11月~12月は年賀状準備のシーズンです。家庭用プリンターで年賀状印刷をするなら早めにしたほうがスムーズに行えます。
その理由は12月はプリンターメーカーの問合せ窓口が大混雑するからです。年賀状印刷にプリンターを使う人からの問合せが激増します。
メーカー勤務・問合せ窓口勤務の経験から、その理由を説明します。
2020年の年賀状を準備する時期は?
日本郵便によると年賀はがきの販売時期は以下のとおりです。
郵便局などにおいて、2019年11月1日(金)から2020年1月10日(金)まで販売します。
日本郵便 2020(令和2)年用年賀葉書などの発行および販売より
年賀はがきは郵便局などで11月1日から購入可能です。
例年、元旦に年賀状を届けるためには12月25日頃までに年賀状をポストに投函することが推奨されています。
年賀状の準備は早めのほうがいい理由
年賀状を元旦までに届けるためには12月25日までにポストに投函する必要があります。
しかし11月のうちから早めに年賀状印刷にとりかったほうが準備がスムーズに進むことが多いです。その理由は12月になると年賀状印刷にプリンターを使う人からの電話問合せが激増するからです。
特に12月25日直前の土日祝日は問合せがピークに達します。
年賀状印刷の時期はプリンターメーカーの問合せ窓口もオペレーターを増員しますが、平常時に比べて何倍もの問合せがあるので、電話問合せの待ち時間がとても長くなります。
今年は12月21日(土)と22日(日)がピークにあたります。また12月に入ると平日であっても問合せがとても増えますし、土日はさらに問合せが増えます。
問合せが激増して混雑する理由は以下のとおりです。
それぞれ理由を解説します。
プリンター故障の問合せ
家庭用プリンターを日常的に使用している人は問題ないのですが、プリンターを久しぶりに使ったり、年賀状印刷でしか使わない人は故障が発生する可能性がぐんと上がります。
長期間動かさずにいた機器を久しぶりに動かすときにうまく動作しないことはプリンターに限らず、家電や車などでも多く見られます。
またプリンターを久しぶりに使用する際にインクが乾いてインクの排出口が詰まる「目詰まり」という症状が起こることがあります。
目詰まりはヘッドクリーニングで対処しますが、クリーニングで解消しないこともあります。
その他にも故障が発生すると、自分で故障が解決できない場合は問合せ窓口に連絡をすることになるので、問合せが増えて窓口が混雑することになります。
プリンター操作の問合せ
年賀状印刷をする人の年齢層はどうかというと、若い人より年配の人が多いことは想像に難くありません。
そして年配の人にはプリンターやパソコンの操作に不慣れな人が、若い人よりも多くみられる傾向があります。そのため年賀状印刷の時期になるとプリンター操作や使い方の問合せが多くなります。
またプリンターやパソコンの操作に不慣れな人に電話で案内をすることは場合によっては熟練のオペレーターでもとても時間を要するケースもあります。問合せ対応の時間が長くなれば、その分混雑して電話の待ち時間が長くなります。
これらのことから問合せが増えて窓口が混雑することになります。
プリンター初期設定の問合せ
年賀状印刷のためにプリンターを購入する人も多くいます。またプリンターが故障して修理ができずに買い替えをするケースもあります。
これらのことから、年賀状準備の時期、特に12月はプリンターがとてもよく売れる時期です。そしてプリンターを購入すると、使用する前に初期設定が必要です。
インストールやネットワーク設定など、プリンターの初期設定方法がわからないと問合せ窓口に連絡をすることになるので、問合せが増えて窓口が混雑することになります。
またプリンターの操作と同様に、年配の人は初期設定も不慣れな人が多くみられる傾向があります。
そしてプリンター初期設定は問合せの中でも案内に時間を要するもののひとつです。問合せ対応の時間が長くなれば、その分混雑して電話の待ち時間が長くなります。
これらのプリンターの購入と初期設定に関わることも、問合せ窓口が混雑することにつながります。
プリンターの購入も早めのほうがいい
プリンターの購入についても、購入するのであれば早めのほうがおすすめです。
年賀状印刷のためや故障の買い替えなどでプリンター購入する人が12月は特に増えます。買い手が増えると売り手市場になり、値上げもしやすくなります。
そのため早めに購入することでお得に購入できる可能性が上がります。また最新モデルよりも昨年のモデルのほうがお得に購入できます。
そして12月になるとお目当ての商品が在庫切れ、ということもありえます。
これらのことから、年賀状印刷でプリンターを購入するなら早めがおすすめです。代表的な人気のおすすめプリンターを紹介します。
お手頃価格のシンプルモデル
機能をコンパクトにまとめたお手頃価格のプリンターです。
液晶パネルが無かったり、小さかったりするので設定や操作が難しく感じる場合もあります。しかしプリンターの扱いに慣れている人にはコスパがいい商品です。
お手頃価格なので売れ筋商品ですが、プリンターの扱いに慣れていない人は設定や操作などでわからない場合は窓口に問合せの必要が生じることがあるので注意が必要です。
- キヤノンプリンター インクジェット PIXUS TS3130S
- エプソンプリンター インクジェット カラリオ PX-049A
液晶パネルも大きいハイスペックモデル
お値段以上のハイスペックモデルです。
液晶画面が大きく、タッチパネルで操作できるので扱いやすい商品です。タッチパネルで操作できるのでプリンターの扱いに不慣れな人でも比較的操作しやすいことが多いです。
6色インクで写真などもキレイに印刷ができます。また給紙が全面・背面の両方からできるのも便利なところのひとつです。
- キヤノンプリンター インクジェット PIXUS TS8230
- エプソンプリンター インクジェット カラリオ EP-881A
まとめ
さいごにまとめです。家庭用プリンターで年賀状印刷は早めにするのがいい理由を説明しました。
年賀状の発売は11月1日からなので早めに年賀状印刷をするのがおすすめです。
年賀状印刷がスムーズに進めばいいのですが、何かあった場合は12月からプリンターメーカーの問合せ窓口がとても混雑します。早く準備を進めることで不慮の事態があってもスムーズに進めやすくなります。
またプリンター購入も早めのほうがよりお得に購入できる可能性が上がるのでおすすめです。在庫切れも避けやすくなります。
年賀状印刷を予定しているのであれば早めにすることを検討してみてはいかがでしょうか。
参考になれば幸いです。最後まで見ていただき、ありがとうございました。