暦やカレンダーで吉日といわれる日は大安、寅の日など多数あります。
その中でも最上の大吉日ともいわれる「天赦日」。
2020年は天赦日が7回あります。
その「天赦日がいつなのか?」「天赦日にするとよいとされていること」を紹介します。
また物事始めや物を出すことによい吉日と言われる一粒万倍日についても紹介します。
予定を立てたり行動を起こす際の参考にして、よい結果へとつながれば幸いです。
天赦日とはどんな日か
暦やカレンダーで吉日と言われる天赦日(読み方は「てんしゃび」「てんしゃにち」)とはどのような日なのか。
Wikipedia(ウィキペディア)には以下のとおり説明されています。
てんしゃにち、てんしゃび。
暦には「天しや」と書かれ、選日にも書かれる。
この日は、百神が天に昇り、天が万物の罪を赦(ゆる)す日とされ、最上の大吉日である。
そのため、天赦日にのみ「万(よろづ)よし」とも注記される。
天赦日は季節と日の干支で決まり、年に5回または6回ある。
出典:Wikipedia
また1973年に発足、創立46年の日本占術協会により出版されている「令和二年(2020年)九星開運暦」によると天赦日は以下のとおり説明されています。
字の如く、天が許すから何を行ってもよく、暦のうちの大吉日です。
ことに結婚や開業などのスタート、発明や研究の発表に最適です。
出典:令和二年 九星開運暦 日本占術協会編
いずれの説明においても様々な吉日の中でも特によい大吉日とされています。
1年で6回前後だけやってくる、貴重な大吉日です。
もし予定やスケジュールを合わせられるのあれば有効に活用したいところです。
2020年の天赦日カレンダー
天赦日は「季節」と「日の干支」で決まります。
2020年(令和2年)の天赦日は7回あります。
なお、天赦日を決める「季節」と「日の干支」は以下のとおりです。
季節 | 日の干支 |
立春から立夏の前日まで | 戊寅の日 |
立夏から立秋の前日まで | 甲午の日 |
立秋から立冬の前日まで | 戊申の日 |
立冬から立春の前日まで | 甲子の日 |
この「季節」と「日の干支」によって天赦日が決まります。
そのため、その年によって5~7回と天赦日が多い年と少ない年があります。
2020年(令和2年)は天赦日が例年より多く、7回あります。
天赦日の恩恵を活用する方法
天赦日は入籍、開業、財布の新調や研究の発表など、物事をスタートするのに良いとされています。
その他にも「天が万物の罪を赦(ゆる)す」「天が許すから何を行ってもよい」と言われています。
そのため、何事にも良い大吉日とされています。
しかし何事にもよいと言っても、法律や社会通念に反することをしてはいけないのは天赦日でも普段と同じです。
悪い行為を許されているわけではありません。
天赦日は1年で6回前後、およそ2か月に一度ペースでやってくる貴重なチャンスの日。
できるだけ大切に活用したいところです。
天赦日だから何かをしてみる
天赦日だから何かしてみるというのも、天赦日を活用する方法のひとつです。
神社に参拝に行く。旅行に行く。新しいことを始める。
天赦日を理由に何か行動を起こしてみるのも、天赦日の恩恵を活用する方法のひとつです。
何事にも良い大吉日であることを意識することで、良い気分で行動をしやすくなります。
予定を天赦日に合わせる
何かをする予定を天赦日に合わせることも、天赦日を活用する方法のひとつです。
事前に予定を立てたり、日程を調整できることであれば、それを天赦日に合わせます。
家電や車の購入などの「大きな買い物」。
また結婚や仕事や物の売買などの予定を「契約関連」。
さらに引っ越しや旅行の「移動関連」。
これらの予定を天赦日に合わせることで天赦日の恩恵を活用できます。
天赦日の恩恵を期待することも予定を合わせることの効用のひとつ。
そして予定を天赦日に合わせることは良い結果を求めて行動することにもつながります。
天赦日に行動することで必ず良い結果をもたらすとは限りません。
しかし良い結果を求める意識が良い結果へと結びつきやすくなることも、効用のひとつと言えます。
一粒万倍日とはどんな日か
暦やカレンダーで吉日と言われる一粒万倍日(読み方は「いちりゅうまんばいび」)とはどのような日なのか。
Wikipedia(ウィキペディア)には以下のとおり説明されています。
「一粒万倍」とは、一粒の籾(もみ)が万倍にも実る稲穂になるという意味である。
一粒万倍日は何事を始めるにも良い日とされ、
特に仕事始め、開店、種まき、お金を出すことに吉であるとされる。
但し、借金をしたり人から物を借りたりすることは苦労の種が万倍になるので凶とされる。
出典:Wikipedia
また1973年に発足、創立46年の日本占術協会により出版されている「令和二年(2020年)九星開運暦」によると一粒万倍日は以下のとおり説明されています。
一粒の種が万倍にも実る、という吉日です。
仕事始めや開店、種まき、お金を出すなど、すべてのスタートにいいが、
物を借りるにはいけない日です。
出典:令和二年 九星開運暦 日本占術協会編
いずれの説明においても一粒の籾がたくさんに増える稲穂に例えられます。
物事を始めること、物を増やすことによい日とみられています。
その一方で物やお金を借りるといったマイナスになることはよくないとみられています。
一粒万倍日は1か月に5回前後やってくるので、次の一粒万倍日が比較的すぐにやってきます。
2020年の一粒万倍日カレンダー
一粒万倍日は二十四節気の「節切り」と「日の干支」で決まります。
2020年(令和2年)の一粒万倍日は毎月4~6回あります。
なお、一粒万倍日を決めるための二十四節気の「節切り」と「日の干支」は以下のとおりです。
節切り | 日の干支 |
1月(立春、雨水) | 丑・午の日 |
2月(啓蟄、春分) | 酉・寅の日 |
3月(清明、穀雨) | 子・卯の日 |
4月(立夏、小満) | 卯・辰の日 |
5月(芒種、夏至) | 巳・午の日 |
6月(小暑、大暑) | 酉・午の日 |
7月(立秋、処暑) | 子・未の日 |
8月(白露、秋分) | 卯・申の日 |
9月(寒露、霜降) | 酉・午の日 |
10月(立冬、小雪) | 酉・戌の日 |
11月(大雪、冬至) | 亥・子の日 |
12月(小寒、大寒) | 卯・子の日 |
この二十四節気の「節切り」と「日の干支」によって一粒万倍日が決まります。
そのため、回数は月によってばらつきがあり、一粒万倍日が多い月と少ない月があります。
一粒万倍日の恩恵を活用する方法
一粒万倍日は物事をスタートすることによい日と言われています。
そのため仕事や新しいことを始める日を一粒万倍日に合わせることで、稲穂のようにたくさんの成果を期待することが活用の方法のひとつです。
またお金を出すのによい日とも言われています。
自己投資や物を購入などにお金を使い、その結果お金がたくさん増えることを期待することも活用の方法のひとつ。
ただし一粒万倍日を活用すれば必ず良い結果が約束されるわけではありません。
しかしその恩恵を意識して良い気分で物事を始めたりお金を使ったりすることで、より良い結果を期待しやすくなります。
一粒万倍日は1か月に5回前後やってきます。
天赦日によりもやってくる機会が多いのがいいところ。
一度チャンスを逃しても次の機会が比較的すぐにやってくるのが嬉しいところです。
天赦日と一粒万倍日、選ぶならどっち?
天赦日も一粒万倍日も吉日です。
しかしどちらかひとつを選ぶとしたら、個人的なおすすめとしては天赦日です。
理由は天赦日は「天が万物の罪を赦(ゆる)す日とされ、最上の大吉日である」「天が許すから何を行ってもよく、暦のうちの大吉日」と説明されていることです。
そして天赦日が数ある吉日の中でも「大吉日」と言われているからです。
また年に6回前後とチャンスが少なくレアな大吉日でもあります。
個人的な経験談としては、天赦日を入籍の際に使用する「天赦日婚」を、2010年10月25日の天赦日にしました。
九星気学をみて悪い時期を避け、算命学をみて天中殺の時期を避け、その上で天赦日を入籍日に決めました。
それ以来、事故や大病などのトラブルなく、夫婦でしっかりと生活することができています。
「元日婚」や「いい夫婦の日婚」など話題となる入籍日はありますが、「天赦日婚」は個人的におすすめです。
「天赦日と一粒万倍日の両方を選びたい!」という場合は、2020年は天赦日と一粒万倍日が重なる日が2回あります。
1月22日と6月20日が天赦日と一粒万倍日の両方が重なる日なのでチェックしておきましょう。
さいごに
暦やカレンダーで吉日といわれる、天赦日と一粒万倍日について紹介しました。
2020年の吉日の中では「1月22日」と「6月20日」は天赦日と一粒万倍日が重なる日なので、特におすすめの吉日になります。
また記念日から見てみると、3月12日の一粒万倍日は「財布の日」で、お金を出すのに良いとされる一粒万倍日との相性がよさそうです。
また9月2日の天赦日は「宝くじの日」でもあります。
吉日が必ず良い結果をもたらすとは限りませんが、よい気分で行動するきっかけにすることができます。
吉日を参考にしてよい結果につながれば幸いです。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。
2021年(令和3年)の天赦日についてはこちら。