ひとつ、面白いゲームがあるので紹介します。
ボードゲームと言って思い浮かぶものは何でしょうか?人生ゲーム、モノポリーなどでしょうか。
「カタンの開拓者たち」というボードゲームがあります。
面白さは鉄板で、20年以上にわたり世界中で愛されているベストセラーにしてロングセラーのボードゲームです。
自分もいまでも友人とプレイして楽しんでいます。その面白さを紹介したいと思います。
カタンの開拓者たちとは
ドイツ発祥のボードゲームです。
すごろくのようにゴールまで進んで行くタイプではなく、点数を積み重ねて、誰かが一定の点数に到達したらその人の勝ちになるタイプのゲームです。
プレイ人数は3人または4人で、プレイの平均時間は60~90分ほど(+準備に約10分)です。
1995年に発売されて現在、約2500万個の売上があります。また30以上の言語版があり、世界的に人気のボードゲームです。
ゲームの概要
六角形のタイルを並べて作られたカタン島を舞台に、それぞれのプレイヤーが未開の地を開拓していくことを競います。
プレイヤーが所有する土地から産出される資源(木材、粘土、麦、鉄、羊毛の5種類)を元手にして開拓を進めていきます。
開拓は道路・開拓地・都市の建設などによって進められ、開拓地や都市の所有とその他の条件が点数化されて、点数が10点に到達したプレイヤーの勝利となります。
カタンの開拓者たちをプレイしている様子です。
ゲームの面白さ
六角形のタイルを並べて盤面が作られるカタン島は、ランダムに作られるためゲームをする度にマップが変わる感覚です。
いくつかの勝ち筋がありますが、ランダムに作られるマップと所有する土地によって勝ちやすいパターンが異なり必勝法というものがありません。
発生確率が高い期待値が高い勝ち方を追い求める戦略性、一方でサイコロの目などによって状況が左右される偶発性の両方があります。
この両方を上手く利用して自分の勝利をたぐりよせるところがこのゲームの面白さのひとつです。
サイコロの目という偶発性があるため、実力だけでは勝負が決まらないことが、多くのファンを魅了しているポイントかもしれません。
ゲームの特徴
勝利のためにポイントを積み重ねていくゲームですが、積み重ねたポイントが減りにくいことが特徴です。
他のプレイヤーの足をひっぱる選択肢がかなり制限されているため、自分の点数を伸ばすことを中心に考えてプレイを進めることが多くなります。
そのためゲームを続けていると、よほどの均衡したゲームにならないかぎり、プレイの平均時間内でプレイヤーの勝利が確定します。
一方で、プレイヤー同士での資源の交換が可能で、互いに利益がある交換ができれば、他のプレイヤーよりも抜き出てゲームを有利に進められます。
プレイヤー間の交渉術に長けたプレイヤーが有利になりますが、逆に警戒されて交換を断られることが多くなるのも面白いところです。
ゲームの感想
基本的に熟練者の勝率が高くなるのですが、ランダムなマップとサイコロの目の偶発性によって、運の要素が生まれるところが面白いところです。
この偶発性は麻雀に通じるものがあるかもしれません。
同じメンバーでプレイしても勝率はわりと平均値に近づき、実力差は目立ちにくいです。
そのため誰でもワイワイと楽しみやすいところが良い点です。
またそれぞれのプレイヤーにより、得意な勝ち筋を持っていたり、こだわりの勝ち筋で勝負してきたりと、人の性格や特徴が出やすいところも面白いです。
少し専門的な話になりますが、自分の勝ち筋は麦の土地を押さえて都市の建設と発展カードで点数を積み重ねる勝ちパターンです。
開拓を行う要素として多くの場合、麦が必要になるので麦を押さえれば有利になるという、確率重視の戦略です。
ゲームの要素を増やしてさらに楽しむために「航海者編」「騎士と都市編」などの追加セットも発売されています。
もっと楽しみたいという要望に答える追加セットの発売からも「カタンの開拓者たち」の人気の高さが伺えます。
以前はブラウザでも無料のオンラインプレイができたのですが、今はスマホのアプリで基本プレイ無料の「Catan Universe」と600円買い切りの「Catan Classic」があるようです。
ゲーム好き、ボドゲ好きの人はボードゲーム版、スマホアプリ版をチェックしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
カタンの開拓者たちはこんなボードゲームです。
- 3~4人で未開の値の開拓により勝利を競う
- 期待値を求める戦略性と運の偶発性が混在
- 実力差が出にくい傾向で誰でも楽しみやすい
- 勝つと嬉しく、負けると悔しい
- 1995年から約2500万個売上のロングセラー
初めての場合はもし身近にいれば、経験者と一緒にプレイするとルールを覚えやすいです。
ボードゲームの話ですが、少しでも楽しんでもらえれば幸いです。
最後まで見て頂いてありがとうございました。