Mリーグ2020レギュラーシーズンは76日目。
今年も8チームが優勝を目指して、心・技・体を競います。
前回はチーム雷電が1日2勝を達成して勝利。
萩原聖人選手が打撃戦を力強い麻雀で制してトップを獲得。
瀬戸熊直樹選手は開始直後の親の満貫のひとアガリだけで、逃げ切ってトップを獲得しました。
それでは、今回の結果です。
Mリーグ結果 76日目(2月16日)
Mリーグ2020レギュラーシーズン、今回の対戦は次の4チームです。
チーム名 | チームpt | 順位 |
---|---|---|
渋谷アベマズ | +599.0 | 1位 |
カドカワサクラナイツ | +139.4 | 2位 |
セガサミーフェニックス | ▲189.7 | 6位 |
ユーネクストパイレーツ | ▲303.3 | 8位 |
そして実況・解説はこちらのおふたりです。
実況 : 小林未沙
解説 : 渋川難波
(青字は”カドカワサクラナイツ推し”の私の感想です)
第1試合 東場
東場は、カドカワサクラナイツの沢崎誠選手が満貫がアガって先行する展開。
そこからは軽いアガリで局が進んで南場に入ります。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | サクラ | フェニ | パイレ | アベマ |
- | 選手名 | 沢崎 誠 | 茅森 早香 | 石橋 伸洋 | 日向 藍子 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ロン 供託 リーチ | ▲2000 ▲1000 | 2000 2000 | ▲1000 | |
東2 | ツモ | 8000 | |||
東3 | 流局 リーチ | 1000 | 1000 | 1000 | 3000 ▲1000 |
東4-1 | ロン 本場 供託 | ▲1500 ▲300 | 1500 300 1000 | ||
東4-2 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲2600 ▲600 | 2600 600 1000 ▲1000 | ||
南入 | 持ち点 | 28800 | 18400 | 26000 | 26800 |
- | 選手名 | 沢崎 誠 | 茅森 早香 | 石橋 伸洋 | 日向 藍子 |
【東1局】
渋谷アベマズの日向藍子選手が中盤に先手のリーチを打つ。
そこに終盤、セガサミーフェニックスの茅森早香選手が追っかけリーチにいく。
さらにユーネクストパイレーツの石橋伸洋選手がふたつ鳴いてテンパイ追いつく。
この勝負は茅森選手が放銃、石橋選手が2000のアガリで二軒リーチをかわす。
(石橋選手が後手から無難に追いついてアガリきった。供託2本も嬉しい)
【東2局】
カドカワサクラナイツの沢崎誠選手が中盤に満貫テンパイ、ダマテンで静かに狙う。
これをすぐにツモアガリ、沢崎選手が2000・4000でまずは大きな加点をあげる。
(沢崎選手、前局の他3選手テンパイで無失点から今局の満貫のアガリと良い展開)
【東4局1本場】
流局の親流れをはさんで東4局1本場。
茅森選手がふたつ鳴いて中盤にテンパイ。そこに石橋選手がテンパイしてダマテン。
さらに沢崎選手が3つ鳴いてテンパイ追いつく。日向選手もテンパイしてダマテン。
結果は茅森選手が放銃、日向選手が1500のアガリで親の連荘。
(日向選手、ダマテンでアガリ率を高めて、他の選手をかわしての連荘志向)
【東4局2本場】
茅森選手が中盤に先手をとってリーチ。
勝負にいった沢崎誠が放銃、茅森選手が2600のアガリで南場へむかう。
(沢崎選手、まわし打ちから満貫テンパイが入るは放銃やむなし)
第1試合 南場
南場は、茅森選手が満貫のアガリでトップを追いかける。
終盤戦では石橋選手が親の満貫を2回きめて、優位にたちます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | サクラ | フェニ | パイレ | アベマ |
- | 選手名 | 沢崎 誠 | 茅森 早香 | 石橋 伸洋 | 日向 藍子 |
- | 持ち点 | 28800 | 18400 | 26000 | 26800 |
南1 | ロン 供託 リーチ | 8000 1000 ▲1000 | ▲8000 | ||
南2 | ツモ 供託 リーチ | 1100 1000 | ▲500 ▲1000 | ▲300 | ▲300 |
南3 | ツモ 供託 リーチ | ▲4000 | ▲4000 | 12000 1000 ▲1000 | ▲4000 |
南3-1 | ロン 本場 | 12000 300 | ▲12000 ▲300 | ||
南3-2 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲700 ▲200 | ▲700 ▲200 | ▲1300 ▲200 | 2700 600 1000 ▲1000 |
南4 | 流局 リーチ | ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 | 3000 ▲1000 |
南4-1 | ロン 本場 | ▲1300 ▲300 | 1300 300 | ||
終了 | 持ち点 | 23400 | 18000 | 43100 | 15500 |
- | 選手名 | 沢崎 誠 | 茅森 早香 | 石橋 伸洋 | 日向 藍子 |
【南1局】
茅森選手が5巡目に先手をとってリーチ。そこに3つ鳴いた石橋選手がテンパイ追いつく。
結果は石橋選手が放銃、茅森選手が裏1枚の満貫でトップ争いに参戦。
(茅森選手、早いリーチでアガれて、さらに裏ドラ1枚が嬉しい)
【南2局】
日向選手がひとつ鳴いてから6巡目にテンパイ。そこに中盤、親の茅森選手がリーチにいく。
さらに沢崎選手がふたつ鳴いてからテンパイ入る。
この勝負は沢崎選手に軍配、300・500のツモアガリで親リーチをかわす。
(沢崎選手、しかけたところに親リーチで、1000点で勝負していくスタイルがしびれる)
【南3局】
ラス目の石橋選手が7巡目に親リーチでプレッシャーをかける。
そこに茅森選手がテンパイ、ダマテンで様子をみる。
この勝負は石橋選手に軍配、裏2枚の4000オールでトップに躍り出る。
(茅森選手、アガリ目もあったが親のリーチがあったので、アガリ逃しもやむなし)
【南3局1本場】
親の石橋選手がふたつ鳴いて7巡目にテンパイ。そこに終盤、茅森選手が勝負手でリーチにいく。
結果は日向選手がリーチ宣言牌で放銃、石橋選手が満貫でリードを広げる。
(石橋選手、親の満貫2連発で一気に復活してトップを半分手中に)
【南3局2本場】
ラス目の日向選手が6巡目に先手をとってリーチ。
すぐにこの手をツモアガリ、700・1300で加点してオーラスの親をむかえる。
(日向選手、ここをアガってオーラスの親に望みをかける)
【南4局】
親の日向選手が中盤に先手のリーチで勝負をかける。
他3選手は守備にまわる。そのままアガリが出ず流局、ひとりテンパイで親の連荘。
(日向選手、渾身の赤2枚リーチもアガリには届かず、次のチャンスをまつ)
【南4局1本場】
トップ目の石橋選手が4巡目に先制テンパイ、ダマテンで確実に狙っていく。
すぐに沢崎選手が放銃、石橋選手が1300のアガリで試合に決着。
自らのアガリで石橋選手がトップ獲得をきめる。
(石橋選手、最後に早い手が入って万全の体制でアガリきった)
第1試合 結果
第1試合は、終盤戦で親の満貫2回きめた石橋選手がトップ獲得。
序盤で先行した沢崎選手が2着に残っています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | ユーネクスト パイレーツ | 石橋伸洋 | +63.1 | ▲240.2 |
2着 | カドカワ サクラナイツ | 沢崎誠 | +3.4 | +142.8 |
3着 | セガサミー フェニックス | 茅森早香 | ▲22.0 | ▲211.7 |
4着 | 渋谷アベマズ | 日向藍子 | ▲44.5 | +554.5 |
第2試合 東場
東場は、流局と2000点のアガリだけ小場で進行していく。
持ち点の動きがほとんどなく、開始直後のような状態で南入します。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | パイレ | アベマ | サクラ | フェニ |
- | 選手名 | 小林 剛 | 松本 吉弘 | 内川 幸太郎 | 魚谷 侑未 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | 流局 リーチ | 3000 ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 |
東1-1 | 流局 リーチ | ▲1000 | ▲1000 | 3000 ▲1000 | ▲1000 |
東2-2 | ロン 本場 供託 | ▲2000 ▲600 | 2000 600 2000 | ||
東3 | 流局 リーチ | ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 | 3000 ▲1000 |
東4-1 | ロン 本場 供託 リーチ | 2000 300 2000 | ▲2000 ▲300 ▲1000 | ||
南入 | 持ち点 | 25000 | 23700 | 26300 | 25000 |
- | 選手名 | 小林 剛 | 松本 吉弘 | 内川 幸太郎 | 魚谷 侑未 |
【東1局】
ユーネクストパイレーツの小林剛選手が7巡目に先制の親リーチ。
他3選手は守備にまわる。そのままアガリが出ず流局、ひとりテンパイで親の連荘。
(小林選手、親の圧力を最大限に使ったペンチャンまちのリーチ)
【東2局2本場】
流局の親流れをはさんで東2局2本場。
渋谷アベマズの松本吉弘選手がひとつ鳴いて7巡目にテンパイ。
そこにカドカワサクラナイツの内川幸太郎選手がふたつ鳴いてテンパイ追いつく。
結果は松本選手が放銃、内川選手が2000のアガリで供託2本を回収。
(内川選手、序盤戦はテンパイとアガリで一歩リードか)
【東3局】
セガサミーフェニックスの魚谷侑未選手が中盤にチートイツでリーチを打つ。
他3選手は手が入らない。そのままアガリが出ず流局、ひとりテンパイで親流れ。
【東4局1本場】
流局の親流れをはさんで東4局1本場。
内川選手が6巡目に先手をとってリーチ。そこに松本選手がポンしてテンパイ。
結果は内川選手が放銃、松本選手が2000のアガリでリーチをかわす。
(内川選手、満貫手が成就せず。松本選手が機敏な動きでアガリきった)
第2試合 南場
南場は、松本選手が満貫級の連続アガリで競り合いから大きく抜け出す。
終盤戦は激しいトップ争いが繰り広げられます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | パイレ | アベマ | サクラ | フェニ |
- | 選手名 | 小林 剛 | 松本 吉弘 | 内川 幸太郎 | 魚谷 侑未 |
- | 持ち点 | 25000 | 23700 | 26300 | 25000 |
南1 | ツモ 供託 リーチ | ▲4000 | 8000 1000 ▲1000 | ▲2000 | ▲2000 |
南2 | ロン | 7700 | ▲7700 | ||
南2-1 | ロン 本場 供託 リーチ | 12000 300 1000 ▲1000 | ▲12000 ▲300 | ||
南2-2 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲3000 ▲200 | ▲6000 ▲200 ▲1000 | ▲3000 ▲200 | 12000 600 2000 ▲1000 |
南3 | 流局 リーチ | ▲1500 | ▲1500 | 1500 ▲1000 | 1500 ▲1000 |
南3-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | 8000 300 3000 ▲1000 | ▲2000 ▲100 | ▲4000 ▲100 | ▲2000 ▲100 |
南4 | ロン 供託 リーチ | ▲1500 ▲1000 | 1500 1000 | ||
南4-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲4000 ▲100 | ▲4000 ▲100 | ▲4000 ▲100 | 12000 300 1000 ▲1000 |
南4-2 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲2000 ▲200 | 8000 600 1000 | ▲2000 ▲200 | ▲4000 ▲200 ▲1000 |
終了 | 持ち点 | 20300 | 46400 | 1000 | 32300 |
- | 選手名 | 小林 剛 | 松本 吉弘 | 内川 幸太郎 | 魚谷 侑未 |
【南1局】
小林選手がふたつ鳴いて中盤にテンパイ。そこに松本選手がリーチにいく。
さらに魚谷選手がテンパイして役なしをダマテンで様子をうかがう。
この勝負は松本選手がツモアガリ、2000・4000で競り合いから一歩先行する。
(松本選手、今シーズンの好調をしめすような満貫のアガリ)
【南2局】
親の松本選手が中盤に先制テンパイ、3面まちをダマテンで確実に狙いにいく。
すぐに内川選手が放銃、松本選手が7700のアガリでリードを広げる。
(松本選手の広範囲のサイレントスナイパーが炸裂した)
【南2局1本場】
親の松本選手が中盤に満貫からのリーチを打つ。
結果は手詰まった魚谷選手が放銃、松本選手が満貫のアガリで持ち点は5万点超え。
(魚谷選手、手詰まったところにさらにあたり牌をつかんでは放銃やむなし)
【南2局2本場】
親の松本選手が中盤に先制リーチ。そこにラス目の魚谷選手が追っかけリーチにいく。
このめくり合いは魚谷選手に軍配、魚谷選手が3000・6000にツモアガリで2着浮上。
(魚谷選手、親リーチに真っ向勝負で失点をすぐに取り返した)
【南3局】
2着目の魚谷選手が5巡目に先制リーチ。そこに小林選手がテンパイ、ダマテンで様子をみる。
さらにラス目の内川選手が親のフリテンリーチに打って出る。
結果はアガリが出ず流局、小林選手がオリてふたりテンパイで親の連荘。
【南3局1本場】
小林選手が中盤に先手をとってリーチ。
この手を一発でツモアガリ、小林選手が2000・4000で2着逆転してオーラスへ。
(小林選手、抜群の安定感を裏付けるような、終盤での満貫のアガリ)
【南4局】
親の魚谷選手が3つ鳴いて中盤にテンパイ。そこにラス目の内川選手がリーチにいく。
結果は内川選手が放銃、魚谷選手が1500のアガリで連荘して次につなぐ。
(内川選手、仮テンの単騎まちに放銃は厳しい展開)
【南4局1本場】
親の魚谷選手が7巡目にトップ逆転が見える先制リーチ。
これを一発でツモアガリ、魚谷選手が4000オールでトップ逆転して親の連荘。
(魚谷選手、ここで一発ツモをひいてくる強さ)
【南4局1本場】
親の魚谷選手が終盤に先手のリーチ。そこに2着目の松本選手がポンしてテンパイ。
この勝負は松本選手がバシンとアガリ牌をツモアガリ、満貫でトップ逆転。
松本選手が再逆転でトップ獲得をきめる。
(松本選手、この試合でこの展開でトップを取ることへの、気持ちの強さを感じたアガリ)
第2試合 結果
第2試合は、オーラスで再逆転の満貫をきめた松本選手がトップを獲得。
一時は苦しい展開の魚谷選手が巻き返して2着に入っています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | 渋谷アベマズ | 松本吉弘 | +66.4 | +620.9 |
2着 | セガサミー フェニックス | 魚谷侑未 | +12.3 | ▲199.4 |
3着 | ユーネクスト パイレーツ | 小林剛 | ▲19.7 | ▲259.9 |
4着 | カドカワ サクラナイツ | 内川幸太郎 | ▲59.0 | +83.8 |
Mリーグ成績 76日目(2月16日)
今回の試合後のチーム成績です。
順位 | チーム名 | チームpt | 前回比 | 試合数 |
---|---|---|---|---|
1位 | 渋谷アベマズ | +620.9 | +21.9 | 76 |
2位 | カドカワ サクラナイツ | +83.8 | ▲55.6 | 76 |
3位 | チーム雷電 | +76.3 | - | 76 |
4位 | EX風林火山 | ▲9.6 | - | 76 |
5位 | 赤坂ドリブンズ | ▲103.7 | - | 76 |
6位 | セガサミー フェニックス | ▲199.4 | ▲9.7 | 76 |
7位 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | ▲208.4 | - | 76 |
8位 | ユーネクスト パイレーツ | ▲259.9 | +43.4 | 76 |
本日はユーネクストパイレーツが勝利。
石橋伸洋選手が終盤戦を親の満貫2回で制圧してトップを獲得しました。
次回も熱戦が期待されます。楽しみですね。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。