平成から令和になった2019年、東京オリンピック開催延期となった2020年。
それぞれの年に祝日の変更がありました。
そして2021年の祝日はどうなるのか。
結論から言うと、2021年も祝日の変更があります。
これは2021年に延期となった、東京オリンピック開催の影響によるものです。
その内容を次からみていきますので、ご参考にどうぞ。
2021年(令和3年)の祝日はどうなる?
祝日は法律によって決められており、内閣府によって公表されています。
2021年は、2020年に延期になった東京オリンピック開催の予定。
それに合わせて2020年と同様に、2021年の祝日の変更が法律によって決められました。
法律の名前が少し長めですが、こちらの法律です。
「平成32年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会特別措置法等の一部を改正する法律」
東京オリンピック開催期間は7月23日~8月8日。
この法律によって開催期間の始めと終わりに、3つの祝日が変更となります。
変更がある3つの祝日は、海の日・山の日・スポーツの日です。
内閣府のホームページに、法律で決められた祝日が掲載されてます。
【参考】内閣府ホームページ:国民の祝日について(令和3年(2021年)の祝日について)
2021年の海の日、山の日、スポーツの日はいつ?
東京オリンピック開催の前後に3つの祝日が変更になります。
変更になる海の日・山の日・スポーツの日の具体的な日にちは次のとおり。
海の日
- 7月22日(木)・・・ 7月19日(月)から変更
→東京オリンピック開会式の前日
スポーツの日(体育の日)
- 7月23日(金)・・・ 10月11日(月)から変更
→東京オリンピック開会式の当日
山の日
- 8月8日(日)・・・ 8月11日(水)から変更
→東京オリンピック閉会式の当日
(※8月9日(月)は振替休日)
祝日が違うカレンダーがあるのはなぜ?
2021年のカレンダーを見ると、海の日・山の日・スポーツの日が変更前のものがある場合も。
その理由は、国によって祝日変更の法律が決められたのが2020年11月下旬のためです。
そして2020年12月1日の定例閣議案件で祝日変更の法律が公布されてます。
翌年のカレンダー作成や発売は通常、夏から秋頃には始まります。
しかし、その時点では祝日変更の法律はまだ決定されていません。
そのため、カレンダー作成時は法律で変更される前の祝日を参考にせざるをえませんでした。
祝日が変更前のカレンダーがあるのは、このようなやむをえない事情によるものです。
うっかり祝日の日を間違えないようにご注意を。
なお、11月下旬以降に作成されたカレンダーは祝日が変更後のものになってます。
またグーグルカレンダーなど、ネットやアプリは祝日変更が反映済みのものが多く、安心です。
(※2020年12月現在、グーグルカレンダーはスポーツの日が体育の日になってます)
【参考】首相官邸ホームページ:令和2年12月1日(火)定例閣議案件
天皇誕生日は2月23日
平成は、天皇誕生日が12月23日でした。令和は、天皇誕生日が2月23日です。
令和元年は2019年5月1日から開始。
そのため令和3年となる、2021年は令和2回目の天皇誕生日になります。
なお、12月23日については祝日などの特別な扱いはなく、平日となってます。
天皇誕生日
- 2月23日(火)
さいごに
2021年(令和3年)の祝日の変更などについての説明でした。
ポイントは次のとおり。
- 7月22日・23日と8月8日が祝日
- 祝日の変更なので日数が増えることはない
- 祝日が変更前のカレンダーは法律で変更が決まる前に作成された
- 天皇誕生日は2月23日
- 12月23日は特別の扱いはなく平日
新型コロナウイルス感染症の影響で東京オリンピック開催もまだ予断を許さない状況。
もし、開催が再延期や中止になった場合は祝日の扱いはどうなるのか。
2020年には開催延期に際して、祝日の再変更はありませんでした。
そのため、2021年も延期などによる祝日の再変更の可能性は低いと見られます。
なにより、東京オリンピックが無事に開催されることが望まれます。
予定をたてるときなど、参考になれば幸いです。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。