タイトルのとおり、今回は漫画「キングダム」についての話になります。
2006年から週刊ヤングジャンプで原泰久先生が連載しているキングダム。今までも人気の長期連載で話題でしたが、先月に映画が公開されて更に話題になっています。
私のキングダムとの出会いは昨年、知人の勧めでコミックスを50冊まとめて渡されたのが発端です。最新刊まで約50冊を一挙に読みました。読み出すと面白くて止まらない。どこで読むことを中断するか迷ったものです。
ストーリーは面白いし、魅力的なキャラクターが多数出てきて何度も読み返してしまいます。そのキングダムで好きなキャラクターを数人、ピックアップして紹介していきます。
あらすじ
紀元前3世紀の古代中国の春秋戦国時代が舞台。後に始皇帝となる秦国の王である政と、秦国の武人で主人公の信の活躍を中心に描かれている中国歴史物語です。
推しキャラ
王翦
とにかく智将で頭がきれる。今の秦国では一番智謀が冴える武将かもしれません。昌平君と勝負したらどちらが勝つでしょうか。
物語全体では趙国の李牧が随一の智将のように描かれているのですが、李牧と互角に渡りあえるように感じます。現在、コミックス最新刊の54巻ではまさに王翦と李牧がにらみ合いをしているところです。これからどうなるでしょうか。
またセリフが少なく何を考えているかわからないミステリアスなところもポイント高いです。たまにセリフがあれば「私は自分が勝つ戦にしか興味はない」というような、やはり何考えているかわからないこと言います。こういうところが面白い武将です。
それと謎の兜をかぶっています。フルフェイスで目しかでていません。そして兜の後ろ側にも顔が掘られてる。やっぱりわけがわからない、そこがいいですね。
蒙恬
あまり武将らしくなくて名門の出でありながらそれを面倒に思っている様子や、いつも飄々としているところがいいですね。知勇兼備の能力に加えて素早くて機動力がある印象です。
また機転がきくところもあって、成長中ながら先が楽しみです。有力武将のなかでは数少ない見た目がかわいい系の容姿です。信、王賁、蒙恬の同期トリオの中では蒙恬が一番推しですね。
騰
王騎将軍を支える有能な副官。その後将軍になっても有能。知恵もあるし戦闘も強い「ファルファル」と音をさせながら敵を切る様子が面白い。ああいう表現はどこから出てくるのでしょうか。さすが第一線の漫画家はアイディアがすばらしいです。
私が基本的に有能な副官が大好きなので、騰将軍も例にもれず推しキャラに入ってきます。 将軍になってからは大きな戦闘の後に「録嗚未・・・惜しいやつをなくした」と戦死したことにして笑いを誘うシーンが好きです。
王騎
キングダムのストーリー上で王騎の存在は大きいですね。主人公の信の成長に大きな役割を担っています。そしてキャラが立ちすぎているほど立っていて、さらに武将としての強さは最強レベルです。
武将としても、キャラクターのとしても、非のうちどころがありません。正直、最初の方は無敵だと思っていたんですが、そうは問屋がおろさない展開でした。
あと見た目の印象ですが、三国志の呂布を思い浮かべます。体躯がでかくてデタラメな強さなところなど似ていると感じます。でも戦闘の強さは両者とも同じくらいかもしれませんが、頭の良さは王騎のほうが圧倒してますね。
荀早
魏国、凱孟将軍の参謀。荀早だけ秦国以外からピックアップです。
やる気のなさそうな口調で話をするところがいいですね。やる気はないけど智謀はある。完全に凱孟軍の頭脳と化していて、凱孟将軍にも重宝されている切れ者。かっこいいですね。
まとめ
推しキャラとして王翦、蒙恬、騰、王騎、荀早とあげました。
総じて頭がいい武将が好きですね。そして模範的な武人から逸脱した面を持ち合わせているところがこの5人に共通しているでしょうか。好みの傾向がかなりはっきり出ていて面白いです。
週刊ヤングジャンプ連載でストーリーは戦国モノでですが、「努力・友情・勝利」が感じられる話です。週刊少年ジャンプが好きな方には特におすすめですが、そうでなくても読んだことが無い方にはおすすめです。機会があればぜひ読んでみてください。