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団塊世代と若い世代のモチベーションの違いとは

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今回はモチベーションの話です。会社で働いていてモチベーションがおきない、周りの人、特に年配の人のように会社一筋で働ける理由がわからない。そのような人に理由がわかる書籍の紹介です。

尾原和啓さんの著作、モチベーション革命という書籍です。Amazonビジネス書で二位ランクイン(当時一位は西野亮廣さんの「革命のファンファーレ」)のベストセラー書籍です。

自分は働くことのモチベーションについて本書を読むことで理解を深めることができました。今までの時代とこれからの時代の働くモチベーションについて知りたい方、自分が好きなことの知り方に興味がある方は本記事がお役に立てると思います。

モチベーション革命 尾原和啓 著

この書籍からモチベーションの感じ方、世代間でのモチベーションの差異について説明していきます。

何もなかった世代とすでにある世代

「なんのために頑張るのか」という働くための価値観、つまりモチベーションがある世代を境に大きく変わってきています。
団塊世代より10年以上も上の世代は戦後何もなかったころに欲望とともに成功に向かって駆け抜けました。欲望への飢餓感と上昇志向とともに成り上がっていきました。ないものをいかに埋めるか。それが最大のモチベーションだったのです。
今の30代以下は団塊世代以上とは全く異なる価値観を持っています。生まれたころからすでに何もかもが揃っていたので、物や地位などを欲して頑張ることはない。埋めるべき空白がそもそもないのです。

モチベーション革命

戦後の世代と今の30代以下で大きく違うのは、食べることに困った経験の有無があげられます。食べることは命の危機に直結するのでそれから逃れることは大きなモチベーションになると思います。

自分自身が上の世代の人々が会社で働く様子を見て「何故あれだけ盲目的に働けるのか」と自分の考え方との違いに違和感を感じていました。その答えのひとつが「ないものをいかに埋めるか」という時代と「生まれたころからすでに何もかもが揃っていた」という時代の違いから生じるモチベーションの差にあることが本書でわかりました。

何もなかった世代は立身出世のためなら家族を犠牲にしてしまうのが、企業戦士としてむしろ美徳とされてきました。彼らには「自分たちこそがこの国を作っている」「この社会を支えている」という自負があった。
そんな時代をしらない30代以下の世代にとって、最も犠牲にしたくないものが「自分の時間」です。仕事が絶対ではなく、仕事と並列に、家庭や自分の時間を大切にしたい。

モチベーション革命

これはわりと広く知られている内容です。自分も他のところでも見たことがある内容だと感じました。しかしこの感覚の差をきちんと知っておくと周囲の人がみんなが「仕事最優先」という環境にあっても、自分だけ感覚がおかしいのではないか?という錯覚におちいらずにすむと思います。自分の時間を優先する感覚があってもいいし、大切だと思います。

幸せには5種類ある

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アメリカ人心理学者のマーティン・セリグマンが唱えたように、人間の欲望というのは 「達成・快楽・意味合い・良好な人間関係・没頭」の5つからなります。
団塊世代以前は前の2つ「達成」「快楽」を強く欲しました。
30代以下の世代はうしろの3つ「意味合い」「良好な人間関係」「没頭」を重視します。「身体的、心理的、社会的な快楽」を味わうことのためだけに、一心不乱に頑張ることができないのです。金銭や物理的な報酬と関係なく、自分の好きを追求する。

モチベーション革命

団塊世代以前と30代以下の時代背景の差から、欲する欲望に違いがでています。このこともそれぞれの世代の考え方の差として現れてきていることがよくわかります。金銭や物理的なものがなかった時代と、すでに揃っていた時代の差で欲望に違いがでてくるのは当然のことと思えます。

やりたいことがないのは不幸?

やりたいことがない人にとっては、これからの時代は生き辛いでしょう。
何もなかった世代では、大きな目標は誰かが掲げてくれたので、必死に「達成」を追い求めれば幸せでした。
しかし今は「何が楽しいの?」「何をやりたいの?」ということを常に問われ、自分で決めていかなければいけない時代です。

モチベーション革命

これは自分の中ではぼんやりしていたことをはっきりと言ってくれています。今は目標を自分で決めていく時代、ということです。何が楽しいか、何をやりたりか、つまり「あなたの好きなことはなんですか?」ということに答えがないと生き辛くなっていく、と言えます。自分自身、好きなことを即答できずに現在まできているので、答えを探さないとこれからますます大変になっていきそうな予感があります。

任天堂の故・岩田聡元社長の言葉。
「『労力の割に周りが認めてくること』がきっとあなたに向いていること。それ『自分の強み』を見つけるわかりやすい方法だ」

モチベーション革命

自分に向いていること、強みを見つける方法として他の人が褒めてくれることを探す、という似たような話は以前から様々な場面で聞いたことがありました。しかしこの言葉の中『労力の割に周りが認めてくること』の「労力の割に」という言葉が自分には特に響いてピンときました。自分ができること、というと漠然としてよくわからなかったりするのですが、「労力の割に」という言葉が、他の人との差を相対化して考えることをわかりやすく表していると思います。

まとめ

「ないものがない」時代から生きる「乾けない世代」は、上の世代に比べ、「達成」や「快楽」よりも「意味合い」「良好な人間関係」「没頭」に意味を置く世代であること。この世代だからこそ作れる価値があるということ。その新しい価値は自分だけの「好き」や「歪み」から生まれやすいということ。

モチベーション革命

団塊から上の世代と30代以下の世代のモチベーションの差についての解説でした。「ないものをいかに埋めるか」と「生まれたころからすでに何もかもが揃っていた」という時代の違いから生じる差を知ることで世代の違いによる感覚の違いが生じている理由を理解できます。自分の感覚がおかしいのではなく、時代背景の差からもたらされるモチベーションの違いに起因してることを認識できます。

そしてこれからは自分が何をやりたいかを自分で決めることが大切です。「あなたの好きなことはなんですか?」この質問に答えられるかが、これから生きやすくなるか、生き辛くなるか、ひとつのポイントになってきます。

本書は全4章なのですが、興味を惹かれた部分が1~2章だったのでとりあげたのはこの部分になります。3章は組織のマネジメント視点の話、4章は個人としての生き方の話です。本書はkindleunlimitedに加入していれば無料で読めます。興味がある方は読んでみてはいかがでしょうか。

参考になれば幸いです。最後まで見て頂いてありがとうございました。

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