
Mリーグ2020レギュラーシーズンは38日目。
今年も8チームが優勝を目指して、心・技・体を競います。
前回はEX風林火山が勝利。
二階堂亜樹選手が序盤に先行、終盤に逆転で鮮やかにトップを獲得しました。
それでは、今回の結果です。
Mリーグ結果 38日目(12月8日)
Mリーグ2020レギュラーシーズン、今回の対戦は次の4チームです。
チーム名 | チームpt | 順位 |
---|---|---|
渋谷アベマズ | +319.8 | 2位 |
コナミ麻雀格闘倶楽部 | +179.7 | 3位 |
ユーネクストパイレーツ | ▲56.2 | 5位 |
セガサミーフェニックス | ▲295.5 | 8位 |
そして実況・解説はこちらのおふたり。
EX風林火山の勝又健志選手がプレイヤー解説。
場況・手順・押し引きにスキがない、勝又選手の解説が楽しみです。
実況 : 松嶋桃
解説 : 勝又健志
(青字は”カドカワサクラナイツ推し”の私の感想です)
第1試合 東場
東場は、渋谷アベマズの白鳥翔選手が親の倍満でスタートダッシュ。
それをコナミ麻雀格闘倶楽部の佐々木寿人選手がまっすぐ追いかけます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | アベマ | フェニ | パイレ | 麻雀格 |
- | 選手名 | 白鳥 翔 | 和久津 晶 | 石橋 伸洋 | 佐々木 寿人 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ロン 供託 リーチ | 24000 1000 ▲1000 | ▲24000 | ||
東1-1 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲1300 ▲300 | 1300 300 1000 ▲1000 | ||
東2 | 流局 リーチ | ▲3000 | 1000 | 1000 | 1000 ▲1000 |
東2-1 | 流局 | 1500 | 1500 | ▲1500 | ▲1500 |
東2-2 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲8000 ▲600 | 8000 600 2000 ▲1000 | ||
東3 | ロン 供託 リーチ | ▲2000 | ▲1000 | 2000 1000 | |
東4 | 流局 リーチ | ▲1500 | ▲1500 | 1500 | 1500 ▲1000 |
東4-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲2000 ▲100 | 8000 300 2000 | ▲2000 ▲100 | ▲4000 ▲100 ▲1000 |
南入 | 持ち点 | 31700 | 12900 | 23900 | 31500 |
東1局、渋谷アベマズの白鳥翔選手が先制の親リーチでプレッシャーをかける。
そこにセガサミーフェニックスの和久津晶選手が勝負にいって放銃。
白鳥選手が槓ドラ・裏ドラものせて親倍のアガリで開幕猛ダッシュに成功。
(表ドラ2枚の手に槓ドラ・裏ドラも2枚ずつのったらかなわない)
東1局1本場、和久津選手が先制リーチにいく。
親の白鳥選手がまっすぐ押して放銃、和久津選手が1300のアガリで親番をもってくる。
(24000放銃の次に1300のアガリでは、まだまだ足りない和久津選手)
流局を2局はさんで東2局2本場、親の和久津選手がふたつ鳴いてテンパイ。
そこにコナミ麻雀格闘倶楽部の佐々木寿人選手がリーチにいく。
手詰まった白鳥選手が放銃、寿人選手が満貫のアガリでトップを追う。
(絶好調の寿人選手がヤマに無いアガリ牌を引き出した)
東3局、和久津選手が終盤に先制リーチ。同巡、寿人選手がひとつ鳴いてテンパイ。
結果は白鳥選手が放銃、寿人選手が2000のアガリで微差のトップに。
(寿人選手がなんだかんだで、東場で24000点差を追いついた。すごい)
東4局、親の寿人選手が先手をとってリーチ。
そこに終盤、ユーネクストパイレーツの石橋選手がテンパイ追いつく。
結果はアガリは出ず、ふたりテンパイの流局で寿人選手が親の連荘。
東4局1本場、和久津選手がドラの發をポンしてテンパイ。
そこに白鳥選手がテンパイ追いつく。さらに親の寿人選手がリーチを打つ。
この勝負は和久津選手に軍配、2000・4000のツモアガリで戦線に復帰。
(和久津選手のツモアガリで試合が面白くなってきた!)
第1試合 南場
南場は、南2局1本場に全員テンパイの勝負どころをむかえる。
この勝負どころを制した寿人選手が試合を有利に進めます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | アベマ | フェニ | パイレ | 麻雀格 |
- | 選手名 | 白鳥 翔 | 和久津 晶 | 石橋 伸洋 | 佐々木 寿人 |
- | 持ち点 | 31700 | 12900 | 23900 | 31500 |
南1 | ロン | ▲1000 | 1000 | ||
南2 | 流局 リーチ | ▲1000 | 3000 ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 |
南2-1 | ツモ 本場 供託 リーチ | ▲2000 ▲100 | ▲4000 ▲100 | ▲2000 ▲100 | 8000 300 2000 ▲1000 |
南3 | ロン | ▲3900 | 3900 | ||
南3-1 | ロン 本場 供託 リーチ | ▲8000 ▲300 | 8000 300 1000 ▲1000 | ||
南4 | 流局 リーチ | 1500 | ▲1500 | ▲1500 | 1500 ▲1000 |
南4-1 | ツモ 本場 供託 | ▲1000 ▲100 | ▲1000 ▲100 | 4000 300 1000 | ▲2000 ▲100 |
終了 | 持ち点 | 29000 | 3300 | 21200 | 46500 |
南1局、石橋選手がひとつ鳴いて先制テンパイ。
すぐに和久津選手が放銃、石橋選手が1000のアガリで白鳥選手の親を流す。
(石橋選手、勝負は親番・終盤の考えか)
南2局、親の和久津選手が先制リーチを打つ。
そこに白鳥選手がテンパイ追いつく、しかしダマテンで様子見からオリにまわる。
結果はアガリが出ず流局、親の和久津選手がひとりテンパイで連荘。
南2局1本場、寿人選手が先制リーチ。そこに白鳥選手がテンパイでダマテンに。
和久津選手もテンパイ追いつく、フリテンでダマテン。
終盤にはひとつ鳴いた石橋選手にもテンパイが入り、全員テンパイの勝負に。
このめくり合いは寿人選手が勝利。2000・4000のアガリでトップに躍り出る。
(ここでアガれるのが、寿人選手の今シーズンの好調ぶりの表れ)
南3局、石橋選手がひとつ鳴いて先制テンパイ。
そこにひとつ鳴いた寿人選手も同巡にテンパイ。
結果は和久津選手が放銃、石橋選手が3900のアガリで親の連荘。
(石橋選手が思い切りよくクイタンにいったのが、功を奏した)
南3局1本場、石橋選手がひとつ鳴いてテンパイ。
そこに寿人選手がリーチをうって攻めていく。
この勝負は石橋選手が放銃、寿人選手が満貫のアガリでリードを広げてオーラスへ。
(寿人選手が対戦相手をどんどん競り落としていく)
流局はさんで南4局1本場、石橋選手がひとつ鳴いて、3着確保のテンパイ。
これを終盤にツモアガリ、石橋選手が1000・2000のアガリで試合に決着。
この結果、寿人選手がトップ獲得をきめる。
(石橋選手が無理せず試合を終わらせる、そして寿人選手が強い!)
第1試合 結果
第1試合は、開始早々の東1局に親倍をきめた白鳥選手が2着に。
それを東場で逆転した寿人選手がトップを獲得しています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | 佐々木寿人 | +66.5 | +246.2 |
2着 | 渋谷アベマズ | 白鳥翔 | +9.0 | +328.8 |
3着 | ユーネクスト パイレーツ | 石橋伸洋 | ▲18.8 | ▲75.0 |
4着 | セガサミー フェニックス | 和久津晶 | ▲56.7 | ▲352.2 |
第2試合 東場
東場は、軽いアガリで局が進んでいく展開。
トップから4着まで、ダンゴ状態で南場にむかいます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | パイレ | 麻雀格 | フェニ | アベマ |
- | 選手名 | 瑞原 明奈 | 藤崎 智 | 茅森 早香 | 日向 藍子 |
- | 持ち点 | 25000 | 25000 | 25000 | 25000 |
東1 | ロン | 5800 | ▲5800 | ||
東1-1 | ロン 本場 | 1300 300 | ▲1300 ▲300 | ||
東2 | ツモ | ▲700 | ▲1300 | 2700 | ▲700 |
東3 | ロン | ▲2000 | 2000 | ||
東4 | 流局 リーチ | 1500 ▲1000 | ▲1500 | 1500 | ▲1500 |
南入 | 持ち点 | 28600 | 18000 | 29200 | 23200 |
東1局、セガサミーフェニックスの茅森早香選手がテンパイ、ダマテンで様子見。
そこにユーネクストパイレーツの瑞原明奈選手がひとつ鳴いてテンパイ追いつく。
結果はコナミ麻雀格闘倶楽部の藤崎智選手が放銃に。
瑞原選手が5800のアガリで好スタートをきる。
(瑞原選手が好スタート、ファン待望のトップはあるか)
東1局1本場、茅森選手がひとつ鳴いてテンパイ。同巡に藤崎選手もポンしてテンパイいれる。
すぐに渋谷アベマズの日向藍子選手が放銃、藤崎選手が1300のアガリで親を流す。
(ここは藤崎選手が周囲の速さに対応した)
東2局、茅森選手がふたつ鳴いて先制テンパイ。
これをスッとツモアガリ、茅森選手が700・1300のアガリで親番をむかえる。
(茅森選手が軽いアガリでリズムをつかむか)
東3局、日向選手がふたつ鳴いて先手のテンパイ。
終盤に瑞原選手がテンパイ、役なしをダマテンで様子見。
結果は瑞原選手が放銃、日向選手が2000のアガリで茅森選手の親を流す。
(この試合は小場で進んでいく展開か)
東4局、瑞原選手が中盤に先制リーチ。
そこに茅森選手がテンパイ追いつく、ダマテンで様子見。
結果はアガリが出ず、ふたりテンパイの流局で親流れ。
(東場のMAXアガリは5800で南入か)
第2試合 南場
南場は、茅森選手が満貫をアガって頭ひとつ抜け出すトップに。
そこに瑞原選手、日向選手がせまっていきます。
局-本場 | 備考 | 東家 | 南家 | 西家 | 北家 |
---|---|---|---|---|---|
- | チーム | パイレ | 麻雀格 | フェニ | アベマ |
- | 選手名 | 瑞原 明奈 | 藤崎 智 | 茅森 早香 | 日向 藍子 |
- | 持ち点 | 28600 | 18000 | 29200 | 23200 |
南1 | ロン | ▲3900 | 3900 | ||
南2 | ロン 供託 リーチ | ▲8000 | ▲1000 | 8000 1000 | |
南3 | ロン 供託 リーチ | 8000 2000 ▲1000 | ▲8000 ▲1000 | ||
南4 | ツモ 供託 リーチ | ▲1000 ▲1000 | 4000 1000 | ▲1000 | ▲2000 |
終了 | 持ち点 | 27600 | 8800 | 37200 | 26400 |
南1局、瑞原選手がひとつ鳴いて終盤に先制テンパイ。
そこに日向選手がひとつ鳴いてテンパイ追いつく。
結果は藤崎選手が放銃、日向選手が3900のアガリでトップにせまる。
(800点差で3選手のトップ争いが激しい)
南2局、茅森選手が中をポンして満貫のテンパイ。
そこにラス目で親の藤崎選手がリーチを打つ。
結果は瑞原選手がリーチ宣言牌で放銃、茅森選手が満貫のアガリでトップにぬける。
(瑞原選手、オリを選択できたけどテンパイしたら放銃もやむなし)
南3局、瑞原選手が5巡目の先制リーチ。
そこにラス目の藤崎選手が追っかけリーチを打つ。
このめくり合いは藤崎選手が放銃、瑞原選手が満貫のアガリですぐに2着復帰。
(藤崎選手はラス目なので分が悪くても勝負するしかない)
南4局、親の日向選手がふたつ鳴いてテンパイ。
そこに終盤、瑞原選手が逆転のリーチにいく。藤崎選手もテンパイしてダマテン。
結果は藤崎選手がツモアガリ。1000・2000のアガリで素点回復して試合決着。
このアガリで茅森選手がトップをきめる。
(瑞原選手がのトップ逆転へのリーチが熱かった。アガれなくて残念)
第2試合 結果
第2試合は、中盤に抜け出した茅森選手が逃げ切りトップを獲得。
さいごにトップにせまった瑞原選手が2着にはいっています。
着順 | チーム名 | 選手名 | 獲得pt | チームpt |
---|---|---|---|---|
1着 | セガサミー フェニックス | 茅森早香 | +57.2 | ▲295.0 |
2着 | ユーネクスト パイレーツ | 瑞原明奈 | +7.6 | ▲67.4 |
3着 | 渋谷アベマズ | 日向藍子 | ▲13.6 | +315.2 |
4着 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | 藤崎智 | ▲51.2 | +195.0 |
Mリーグ成績 38日目(12月8日)
今回の試合後のチーム成績です。
順位 | チーム名 | チームpt | 前回比 | 試合数 |
---|---|---|---|---|
1位 | EX風林火山 | +364.2 | - | 38 |
2位 | 渋谷アベマズ | +315.2 | ▲4.6 | 38 |
3位 | コナミ 麻雀格闘倶楽部 | +195.0 | +15.3 | 38 |
4位 | 赤坂ドリブンズ | +71.9 | - | 38 |
5位 | ユーネクスト パイレーツ | ▲67.4 | ▲11.2 | 38 |
6位 | カドカワ サクラナイツ | ▲288.7 | - | 38 |
7位 | セガサミー フェニックス | ▲295.0 | +0.5 | 38 |
8位 | チーム雷電 | ▲295.2 | - | 38 |
本日はコナミ麻雀格闘倶楽部が勝利。
佐々木寿人選手が序盤での大差のリードをひっくり返してトップを獲得。
今シーズンの好調ぶりを今日の試合でも存分に発揮しました。
次回も熱戦が期待されます。楽しみですね。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。