今回は面白いこととは何か、面白いことは存在するのかについて話をすすめていきます。
実際には面白いことはなく、面白いと感じることがある、と言えます。例えばあるスポーツを自分ひとりだけしか知らず、対戦相手もなく、話す相手もいなかったら、それは面白いでしょうか。
実際には共有する相手とコミュニティがあるから面白い、と感じることができます。そしてそれは面白いと感じさせる人や組織がいて、それによって面白いと感じて、ビジネスとして成立している、というところが実際のところのように感じます。
面白いことは存在しない
面白いことと感じることはありますでしょうか。趣味や娯楽など、面白いと感じることはあるかと思います。しかし実際には面白いと「感じる」のであって、そのもの自体が面白いというわけではありません。ただそのものがあるだけなのです。本がある、テレビ番組がある、野球がある。ただ存在するだけでそれ自体が面白いのではありません。
面白いことと感じるようにしている
それでは実際にはどうなのか。実際は面白いと感じるように思わされている、そのように意識づけをされている、というところが事象としては合っています。例えば野球ををとってみてもは面白いと感じる人もいるし、面白いと感じない人もいます。そして面白いと感じる人がそのように感じるのは宣伝の効果であったり、口コミであったり、或いは共通の話題として話すコミュニティに属することであるかもしれません。
何かを付加することで面白いと感じるようにしている、さらに言えば面白いと感じるように教育していると感じます。もしひとりで野球をするだけだとしたら、ひとりだけで野球を見て話す相手がいないとしたら、野球の年俸がゼロ円というブランディングだったら、面白いと感じるでしょうか。面白さがゼロにはならないかもしれませんが、かなり面白さが減ってしまうのではないかと思われます。
おもしろきこともなき世をおもしろく
これは幕末志士の高杉晋作が詠んだ歌です。面白いことがないから面白くしていく、というのがひとつの解釈とされています。幕末も今も同じく面白いものを作っていく世の中と見ることもできます。
面白いものを作ると世の中に広まっていきます。世の中に広まるということは良いサービスであり、それは売れる商品ということになります。世の中にはそのような商品で溢れていて、そしてこれからも商品が生まれきます。
おもしろきこともなき世をおもしろくなっていく、ということです。面白いと感じさせることができるものや商品を生み出していくことがビジネスのやり方のひとつ、と言えそうです。
まとめ
面白いことは面白いと感じさせられているもので、そのもの自体はただあるだけです。面白いと感じられるように付加価値を加えているのが実際のところで、それができると世に広まっていきます。付加価値はコミュニティであったり、ブランドであったり、いい気分であったりします。そのような面白いと感じさせることを扱えればビジネスとして成立するように感じます。
参考になれば幸いです。最後まで見て頂いてありがとうございました。