「何もしないだけ」のビジネスとは

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今回はなんもしないことをビジネスにしているという話です。「レンタルなんもしない人」というすごい人がいるのですが、知っていますか。

何がすごいかというとその名前のとおり、なんもしない人のレンタルサービスなのですが、それだけでツイッターフォロワー15万人超えです。さらには書籍や漫画も出版されています。

なんもしない人をレンタルで借りてどうするんだ?と思うかもしれません。使い途がなくて邪魔になると感じるかもしれません。しかしひとりでは場が持たないようなシーンなど需要があります。そんなレンタルなんもしない人を見ていきたいと思います。

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レンタルなんもしない人とは

レンタルなんもしない人は男性で、依頼があればその依頼に応じた場所へ行き、簡単なうけこたえ以外はただいるだけ、というサービス(?)をしています。ツイッターで仕事の募集ををしていますね。

『レンタルなんもしない人』というサービスを始めます。1人で入りにくい店、ゲームの人数あわせ、花見の場所とりなど、ただ1人分の人間の存在だけが必要なシーンでご利用ください。国分寺駅からの交通費と飲食代だけ(かかれば)もらいます。ごく簡単なうけこたえ以外なんもできかねます。

レンタルなんもしない人

「ごく簡単なうけこたえ以外なんもできかねます」の箇所に笑いを誘われます。国分寺という東京都心から距離をおきつつも東京都心に1時間弱で出られる距離が、何とも言えない丁度いい感があるように感じます。NHKのテレビなどで紹介されたということもありますが、ツイッターのフォロワー15万人超えはすごいの一言です。

レンタルなんもしない人の用途は

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2019年5月現在で最近の依頼内容はこのようなものがあります。いろいろな人のいろいろなニーズがあるものなのですね。

  • 「ZARDの坂井泉水さんの墓参に同行してほしい」という依頼
  • 「私のニオイを嗅いで、どれぐらいくさいのか教えてほしい」という依頼
  • 「新宿御苑の芝生で昼寝をしたいので見守ってほしい」という依頼
  • 「”1人ジャイアンリサイタル”をしたいので見届けてほしい」という依頼
  • 「お寿司を手で食べてみたいので同席してほしい」という依頼

ひとりで行うにはちょっと微妙というようなことや、全く知らない他人に確認してほしいことなどに需要があるようです。エチケット面で気になる部分を確認してもらうのは知らない他人なので気兼ねなくお願いできてアリな気がします。

自分だったらレンタルなんもしない人をどのように使うか考えてみると。

  • 「占いなど鑑定をしてもらうときに一緒に聞いてほしい」という依頼
  • 「マラソンなどで自己新記録に挑むときに記録を見届けてほしい」という依頼
  • 「ゲーム要員(特に麻雀)をひとり増やしたいので一緒にプレイしてほしい」という依頼

こんなところでしょうか。もう少し面白さやヒネリがある用途でないと依頼を受けてもらえなさそうです。

レンタルなんもしない人の面白いところ

元手なし、技術なしで需要を作ってビジネスにしているところがすごいと感じます。面白い発想だし、認知度を上げて集客できているのもすごい。そう思っていたら、このサービス、費用は交通費飲食費の実費以外は料金はタダなんですね。無料でやっているところもまたすごい。

それでも今や知る人ぞ知る有名人になっています。すぐに収入に直結するビジネスではありませんが信用は確実に、そして相当積み上がっているのではないでしょうか。また書籍や漫画になっているので長期的には収入につながっているようです。

なんもしないでただいるだけ、というサービスを考えついて、それを実行に移す行動力に脱帽です。またツイッターでの拡散にも成功しています。そう考えると誰でもできるかというと集客力などのマーケティング力が問われそうにも感じます。

レンタル何もしない人ではなく。レンタルなんもしない人。「何もしない人」だと冷たい感じがしますが「なんもしない人」だと妙に親近感が湧いて、ナイスネーミングだと感じます。

レンタルなんもしない人、ご本人はこのように考えているようですね。

こんなレンタルなんもしない人、ご利用を考えてみてはいかがでしょうか。

まとめ

レンタルなんもしない人とはこんなサービス(?)です。

  • 1人分の人間の存在だけが必要なシーンでご利用ください
  • 国分寺駅からの交通費と飲食代だけもらいます
  • 簡単なうけこたえ以外なんもできかねます
  • ツイッターでフォロワー15万人超えの有名人で需要は結構ある
  • すぐお金になるビジネスではないが、有名になれば信用になる

競争率が高そうですが、これはという用途があれば依頼をしてみてはどうでしょうか。面白い用途であれば採用率が高そうです。

参考になれば幸いです。最後まで見て頂いてありがとうございました。

雑記
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