Mリーグ2020レギュラーシーズンは49日目。
今年も8チームが優勝を目指して、心・技・体を競います。
前回はEX風林火山が勝利。
滝沢和典選手が攻守に見事なバランスをみせて、トップを獲得しました。
それでは、今回の結果です。
Mリーグ結果 49日目(1月2日) 堀慎吾選手の四暗刻ツモ!
Mリーグ2020レギュラーシーズン、今回の対戦は次の4チームです。
チーム名 | チームpt | 順位 |
---|---|---|
渋谷アベマズ | +274.3 | 2位 |
コナミ麻雀格闘倶楽部 | +69.3 | 3位 |
カドカワサクラナイツ | ▲55.3 | 4位 |
セガサミーフェニックス | ▲294.9 | 8位 |
そして実況・解説はこちらのおふたりです。
実況 : 松嶋桃
解説 : 渋川難波
(青字は”カドカワサクラナイツ推し”の私の感想です)
第1試合 東場
東場は、セガサミーフェニックスの茅森早香選手が満貫でスタート。
しかしカドカワサクラナイツの堀慎吾選手が親番の四暗刻で圧倒します。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | 麻雀格 | アベマ | フェニ | サクラ |
- | 選手名 | 佐々木 寿人 | 日向 藍子 | 茅森 早香 | 堀 慎吾 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ツモ 供託 リーチ | ▲4000 | ▲2000 | 8000 | ▲2000 |
東2 | ツモ | ▲2000 | ▲4000 | ▲2000 | 8000 |
東3 | ロン 供託 リーチ | 2000 2000 ▲1000 | ▲2000 ▲1000 | ||
東4 | ツモ 供託 リーチ | ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 | 3000 1000 ▲1000 |
東4-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲16000 ▲100 | ▲16000 ▲100 | ▲16000 ▲100 | 48000 300 1000 ▲1000 |
東4-2 | 流局 | 1500 | ▲1500 | ▲1500 | 1500 |
東4-3 | ロン | 8000 900 3000 ▲1000 | ▲8000 ▲900 ▲1000 | ▲1000 | |
南入 | 持ち点 | 17300 | ▲9500 | 8400 | 83800 |
【東1局】
セガサミーフェニックスの茅森早香選手が中盤に先制リーチ。
これをスッとツモアガリ、茅森選手が2000・4000の好スタートをきる。
(茅森選手がきれいなテンパイをきれいにアガった)
【東2局】
カドカワサクラナイツの堀慎吾選手が終盤にテンパイ、ダマテンで静かに狙う。
これをすぐにツモアガリ、堀選手が2000・4000でこちらも好スタート。
(堀選手、終盤にチートイツドラドラのツモアガリは嬉しい)
【東3局】
コナミ麻雀格闘倶楽部の佐々木寿人選手が中盤に先制リーチ。
そこに親の茅森選手が追っかけリーチにいく。
このめくり合いは茅森選手が放銃、寿人選手が2000のアガリで親を流す。
(ここはアガリ枚数が多い寿人選手がしっかりアガリきった)
【東4局】
親の堀選手が中盤に先制リーチでプレッシャーをかける。
そこに寿人選手がふたつ鳴いてからテンパイ追いつく。
さらに終盤に茅森選手がテンパイ、ダマテンで様子をみる。
結果は堀選手がツモアガリ、1000オールで親の連荘。
(堀選手、先制から押し返されたもののしっかりツモアガれた)
【東4局1本場】
親の堀選手が中盤にツモリ四暗刻のリーチを打つ。
そして暗槓からリンシャン牌を静かに手元に置いて、ツモアガリを宣言。
堀慎吾選手が新年早々、四暗刻の16000オールをきめる!これは大きなお年玉!
(堀選手やった!!いつもと同じようにアガリ牌を置くのが印象的)
【東4局3本場】
流局をはさんで東4局3本場。茅森選手が7巡目に先制リーチを打つ。
そこに渋谷アベマズの日向藍子選手が追っかけリーチにいく。
さらに堀選手がチーしてテンパイ。寿人選手も追っかけリーチで4人テンパイ。
この勝負は日向選手が放銃、寿人選手が満貫のアガリで3軒リーチを制する。
(急に4人テンパイになって、一気に卓上が沸騰した)
第1試合 南場
南場は、流局の親流れで局が進んでいく展開。
終盤戦も局を消化していく展開で、テンポよく進んでいきます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | 麻雀格 | アベマ | フェニ | サクラ |
- | 選手名 | 佐々木 寿人 | 日向 藍子 | 茅森 早香 | 堀 慎吾 |
- | 持ち点 | 17300 | ▲9500 | 8400 | 83800 |
南1 | 流局 | ▲1500 | 1500 | ▲1500 | 1500 |
南2-1 | 流局 リーチ | 3000 ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 |
南3-2 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲2000 ▲200 | ▲2000 ▲200 ▲1000 | ▲4000 ▲200 | 8000 600 3000 ▲1000 |
南4 | ロン 供託 リーチ | 2000 1000 | ▲1000 | ▲2000 | |
終了 | 持ち点 | 18600 | ▲12200 | 700 | 92900 |
【南1局】
堀選手がひとつチーして先制テンパイ。日向選手はふたつポンして終盤にテンパイ。
結果はアガリは出ず流局、ふたりテンパイで親流れ。
(寿人選手が2着キープで的確なオリ。攻めだけでなく、守りでも強さをみせた)
【南3局2本場】
南2局1本場は流局で親流れ。流局をはさんで南3局2本場。
堀選手が7巡目に先制テンパイ、役なしダマテンで変化をまつ。
そこに日向選手が終盤にリーチを打つ。同巡、堀選手が追っかけリーチにいく。
この勝負は堀選手に軍配、一発ツモの2000・4000で加点してオーラスへ。
(堀選手が親をおろすために打ったリーチが、なんと一発ツモに化けた)
【南4局】
3着目の茅森選手が中盤に先制リーチ。そこにふたつ鳴いて寿人選手もテンパイ。
結果は堀選手が放銃、寿人選手が2000のアガリで2着キープして試合に決着。
そして堀選手が9万点超えの大トップ獲得をきめる。
(この試合、カドカワサクラナイツには大きな大きなお年玉になった!)
第1試合 結果
第1試合は、堀慎吾が親の四暗刻でダントツトップを獲得。
半荘最高得点の記録も更新して、うれしいお年玉になりました。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | カドカワ サクラナイツ | 堀慎吾 | +112.9 | +57.6 |
2着 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | 佐々木寿人 | ▲1.4 | +67.9 |
3着 | セガサミー フェニックス | 茅森早香 | ▲39.3 | ▲334.2 |
4着 | 渋谷アベマズ | 日向藍子 | ▲72.2 | +202.1 |
第2試合 東場
東場は、セガサミーフェニックスの茅森早香選手が連続アガリで先行。
渋谷アベマズの多井隆晴選手は満貫のアガリで後半戦での逆転を狙います。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | サクラ | フェニ | アベマ | 麻雀格 |
- | 選手名 | 沢崎 誠 | 茅森 早香 | 多井 隆晴 | 前原 雄大 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ツモ | ▲1000 | 2000 | ▲500 | ▲500 |
東2 | ツモ 供託 リーチ | ▲2600 | 7800 1000 ▲1000 | ▲2600 | ▲2600 |
東2-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲4000 ▲100 | 12000 300 1000 | ▲4000 ▲100 | ▲4000 ▲100 ▲1000 |
東2-2 | ロン 本場 供託 リーチ | 2000 600 1000 ▲1000 | ▲2000 ▲600 | ||
東2-3 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲1000 | 8000 900 1000 | ||
東3 | ツモ 供託 リーチ | ▲500 | ▲500 | ▲1000 | 2000 1000 ▲1000 |
東4 | 流局 リーチ | ▲1000 | ▲1000 | 3000 ▲1000 | ▲1000 |
南入 | 持ち点 | 6900 | 48200 | 26100 | 17800 |
【東1局】
セガサミーフェニックスの茅森早香選手が中をポンして3巡目のテンパイ。
これをすぐにツモアガリ、茅森選手が500・1000のアガリで静かにスタート。
(茅森選手が軽いアガリでちょこっと先行)
【東2局】
親の茅森選手が7巡目にフリテンリーチを打つ。
そこにコナミ麻雀格闘倶楽部の前原雄大選手がテンパイしてダマテンに。
結果は茅森選手がツモアガリ、2600オールで親の連荘。
(茅森選手、安めながら裏ドラ1枚でまずまずのアガリ)
【東2局1本場】
前原選手が暗槓から先制リーチ。そこに親の茅森選手がひとつ鳴いてテンパイ。
この勝負は茅森選手に軍配、4000オールのアガリでリードを広げていく。
(ここは茅森選手がリーチに押していってアガリきった)
【東2局3本場】
東2局2本場は茅森選手の2000のアガリでむかえた3本場。茅森選手が中盤に先制リーチ。
そこに渋谷アベマズの多井隆晴選手がテンパイ、ダマテンで狙っていく。
結果はカドカワサクラナイツの沢崎誠選手が放銃。
多井選手が満貫のアガリで親リーチをかわす。
(沢崎選手、全巡とおった牌なので放銃やむなし)
【東3局】
前原選手が4巡目に愚形まちながら先制リーチを打つ。
これをすぐにツモアガリ、前原選手が500・1000のアガリで親を流す。
(前原選手のガラクタリーチが炸裂した!)
【東4局】
多井選手が中盤に先手をとってリーチ。
他の選手に手が入らず、結果はアガリが出ず流局。
多井選手のひとりテンパイ、親流れで南場へ。
第2試合 南場
南場は、多井選手が満貫のアガリなどでトップに迫る。
終盤戦ではトップ争い、2着争いが激しさを増します。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | サクラ | フェニ | アベマ | 麻雀格 |
- | 選手名 | 沢崎 誠 | 茅森 早香 | 多井 隆晴 | 前原 雄大 |
- | 持ち点 | 6900 | 48200 | 26100 | 17800 |
南1 | ツモ 供託 リーチ | ▲4000 | ▲2000 | 8000 2000 ▲1000 | ▲2000 ▲1000 |
南2 | ツモ 供託 リーチ | ▲1000 | ▲2000 | 4000 1000 ▲1000 | ▲1000 |
南3 | ロン | 3900 | ▲3900 | ||
南3-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | 8000 300 1000 ▲1000 | ▲2000 ▲100 | ▲4000 ▲100 | ▲2000 ▲100 |
南4 | 流局 リーチ | ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 | 3000 ▲1000 |
南4-1 | ロン 本場 供託 | ▲2900 ▲300 | 2900 300 1000 | ||
南4-2 | ロン 本場 | ▲12000 ▲600 | 12000 600 | ||
南4-3 | ロン 本場 | ▲1500 ▲900 | 1500 900 | ||
南4-4 | ロン 本場 | 3900 1200 | ▲3900 ▲1200 | ||
終了 | 持ち点 | 5900 | 41000 | 29300 | 23800 |
【南1局】
多井選手が5巡目に先制リーチにいく。そこに前原選手が追っかけリーチを打つ。
さらに親の沢崎選手がふたつポンしてテンパイ追いつく。
結果は多井選手がツモアガリ、2000・4000でトップを追いかける。
(沢崎選手、後手の苦しい形からよくテンパイまで追いついた)
【南2局】
多井選手が中盤に先手をとってリーチ。
ふたつ鳴いてから茅森選手が終盤にテンパイ追いつく。
この勝負は多井選手に軍配、1000・2000のツモアガリでトップに迫る。
(沢崎選手、この試合も手がほとんど入らなくて厳しい)
【南3局】
親の多井選手が7巡目に先制テンパイ、ダマテンで様子をみていく。
この手に前原選手が放銃、多井選手が3900のアガリでトップ逆転。
(多井選手が勝負づよさをみせてきた)
【南3局1本場】
ラス目の沢崎選手が7巡目に先制リーチ。
このリーチを数巡後にツモアガリ、沢崎選手が2000・4000で3着浮上。
(沢崎選手、ようやくアガリ番がきた。裏ドラ1枚がでかい!)
【南4局】
親の前原選手が7巡目に先制リーチ。他の3選手は受けにまわる。
結果はアガリが出ず流局。前原選手がひとりテンパイで親の連荘。
【南4局1本場】
親の前原選手がふたつ鳴いて先制テンパイ。
ほどなく沢崎選手が放銃、前原選手が2900のアガリでさらに連荘。
(沢崎選手、アガリ3着勝負なので放銃やむなし)
【南4局2本場】
親の前原選手が7巡目にチーしてテンパイ。
そこに多井選手がリーチ宣言牌で放銃、前原選手が満貫のアガリで2着が目前に。
(多井選手、トップがぶらさがったテンパイでは放銃やむなし)
【南4局3本場】
親の前原選手がふたつチーして先手のテンパイ。
この手に多井選手が放銃、前原選手が1500のアガリで2着逆転。
(トッププロは誰がラス親でも最後まで気が抜けない)
【南4局4本場】
3着目の多井選手がふたつ鳴いて中盤にテンパイ。
この手に前原選手が放銃、多井隆晴が3900のアガリで2着再逆転に成功。
このアガリで茅森選手がトップ獲得をきめる。
(多井選手が力強く再逆転。茅森選手は終盤戦での丁寧な守りが光る)
第2試合 結果
第2試合は、序盤でトップにたった茅森選手が守りを固めてトップ獲得。
オーラス最後にアガった多井選手が2着にはいっています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | セガサミー フェニックス | 茅森早香 | +61.0 | ▲273.2 |
2着 | 渋谷アベマズ | 多井隆晴 | +9.3 | +211.4 |
3着 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | 前原雄大 | ▲16.2 | +51.7 |
4着 | カドカワ サクラナイツ | 沢崎誠 | ▲54.1 | +3.5 |
Mリーグ成績 49日目(1月2日)
今回の試合後のチーム成績です。
順位 | チーム名 | チームpt | 前回比 | 試合数 |
---|---|---|---|---|
1位 | EX風林火山 | +432.4 | - | 48 |
2位 | 渋谷アベマズ | +211.4 | ▲62.9 | 50 |
3位 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | +51.7 | ▲17.6 | 50 |
4位 | カドカワ サクラナイツ | +3.5 | +58.8 | 50 |
5位 | 赤坂ドリブンズ | ▲84.7 | - | 48 |
6位 | チーム雷電 | ▲146.5 | - | 48 |
7位 | ユーネクスト パイレーツ | ▲194.6 | - | 48 |
8位 | セガサミー フェニックス | ▲273.2 | +21.7 | 50 |
本日はカドカワサクラナイツが勝利。
堀慎吾選手が親の四暗刻で年明けを勝利で飾る。
その他の局面でも丁寧で的確な判断をみせて、トップを獲得しました。
次回も熱戦が期待されます。楽しみですね。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。