
暦の上で吉日といわれる日は大安や寅の日など、たくさんあります。
それらの吉日の中で、最上の吉日ともいわれる「天赦日」。
天赦日の読み方は「てんしゃにち」または「てんしゃび」です。
2021年の天赦日は合計6回、1月・3月・6月・8月・10月・11月に1日ずつあります。
そこで「天赦日はいつなのか?」「天赦日にするとよいとされること」をお伝えします。
また、気になる「天赦日と一粒万倍日、どっちがいいか?」についても説明します。
開業、結婚、財布の購入をはじめ、いろいろな予定を考えるときのご参考にどうぞ。
そして開運やよい結果へとつながる、きっかけになれば幸いです。
天赦日とは
暦の上で吉日といわれる天赦日とはどんな日なのか?
Wikipedia(ウィキペディア)には次のように説明されてます。
てんしゃにち、てんしゃび。暦には「天しや」と書かれ、選日にも書かれる。
この日は、百神が天に昇り、天が万物の罪を赦(ゆる)す日とされ、最上の大吉日である。
そのため、天赦日にのみ「万(よろづ)よし」とも注記される。
天赦日は季節と日の干支で決まり、年に5回または6回ある。
出典:Wikipedia
また開運を占う専門家が集う、1973年に発足して創立47年の歴史がある日本占術協会。
その日本占星術協会が出版する「令和三年(2021年)九星開運暦」には次のように説明されてます。
字の如く、天が許すから何を行ってもよく、暦のうちの大吉日です。
ことに結婚や開業などのスタート、発明や研究の発表に最適です。
出典:令和三年(2021年)九星開運暦 日本占術協会編
Wikipediaと九星開運暦ともに、さまざまな吉日の中でも特によい大吉日と説明されてます。
1年間で5回~6回だけの、貴重なチャンスです。
もしも予定を合わせられるならば、有効に活用したいところです。
2021年の天赦日はいつ?
天赦日はいつになるのかは「季節」と「日の干支」によって決まります。
2021年(令和3年)の天赦日は合計6回。
そのうち、天赦日と一粒万倍日が重なる日が1月、3月、6月の合計3回あります。
2021年(令和3年)の天赦日は次のとおりです。
2021年(令和3年)の天赦日
- 1月16日(土) 一粒万倍日
- 3月31日(水) 一粒万倍日
- 6月15日(火) 一粒万倍日
- 8月28日(土)
- 10月27日(水)
- 11月12日(金) 大安
※1月16日、3月31日、6月15日は
天赦日と一粒万倍日が重なる
なお、天赦日がいつなのかは「季節」と「日の干支」で決まります。
その「季節」と「日の干支」は次のとおりです。
季節 | 日の干支 | 天赦日 |
---|---|---|
立春から立夏の前日まで (2月3日頃~5月4日頃) | 戊寅の日 (つちのえとら) | 3月31日 |
立夏から立秋の前日まで (5月5日頃~8月6日頃) | 甲午の日 (きのえうま) | 6月15日 |
立秋から立冬の前日まで (8月7日頃~11月6日頃) | 戊申の日 (つちのえさる) | 8月28日 10月27日 |
立冬から立春の前日まで (11月7日頃~2月3日頃) | 甲子の日 (きのえね) | 11月12日 1月16日 |
天赦日は1年間で5~6回あることが多いです。
天赦日は「季節」と「日の干支」で決まるので、多い年と少ない年があります。
2021年(令和3年)の天赦日は6回で、多い年にあたります。
天赦日にすること
天赦日にするとよいとされることはいろいろあります。
特に入籍、開業、財布の新調や研究の発表など、物事をスタートするのによいとされてます。
天赦日にするとよいとされることは次のとおりです。
天赦日にするとよいとされること
- 入籍・結納・結婚
- 開店・開業・仕事初め
- 財布の新調
- 発明や研究の発表
- その他、何事にもよい大吉日
これら以外のことでも、よいとされており
「天が万物の罪を赦(ゆる)す」「天が許すから何を行ってもよい」
とされる、何事にもよい大吉日といわれてます。
ただし注意することもあります。
天赦日が何事にもよいとはいえ、法律や道徳に反することがいけないのは普段と同じです。
他人を傷つけることなど、悪いことは許されません。
天赦日は1年で5、6回、およそ2か月に一度のペースでやってきます。
貴重なチャンスなので大切にしたいところです。
次に天赦日の利用のしかたの例をあげてみます。
天赦日だから何かをしてみる
天赦日だから何かをしてみるのも、天赦日を上手に利用する方法のひとつ。
神社に行って参拝する。
旅行に行ってリフレッシュする。
新しいことをスタートする。
天赦日を理由にして行動を起こすのも、天赦日を利用する方法のひとつです。
天赦日が「何事にもよい大吉日」と意識をすることで、いい気分で行動を起こせます。
天赦日にスケジュールを合わせる
天赦日にスケジュールを合わせるのも、天赦日を上手に利用する方法のひとつ。
日程を調整できることであれば、そのスケジュールを天赦日に合わせます。
例えば、買い物は日程を調整しやすいことのひとつ。
自動車や家電といった「大きな買い物」を天赦日に行うのはおすすめです。
また「大事な契約」はできれば日程の調整して、天赦日に合わせたいところ。
就職、結婚、家の賃貸契約などは、数年から場合によっては数十年と続くこともあります。
さらに「旅行・引っ越し」といった移動するイベントにも、天赦日を利用できます。
天赦日にスケジュールを合わせることの例
- 就職・雇用契約
- 賃貸・売買契約
- 結婚・結納・入籍
- 旅行・引っ越し
- 自動車や家電など高額な物の購入
天赦日にスケジュールを合わせることが、必ずよい結果を約束するわけではありません。
しかし天赦日を意識的に利用して、よい結果を期待してみてください。
いい気分、楽しい気分で行動することで、よい結果へとつながりやすくなります。
天赦日と一粒万倍日、どっちがいい?

天赦日と一粒万倍日、どっちがいいか?
どちらかひとつを選ぶなら、おすすめするのは天赦日です。
その理由は天赦日の説明にあります。
「天が万物の罪を赦(ゆる)す日とされ、最上の大吉日である」
「天が許すから何を行ってもよく、暦のうちの大吉日」
たくさんある吉日の中でも「最上」「大吉日」といわれることが、天赦日をおすすめする理由です。
また、年に5~6回だけのレア度が高い大吉日でもあります。
そして「天赦日と一粒万倍日、どっちも選びたい!」という人にも、チャンスはあります。
2021年は天赦日と一粒万倍日が重なるチャンスが3回。
1月16日(土)と3月31日(水)と6月15日(火)が、天赦日と一粒万倍日が重なる日です。
1年間で数少ない天赦日のなかでも、一粒万倍日と重なる激レア日。
ぜひチェックして、利用してみてください。
なお、一粒万倍日の詳細についてはこちら。
【参考】一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)とは【2021年版】
さいごに
暦で吉日といわれる、天赦日についての紹介でした。
2021年の6回の天赦日のうち、一粒万倍日と重なる日が3回。
1月16日(土)と3月31日(水)と6月15日(火)は特におすすめの吉日です。
占い芸人の島田秀平さんも「天赦日と一粒万倍日が重なる日」には注目してます。
年末のテレビ番組でも、翌年の「大吉日」として紹介してました。
また個人的な経験談としては、入籍に天赦日を使いました。
2010年10月25日の天赦日に婚姻届を役所に提出。
それ以来、夫婦円満で事故や大病などのトラブルもなく生活できてます。
天赦日を活用して開運やよい結果へと、つながるきっかけになれば幸いです。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。