチのみの手を、追っかけリーチがくる前にアガリきれて嬉しい)
【南4局】
多井選手がひとつ鳴いて5巡目にテンパイ。次巡の6巡目にラス目の近藤選手が親リーチを打つ。
この勝負は近藤選手が放銃、多井選手が2000のアガリで試合に終止符を打つ。
多井選手が自らのアガリでトップ獲得をきめる。
(多井選手、親のリーチに無スジを押していって、近藤選手の前にドーンと立ちはだかった)
第1試合 結果
第1試合は、満貫以上の打点がでない低打点がメインの展開に。
その中で親の2600オールを2回アガった多井選手がトップを獲得しています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | 渋谷アベマズ | 多井隆晴 | +64.2 | +612.6 |
2着 | 赤坂ドリブンズ | 鈴木たろう | +6.4 | ▲81.3 |
3着 | EX風林火山 | 滝沢和典 | ▲23.6 | ▲64.9 |
4着 | セガサミー フェニックス | 近藤誠一 | ▲47.0 | ▲252.0 |
第2試合 東場
東場は、赤坂ドリブンズの村上淳選手が跳満ツモで先行争いで前にでる。
そこに渋谷アベマズの多井隆晴選手が親の満貫をきめてかわしていきます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | ドリブ | 風林火 | フェニ | アベマ |
- | 選手名 | 村上 淳 | 勝又 健志 | 茅森 早香 | 多井 隆晴 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ツモ | ▲2000 | 4000 | ▲1000 | ▲1000 |
東2 | ツモ | ▲2000 | ▲4000 | ▲2000 | 8000 |
東3 | ツモ 供託 リーチ | 12000 1000 | ▲3000 | ▲6000 ▲1000 | ▲3000 |
東4 | ロン | ▲12000 | 12000 | ||
東4-1 | ロン 本場 | 3900 300 | ▲3900 ▲300 | ||
南入 | 持ち点 | 34000 | 26200 | ▲1200 | 41000 |
- | 選手名 | 村上 淳 | 勝又 健志 | 茅森 早香 | 多井 隆晴 |
【東1局】
EX風林火山の勝又健志選手が中盤にふたつポンして先制テンパイ。
この手をすぐにツモアガリ、勝又選手が1000・2000で先制点をあげる。
(勝又選手、早いしかけから先手をとって、まずは加点で優位を組み立てていく)
【東2局】
渋谷アベマズの多井隆晴選手がふたつ鳴いて中盤に満貫テンパイ。
そこに終盤、勝又選手がチーして形式テンパイをいれる。
結果は多井選手がパシッとツモアガリ、2000・4000で順調にトップにたつ。
(多井選手、カンチャンまちの手で嬉しい満貫ツモアガリ。これは手応えありそう)
【東3局】
多井選手が中盤に先制テンパイ、ピンフのみをダマテンで様子見。
そこに次巡、セガサミーフェニックスの茅森早香選手が親リーチを打つ。
さらに赤坂ドリブンズの村上淳選手がひとつ鳴いてから高め跳満のテンパイ追いつく。
この勝負は村上選手に軍配、3000・6000のツモアガリで大きく加点。
(村上選手、この跳満は嬉しいアガリ。セミファイナル進出にかなり安心感がでた印象)
【東4局】
親の多井選手が7巡目にポンしてホンイツのテンパイ。
他の選手が受けにまわる中、終盤に茅森選手が押していって放銃。
多井選手が満貫のアガリで大きな加点をして親の連荘。
(チーム8位の茅森選手、この放銃は激痛。しかしまだ南場の親番も、次の試合もある)
【東4局1本場】
勝又選手がふたつ鳴いて中盤にテンパイ。
この手に茅森選手が放銃、勝又選手が3900のアガリで南場へ。
(勝又選手、状況をコントロールしにいく、早いしかけからのアガリ)
第2試合 南場
南場は、軽い打点のアガリで局の消化が進んでいく。
東場でリードを築いた多井選手と村上選手が有利に試合を進めていきます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | ドリブ | 風林火 | フェニ | アベマ |
- | 選手名 | 村上 淳 | 勝又 健志 | 茅森 早香 | 多井 隆晴 |
- | 持ち点 | 34000 | 26200 | ▲1200 | 41000 |
南1 | ツモ | 3000 | ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 |
南1-1 | ツモ 本場 | ▲2000 ▲100 | 4000 300 | ▲1000 ▲100 | ▲1000 ▲100 |
南2 | ロン 供託 リーチ | 5200 1000 ▲1000 | ▲5200 | ||
南3 | ツモ | ▲500 | ▲500 | ▲1000 | 2000 |
南4 | ツモ | 4000 | ▲1000 | ▲1000 | ▲2000 |
終了 | 持ち点 | 38400 | 28000 | ▲100 | 33700 |
- | 選手名 | 村上 淳 | 勝又 健志 | 茅森 早香 | 多井 隆晴 |
【南1局】
親の村上選手がひとつ鳴いてから中盤にテンパイ。
すぐにこの手をツモアガリ、村上選手が1000オールで親の連荘。
(茅森選手の勝負手、勝又選手のテンパイ間近の国士無双をかわす、地味に効くアガリ)
【南1局2本場】
勝又選手が中盤にふたつ鳴いて先制テンパイ。
この手をスッとツモアガリ、勝又選手が1000・2000で親番をむかえる。
(勝又選手、この試合は鳴きしかけで先手をとって、攻めをつないでいく)
【南2局】
茅森選手が7巡目に先手をとってリーチを打つ。そこに終盤、多井選手がポンしてテンパイ。
結果は押していった多井選手が放銃、茅森選手が5200のアガリで反撃ののろしを上げる。
(茅森選手、勝負どころのこの試合でようやく初アガリ。親番でチャンスをつかみたい)
【南3局】
多井選手がふたつ鳴いて7巡目にテンパイ、ラス目の茅森選手の親を落としにかかる。
そこに終盤、村上選手がテンパイ、ダマテンでひっそりと狙っていく。
さらに親の茅森選手がポンしてテンパイ追いつく。そして勝又選手もテンパイで全員テンパイに。
このぶつかり合いは多井選手に軍配、500・1000で微差のトップ逆転してオーラスへ。
(茅森選手、後手からよくテンパイ追いついたが、あと1牌が届かず厳しい展開)
【南4局】
2着目の村上選手が中盤にチーしてトップ逆転のテンパイ。
そこにトップ目の多井選手がポンしてテンパイ追いつく。
この勝負は村上選手が勝利、1000・2000のツモアガリでトップ逆転に成功。
村上選手がさいごにアガリをきめて、トップ獲得をきめる。
(村上選手、トップ獲得でチームセミファイナル進出も青信号が灯ったか)
第2試合 結果
第2試合は、オーラスに逆転のアガリをきめた村上選手がトップを獲得。
このトップ獲得で赤坂ドリブンズはセミファイナル進出をかなり手中にしました。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | 赤坂ドリブンズ | 村上淳 | +58.4 | ▲22.9 |
2着 | 渋谷アベマズ | 多井隆晴 | +13.7 | +626.3 |
3着 | EX風林火山 | 勝又健志 | ▲12.0 | ▲76.9 |
4着 | セガサミー フェニックス | 茅森早香 | ▲60.1 | ▲312.1 |
Mリーグ成績 88日目(3月9日)
今回の試合後のチーム成績です。
順位 | チーム名 | チームpt | 前回比 | 試合数 |
---|---|---|---|---|
1位 | 渋谷アベマズ | +626.3 | +77.9 | 88 |
2位 | カドカワ サクラナイツ | +457.9 | - | 88 |
3位 | 赤坂ドリブンズ | ▲22.9 | +64.8 | 88 |
4位 | EX風林火山 | ▲76.9 | ▲35.6 | 88 |
5位 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | ▲166.1 | - | 88 |
6位 | チーム雷電 | ▲225.1 | - | 88 |
7位 | ユーネクスト パイレーツ | ▲281.1 | - | 88 |
8位 | セガサミー フェニックス | ▲312.1 | ▲107.1 | 88 |
本日は渋谷アベマズが勝利。
多井隆晴選手が満貫が出ない試合で、親のアガリをものにしてトップを獲得しました。
次回も熱戦が期待されます。楽しみですね。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。