今回は恥の話です。「恥をかくことを恐れて思い切った行動ができない」「他の人にみっともないと思われたくないからやっぱりやめたことがある」ということはないでしょうか。
恥をかくという心理を自分の中で深掘りしていくことで、恥をかくという意識を乗り越えることができ、他の人の目を気にせず行動できるようになります。
恥をかくという意識は、自分の中のどのような考えから生じてくるのか。恥とはWikipediaによると以下のように説明されています。
対人場面における何らかの失態の結果や、失態場面の想像によって生じる対人不安の一種である
Wikipedia
恥をかくことでどんなことが起こるか、どんな不利益があるかを自分の中で突き詰めて考えていき、理解を深めることで恥をかくことの恐れを乗り越えることができます。そして自分にとっての本当の「恥をかく」とは何なのかを把握することで、恥をかくことの想像を取り払って、行動ができるようになります。
恥をかきたくないと思う心理
仕事で恥をかくことを想像した一例です。
恥をかく
↓
みっともない
↓
他人からの評価がさがる
↓
職場やその集団に自分がいられなくなる
↓
収入がなくなる
恥をかくことで起こることを深掘りした例です。法に触れるような行為をした場合は別ですが、実際にこのようなことが起こることはほぼないでしょう。収入がなくなった場合でも転職や他の方法で収入を得ることをやりなおすことは十分可能です。究極のところ、どんなに恥をかいても命は残ります。
他の人に対して恥をかきたくない意識
他の人にどう思われるかを意識する自分の問題です。自分の意識ひとつで変えることができます。他の人に対して恥をかくことによってどうなるかを自分の中で深掘りして考えていきます。
それによって恥をかくことが本当に致命的なことになるのか、自分の答えを導き出します。実際に恥をかいたとして、他の人はあなたが恥をかいたことを重要視しないし、忘れる、覚えていないことが大抵です。大きな事と捉えて覚えているのは自分だけ、ということが多いです。
自分の中での恥をかくという意識
例えば自分の身近で大切な尊敬する人に、「あなたみっともないよ」と言われたらどうでしょうか。恥ずかしいと感じるでしょうか。他の人に対して恥をかくよりもよほど恥ずかしいし、まずい状況と言えるのではないでしょうか。自分にとって大切な人に見放されるのはとても大きな損失と言えます。
このような恥ずかしい状況からの脱却するために行動の原動力へと変えることで行動を起こしていくことができるようになります。現状のまま行動しないことが恥につながる、だから行動を起こしていく。
他の人に対して恥ずかしいと意識して行動ができないのではなく、自分の中にある恥ずかしいという基準を意識して、そこから脱却するために行動をしていく。このように考え方をシフトし、克服していくことが大切です。
ここであげたように自分の恥の意識に影響を与えるくらい、身近で尊敬する大切な人というのはどれくらいいるでしょうか。比較的少数であることが多いことと思います。もし大勢いるという人はすでに恥をかくことを乗り越えて行動をしている人だと思われます。
まとめ
・恥をかくことで起こることを考える
・それを自分が納得するまで掘り下げるて理解する
・他の人は自分が恥をかいたことを記憶していない
・自分の中で恥と思うことの基準を決める
・自分の中の恥から脱却するために行動をする
恥をかくことの考え方の基準を他の人から自分の中に書き換えることが大切です。それにより他の人に対して恥をかくことを気にして行動できない状況をなくしていきます。そして自分の中の恥から脱却するために行動を起こしていきます。行動をしていくことで周りの目が気にならなくなっていきます。
参考になれば幸いです。最後まで見て頂いてありがとうございました。