
新元号原案の全6案を名付けの観点から、画数の吉凶ほかを観てみました。
結論としては6案のうちでは「令和」が最良かと感じました。
画数の吉凶
どの案も画数は吉数です。凶数と言われる9画や14画は避けている印象を受けます。
また画数が多く、書きづらい名は避けているようです。
「令和」(れいわ)
画数5+8=13画
13画は吉数。
「英弘」(えいこう)
画数11+5=16画 ※草冠は6画で数える
16画は吉数。
「久化」(きゅうか)
画数3+4=7画
7画は吉数。
「広至」(こうし)
画数15+6=21画 ※広は旧字「廣」で15画で数える
21画は吉数。
「万和」(ばんな)
画数3+8=11画
11画は吉数。
「万保」(ばんぽう)
画数3+9=12画
12画は吉数。
読みづらい名は避ける
「久化」(きゅうか)はパッと見で(くか)とも読めるので間違えやすいかもしれません。
「万和」(ばんな)、「万保」(ばんぽう)は「万」が(まん)と読むのが一般的なので間違いやすいかもしれません。
濁音、半濁音の名は避ける
「万和」(ばんな)、「万保」(ばんぽう)は、濁音「ば」半濁音「ぽ」が含まれます。
そのためあえて選ばない、という解釈もできます。
今までの元号(明治、大正、昭和、平成)と比べる
めーじ、たいしょー、しょーわ、へーせー、と伸びる音を使って読むことができます。
「万和」(ばんな)は伸びる音がないので馴染むまで時間がかかるかもしれません。
まとめ
以上から「令和」(れいわ)、「英弘」(えいこう)、「広至」(こうし)が残ります。
「令和」(れいわ)は昭和の「和」があり、馴染みやすい。
「広至」(こうし)はいかにも年号という印象を受けます。主観ですが。
「英弘」(えいこう)は特にポイントはないのですが、この字の名前の人が多そうな印象があります。あえて選ばなくていい印象です。
決まると「それが一番いい」という印象を持ってしまうのですが。
「令和」(れいわ)は麗しい印象があり、良い元号になると感じました。