Mリーグ2020レギュラーシーズンは12日目。
今年も8チームが優勝を目指して、心・技・体を競います。
前回はユーネクストパイレーツが勝利。
朝倉選手が抜群の形式テンパイ獲得から、アガリを重ねてトップを勝ち取りました。
それではMリーグ12日目の結果です。
Mリーグ結果 12日目(10月23日)
Mリーグ12日目の結果です。実況・解説は次のとおり。
日本プロ麻雀協会の渋川難波プロが解説。
Mリーグの外からみて、それぞれの選手がどのように見えるのか。その解説に期待です。
実況 : 日吉辰哉
解説 : 渋川難波
(青字は”カドカワサクラナイツ推し”の私の感想です)
第1試合 東場
東場は、赤坂ドリブンズの丸山選手がチャンスをものにしてリードを広げる。
丸山選手の大胆な攻めに注目が集まります。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | 雷電 | ドリブ | アベマ | サクラ |
- | 選手名 | 黒沢 咲 | 丸山 奏子 | 多井 隆晴 | 沢崎 誠 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | 流局 リーチ | 1500 ▲1000 | 1500 | ▲1500 | ▲1500 |
東1-1 | 流局 リーチ | 1000 | 1000 ▲1000 | ▲3000 | 1000 |
東1-2 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲4000 ▲200 | 8000 600 3000 ▲1000 | ▲2000 ▲200 | ▲2000 ▲200 |
東2 | 流局 リーチ | ▲1000 | ▲1000 | 3000 ▲1000 | ▲1000 |
東3-1 | ロン 本場 供託 リーチ | 3900 300 3000 ▲1000 | ▲3900 ▲300 ▲1000 | ||
東3-2 | 流局 リーチ | ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 | 3000 ▲1000 |
東4-3 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲3000 ▲300 | 12000 900 2000 ▲1000 | ▲3000 ▲300 | ▲6000 ▲300 |
南入 | 持ち点 | 17000 | 49000 | 22200 | 11800 |
東1局、チーム雷電の黒沢選手が愚形まちながらリーチを打つ。
一方、赤坂ドリブンズの丸山選手が鳴いて形式テンパイ。
そのまま流局、黒沢選手は親の連荘に成功。
東1局1本場、丸山選手が2巡目リーチ。
親の黒沢選手が役牌を鳴いてホンイツをテンパイ、危険牌を切っていく。
アガリは出ずに流局に。沢崎選手も終盤テンパイ。
(沢崎選手、リーチと親によく押してテンパイとったな~)
東1局2本場、親の黒沢選手が先手をとってテンパイ。まちが悪いのでダマテンに。
そこへ丸山選手がリーチを打つ。これを一発でツモアガリ。
満貫をきめて丸山選手がスタートダッシュです。
(丸山選手、2枚切れのカンチャンでも場況よしで即リーチは、腕が振れてるな)
東3局1本場、先手はカドカワサクラナイツの沢崎選手、リーチを打つ。
そこへ親の多井選手が追っかけリーチ。
沢崎選手が当たり牌をつかんで放銃に。多井選手は3900のアガリで連荘です。
(めくり合いで1枚vs4枚では、沢崎選手が負けてもしかたないか・・・)
東3局2本場、またも先手は沢崎選手、先制リーチ。
親の多井選手も危険牌を押していくがテンパイできず。
そのまま沢崎選手のひとりテンパイで流局。この試合はやくも4回目の流局。
(沢崎選手のアガリ牌が2枚も王牌の中か・・・)
東4局、丸山選手が4巡目でイーペーコードラ3のカンチャンまちを力強くリーチ。
ダマテンの満貫をリーチで、ざわつく解説&実況席。
これをツモって3000・6000に仕上げる。丸山選手がさらにリードを広げます。
(沢崎選手が跳満の親かぶり、痛いなー)
第1試合 南場
南場は、丸山選手を他の3選手が追いかける。
相手の勝負手をつぶし合い、先行する丸山選手には有利な展開に。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | 雷電 | ドリブ | アベマ | サクラ |
- | 選手名 | 黒沢 咲 | 丸山 奏子 | 多井 隆晴 | 沢崎 誠 |
- | 持ち点 | 17000 | 49000 | 22200 | 11800 |
南1 | ツモ | 12000 | ▲4000 | ▲4000 | ▲4000 |
南1-1 | ロン 本場 | 2000 300 | ▲2000 ▲300 | ||
南2 | ロン 供託 リーチ | 2600 2000 ▲1000 | ▲2600 ▲1000 | ||
南3 | ロン 供託 リーチ | ▲8000 | 8000 1000 ▲1000 | ||
南4 | 流局 リーチ | 1500 | ▲1500 | ▲1500 | 1500 ▲1000 |
南4-1 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲5800 ▲300 ▲1000 | 5800 300 1000 | ||
南4-2 | ロン 本場 | 1300 600 | ▲1300 ▲600 | ||
終了 | 持ち点 | 28000 | 43500 | 8300 | 20200 |
南1局、親の黒沢選手が鳴きをスルーしまくり、満貫のテンパイに仕上げる。
これをダマテンでツモアガリ。4000オールで2着に浮上します。
(さすがの黒沢選手も、親の満貫で先手ならダマテンか)
南1局1本場、丸山選手がドラをポンして満貫テンパイ。
多井選手が鳴いてテンパイ、さらに沢崎選手もテンパイしてダマテン。
3選手の勝負は多井選手に軍配、2000のアガリで相手のチャンスをつぶします。
南2局、多井選手がチャンス手で先制リーチ。さらに丸山選手もテンパイいれる。
さらにさらに黒沢選手が追っかけリーチ。そして丸山選手はオリる。
沢崎選手はチャンス手の一向聴から我慢の撤退を選択。
結果は黒沢選手に軍配。2600のアガリながら、多井選手のチャンス手をつぶす。
(沢崎選手が押したい手をしっかり我慢。4人全員の押し引きが絶妙のバランスだった)
南3局、沢崎選手が3巡目で満貫のリーチを打つ。
そのリーチに、一発で黒沢選手がど真ん中の五筒を勝負。ざわざわする解説&実況。
結果は黒沢選手の放銃。沢崎選手は満貫のアガリでオーラスの親に望みをつなぎます。
(沢崎選手、やった!それにしても、この試合は捨て牌1段目で満貫リーチ多いな!)
南4局、ラス目で親の沢崎選手が先制リーチ。他3選手にプレッシャーをかける。
まちはドラのペン七筒ながら、他の3選手にプレッシャーをかける。
しかしアガリは出ず。終盤に黒沢選手がテンパイいれて、ふたりテンパイの流局に。
(沢崎選手、またアガリ牌が2枚王牌か、厳しい!)
南4局1本場、先手をとったのは沢崎選手、ひとつ鳴いて5800のテンパイが入る。
そこへ多井選手が2着浮上を目指してリーチを打つ。
この勝負は多井選手があたり牌をつかむ。沢崎選手が5800のアガリをきめる。
(よし沢崎選手、まずはラス脱出。今度はアガリ牌がヤマにあってホッとした)
南4局2本場、黒沢選手がタンヤオをテンパイ。これをダマテンで静かに狙う。
そこから丸山選手、沢崎選手とテンパイをいれる。ここが天王山の争いか。
アガリをきめたのは黒沢選手、これで2着を確保。トップは丸山選手が獲得しています。
(沢崎選手さいごは残念だったけど、苦しい展開で2万点台の3着はやっぱ強い)
第1試合 結果
第1試合は、丸山選手がチャンスをものにして、守りもしっかりでトップを獲得。
親で鳴きをスルーしまくりから4000オールをきめた、黒沢選手が2着になってます。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | 赤坂ドリブンズ | 丸山奏子 | +63.5 | +136.4 |
2着 | チーム雷電 | 黒沢咲 | +8.0 | ▲94.0 |
3着 | カドカワ サクラナイツ | 沢崎誠 | ▲19.8 | +75.7 |
4着 | 渋谷アベマズ | 多井隆晴 | ▲51.7 | +0.6 |
第2試合 東場
東場は、テンパイがぶつかるも小さいアガリで進む展開。
東場が終わってみれば持ち点は横一線で、南場からヨーイドンです。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | アベマ | 雷電 | サクラ | ドリブ |
- | 選手名 | 白鳥 翔 | 萩原 聖人 | 岡田 紗佳 | 鈴木 たろう |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ロン 供託 リーチ | 3900 2000 ▲1000 | ▲3900 ▲1000 | ||
東2 | 流局 リーチ | ▲1000 | ▲1000 | 3000 ▲1000 | ▲1000 |
東3-1 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲1000 ▲300 ▲1000 | 1000 300 2000 | ||
東4 | ツモ 供託 リーチ | ▲1300 | ▲1300 | ▲1300 | 3900 1000 ▲1000 |
東4-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | 4000 300 2000 ▲1000 | ▲1000 ▲100 ▲1000 | ▲1000 ▲100 | ▲2000 ▲100 |
南入 | 持ち点 | 25700 | 25500 | 24600 | 24200 |
東1局、赤坂ドリブンズの鈴木たろう選手が先制リーチ。
そこにチーム雷電の萩原選手も追っかけリーチをぶつける。
たろう選手があたり牌をつかみ、萩原選手が3900でのアガリ。
東2局、カドカワサクラナイツの岡田選手にすごい配牌。
第一ツモで、ダブリードラ3両面まち。当然のリーチを打つ。
しかしアガリ牌はどんどん他家に流れていく。結局アガリは出ず、流局に。
(岡田選手、ヤマ5のダブリーがアガれないって・・・せつないね)
東3局1本場、渋谷アベマズの白鳥選手が先手をとってリーチ。
たろう選手がひとつ鳴いてテンパイ。タンヤオのみでかわしにいく。
白鳥選手があたり牌をつかんで放銃、たろう選手が1000のアガリ。供託2本がおいしい。
東4局、親のたろう選手が先制リーチ。
他の選手は手が入らず、場が進行していく。
そうこうしているうちに、たろう選手が1300オールのツモアガリ。
東4局1本場、4選手それぞれ好配牌を手にする。
最初のテンパイはたろう選手、続いて萩原選手、岡田選手とテンパイ。
そして白鳥選手がリーチを打つ。それを受けて萩原選手もリーチ。
結果は白鳥選手がツモアガリ、1000・2000で持ち点が横一線にならびます。
第2試合 南場
南場は、たろう選手のアガリラッシュ。
南1局から南4局まで、アガリで一気に駆け抜けます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | アベマ | 雷電 | サクラ | ドリブ |
- | 選手名 | 白鳥 翔 | 萩原 聖人 | 岡田 紗佳 | 鈴木 たろう |
- | 持ち点 | 25700 | 25500 | 24600 | 24200 |
南1 | 流局 リーチ | 1000 ▲1000 | 1000 | 1000 | ▲3000 |
南1-1 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲8000 ▲300 ▲1000 | 8000 300 3000 ▲1000 | ||
南2 | ツモ | ▲2000 | ▲4000 | ▲2000 | 8000 |
南3 | ツモ | ▲500 | ▲500 | ▲1000 | 2000 |
南4 | ロン | ▲7700 | 7700 | ||
南4-1 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲2600 ▲300 | 2600 300 1000 ▲1000 | ||
終了 | 持ち点 | 20300 | 24900 | 5600 | 49200 |
南1局、岡田選手がテンパイをいれるもまちが悪いのでダマテンに。
その間に親の白鳥選手がリーチを打つ。そして他の選手は受けにまわる。
終盤、萩原選手もテンパイいれて、3人テンパイで流局に。
(岡田選手、親リーチをうけてテンパイ流局なら次に期待できそう)
南1局1本場、たろう選手がカンチャンまちで先制リーチを打つ。
岡田選手もテンパイ、追っかけリーチにいく。
結果は岡田選手があたり牌をつかみ、たろう選手が満貫のアガリでトップに。
(岡田選手、めくり合いの枚数が厳しかったし、親番に期待しよう)
南2局、たろう選手がドラの發をポンして満貫テンパイ。
これをサクッとツモって2000・4000でリードを広げていきます。
(これでたろう選手がかなり有利になったな)
南3局、たろう選手が好配牌からふたつ鳴いて先制テンパイ。
これをツモって500・1000のアガリ。たろう選手が盤石のトップ目でオーラスをむかえます。
(岡田選手の親が流れた、ここからは満貫ツモで2着狙いが現実的か)
南4局、たろう選手がタンヤオ赤ドラのテンパイ。
これを岡田選手からアガって、7700の加点。トップをほぼ確定させて連荘します。
(岡田選手、着アップ狙いでまっすぐ打ったから、放銃もやむなしか)
南4局1本場、萩原選手が先制リーチ。1枚切れの「北」単騎まち。
2着争いの白鳥選手が当たり牌をつかみ、萩原選手が2600のアガリ。
このアガリで萩原選手は2着逆転、そしてたろう選手がトップを獲得しました。
第2試合 結果
第2試合は、南場で一気に突き抜けた、たろう選手がトップを獲得。
2着にはオーラスで逆転に成功した、萩原選手が入っています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | 赤坂ドリブンズ | 鈴木たろう | +69.2 | +205.6 |
2着 | チーム雷電 | 萩原聖人 | +4.9 | ▲89.1 |
3着 | 渋谷アベマズ | 白鳥翔 | ▲19.7 | ▲19.1 |
4着 | カドカワ サクラナイツ | 岡田紗佳 | ▲54.4 | +21.3 |
Mリーグ成績 12日目(10月23日)
Mリーグ12日目、10月23日のチーム成績です。
順位 | チーム名 | チームpt | 前回比 | 試合数 |
---|---|---|---|---|
1位 | 赤坂ドリブンズ | +205.6 | +132.7 | 12 |
2位 | EX風林火山 | +62.7 | - | 12 |
3位 | セガサミー フェニックス | +37.1 | - | 12 |
4位 | カドカワ サクラナイツ | +21.3 | ▲74.2 | 12 |
5位 | 渋谷アベマズ | ▲19.1 | ▲71.4 | 12 |
6位 | ユーネクスト パイレーツ | ▲33.3 | - | 12 |
7位 | チーム雷電 | ▲89.1 | +12.9 | 12 |
8位 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | ▲185.2 | - | 12 |
本日は赤坂ドリブンズの勝利。
丸山選手の大胆なリーチからツモアガリ。
そして、たろう選手のたたみかけるアガリラッシュが印象的でした。
次回も熱戦が期待されます。楽しみですね。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。